Eine Deutschlandreise 2024 ドイツ旅行 (1/4)
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Inhalt 目次
1 Italien イタリア
2 Insel Rügen リューゲン島
3 Niedersachsen ニーダーザクセン
4 Am Rhein ライン河畔
Überblick 概要
●イタリアのちょい旅、北部ドイツを周遊する2週間の一人旅
写真1-0-1
●2024年春、ゴールデンウィークをはさみ単身で旅行。福岡からシンガポールを経由してイタリア・ミラノへ飛び、3泊4日でイタリアを鉄道でちょい旅。その後ベルリンからレンタカーで、北から西へリューゲン島、ニーダーザクセン州、ライン河畔などを巡り、フランクフルトから帰国
●旅程の大半は、一般的な観光ルートから離れ全く個人的な内容なので、観光案内としては役立ちません。
●掲載写真は特記なき限り自撮り。右はロストック近郊の知人宅で
お断り
情報はドイツ語のウェブサイトなどからも仕入れています。固有名詞等、日本語の定訳と異なることがあるかもしれません。そのためできるだけドイツ語も併記しました。
趣味のドイツ語なので、正確さは担保できません。その程度の語学力だとご勘弁を。
円表示は交換時のレート 約1ユーロ=170円で計算。
※印のリンクページは、別ウィンドウが開きこのサイトを離れます。
Reiseweg 行程
4/24 福岡前泊~シンガポール乗継
4/26
・27
イタリア・ミラノ・マルペンサ空港①イタリア・メラーン2泊ボーツェン
4/28 ベローナ②イタリア・ミラノ1泊 
4/29 ミラノ・リナーテ空港フランクフルト乗継ベルリン・ブランデンブルク空港③ベルリン郊外1泊
4/30 ④リューゲン島1泊
5/1 リューゲン軽便鉄道⑤ロストック近郊1泊
5/2 ラッツェブルク~メルン~ノイエンガンメ強制収容所⑥シュターデ1泊
5/3 ヴォルプスヴェーデ~ヘルマン記念碑⑦テクレンブルク1泊
5/4~6 ドラマのロケ地探訪など⑧ケルン3泊 ~レーヴァークーゼン~ヴッパータール~ドルトムント
5/7 アッシャッフェンブルク~ハーナウフランクフルト空港
5/8 ~羽田~長崎
青は経由地赤は宿泊地緑は観光地など ドイツ地図
全て自前で組み立てた手配旅行
航空会社は乗り慣れてかつマイレージがたまる全日本空輸(ANA)。提携他社便も含め全フライトをANAのマイルで特典航空券をゲット
ベルリンからケルンまで約1,900kmをレンタカーで走行。そのため、この旅行記に出てくる「車」は、全て今回借りたレンタカーを指します。
宿は事前に日本からネットで予約
サービスエリア:SA、パーキングエリア:PA、ガソリンスタンド:GS、ドライブレコーダー:DRと略します。現地時間はマイナス7時間。
1.Italien イタリア
1-1 Bis Singapur シンガポールまで
1-2 Bis Meran/Merano メラーンまで
1-3 Hotel Lux Garni ホテル・ラックス
1-4 Bozen/Bolzano ボーツェン
1-5 Meran/Merano メラーン
1-6 Verona ヴェローナ
1-7 Hotel Siro ホテル・シーロ
1-8 Mailand ミラノ
1-9 Bis Frankfurt フランクフルトまで
1-10 Nachwort あとがき
1-1 Bis Singapur シンガポールまで
●ドイツ旅は前泊から始まった!
