Eine Deutschlandreise 2018 ドイツ旅行 (3/4)
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Inhalt 目次
1 Berlin ベルリン
2 Der Harz ハルツ山地

3 Am Rhein
ライン河畔
4 Ruhrgebiet ルール地方
3 Am Rhein ライン河畔
3-1 Freudenberg フロイデンベルク
3-2 ibis Düsseldorf City イビス・デュッセルドルフ・ツェントルム
3-3 Außerhalb von Köln ケルン郊外
3-4 Waldspirale ヴァルトシュピラーレ
3-5 Mathildenhöhe マルチダの丘
3-6 Rüdesheim リューデスハイム
3-7 Jagdschloss Niederwald ヤークトシュロス・ニーダーヴァルト
3-8 Assmannshausen アスマンスハウゼン
3-1 Freudenberg フロイデンベルク
ドイツ6日目、朝ノルトハウゼンを出発し、昼過ぎデュッセルドルフで友人と合流して、Freudenbergフロイデンベルクへ往復。1日で約600km走る予定。到着地デュッセルドルフの天気予報は曇り、予想最高気温16度、最低気温8度で肌寒さを感じます。
8時半前ノルトハウゼンの宿を出発。ナビによればデュッセルドルフまで340km、11時14分着予定。待ち合わせは13時だから余裕があります。燃費重視で、つまりドイツでは控えめな時速130km程度で、適宜休憩を取りながら走ることにします。
●ノルトハウゼン~デュッセルドルフ
写真3-1-1 高速38号線 DR画像 写真3-1-2 高速7号線へ DR画像
左:宿を出発して5分も走ると、高速38号線に乗り、交通量少なめで極めて快調。
右:走り出して30分、高速7号線に乗り換える制限速度60km/hのランプウェイにカメラみたいなものがありました。先を行くトラックが速度を抑えていたため助かった。
写真3-1-3 ジントフェルトPA DR画像 写真3-1-4 SAで給油 DR画像
10時過ぎ、カッセルとドルトムントの中間にある高速44号線、回りに風力発電が建ち並ぶSintfeldジントフェルトPAで最初の休憩。デュッセルドルフまで残り162km。時速130km程度だとナビの到着予想時刻が少しずつ延びるので、スピードを上げようかな。
右:11時頃、ドルトムントの手前高速46号線Am Haarstrang Nordアム・ハーシュトラング北SAで給油。
写真3-1-5 昼食 写真3-1-6 高速46号線 DR画像
左:11時半過ぎ、ヴッパータールの手前高速46号線SternenbergシュテルネンベルクSAで、コーヒー2.49ユーロとドイツの定番シュトロイゼルクーヘン2.29ユーロで昼食。
右:次第に車が多くなり、制限速度もかかり、流れに乗って淡々と走るだけ。
写真3-1-7 デュッセルドルフ市内 DR画像 写真3-1-8 デュッセルドルフ市内 DR画像
左:デュッセルドルフ市内に入ると渋滞。目の前の車はToyota proaceと書かれています。聞き慣れない車名を調べたら、トヨタが欧州で発売している商用車。ボディに書かれている「Kangoor」も調べたら、商用車販売・リース等を行うポーランドの企業らしい。
右:渋滞を読めず5分ほど遅れて待ち合わせ場所のIIKの前に到着。ここへは1年ぶり。
●フロイデンベルク~17世紀のモノトーンの木組みの家なみ
写真3-1-9 保養公園からの眺め
友人と合流し、南東へ130kmほど走って14時40分過ぎフロイデンベルクへ到着。駐車場に車を駐めて、ガイドブックに従ってKurpark保養公園へ徒歩で向かいます。歩いていた女性に、「保養公園への登口はどこですか。」と尋ねたら、登口まで一緒に歩いてくれました。ここの住民ではなく、高齢の親を訪ねて、定期的に来ているので、土地勘があるとのことで、とてもフレンドリーな女性でした。
