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補償業務管理士 7部門取得への道のり
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目次
1 ITを身につける。
2 全般的な試験対策
3 補償業務管理士試験の対策
2 全般的な試験対策
以下に掲げる全般的な試験対策は、どなたも入学試験の時などに試されたことがあると思います。私も自分の勉強スタイルに合うものを取捨選択しました。
自分の勉強スタイルが確立している方は、より効率的な勉強の参考に。まだ、勉強スタイルに悩みがある方は、取組みの参考にしてもらえればと思います。
補償業務管理士試験問題は、これまで公表されておりませんでしたので、試験対策と言えば、研修のとき講師が話されるポイントをテキストにマーキングし、そのポイントを自分なりに整理することが有効でした。しかし、今後試験問題は公表されるので、過去問に取り組むことができ、勉強のスタイルも変わると思います。今は過渡期です。それを踏まえてお読みください。
2-1 目標-計画-実行
目標を定める:補償業務管理士受験(19年度試験は20年4月20日)
計画を練る: 共通部門の主要なテキスト「用地取得と補償」は570ページあり、目前にあるとのけぞる厚さです。試験まで残り3ヶ月(約100日)として、1日当りなら5〜6ページでよいことになります。
時間割を考える当たっては、下の「2-2 時間は皆に公平」「2-3 早起きは三文の徳」「2-4 細切れ時間の活用」を参考にしました。
実行する:後は、計画を実行するのみ。下の「2-5 継続は力なり」「2-6 準備時間は3分以下」「2-7 勉強する場所を確保する」「2-8 適度な運動を」「2-9 規則正しい生活」「2-10 サブ・メニューを用意する」「2-11 5分間復習法」をできるだけ実行するように努力しました。
また、計画はいつでも見直せます。また、人と比べる必要はなく、自分のペースで確実に前進していけば、必ず目標は達成できると信じて取り組みました。
2-2 時間は皆に公平
社会人にとって、出張や残業はあたりまえ。働きながら勉強時間を捻出するのは大変です。24時間の中からいかにうまく勉強時間をひねり出すかが勝負の分かれ目です。
お金と時間は同じだと思います。余ったら貯金しようと思っても貯金できません。まず貯金して残ったお金で生活すべしと言われるように、余裕があれば勉強しようではなく、いかにして勉強時間を確保するか考えることができれば、目標の半分は達成できたと思います。
2-3 早起きは三文の徳
夜勉強するか、朝勉強するか、それぞれ自分のスタイルがあると思いますが、私は断然朝派でした。年を重ねるに従って、仕事の疲れもあってか、夜は全く頭に入りません。早起きして出かけるまでの時間と、早めに出勤して始業までの時間が私の主な勉強時間です。通勤電車は混んでいないし、遅刻の恐れはないし、いいことづくめです。
2-4 細切れ時間の活用
要点整理ノート(3ページ目「3 補償業務管理士試験の対策」をご覧ください)を作って、それをどこへ行くにも持ち歩き、通勤電車の車内、待合せ、お昼休みなどに眺めていました。
社会人は、細切れの時間をうまく活用できるか否かが勝負の分かれ目だと、よく言われますが、全く同感です。
2-5 継続は力なり
計画を立ててスタートしたものの、残業や出張で勉強までは手が回らず断念してしまった・・・。試験勉強の再開にはかなりのエネルギーが必要となるため、挫折する最も多いパターンです。だから、継続することが一番の近道だと思います。
「計画どおりに行かなかったと落ち込むことはない。元来人間は楽をしたいものだ。だから、勉強机の前に座るだけでもよい、後退はしなかったと自分をほめよう。0.1歩でもいいじゃないか。自分のペースで。」 私はこのように自分を励ましてきました。
私は、過去3年で営業補償・特殊補償部門、補償関連部門、土地評価部門、測量士補の4つの業務関係の資格を取りましたが、併せて独検準1級を受けていました。勉強の総量は、上の4つの業務関係の資格より独検の方が多かったと思います。独検は合格まで4年もかかってしまい、元来理系の人間なので、文系の資格は無理なのかなと挫折しそうになりましたが、何とか目標にたどり着くことができました。