海外旅行のスタートは4月25日(木)9:55福岡発ですが、長崎を前々日23日(火)の終業後出発しました。即ち福岡前泊2日。
前日24日(水)は九州北部を鉄道で周遊。災害復旧した日田彦山線のBRTひこぼしラインなどに乗りました。このページはその終盤からスタート。福岡の天気予報は雨のち晴れ、最高気温21度、最低気温16度。
写真1-1-1 特急みどり運転席 写真1-1-2 小林カレー
左:実は、2日前の月曜日は福岡へ会議のため日帰出張。特急列車の車窓から二日市駅前で「小林カレー」という看板を見つけました。福岡へは幾度となく列車で行くのに、気づいたのは初めて。考えてみると、日差しの関係から行きは進行方向左側に座ることが多いものの、この日は、783系ハイパーサルーン特急みどり(リレーかもめ)、先頭車自由席の最前列に座れたため、前面展望を楽しみつつ、進行方向右側にある店の看板に気づいたようです。あいにく列車は二日市駅通過で通り過ぎてしまい、車窓から「小林カレー」の看板を撮影するタイミングを逃しました。写真は運転席。運転手は女性でした。
職場には「カレー」好きな「小林君」がいるため、話題作りに前泊の夕食は「小林カレー」を訪れることに。
右:JR二日市駅で列車を降りて写真を1枚。店の店頭では、メニューを見ながら若い外国人男女が思案しています。ドイツ語だったので声をかけたら、相席で食べていいかと逆提案され、OKしました。
写真1-1-3 小林カレーメニュー 写真1-1-4 夕食
写真1-1-5
右上:チキンカレーに野菜をトッピング。味は、ドイツ語の会話にエネルギーを取られてよく覚えていません。
二人は新婚旅行で日本を1ヵ月かけて旅行中。太宰府天満宮へ行って博多駅近くのホテルへ戻る途中とのこと。私も明日からドイツ旅行なので大盛り上がり
70才位のご夫婦が切り盛りする店だから長年あるはず。夕方の営業時間は5時ー7時と短かく、訪れたのが6時15分頃、6時半にはオーダーストップで、私たちがこの日最後の客でした。針に糸を通すような限られた時間の出会いのドラマチックな展開に、お店の老夫婦も突然の一見元客に驚いていました。私も博多駅近くに宿を取っていたので、この後、一緒にJRで博多駅へ移動。
写真1-1-6 博多駅構内居酒屋 写真1-1-7 二次会
写真1-1-8
左:博多駅コンコースで、見ず知らずの女性から「外国人と一緒に写真を撮るのが趣味だ。」と声を掛けられ、ついでに私も入れて撮ってもらいました。
上2枚:博多駅構内の居酒屋で二次会。刺身や日本酒など、お勧めのメニューを食べてもらい喜んでもらえました。新婚さんは、多くの都市を回っていて、東京の美しい桜吹雪の動画や長崎・軍艦島の写真などを見せてくれ、これから熊本、鹿児島を観光して東京へ。ルフトハンザ便で帰国だよねと尋ねたら、サービスがよいJAL便とのことで、3人で大笑い。
店の前で分かれて一人旅に。出発前から、Sina と Stefan にドイツ語会話の練習に付き合ってもらい、楽しい一期一会でした。
●博多ターミナルホテル 博多駅筑紫口徒歩2分のビジネスホテル
写真1-1-9 客室 写真1-1-10 サニタリー
最初から連泊で予約したのではなく、3月5日に予約した2泊目は素泊まり6.500円、4月12日に予約した1泊目は素泊まり8,300円。建物は古いものの、客室の広さ、設備は必要にして十分。眺望無し。空港アクセス重視の選択。朝食は空港のラウンジで。
●9:55福岡→15:00シンガポール SQ655便 B787-10
写真1-1-11 福岡空港国際線行路線バス 写真1-1-12 手荷物検査場入口
左:福岡の天気予報は晴れ時々曇り、最高気温22度、最低気温13度。シンガポールの天気予報は曇り時々雨、最高気温31度、最低気温27度で、長崎の7~8月の気温
福岡空港国際線ターミナル行の路線バスに乗るつもりで、7時5分ごろ博多駅バスターミナルの乗場に到着したら、インバウンド旅行者の乗車待ちの長い列。時間的には前発の7時10分発に乗れますが満員。予定通り7時25分発に乗りました。
右:国際線ターミナルは、混雑。自動チェックイン機で発券すると、預ける荷物は無いのでそのまま手荷物検査場へ。搭乗客は多いものの15分ほどで通過。
写真1-1-13 ラウンジ案内板 写真1-1-14 ラウンジ福岡で朝食
国際線ターミナルには、保安検査通過後三つのラウンジがあり、プライオリティ・パスで入場できるラウンジ福岡で8時半頃朝食。ビールもワインも無料。ここで朝食を取るつもりで早めに空港へ到着。フライトまで1時間半ほどあり、ゆっくり食事できます。
写真1-1-15 ラウンジ福岡で朝食 写真1-1-16 ラウンジ福岡で朝食
メニューは限られるものの、スイーツもあり朝食としては十分。カフェラテは本格的。
写真1-1-17 搭乗口 写真1-1-18 搭乗便
あとがきで書いていますが、今回特典航空券では他にフライトの選択肢が無かったので、シンガポール経由です。生まれて初めてのシンガポール航空とシンガポール・チャンギ空港でのトランジットを楽しむことにします。定刻どおりに飛び立ちシンガポールまで所要時間6時間5分。その先イタリア・ミラノまで乗り継ぎも含め28時間15分の長旅にいざ出発!