保養公園へ登ると、中央上にある教会も含め、モノトーンで統一された非常に珍しい町並みAlte Flecken(村よりも大きい町の意味)が一望。この後観光案内所へ立ち寄り、地図をもらいます。カウンターに「地球の歩き方」のこの町を紹介したページが広げてあって、日本からの観光客も多いらしい。
写真3-1-10 旧市街 写真3-1-11 カフェ・フレッカー
左:地図を頼りに旧市街を歩いたら、たまたま駐まっている車もグレーと白色だったため、モノクロ写真みたい。ところで、どうしてこんなに統一感のある景観になったのか。ざっくりと調べたところ、1666年8月、落雷で建物1棟を残して、町は全焼。時の為政者は、統一された計画に従って町を再建させたらしい。
右:カフェFlecker Kaffeehausで休憩。寒いのでテラス席は空席。今日は店内へ。
写真3-1-12 写真3-1-13 DR画像
左:コーヒー2ユーロとアップルパイがはさまるチーズケーキ2.7ユーロ。
右:16時20分過ぎ出発して、デュッセルドルフへ戻ります。旧市街の外側、新市街もモノトーンですが、GSだけは原色で目立ちます。
●夕食
写真3-1-14 鳥居 写真3-1-15 旧市街
左:宿にチェックインした後夕食へ。デュッセルドルフは日系企業が多いため、「異国で日本」に触れる機会があり、ここもそんな一例。日本料理店の前に、赤い鳥居
右:Altstadtアルトシュタット(旧市街)の飲食店街。明日5月1日はメーデーで休日だからか、とても賑わっていて凄まじい喧騒に怖いくらい。
写真3-1-16 ビール 写真3-1-17 夕食
左上:その中のレストランPeperoniへ。デュッセルドルフの地ビールAltアルト0.4リットル3.4ユーロ、友人は定番の白ビール・フランチスカーナで一年ぶりの再会を乾杯。
右:白アスパラ他の盛り合わせ11.5ユーロ。私がビール一杯で足りるはずがなく、もう一杯アルトを飲んで、二人でチップ込み36ユーロの夕食。ちなみに店名の
写真3-1-18 バースデーケーキ
Peperoniはイタリア語のペペローニ(唐辛子やピーマンのこと)のことで、店の看板にも唐辛子が描かれていましたが、友人もSchnitzel Wiener Artウィーン風カツレツだったので、店名とは裏腹に、ドイツの一般的なレストラン。
右:友人が用意してくれたバースデーケーキの大きさに驚きましたが、日本の職人さんが作った日本のふわふわスポンジケーキなので、たくさんいただけます。これが密実なドイツ風だと1/4も食べられないかも。
3-2 ibis Düsseldorf City イビス・デュッセルドルフ・ツェントルム
●デュッセルドルフ中央駅そばのエコノミーなビジネスホテルに2泊
写真3-2-1 外観 写真3-2-2 客室からの眺め
左:駅から300m徒歩3分にあるエコノミーな宿。レンタカーの旅は、玄関よりも駐車場の場所が肝。昨年この地に泊まった時は右往左往したので、今回はしっかり下調べして、駐車場入口がある裏通りへ回りました。
右:客室からの眺め。道路向かいの白いビルの裏は駅構内です。
写真3-2-3 客室 写真3-2-4 客室
キングルーム14㎡、ツインのひとり利用で1泊素泊まり43ユーロ、朝食11ユーロ、駐車場10ユーロ、計64ユーロ。なお室料はひとりでもふたりでも同額。
写真3-2-5 サニタリー 写真3-2-6 サニタリー
サニタリーはコンパクトですが、最新で清潔感があります。
写真3-2-7 1泊目の朝食 写真3-2-8 2泊目の朝食
ビュッフェ式朝食は質・量とも充分。安心してお薦めできるよいビジネスホテルです。
3-3 Außerhalb von Köln ケルン郊外
ドイツ7日目、朝デュッセルドルフを出て、ケルンの郊外を時計回りに約400km走って同じ宿に戻ります。ケルンの天気予報は曇り一時雨、予想最高気温14度、最低気温7度。好きな刑事ドラマのロケ地を巡りつつ、その際に見かけた意外な穴場を紹介します。
