Deutsch-Sprachkurs 1981 ドイツ語学研修 (3/5)
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Inhalt 目次
1 Deutschland Teil1 ドイツその1
2 Sommerferien Schweiz und Österreich 夏季休暇 スイスとオーストリア
3 Deutschland Teil2 ドイツその2
4 Deutschland Teil3 ドイツその3
5 Niederlande und Italien オランダとイタリア
3 Deutschland Teil2 ドイツその2
3-1 Passau パッサウ
3-2 Landshut ランツフート
3-3 Bayreuth バイロイト
3-4 Göttingen ゲッティンゲン
3-5 Travemünde` Lübeck
 トラベミュンデ~リューベック
3-6 Kiel キール
3-7 BernKastel ベルンカステル
3-8 Trier トリーア
3-9 Koblenz コブレンツ
3-10 Rhein ライン
3-11 Hannover ハノーファー
3-12 Aachen アーヘン
3-13 Köln ケルン
3-14 Mainz マインツ
3-15 Worms ヴォルムス
3-16 Hamburg ハンブルク
3-17 Lüneburg リューネブルク
3-18 Bremen ブレーメン
3-19 Nachwort あとがき
東西ドイツ地図(1981年)
スイス・オーストリア夏休み旅行を終え、オーストリア・リンツから①ドイツ・パッサウへ。②ランツフート~③バイロイトを経由して④ゲッティンゲンへ。ここで9月から2月まで6か月間、語学研修(2か月×3コース)を受けつつ、週末にドイツ各地へ。
3-1 Passau パッサウ
・オーストリア・リンツから北西へ約100km、鉄道で約1時間。ミュンヘンから東へ約170km。鉄道で約2時間。
・人口約5万2千人。国境の町
・絵葉書:ドナウ川(中央)と、その支流イン川(左)、イルツ川(右)の3河川が合流。
・右:観光地図。
写真3-1-2 オーバーハウス砦より
写真3-1-1 市庁舎 写真3-1-3 ドナウ川とイン川
左:Rathaus 市庁舎(1298~)。高さ38mの塔は1892年に増築。
右上:Aussichtspunkt Veste Oberhaus オーバーハウス砦展望台から市街地の眺め。
右下:同展望台から。手前はドナウ川、奥はイン川。水の色が明らかに違います。
●Dom 大聖堂     写真3-1-4 西面とマクシミリアン1世の銅像
大聖堂(17世紀)は、アルプスの北側にあるバロック様式教会では最大級とのこと。双塔の高さは68m。
上の(写真3-1-2)市街地の写真の左側に、その威容が写っています。
Domplatz ドーム広場に建つ Denkmal für König Maximilian I Joseph von Bayern バイエルン王マクシミリアン1世の銅像
左:教会小冊子に写っている交差ドームの高さは69m。
写真3-1-5 東面とヴィッテルスバッハ噴水 写真3-1-6 北面
左: Residenzplatz レジデンツ広場に建つ Wittelsbacherbrunnen ヴィッテルスバッハ噴水。パッサウが、バイエルン加盟100周年を記念して1903年に設置したとのこと。
右:北面、全長102m、幅37.5mで、ケルン大聖堂の約2/3とけっこうな大きさ。
写真3-1-8 説教壇
写真3-1-7 祭壇 写真3-1-9 内陣東向き
左:祭壇(1953)のテーマはSteinigung des Kirchenpatrons(教会守護神の石打ちの刑)。
右上:黄金に輝く Kanzel 説教壇(1726)。
写真3-1-10 内陣西向き 写真3-1-11 ドームの見上げ
左:正面のパイプオルガンは、訪問時も今も世界最大だそうです。
右:ドームの見上げ。美しくも、南ドイツでバロック様式を見た後では、控えめな印象。
3-2 Landshut ランツフート
・パッサウから西へ約120km。鉄道で約1時間半。
・人口約73,000人。Landsfut の語源は Hut und Schutz des Landes(土地の警備と保護)とのこと。
・日本のガイドブックには紹介されていないマイナーな都市です。ドイツ・ゴシック様式の教会は、垂直性が特徴ですが、それが最も現れた Martinskirche マルティン教会を訪ねました。
写真3-2-1 城門 写真3-2-2 旧市街
左:旧市街の入口にある Ländtor 城門(13世紀)。城壁に八つあった城門の生き残り。名前は、イザール川のいかだの発着場所「Lände」に由来するとのこと。
右:Altstadt 旧市街。正面にこれから訪れるマルティン教会の塔が見えます。通りの左手にはゴシック様式の市庁舎。3棟の建物を買収して改修したらしい。
写真3-2-3 イザール川河畔にてマルティン教会とトラウスニッツ城
ドナウ川の支流イザール河畔にて。中央のマルティン教会(1500)の塔130.6mは世界で最も高いレンガ造とのこと。右上丘の上は Burg Trausnitz トラウスニッツ城(1150~)。今はバイエルン国立博物館の分館として一般公開されているようです。