左(写真1-1-19):貴重品含む総重量6.5kgの全荷物が入ったリュックをからって1枚。
写真1-1-20 ウェルカム・ドリンク 写真1-1-21 昼食
写真1-1-22
左:福岡を発って約40分、ウェルカム・ドリンク。搭乗率は9割程度。内側3列シートの中央は空席、反対側は日本人男性らしい。フライトの前半はよく揺れましたが、後半は安定しました。
右上:福岡を発って約3時間昼食。ソバもあり、日本人に配慮したメニューです。冷房が効いて寒いくらい。珍しく左耳がなかなか抜けず痛かった。右:ハーゲンダッツは、食べやすい硬さ。
●シンガポール・チャンギ空港で8時間半のトランジット
写真1-1-23 到着 写真1-1-24 案内図
左:定刻の現地時間15時、日本時間16時にターミナル2(T2)に到着。マスクをしている人はおらず、私もマスクを外しました。
右上:T4まである広い空港は、T1~T3はスカイトレイン(右写真1-1-25)で移動可能。徒歩なら30分近くかかります。
写真1-1-26 チャンギ空港トランジットエリア
シンガポールは面積734.3km2に600万人近くが住み、東京23区と比べ面積はほぼ同じ、人口は6割程度。午前到着便は、トランジット客向けの市内無料ツアーがありますが、午後到着便なので、トランジットエリアで8時間30分の乗継ぎ時間を過ごします。
写真1-1-27 Sony専門店 写真1-1-28 セブンイレブン
建屋内は空調が効いて常夏の国とは思えない快適さ。ウィンドショッピングするだけでも歩き疲れるような凄い店舗数。日本人受けする看板を見ると、ホッとします。
写真1-1-29 T1のラウンジ 写真1-1-30 夕食
空港が大きいだけにラウンジも複数あります。現地時間17時半、プライオリティ・パスで入れるラウンジをはしごして夕食。まずネットにお勧めとあったT1の Plaza Premium Lounge へ。景色がよく料理もそこそこありました。ただアルコールは有料だったので、ソフトドリンクのみで辛抱。
写真1-1-31 T3のラウンジ 写真1-1-32 夕食
2軒目の T3 Marhaba はアルコールも無料。食べ物もそこそこあります。カレーの味はまずまず。味知った日本のビールがあって嬉しい。
写真1-1-33夕食 写真1-1-34 夕食
食べたいものがあまりないけど、これだけ飲み食いして無料とは有り難い。イタリア到着後に使うユーレイルパスの設定や、ブログの下書きをしたりで時間は十分つぶせました。
写真1-1-35 ガーデンテラス 写真1-1-36 カート
左:快適な建屋から熱帯樹のガーデンテラスへ出たら、長崎の真夏の熱気。
右:リュックは、そこかしこに置いてある無料のカートに載せて移動は楽々。
1-2 Bis Meran/Merano メラーンまで
●23:30シンガポール→6:10イタリア・ミラノ SQ378便 A350-900
写真1-2-1 搭乗ゲート 写真1-2-2 客席ディスプレイ
左:たらふく飲み食いし、2軒目のラウンジを出て搭乗ゲート前の長椅子でいい気分でうたたねしていたら、うっかり乗り遅れるところでした。
トランジットエリアは出なかったものの、搭乗前にもう一度手荷物検査があり、これまで何度も通過してきた裁縫セットの刃体6cm以下の小さな鋏を没収されてしまいました。
右:飛行機はベンガル湾、インド、カスピ海、黒海、Bucka(スロベニア)などの上空を一直線に飛ぶようです。ミラノ・マルペンサ空港までの所要時間は12時間40分。
写真1-2-3 機内 写真1-2-4 機内食1食目
左:9割5分くらいの搭乗率。窓側3列シートの通路側で、窓側と中央は空いていましたが、窓側にはどこからか東洋系の女性が移動してきました。飛行機は、その先スペインまで飛ぶらしく、機内の雰囲気は、既にラテン系の明るさ。
右:シンガポールを飛び立って2時間、最初の食事
写真1-2-5 座席のディスプレイ 写真1-2-6 トイレ内の歯ブラシ
左:映画は、前便で途中まで見た「アクアマン/失われた王国(2023米)」の続きと、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015米)」を見ました。
右:トイレにウォシュレットは無かったけど、歯ブラシが置いてありました。