ベルギシュ・グラートバッハの石灰窯
写真3-3-1 石灰窯 写真3-3-2 案内板
ケルンから東へ20km、人口11万人のベルギシュ・グラートバッハBergisch Gladbach駅の近くに、石灰窯(いしばいがま)Die Kalköfen Coxがあります。石灰窯とは、石灰石(炭酸カルシウム)の焼成によって生石灰を生産する窯。この地は石灰石の産地で、窯は1852年に建設され、1958年まで使われたとのこと。
●丘の上の5つ星ホテル、ベンスベルク城
写真3-3-3 ベンスベルク城 写真3-3-4 案内板
左:上の石灰窯から南東へ約5km。丘の上にバロック様式のSchloss Bensbergベンスベルク城があります。元々は18世紀に建てられた選帝侯の狩猟の城。今は、格式ある五つ星Althoff Grandhotelアルトホフ・グランドホテル。仕事柄建物には興味があるので、観光ガイドブックに無い知られざる建物を巡るのは楽しい。
右:建物が大きいので、全体像が分かる案内板の写真を掲載します。左右対称、色、構成など非常に端正な印象を受けますが、逆に地味過ぎてガイドブックに載らないかな。
写真3-3-5 王の森 写真3-3-6 ケルン市街
左:この写真では少々分かりずらいですが、城の南側にはKönigsforst王の森2,519ha(ハウステンボスの約17倍)があります。
右:城の真正面には、ケルン市街が見えます。やや左手にケルン大聖堂の2本の塔、右端には串刺しのようなテレビ塔Colonius。
次の目的温泉保養地バート・ノイェンアール=アールヴァイラー(長い地名は二つの町が合併したことから)へは南へ約80km、1時間の予定。今回は、バート・ノイエンアールを訪れますが、一方のアールヴァイラーは、城壁に囲まれた木組みの家並みが残っているらしく、いずれ訪れてみたい。
写真3-3-7 王の森
出発したら、その王の森を通りました。国立公園の山中のような五月の新緑がまぶしい。
温泉とカジノの保養地バート・ノイェンアール=アールヴァイラー~アイフェル山地
写真3-3-8 4つ星ホテル 写真3-3-9 医療センター
左:到着したらまずロケ地だった四つ星Steigenberger Grandhotel Bad Neuenahr シュタイゲンベルガー・グランドホテル・バート・ノイェンアールへ。
右:ホテルの横に100年の歴史があるThermal Badehaus温泉浴場があり、現在は「医療センター」。洒落たネオ・ルネサンスと思ったら、このサイト(※、独語)にはエレガントなユーゲントシュティール様式風とあります。右端はBeethoven-Flötenuhrベートーヴェンのフルート時計。当時の音楽家は、フルート時計向けに作曲したらしい。
写真3-3-10 カジノ 写真3-3-11 アール川
左:正面に「Kurhausクアハウス(温泉)」とありますが、実際はカジノ。修道院風のバロック様式と思いきや、1階のアーチや屋根が質素で、ユーゲントシュティール様式らしい。
右:クアハウスの裏側にあるAhrアール川。ライン川の支流。
写真3-3-12 ベートーヴェン・ハウス 写真3-3-13 マイバウム
左:Beethovenhausベートーヴェン・ハウス。18世紀に建てられた文化財。ベートーヴェンは保養でたびたび訪れたそうです。温泉保養地へ来ておきながら、建築巡りでした。
右:この時期ドイツ各地には、個性的なMaibaumマイバウム(5月の木)が立っています。春の到来を祝うお祭りです。次は更に南下してアイフェル山地へ。
写真3-3-14 ハイマースハイム DR画像 写真3-3-15 DR画像
左:出発してすぐ広大な葡萄畑。ここアール川沿いは、赤ワインの産地ですが、流通量が限られるため地元でしか飲めないらしい。
右:アイフェルが近づくと、広大な景色が広がり、言葉にできないほど爽快なドライブ。
写真3-3-14 ニュルブルクリンク 写真3-3-15 カフェ・レストラン白い家
左:車を走らせていたら偶然にもサーキット場ニュルブルクリンクを通過
