卒業生へ贈る言葉
卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。きっと期待と不安が入り交じっていることでしょう。はなむけにこれまでお話ししたことを再度書かせてください。
1.巣立つ若者に四カ条の注文 昭和55年3月26日朝日新聞より
1.健康 いかに優秀な才能・見識を持っていても、仕事に挑戦する闘志は、健康があってこそ。
2.1日1時間の勉強 学校時代の成績は関係ない。成績評価は社会に出てからの努力次第。
3.要領よく立ち回るな 常にまじめに努力することが最大の武器。
4.つらいといってすぐ転職するのは愚の骨頂 仕事はつらいのが普通。職場を転々としておれば、いつまでも1年生。困難を乗り越えて進むところに人生の意義がある。
これは私にとって原点です。いつの時代も社会人に求められるものは同じだと思います。ただ終身雇用制が崩れた現代にあって4番目の「転職するな」は厳しく写ります。それで「キャリアを活かして仕事を続ける」に書き換えさせて下さい。転職する場合でも、それまでのキャリアを活かせるような方策を考えて頂ければと思います。
2.哲学者・教育者 森信三の言葉
1.時を守る 
2.場を浄める
3.礼を正す 
右はA4版印刷用です。
印刷して壁などに掲げて下さい。
morishinzou.pdf へのリンク
小学生向けに言い換えるとすれば、「1.約束の時間に遅れないようにしましょう」「2.掃除しましょう、かたづけましょう」「3.あいさつしましょう」。当たり前の事ばかりですが、当たり前の事を当たり前にやることが一番難しく、大人向けにこの3つが掲げられていると言うことは、できない人が多いからです。つまりこの3つがしっかりできれば立派な社会人です。
3.幸福は皆さんの心の中に
従来の「努力すれば、成功して、幸せになれる」という図式は、ポジティブ心理学の研究データから「幸せだからこそ、努力して、成功できる」、即ち幸せが前提条件であることが証明されているそうです。では、どうしたら幸せを感じる事ができるでしょうか。
「幸せ」と感じるかどうかは、心の持ちようひとつ。例えば「半分しかない」と考えるか「半分もある」と考えるかです。
だから、全てのことを肯定的にとらえて感謝できるようになれば「幸せ」を感じることができます。私は、夢はかなうものだと思っています。幸せを感じ、全ての事象に感謝して、夢に向かって日々努力すれば、夢は必ずかないます。
4.出会った全ての皆さんに感謝
最後に、私も皆さんと共に成長させてもらいました。また楽しい時間を過ごすことができました。出会った全ての皆さんに感謝しています。
どうか自分の持ち味を活かし、オンリー・ワンになって、幸福な人生を送って頂けることを願っております。
平成24年春 幸福 裕之
 

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