写真1-2-7 機内食2食目 写真1-2-8 ミラノ・マルペンサ空港
左:出発からから約11時間半、到着まで後1時間半。イタリア時間午前6時前2食目
右:日付は変わって4月26日(金)定刻から1時間20分遅れの7時半頃、イタリア・ミラノ・マルペンサ空港に到着。日本のパスポートは、機械読取りで入国審査をあっけなく通過。
ミラノの天気予報は曇りのち雨、最高気温15度、最低気温10度。長崎は曇りのち雨、最高20度、最低14度。ミラノの平均気温は長崎とほぼ同じ。でも今日は低め。今回は南チロルの温泉保養地メラーンへ。人口約4万人の約半数がドイツ語話者らしく、イタリアでありながらドイツ語圏という、私にとって夢の楽園へ4列車を乗継いで向かいます。
●8:13ミラノ・マルペンサ空港→9:13ミラノ中央駅
写真1-2-9 マルペンサ空港鉄道駅 写真1-2-10 マルペンサ空港鉄道駅
左:空港鉄道駅。昨年長い行列ができていた券売機は、早朝だからかまだ閑散。
右:7時43分発に乗れる時間でしたが、切符の刻印システムが1年で変わっていて戸惑いました。今この写真を検証すると、右端の端末でクレカのタッチ決済もできたみたい。昨年の失敗に懲りて、余裕をみて8時13分発の普通列車に乗ります。満席に近かった。
写真1-2-11 サロンノ駅 写真1-2-12 ミラノ中央駅
左:昨年打刻を忘れて慌てて途中下車したサロンノ駅は、懐かしく安心して通過。
右:ミラノ中央駅に到着。左の赤い車両が乗ってきた車両。
●9:45ミラノ中央駅→10:58ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅
写真1-2-13 ミラノ中央駅 写真1-2-14 ミラノ中央駅
左:ミラノ中央駅は凄い混雑。ここからユーレイルパスです。購入から使用までスマホのアプリで完結。ミラノーメラーン往復(2日)、ケルンから近郊の都市を周遊1日、ケルンからフランクフルトへ片道1日で、4日間1等 Eurail Global Pass flexible。
右:2番目の列車は、イタリアご自慢の高速列車 Frecciarossa フレッチャロッサ。
写真1-2-15 車窓から 写真1-2-16 1等車の車内サービス
遠くに山並みが見え、佐賀平野を走っているような雰囲気の中、1等車では、ペットボトルの水とお菓子の配布、ドリンクサービスがあり、旅気分は高揚します。
写真1-2-17 ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅 写真1-2-18 次列車の時刻表
左:ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅 Verona Porta Nuova へ15分ほど遅れて到着。降車した列車は、この後ヴェネツィアへ。このまま水の都まで乗りたい気分。
右:次に乗る列車の時刻表。アウアー Ora/Auer から先の駅名は、伊独語併記です。
●11:50ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅→13:30ボーツェン駅
写真1-2-19 車窓
左(写真1-2-20) :ミラノ駅で買ったサンドイッチ7.9ユーロと、この駅でカフェマキアート2ユーロを買って、三番目の Regionale Veloce 快速列車に乗り込み、昼食を取りながらボーツェンへ。
上:ここから景色が一変。雪を頂く山並みが列車の両側に迫ります。
写真1-2-21 アウアー駅 写真1-2-22 アウアー駅の案内板
左:アウアー Ora/Auer 駅。到着前の案内からドイツ語でもアナウンスがあり、いよいよドイツ語圏。ドイツ国内にいるみたいで、俄然国内旅行気分。ここは3,900人の町で、7割がドイツ語話者、3割がイタリア語話者とのこと。最初「Ora-Auer」でひとつの地名だと思ったのですが、Ora がイタリア語、Auer がドイツ語。
右:案内板も伊独語併記。Überschreiten der Geleise(注) verboten Unterführung benützen(線路を横断しない 地下道を利用する)。左写真のようにプラットフォームは低く、子供でも横断できそうな高さ。出発間際など、乗り遅れそうなときは、誘惑にかられるでしょう。注:標準独語はGleis。