右:そろそろ休憩時間。山中の道沿いにポツンと「Cafe・Restaurant Weisses Hausカフェ・レストラン白い家」があり停車。「Fremdenzimmer客室」と看板があり泊まれそう。
写真3-3-16 ニュルブルクリンク 写真3-3-17 アプフェルシュトゥーデル
コーヒー2ユーロとアプフェルシュトゥーデル5.6ユーロ。外気温10度と低いので室内で頂きましたが、のどかな景色を眺めながら美味しく頂きました。
写真3-3-18 DR画像
やまなみハイウェイのような道路でありながら、車は少なめで、合法的に時速100kmで走れるので、これで楽しくないはずがない。
写真3-3-19 事故現場 DR画像 写真3-3-20 ロレフ谷陸橋
左:高速1号線Grüner Winkelグリューナー・ヴィンケルPAを過ぎたところで、中央分離帯に衝突した2台の車の事故処理が行われていました。1台はぐちゃぐちゃで、左のタイヤ痕が生々しい。毎年2~3,000km走っていますが、事故は思いのほか見ないですね。ちなみに地名のWinkel(英angle)は片隅、僻地という意味らしく「緑の片田舎」。
右:アーヘンの南、Vennbahnフェン鉄道の廃線敷きにRollefbachtalviaduktロレフ川谷陸橋があります。今は遊歩道として使われていて、高さ24m(8階建ビル相当)の橋の上から下を覗くと足がすくみます。周囲は牧歌的な田園風景が広がり、橋からの眺めも素晴らしい。石造として、規模、造形とも後世に残すべき美しい文化遺産でしょう。
写真3-3-21 ニーダーアウゼム火力発電所 写真3-3-22 スーパー・カイザース
左:ケルンの北西約30kmに、ドイツで1位、2位の規模を誇る火力発電所があります。写真は2位のKraftwerk Niederaußemニーダーアウゼム火力発電所。巨大な発電所のすぐそばに城下町ニーダーアウゼム(人口5,000人)の町並みがあるロケーションに驚きました。なお1位のKraftwerk Neurath ノイラート火力発電所は、ここから北へ5kmの所にあり、昨年訪問。巨大な両発電所は、ケルン中心部にある展望台から現認できます。
右:19時20分デュッセルドルフの宿に帰着。車を置いて夕食を求めて歩いていたら、その昔ドイツの至る所にあり、よく訪れたスーパー「Kaiser's」があった!今やほとんどREWEやEDEKAに看板が掛替わってしまったので、まだ残っていたのかと嬉しかった。
●夕食は昨年訪れた店へ
写真3-3-21 シュヴァインスケ 写真3-3-22 夕食
左:デュッセルドルフは土地勘が無いため、夕食を求めて右往左往。結局、去年友人に連れて行ってもらった旧市街のお手軽なレストランSchweinskeシュヴァインスケへ。店内はサッカー試合中継で盛り上がっています。
右:Rindergulasch mit Nudeln und Gurkensalat ビーフシチュー、パスタとキュウリのサラダ添え9.8ユーロ。
写真3-3-21 アストラ 写真3-3-22 白ビール
左:一杯目はハンブルクのビールAstra 0.3リットル2.8ユーロ。
右:メジャーな白ビールSchöfferhoffer Weizen 0.5リットル 4.6ユーロ。この店では昨年当地の地ビールを飲んでいます。今回はメニューを見損ねたもよう。ただこの白ビールは、2012年のドイツ旅行で最初に飲んだ思い出のビールなので、これはこれでOK。
3-4 Waldspirale ヴァルトシュピラーレ
ドイツ8日目、デュッセルドルフを出発し、ダルムシュタットで建築物をたくさん見学し、ライン川河畔の観光地リューデスハイムへ。ダルムシュタットの天気予報は薄す曇り、予想最高気温19度、最低気温1度。朝晩は寒いけど、昼間は暖かくなりそう。
●芸術家フンデルトヴァッサーの遺作
写真3-4-1