冬から春かけて業務関係の資格の勉強をし、夏から秋にかけて独検の勉強をしと3年間は二毛作状態でした(独検は刈り取りまで時間がかかりましたが)。結果として、勉強する体制が途切れることなく続いたため、これだけまとめて取得できたのだろうと思います。
2-6 準備時間は3分以下
継続するために、準備に時間をかけない事は大切です。勉強する場所を決め、そこに座れば目の前に参考書・ノートなどの勉強道具があるのがべスト。逆に、どこかに勉強道具を置いていて、それを持ち出してリビングのテーブルで勉強、目の前にはテレビが・・・。これだと相当意思が強い人は別にして、たいがいの方は挫折へ一直線でしょう。
2-7 勉強する場所を確保する
願わくば書斎を持つことでしょうが、それでなくとも、押入を改造したスペース、居間や寝室の一角、最悪天板一枚でよいので、そこに座れば準備時間0分で「勉強モード」になれる場所を確保したいところです。
既にどなたもご存じで私が気づくのが遅かっただけで、今更書くことでは無いのでしょうが、補償コンサルタントは頭脳プレーですから、会社にいる執務時間中だけ、会社で決められた範囲の仕事をこなしていても「信頼される補償コンサルタント」になれそうにありません。年を重ねるに従って、日中は電話対応や打ち合わせなどに追われて、じっくり考える時間が減ってしまっていることに気づきました。この先、この仕事で生きていくために、自宅での勉強モードの時間が、思考能力を高める大事な時間になりそうです。
ちなみに、私の勉強場所は、リビングの上にあるロフトの一角です。
メリットは、家族の気配が分かる。逆に家族からも父親が何をしているのか分かること。
デメリットは、音が伝わるので集中できないことがあること。そのため、家族が寝静まっている早朝が、静かだし頭もさえて一番よい時間帯です。
また、机の脇にはパソコン、プリンター・スキャナー・コピーの複合機、ファックス、デジカメなどがあり、ひととおりの作業ができます。この文章も家のパソコンで打って、アップロードしています。
什器は使い古した物です。机と椅子は、中学校に上がったときに買ってもらったもの(小学校の時は叔父のお下がりを使っていました)。スタンドは、小学生の時に祖父から買ってもらったもの。椅子の座面は破れてガムテープの継ぎはぎだらけです。
2-8 適度な運動を
朝の限られた時間で、いかに効率よく勉強するか。頭がさえていなくてはなりません。よい睡眠が取れれば、スポンジに水を含ませるがごとく、頭の中によく入っていきます。逆に前日の疲れが残っていたり、睡眠不足だと石ころに水をかけるように、頭は全く受け付けてくれません。勉強を続けていくと、日々の体調によって、こんなに違うのだろうかと自分でも驚くほどです。
では、よい睡眠とは。一般的に言われるように、私も長さではなく、質だと思います。私は、よい睡眠のために、運動を生活に取り入れています。会社帰りや週末にスポーツクラブで1km泳ぐか10kmエアロバイクを漕ぐかしています。運動した日は熟睡できるので、翌朝の目覚めは爽快で、勉強は進みます。こんな日は9時の始業時点で頭がフル回転できる状態になっていますので、仕事もはかどります。
皆さんの会社では、水曜日のノー残業デーがありませんでしたか。大方はうやむやになっていることと思います。工期が迫っていたり、翌木曜日が工期だったりすると、仕事を早く切り上げて帰るなんて不可能なので、どうしてもノー残業デーとはいかないですよね。でも週の半ばに早く帰る日があることは意味があります。週末休養して体調を整えると、月・火は持ちます。水曜日に気分転換して体調を整えると、木・金も持ちます。この体調を整えるには、各人いろいろなやり方があろうかと思いますが、私の場合はスポーツクラブに行くことです。
どなたもご存じのように、運動の効用は、これだけでなく生活習慣病対策、気分転換などいろいろな面で認められています。私は、もともと体があまり強くなく、小さい頃から風邪をよくひいていました。20才代の後半から体力の衰えを感じるようになり、これではまずいと思いスポーツクラブに通うようになったのが最初の目的です。結果としてよい睡眠が取れています。スポーツクラブですから、市民体育祭や競技大会を目指してバリバリ運動する人もいますが、私の場合は健康維持が目的なので、ボチボチマイペースで続けています。
2-9 規則正しい生活