辞書やスマホの翻訳アプリを使わずに、書いていることが即わかることがこんなに楽だとは、改めて語学をやっていてよかったと感じた瞬間
●14:01ボーツェン駅→14:45メラーン駅
写真1-2-23 次列車の時刻表 写真1-2-24 車窓
左:ボーツェン駅 Bolzano/Bozen で、4番目に乗る列車の時刻表。完全に伊独語併記。しかも注書き *Haelt nach Bedarf(リクエストストップ)もドイツ語併記。
右:メラーン駅 Merano/Meran まで44分、この路線の車窓も、両側に切り立った峰の連続で、見飽きることのない素晴らしい列車の旅です。手前はブドウ畑らしい。
写真1-2-25 メラーン駅 写真1-2-26 メラーン駅前
左:15時前メラーン駅に到着。右側が降車した普通列車。前泊を含めると長崎から丸2日かかりましたが、2年連続のイタリアは予定通りのコースで、移動そのものの旅程が楽しかった。昨年マルペンサ空港に着いて右往左往した経験が予習になりました。
右:メラーン駅前。由布院のような雰囲気。
1-3 Hotel Lux Garni ホテル・ラックス
●温泉保養地の三ツ星ビジネスホテル
写真1-3-1 外観 写真1-3-2 外観
左:駅に近い宿を選びました。メラーン駅前から見えています。
右:共同住宅の最上階がホテル。家族経営の小さな宿。
写真1-3-3 客室 写真1-3-4 客室
1泊朝食付き98.75ユーロ。客室はごく普通のビジネスホテル仕様ですが、温泉保養地だからか高め。女将は、イタリア語ネイティブらしく、一生懸命ドイツ語を話してくれます。
写真1-3-5 サニタリー 写真1-3-6 サニタリー
サニタリー。イタリアは、ビデがあるのがお約束。去年学習しました。
写真1-3-7 客室からの眺め
客室の窓を開けると、足元にメラーン駅、その先に雄大な山々。この眺めがあってこその客室料でしょう。
●夕食は、地元の代表的なビヤホールへ。
写真1-3-8 フォスターブロイ外観 写真1-3-9 メニュー
左:宿にレストランは無いので、中心部へ。ガイドブックに紹介されていたビヤホール Fosterbraü フォスターブロイまで片道1kmを散策しながら歩きます。
右:注文したのもガイドブックに紹介されていたもの。メニューは、独伊語併記。Forsterbrüs spezialitäten Brettl
Südtiroler Markenspeck g.g.A, Kräuterschinken, Scharfe Salami, Coppa,
Kaminwurzen, Lagreinkäse, Schneeberger Bio Käse, Gurken, Kren
フォスターブロイの名物料理 ブレットル(スライスしたもの) 14.5ユーロ
南チロルブランドベーコン(注1)、ハーブハム、スパイシーサラミ、コッパ (注2)、カミンヴルツェン(注3)、長期熟成チーズ、シュネーベルガー有機チーズ、キュウリ、ワサビ
注1:Geschützte geografische Angabe 地理的表示保護
注2:Coppa イタリア産生ハム
注3:Kaminwurzen 南チロル特産の生ソーセージ
一読すると何かわからないものが多いものの、少なくとも読めるだけでも嬉しい。
写真1-3-10 夕食 写真1-3-11 写真1-3-12
左:出てきたものは、酒のつまみに最適なもの。これで一人前。メニューにあるように二人前は28.5ユーロ。
中:Forst Kronen フォルスト・クローネン(王冠) 0.5L 6ユーロ。この地方の代表的な地ビールでコクがありました。
右: イタリアでは赤ワインで決まり。Blauburgunder Jura 2020 Nals Margreid 1/8LT 7.5ユーロ。地元産のコクと深みがある辛口赤ワイン。チップ込み33ユーロ。
地域一番店らしく、家族連れやグループで賑わっていて、お勧め店であることは確か、ただ一人旅だと、男の隠れ家的B級店でしっとりと飲みたいな。
●朝食
写真1-3-13 1泊目 写真1-3-14 2泊目
写真1-3-15
2泊したので、2泊分の朝食を掲載します。チーズやハム・ソーセージがない質素な内容。女将が「卵は」と聞くので、「半熟」と答えると、丁寧に対応してくれ、食後には「出来はどうだったか」と気配りしてくれました。