ジャスト8時にデュッセルドルフを出発、南東へ235km、フランクフルト・アム・マインの南にあるダルムシュタットへ。今日最初の訪問地は、オーストリアの芸術家フンデルトヴァッサーが設計した住宅ヴァルトシュピラーレ(2000)。「Wadlspirale森の渦巻き」だからか、2年前に泊まったマクデブルクの「緑の砦」より横線が強調されています。
写真3-4-2 写真3-4-3
建物と言うより巨大な生き物(怪獣)が、周囲の木々と共生してしているような印象。
3-5 Mathildenhöhe マルチダの丘
●ユーゲントシュティール様式の建物群のテーマパーク
写真3-5-1 結婚記念塔(左)、展示会場(中央)、ロシア教会(右)
ヴァルトシュピラーレから南西へ2km、マルチダの丘は、19世紀末から20世紀初頭に作られたユーゲントシュティール様式の建物群(入園無料)。まず左のHochzeitsturm結婚記念塔(1908)へ登ります。北ドイツによくあるレンガ造ゴシック様式の塔が、設計者Joseph Maria Olbrichヨセフ・マリア・オルブリッヒの手にかかると5本指に変化。
写真3-5-2 展望台より 写真3-5-3 4階Fürstenzimmer領主の部屋
左:入館料を払い、エレベーターで展望台へ。ダルムシュタットの市街地が一望。左上赤枠は先ほど訪れたヴァルトシュピラーレ。屋上の黄金に輝くタマネギが目印。
右:階段を降りつつ、閉鎖されたガラス戸越しに、各階趣が異なる内装と調度品を見学。
写真3-5-4 写真3-5-5 プラタナスの林
左:展示会場Ausstellunggebäudeは工事中で、内部の見学はできず。
右:「Platanenhainプラタナスの林」という名の庭園。
写真3-5-6 ベーレンス・ハウス 写真3-5-7 グリュッケルトの大きな家
左:画家ベーレンスが独学で建てた初の自邸Haus Behrensベーレンス・ハウス(1901)。
右:Großes Haus Glückertグリュッケルトの大きな家(1901)。グリュケルトの創作家具を展示するための建物をオルブリッヒが設計。
写真3-5-8 オルブリッヒ・ハウス 写真3-5-9 ダイタース・ハウス
左:Haus Olbrichオルブリッヒ・ハウス(1901)とWandbrunnen "Trinkender Jünglich"壁泉「飲む少年」
右:Haus Deitersダイタース・ハウス(1901、設計オルブリッヒ)。この施設の初代マネージャーの住まい。いずれの建物も100年以上経つとは思えない独創的な造形が印象的
次は北西へ約80km。ドイツを代表する観光地「ラインの真珠」リューデスハイムへ。
3-6 Rüdesheim リューデスハイム
写真3-6-1 案内板の鳥瞰図に、回った順番に番号を付加
①カーフェリーでライン川を渡り(下から上へ)、⑦宿にチェックイン
②徒歩でニーダーヴァルト記念碑へ。ゴンドラリフトで③リューデスハイム往復。
④徒歩でロッセル(展望台)~⑤クリッペ(展望台)~⑥魔法の洞窟~⑦宿へ
翌朝⑧アスマンスハウゼンへ散歩。
①初体験!カーフェリーでライン川を渡る
写真3-6-2 カーフェリー 写真3-6-3 ビンゲン
左:ナビにライン川のそばに連れて行かれて戸惑いました。「道が無い!」 そこはフェリー乗り場なのに乗船券売場はありません。並んでいた車の後に着いて恐る恐る乗船。乗船時間10分ほどの間にKassiererレジ係りが回って料金徴収します。
右:Autofähre Bingen-Rüdesheimビンゲン-リューデスハイム・カーフェリーは、2艘の船が交互にライン川を横断します。背後は乗船したビンゲンBingen am Rhein側。
写真3-6-4 ライン川 写真3-6-5 リューデスハイム
左:雄大な眺めに、爽快な気分。いずれ観光船でライン川をのんびり観光をしたい。
右:リューデスハイム側には、そのライン川観光船が停泊中。
写真3-6-6 ニーダーヴァルト 写真3-6-7 円形神殿
左:カーフェリーを降りると、そのまま丘の上の宿へ。チェックインし、車を置いてNiederwaldニーダーヴァルト(低木林)という木立の中を道なりに1.5kmほど歩きます。