写真3-2-4 内陣 写真3-2-5 ステンドグラス
左:確かにこれほどシンプルで高さが強調されたゴシック様式教会はなさそう。全長92m、幅28.65m、天井高28.8mとそれなりの大きさ。
3-3 Bayreuth バイロイト
・ランツフートから北へ約200km。鉄道で約3時間。人口74,000人。
ワーグナー(1813-83)が晩年居を構え、自らの作品のために祝祭劇場を建築(1876)。同劇場では音楽祭が毎年開催
右:観光地図 Wegweiser durch Bayreuth(バイロイトの道しるべ)
写真3-3-1 球噴水 写真3-3-2 ワーグナー博物館
左:市庁舎前庭の Kugelbrunnen 球噴水。前庭は2022年現在再整備中です。
右:ワーグナーの終の棲家 Haus Wahnfried ヴァーンフリート・ハウスは、Richard Wagner Museum ワーグナー博物館として公開されています。
3-4 Göttingen ゲッティンゲン
・フランクフルトから北東へ約2時間。
・人口約11万7千人の大学町。先の大戦で旧市街の多くは被災を免れ、歴史的な町並みが残る。
・左絵葉書の左下の塔が、Goethe-Institut ゲーテ・インスティテュート(語学学校、以下「G.I.」という)のゲッティンゲン校。9月から2月まで6か月間はここで語学研修(2か月×3コース)。
左:1981年夏の旧市街地を描いたポスター
右:(左) Gänseliesel ガチョウ番の娘リーゼルと St.Jocobi Kirche 聖ヤコビ教会の額。
(中央)Aktuell in Göttingen 12/1981 イベントの案内。
(右)観光地図。ポスター・額は、今も部屋の飾り。
写真3-4-1 Marktplatz マルクト広場と Altes Rathaus 旧市庁舎
マルクト広場のガチョウ番の娘リーゼルの泉と旧市庁舎(1270~)。行政機関は、1978年に完成した新市庁舎へ移転し、観光案内所・イベントなどで使われています。
写真3-4-2 ガチョウ番の娘リーゼルの泉 写真3-4-3 ユンケル居酒屋
左:ガチョウ番の娘リーゼルの泉は町のシンボル。
右:Junkernschänke ユンケル居酒屋。15世紀の木組みの家。
写真3-4-4 シュレーダーシェス・ハウス 写真3-4-5 聖ヤコビ教会
左:Schrödersches Haus シュレーダーシェス・ハウス。建物の名前は、1883年頃に建物を購入した August Schröder にちなむらしい。
右上:St. Jacobi Kirche 聖ヤコビ教会(1433)。高さ72mの塔は、ゲッティンゲンの旧市街で最も高い建物とのこと。
右:教会の小冊子と、右のモノクロ版は、ダイジェスト版。
写真3-4-6 Deutsches Theater ドイツ劇場
ドイツ劇場(1890)。市内最大の劇場。G.I.から約1km、徒歩14分。安い学割料金でたびたび出かけました。
写真3-4-7 Stadthalle タウンホール 写真3-4-8 公演のパンフレット
写真3-4-9
左上:タウンホール(1964)という名のイベントホール。G.I.から約750m、徒歩8分。コンサートなども多くあります。
右上:公演パンフ。左からバレエ:チャイコフスキー・白鳥の湖。演劇:アンネの日記(ドイツ劇場)。ゲッティンゲン交響楽団:チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第一番他(タウンホール)。詳しくはあとがきで。
左:タウンホール前の噴水。
写真3-4-10 旧市庁舎方向
写真3-4-11 聖ヨハニス教会南面 写真3-4-12 聖ヨハニス教会西面
左上:正面の旧市庁舎の西側に St.Johannis Kirche 聖ヨハニス教会(1348)があり、写真左側に教会側面が写っています。
左下:見るからにゴシック様式ですが、8角形の塔がユニーク。高さ62mの北塔(右側)は1921年まで500年以上、市の警備員(Türmer)の住いで、敵の侵入や火災をサイレンでいち早く伝えたそうです。南塔(左側)は56.5m。
左:西面は、先代のロマネスク様式の大聖堂の一部が残っているらしい。
●Universität 大学
正式には、大学を設立(1737)したハノーファー選帝侯にちなみ Georg-August-Universität Göttingen ゲオルク・アウグスト大学ゲッティンゲン。
大学施設は旧市街にも散らばっています。Mensa 学生食堂は常連でした。左は Aula am Wilhelmsplatz ヴィルヘルムヴィルヘルムス広場の大講堂
写真3-4-13 大講堂
写真3-4-14 中央キャンパス 写真3-4-15 中央キャンパス
左:Weender Landstr. ヴェーエンダー・ラント通りから見た Zentralcampus 中央キャンパス。頭ひとつ抜き出たビルは13階建ての Blauer Turm 青い塔。法学部の中央図書館などが入居する複合ビル。
右:中央キャンパスの中心部方向。左手の人道橋は、今はもう無いようです。ところで「キャンパス」は外来語。調べたところ、ドイツには「キャンパス大学」という概念が無く、1960年代にドイツ在住のアメリカ人から借用したそうです。