左:昔懐かしい Leberwurst レバーパテがあり、チーズ・ハムの代わりに美味しく頂きました。
1-4 Bozen/Bolzano ボーツェン
写真1-4-1
イタリア到着から2日目、滞在地メラーンの天気予報は曇りのち小雨、最高気温14度、最低気温9度で、長崎の3月の気温。
今日はメラーン終日観光を変更し、宿で宿泊税5.6ユーロと引き換えに配布された Südtirol Guest Pass 南チロル・ゲスト・パス(左写真)を使い倒すことに。午前中は、明日ミラノへ戻る際に寄る予定だったボーツェンへこのパスを使い鉄道で往復。ボーツェンは人口約11万人、約25%がドイツ語話者とのこと。
●8:46メラーン→9:26ボーツェン 普通列車
写真1-4-2 ジークムンズクロン城址 写真1-4-3 ハーゼルベルク
左:ボーツェンに近づくと車窓から Schloss Sigmundskron ジークムンズクロン城址(伊 Castel Firmiano、945~)が見えました。山岳博物館があるとのこと。
右:こちらも凄く切り立った崖の上に建つ Haselburg ハーゼルベルク(伊 Castel Flavon 13世紀)。レストランがあるらしく、眺望を楽しみながらの食事はよさそう。
写真1-4-4 ボーツェン駅舎正面 写真1-4-5 Viale della Stazione, 1
左上:ボーツェン駅に到着。塔がある新古典主義の堂々たる駅舎。
写真1-4-6 説明版
左:駅舎に掲示してあった説明版「Bahnzeit in Bozen Die zeit des Faschismus ボーツェンの鉄道時代 ファシズムの時代」によれば、時代背景から重厚な建物になったらしい。ドイツ語でも書かれていて嬉しい。
右:中心部へ向かう途中で見かけたビルの外壁がバロック風でエレガント。壁面に「M. Christanell」とありますが、尋ね当たらず。1階は「Stazione Uno」というギャラリー。
●ヴァルター広場
写真1-4-7 ヴァルター広場
右:中心部の Waltherplatz ヴァルター広場。中央の高さ3.3mの白い像は、中世ドイツの詩人 Walther von der Vogelweide ヴァルター(1170年頃-1230年頃)。
●大聖堂
写真1-4-8 大聖堂 Der Dom Maria Himmelfahrt(呼び方はいろいろあるらしい)
屋根の文様が美しい大聖堂(1519)。ドイツのゴシック様式教会は、高さを競うように高い塔が特徴ですが、こちらは高さより、装飾に力が入っています。
写真1-4-9 内陣 写真1-4-10 外陣
堂内はゴシック様式として端正な感じです。
●ドミニコ会教会~珠玉の名品
写真1-4-11 外観 写真1-4-12 外陣
左:ヴァルター広場から少し西にある Dominikanerkirche ドミニコ会教会(伊:Chiesa dei Domenicani、14世紀初頭)。外観は質素ですが・・・、中に入ってびっくり。
右:パイプオルガンが浮いたように見え、その先に明るい身廊が続いている唯一無二の珍しい構造。
写真1-4-13 内陣 写真1-4-14 外陣
左:パイプオルガン下のアーチをくぐるとロココ様式のフレスコ画で彩られた内陣。
右:アーチから見返りの外陣。赤ヴォールトが白壁に映えます。
写真1-4-15 祭壇聖母への祈り 写真1-4-16 ヨハネス礼拝堂
左:眺めるだけで心が落ち着く祭壇 Gebete zur Muttergottes 聖母への祈り。
右:Johanneskapelle ヨハネス礼拝堂(伊:Cappella San Giovanni)。小ぶりな空間を渋い色使いのフレスコ画が埋め尽くしていて、息をのむ美しさに圧倒されます。
外観からは想像がつかない素晴らしい内部でした。珠玉の名品です。
●旧市街
写真1-4-17 野菜市場 写真1-4-18 ネプチューンの銅像
左:Obstmarkt 野菜市場(伊:Piazza delle Erbe)は賑わっています。
右:野菜市場の一角にある Neptunbrunnen(伊:Fontana Nettuno)ネプチューン銅像の泉。白い大理石の台座にイタリアを感じます。
写真1-4-19 市庁舎 写真1-4-20 路地