右:視界が開けるとNiederwaldtempel円形神殿があり、素晴らしいライン川の眺め。
②絶景 ニーダーヴァルト記念碑
写真3-6-8 Niederwalddenkmalニーダーヴァルト記念碑(1883)
更に進むとドイツ帝国発足を記念して建てられた記念碑があります。
写真3-6-9 ビンゲン 写真3-6-10 昼食
左:記念碑の前の展望台も絶景。写真右上に先ほど乗ったフェリーの船着場が見えます。
右:午後3時、絶景を眺められるテラス席で昼食を兼ねて休憩。
写真3-6-11 ワイン畑 写真3-6-12 ゴンドラリフト
ゴンドラリフトでワイン畑の上をリューデスハイムへ。リューデスハイムは、ネットに情報がたくさんあり、似た内容では面白くないので、印象的な写真のみ掲載します。
③ドイツで第一級の観光地 リューデスハイム
写真3-6-13 つぐみ横丁 写真3-6-14 「水よりワインを飲め」
左:とは言え、有名なつぐみ横丁Drosseogasseは外せません。ワイン酒場やお土産店が狭い路地に所狭しと並んでいて、見て歩くだけでも楽しい。
右:Save water drink rieslingに笑っちゃいました。リースリングRieslingは、ドイツでメジャーな白ワインの品種。つまり「水よりワインを飲め」。
写真3-6-15 写真3-6-16
左:伝統と趣ある店構えに記念の一枚
右:店頭にお土産用のビール、ワイングラスなどが並んでいます。モノを増やしたくないので指をくわえて見るだけ。
写真3-6-17 ワインラック 写真3-6-18 マルクト通り
左:このユーモラスなワインラックは、飲み助の私と同じ気分。
右:中心部のMarktstraßeマルクト通り。ここは先の大戦の大空襲で甚大な被害を受け、建代わっています。背後に見えるバロック様式の塔がある教会へは後ほど。
写真3-6-19 ワインケラー 写真3-6-20 アイス
左:写真左側の樽には日本語で「ワインケラー プロスト ドイツワインの試飲 お気軽にお入り下さい」とあります。ここまで日本人が行かないような場所を「選んで」旅してきたので、ここがメジャーな観光地だと改めて納得しました。ただ入店には気が引けるな~。
右:ワインの産地に来ておきながら、ワインは飲まずアイスで済ませました。この後ゴンドラリフトに乗って、更に山道を歩いて宿まで帰ります。飲み助は一旦飲み出すと止まらないので、ここは我慢。
写真3-6-21 聖ヤコブス 写真3-6-22 聖ヤコブス
左:観光地を訪れても、ライフワークの教会巡りは外せません。Die katholische Pfarrkirche St. Jakobus カトリック教区教会聖ヤコブス。ここも空襲で全壊し再建。
右:内部は後期ロマネスクの印象。観光地の喧騒を離れ、静かな空間でしばし頭を垂れます。と書くと優等生的だけど、歩き疲れて休憩。
写真3-6-23 ゴンドラリフト 写真3-6-24 ブレムザー城
左:先ほど乗ってきたゴンドラリフトで②ニーダーヴァルトへ戻ります。屋根だけでガラス窓は無くオープンなので、春風が心地よい。雨でなくてよかった。
右:今回の旅でパスしたワイン博物館のブレムザー城Brömserburgが見えます。リューデスハイムは散策しただけで、そそくさと戻りますが、博物館巡りより次の森林浴に時間をかけたい。
④森の中の展望台 ロッセル
写真3-6-25 写真3-6-26
左:帰りは、森林浴を楽しみながら、寄り道して往路の約2倍の距離を歩きます。
右:最初はRosselロッセル(展望台)。古い塔があります。
写真3-6-27 ロッセルからの眺め
写真右下(崖下)にBurgruine Ehrenfelsエーレンフェルス城跡。その右の中州には白いネズミの塔Mäuseturm。対岸はビンゲンBingenの町並みとナーエ川Naheが見えます。
⑤森の中の展望台 クリッペ(リッターザール)
写真3-6-28 リッターザール 写真3-6-29 アスマンスハウゼン近景