我々の仕事は、外業もありますが、デスクワークが中心です。残業で遅くなり、晩ご飯やお風呂をそそくさと済ませて、ベットに潜り込んでも、残業の余韻で頭が興奮していて寝付けない。よく眠れないので、朝起きるのが辛い。頭がさえないので、午前中の仕事ははかどらず。はかどらないので、また残業・・・。どなたもご経験があると思いますが、よく陥る悪循環のパターンです。惰性で続けるのではなく、これをどこかで断ち切る勇気が必要です。この仕事は受注生産ですから、生活はどうしても不規則になりがちです。ですから不規則になった生活を軌道修正する努力が必要です。熟睡して、早起きして勉強し、頭を午前9時にベストの状態にして仕事に臨み、OA機器を駆使して仕事を効率的に終わらせて、運動して帰る。熟睡して・・・。とい良い循環になるよう努力する。私はこれも仕事の能力かなと思います。
●当たり前が一番難しい
即ち、規則正しい生活をする事が一番の近道です。当たり前ですよね。でも当たり前の事が一番難しい。昔プロ野球の監督が、リーグ優勝か日本一になったときに「当たり前の事を、当たり前にやっただけです。」と答えていました。私はそのときに、「超一流の選手でさえ、当たり前の事を当たり前にやるのは大変なんだ」と思い、「だったら、自分みたいな凡人が、当たり前の事を当たり前にやれなくても当然なんだ。」と気が楽になったことがありました。受注生産の仕事は多かれ少なかれ不規則な生活になりがちです。規則正しい生活は年のうち限られた期間しかないのが実態でしょう。私も業務で忙しくて1ヶ月くらいスポーツクラブへ行けないときがあります。そんな時は不健康になって、風邪をひいてしまったり、体がだるくなってしまったり、悪循環のパターンですね。「継続は力なり」と重なる部分がありますが、そんな時でも、「勉強モード」なる場所に、なにもしなくてもよいのでとりあえず座って、勉強を続ける意思だけは確認する。そうやって0.1歩でもいい。自分のペースでいいので、規則正しい生活に近づける自分なりの工夫をしていれば、必ず道は開けると思います。
2-10 サブメニューを用意する
そうは言っても、気分が乗らない時や、試験が近づくと夜も勉強しないと追いつかない時があります。そのときのためにサブ・メニューを用意しておきました。テキストを読みこなして要約を打ち込むことは頭を使いますが、「テキストに引いたアンダーライン部分の文章を打ち込む」、「打ち込んだテキストの書式を整える」などの単純作業なら、こんな時でもやれます。
2-11 5分間復習法
まず、勉強時間を1コマ1時間に区切ります。そして、50分やって5分復習します。これをやると忘却量を大幅に減らすことができるそうです。そして、寝る前に再度5分復習し、起きてすぐその5分の復習をすればほぼ完璧だと、攻略本にありました。
私の場合、要点整理ノートを作ることが、受験勉強のほとんどを占めていました。ワープロで要点を整理して打ち込んでいくと、印刷して内容を確認する作業が発生します。この印刷して内容を確認する作業が、結果として復習になっていたようです。
寝る前と起きてすぐの復習について、夜はあまり勉強しないので、寝る前の復習はやりようがありません。自分がやっておらず、効果の真偽がわからないことを勧めようがありませんが、寝る直前にやったことに関係した夢を皆さんもご覧になったことがあると思いますので、一定の効果はあるのでしょう。ご自分の勉強スタイルに合えば、実践なさってみてください。
2-12 情報交換
研修に行くと、同じ教室の方は同じ目的で集まっている同志なので、ここは勇気を出して隣席の方に声をかけてみました。研修が終わる頃迄には打ち解け、メールアドレスを交換しました。そして、試験までにいろいろと情報交換しました、一人で試験に立ち向かうより心強かったです。
2-13 資格が取れるノウハウの取得
あくまで結果論ですが、入社2年目に独学で取った「二級建築士」が、その後の「一級建築士」の受験に大いに役立ちましたし、「簿記3級」「簿記2級」が「営業補償・特殊補償部門」に役立ちました。今回の「独検」もそうです。また、資格に挑戦し続けていると、自分なりの「資格が取れるノウハウ」が身につき、本当に必要とする資格を受験する際に役立つようです。
2-14 この世界でやっていくと腹決め
もしかすると、これが一番大切かも知れません。
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