●Goethe-Institut ゲーテ・インスティテュート(語学学校)
写真3-4-16 東正面 写真3-4-17 西面
校舎は、Fridtjof-Nansen-Haus フリチョフ・ナンセン・ハウスです。ゲッティンゲンで最大の産業会社となった Göttinger Wollwarenfabrik Hermann Levin ヘルマン・レビン羊毛製品会社共同経営者の別荘として1900年に新築。後年市が取得し、留学生を受け入れる組織に貸与。その時にノルウェーの動物学者ナンセンにちなんで現在の名前になったらしい。校舎北側に接着して学生寮(1953)があります。 1972年からG.I.が入居。G.I.は2018年にゲッティンゲン大学中央キャンパス近くの新しい校舎へ移転したようです。
写真3-4-18 初級Ⅲ
9月~10月は Grundstufe Ⅲ 初級Ⅲ。この頃になると、先生のドイツ語の説明もおおむね理解でき、また生活に必要な最低限の会話は、楽になりました。
クラスメートの国籍は10数か国と多彩。撮影日の10月19日の天気は曇り。気温は最高11度、最低7度で、長崎の11月末頃の気候。
写真3-4-19 写真3-4-20
その2日後。天気が良く、学校前の都市公園 Schillerwiesen シラー草原で記念撮影。この公園の東にはHainberg ハインベルクという広大な森が広がっています。
右:Frau Sadecky サデッキー先生と。
写真3-4-21 寮室
寮は基本二人部屋で、9・10月のルームメイトは Mümin(Türkei) ミューミン(トルコ)。ルームメイトは学校が決めますが、母国語が異なる同年代で、同じ語学レベルを相部屋にしていたもよう。社会人は基本一人部屋だったようです。
寮は男女混合。壁1枚隔てた隣部屋はラテン系の女性二人。
写真3-4-22 教室 写真3-4-23 教室
教室のスナップ写真。当時築約80年。先生はまだ100年は大丈夫だと話していました。窓際の学生は、ギリシャ出身で、地元でドイツ語教師のようです。
写真3-4-24 欄間のステンドグラス 写真3-4-25 玄関ホール
左:上の教室の写真に写っている欄間のステンドグラスには、それぞれ描写が異なる天使のようなものが描かれています。
右;玄関ホールは2階までの吹き抜け。左下の大きなシャンデリアは見事。
写真3-4-27
写真3-4-26 写真3-4-28
非常に手の込んだステンドグラスは、ブレーメンのガラス画家 Georg Karl Rohde ゲオルク・カール・ローデ(1874-1959)作。日本なら重要文化財級の建物です。
写真3-4-29 寮室
11月~2月の4か月間のルームメイトは、Carlo(Italien)カルロ(イタリア)。
11月~12月は Mittelstufe Ⅰ 中級Ⅰ。クラスの集合写真はありません。カルロとはクラスも一緒でした。
写真3-4-30 エントランスホール 写真3-4-31クリスマス祭り
左:クリスマスが近づき、エントランスホールにはクリスマスツリーが飾られました。
右:Weihnachtsfest am 17. 12. 12月17日クリスマス祭り。近くの小学生が楽器を演奏した後、日本人で「知床旅情」を歌いました。
12月、中級Ⅰの Abschiedsparty im Pfannkuchenhaus さよならパーティーをパンケーキの店で。
寒波到来で、この日はちょっと緩んだねという話題で、最低・最高とも0度前後。
写真3-4-32 写真3-4-33
写真3-4-34 学校の秋 写真3-4-35 学校の冬
学校の秋と冬。12月上旬大雪。16日には最低-15.6度、最高-7.6度の気温を記録。左側の校舎と右側の寮は続き棟なので、天候にかかわらず防寒服無しで通学可能。
写真3-4-36 写真3-4-37
学校入口付近もこのとおり。私にとってこのような大雪は珍しく、思わず写真撮影。
写真3-4-38 共同住宅の秋 写真3-4-39 共同住宅の冬
寮から見える共同住宅の秋と冬。陸屋根ではなく、勾配屋根を架けるのがドイツ流。
写真3-4-40 共同住宅の秋 写真3-4-41 シラー草原
写真3-4-42 買物へ
左上:上の共同住宅の秋の風景。
右:12月17日、久々の晴天。シラー草原で記念撮影。
左:12月21日最低-10.0度、最高-5.8度。街へ買い出し。中央のカナダ出身の学友は「故郷はもっと寒い。」と言っていました。路面は塩化カルシウムがまかれ固まらずザクザクで滑りませんが、登山靴に防寒中敷きを2枚重ねても、15分も歩くと足はジンジン。
Fasching カーニバル 2月12日
3-19 Nachwort あとがき
●再訪したい場所
ランツフート

日本のガイドブックで取り上げらていないということは、日本人観光客は少ないハズなので、おあつらえ向き。
旧市街の保存状態はよく、また、4年ごとに「Landshuter Hochzeit ランツフートの結婚式」という歴史的なお祭りがあり、次回は2023年6月30日から7月23日。今のところ初夏にドイツ旅行はできませんが、いずれ訪れてみたい。
その3は、その1に続き2022年7月に着手し、ゲッティンゲンを作成中に8・9月は業務の関係で別ページを作成。
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