左:山道を少し歩くと、次はKlippe(Rittersaal)クリッペ(リッターザール)。案内板によれば、1792年に建てられた小ホールの腰壁から下だけが残っています。
右:ここに立つと、アスマンスハウゼンAssmannshausenの町並みが眼下に。
写真3-6-30 アスマンスハウゼン遠景
カメラを引くとこの景色。写真奥が川下のオランダ方向。対岸にBurg Rheinsteinラインシュタイン城が見えます。荒廃した城を修復し、現在は宿泊施設とのこと。今私が立っている崖の下は川幅が狭く、1690年から1974年にかけて幅120mに拡幅されたらしい。
⑥Zauberhöhle 魔法の洞窟
写真3-6-31 東屋 写真3-6-32 こちらが入口
左:ひっそりとした林の中に、忽然と東屋と蛇のような石造トンネルが現れました。
右:東屋の反対側に入口がありました。60mの曲がりくねった真っ暗なトンネル。全くひとけの無い場所で、この穴に入るのはさすがに勇気がいります。諦めました(笑い)。
3-7 Jagdschloss Niederwald ヤークトシュロス・ニーダーヴァルト
⑦森の中の四つ星ホテル
写真3-7-1
17時半、宿に戻りました。1926年に全焼し、1929年に再建された「狩猟用」城で、1960年代半ばから、ホテルとレストランに徐々に改装されたとのこと。
写真3-7-2 客室 写真3-7-3 客室
写真3-7-4 3階平面図
左上:最上階3階のビジネス・ダブルルーム。一泊朝食付き151ユーロ(室料142ユーロ、朝食9ユーロ)。せっかく四つ星ホテルに泊まるので、奮発しました。キングベッドに一人!で寝ます。
右:ゆったりとしたリビング。
左:平面図の赤枠部分。写真3-7-1建物正面の裏側。20帖くらいはありそうで、予想以上の広さに驚き。
写真3-7-5 サニタリー 写真3-7-6 サニタリー
四つ星になるとバスタブもある広々としたサニタリー。
写真3-7-7 客室からの眺め 写真3-7-8 ガラリ窓
左:客室からの眺め。模様は窓の網戸。
右:窓に付いているガラリ戸はよくできていて、一般的に固定の羽が、バーで任意の位置に動かせます。ブラインドとの違いは、きっちり閉めると断熱性が高そう。
写真3-7-9 白ビール 写真3-7-10 夕食
左:夕食は、ホテル前庭のテラス席へ。客はまばらで、静かな空間です。まずは生ビール。Weihenstephan Weizen vom Fass ヴァイエンシュテファン白の生0.5リットル4.50ユーロ。ヴァイエンシュテファンは、ミュンヘン郊外フライジングにある世界最古のビール醸造所。
右:Spargelcremesuppe 白アスパラのクリームスープ7.50ユーロ。
写真3-7-11 夕食 写真3-7-12 赤ワイン
左:メインディッシュはWildschweingulasch dazu gebratene Pilze und Knöpfle イノシシの(ハンガリー風)シチュー焼きキノコ添え、クネプフレ(写真左、注)19ユーロ。
注:ヌードルの一種で、シュヴァーベンのソウルフード。
右:Rheingauer Spätburgunder Q.b.A.-trocken Weingut Robert König, Aufhausen ラインガウの赤の辛口ワイン0.2リットル4.8ユーロ。ワイナリーはすぐ近くのようです。
飲み助には、できあがってもすぐにベッドへたどり着けるので、レストラン付きホテルがラク。四つ星ホテルだとバーがあります。酔いが覚めた頃に客室から降りて行ってみたものの、団体さんに占領されていたので、諦めました。
朝食前に、次で紹介するアスマンスハウゼンへ散歩に行きましたが、先に朝食を掲載します。
写真3-7-13 朝食会場 写真3-7-14 朝食
さすが四つ星ホテルだけあって、ビュッフェ形式朝食の品数が多い。すがすがしい景色を眺めながらの朝食は、散歩した後ということもあって食べ過ぎてしまった!
3-8 Assmannshausen アスマンスハウゼン
⑧リューデスハイムの隣町へ早朝散歩
写真3-8-1 ホテル 写真3-8-2 猟獣園
午前6時半、朝食前に散歩を兼ねて徒歩でアスマンスハウゼンへ。外気温は10度ほど。
左:ホテルの裏側。左側の最上階が泊まった部屋。
右:Wildpark猟獣園。ここにも5セント硬貨を記念メダルにプレスする変造機が。
写真3-8-3 チェアリフト乗場 写真3-8-4
左:早朝なので、チェアリフトはまだ停止中。山道を20分ほどかけて歩いて下ります。
右:ライン川と町並みが見えてきました。チェアリフトは停止したまま宙づり。
写真3-8-5 ホテル・クローネ
情緒あふれる建物だなと思って写真撮影。調べたところ450年の歴史を持つ、お屋敷のようなホテル・クローネ。いずれ泊まってみたい。
写真3-8-6 ライン川 写真3-8-7
左:ライン河畔へ出ました。対岸にBurg Rheinsteinラインシュタイン城が見えます。
右:電線地中化の変電設備かな。「ようこそアスマンスハウゼンへ」と書かれています。樽にまたがる悪魔は赤ワインを持っています。昨晩夕食で飲んだのも赤ワインでしたが、この地方は赤ワインの産地らしい。上に乗っているワインボトルが気になります。 Weingut Künstler芸術家ワイナリーまでは分かりましたが、詳細は不明。
写真3-8-8 写真3-8-9
通りは早朝なのでひっそりしています。日中はどんな様子かな。リューデスハイムは、溢れる観光客に気が引いてしまったので、チャンスがあればこの町を再訪したい。
写真3-8-10 葡萄畑 写真3-8-11 葡萄畑
左:戻り道は、葡萄畑の農道を歩きます。振り返るとアスマンスハウゼンの集落。
右:ずっと下まで葡萄畑。
写真3-8-12 写真3-8-13
左:「Fußweg zum Niederwald(ニーダーヴァルトへの歩道)」の標識の所で農道を離れ、森の中へ。
右:森林浴しながら山道を800mほど歩きました。非日常の散歩はとても爽快でした。
3-8 Nachwort あとがき
写真3-9-1 デュッセルドルフの鳥居
鳥居はなぜ赤い?
日系企業が多いデュッセルドルフの町中に、日本文化の象徴として赤い鳥居があります。
もしドイツ人から尋ねられた時のために調べてみました。ネットには丁寧に説明したサイトが多くありますが、ここでは私でも説明できる簡潔なドイツ語で書きます。
鳥居とは:世俗と神域の境界線 Die Grenze vom Profanen zum Sakralen。
なぜ赤い:赤色は、疫病、魔除け。防腐剤の色でもある。Die Farbe Rot schützt vor Krankheit und bösen Dämonen. Auch Holzschutzmittel.
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2.Harz 1.Berlin 2.Harz 3.Am Rhein 4.Ruhr-
gebiet
4.Ruhr-
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