左:ネオバロック様式の市庁舎(1907)。Denkmalschutz 文化遺産とのこと。
右:生活と観光が入り混じり、イタリアの明るさを感じる路地。
写真1-4-21 南チロル州議会議事堂 写真1-4-22 ボーツェン駅
左上:Südtiroler Landtag und Silvius-Magnago-Platz 南チロル州議会議事堂(1953)とシルヴィウス・マグナーゴ広場。広場は南チロルの自治権取得に貢献した元知事(1914-2010)にちなむとのこと。
右:約2時間の観光を終え、ボーツェン駅でホームに上がったら、たまたまミュンヘン行のEC特急が停車中。オーストリア・インスブルックを経由してミュンヘン中央駅着14:27。所要時間3時間53分。ここがドイツ方面と直結した土地柄だと改めて実感。
写真1-4-23
●11:01ボーツェン駅→11:45メラーン駅
左:ラテ・マキアート2.4ユーロ。駅の売店で、ドイツ語で注文したら、若い店員はイタリア語話者らしく、ドイツ語ができる店員が注文を受けてくれました。そんな日常があるんですね。1杯目は駅のホームにぶちまけてしまい、写真は2杯目。乗降客の服や荷物を汚さずによかった。
1-5 Meran/Merano メラーン
●Seilbahn Vöran ヴェーラン・ロープウェイ
←メラーン        写真1-5-1 鳥瞰図           ボーツェン→ 
メラーンから近く、南チロル・ゲスト・パスで乗ることができるロープウェイに乗ります赤枠。メラーン駅からバスで20分。麓駅 Burgstall ブルグスタール標高269mから、山駅 Vöran ヴェーラン標高1,182mへ、高低差913m、長さ2,120mを所要時間5分で結びます。
これは山駅にあった鳥瞰図。左上にある「メラーン2000」というロープウェイで「メラーンのテラス」と呼ばれる山岳地帯へ登ると、登山気分でハイキングが楽しめ、ここが一番のスポットらしい。
写真1-5-2 麓駅の案内板 写真1-5-3 麓駅
左:12:05メラーン駅-バス-12:24麓駅。駅は無人で乗客も無し。不安になりインターフォンでドイツ語で話しかけたら、発車時刻になればゲートが開くので乗ってよいとのこと。
右:12時40分発に無事乗れました。麓駅がぐんぐん小さくなります。
写真1-5-4 メラーン方向
35人乗りのゴンドラにひとりだけなので、360度の絶景を独り占め。なんという贅沢。
写真1-5-5 1本だけの支柱 写真1-5-6 山駅付近
全線で1本しかない支柱を過ぎると景色は一変。台地状になり、アルプスの少女ハイジの世界
写真1-5-7 工事現場 写真1-5-8 山駅付近
左:山駅へ到着。麓駅は山駅から遠隔操作しているらしい。山駅のそばでは、新たな観光施設が建設中。
右:右端は山駅。左端のテラス席は、抜群の眺望ですが、今日はお休み。
写真1-5-9 山駅付近
この標高だとちょっとした天候不順でも雲や霧で視界不良となりますが、幸いなことに山駅付近でも大パノラマを堪能できました。
写真1-5-10 ホテル 写真1-5-11 店内
写真1-5-12
左上:山駅そばの山小屋風ホテルのレストランで軽い昼食。
右:レストランの内装は、リフォーム済み。
左:カプチーノ、アプフェルシュトゥーデル(リンゴの焼き菓子)の生クリーム添え。チップ込み8ユーロ。
山駅付近に1時間ほど滞在し、13:40発で下山。乗客は10人ほど。乳飲み子を抱えたハイキング姿の女性は、注目を浴び、他の乗客と話が弾んでいました。麓駅13:55発のバスに乗り、メラーン中心部で下車しました。
●メラーン旧市街
写真1-5-13 量販店のテナントビル 写真1-5-14 市立劇場
左:見慣れた看板に吸い込まれます。まずドラッグストア dm で歯磨き粉やペットボトルの水を、続いてスーパーマーケット Eurospar でビール、ワイン、お菓子などを購入。ところでドイツでは「Spar」しか見たことが無かったけど、Eurospar は食料品に加えて日用品などがあります。 MediaWorld は家電量販店 MediaMarkt のイタリアでのブランド「NKD」 は、初めて見ました。調べたらNiedrig Kalkuliert Discount(ロー・コスト・ディスカウント)の略で、ドイツに本部がある衣料品量販店とのこと。
右:Stadttheater 市立劇場(1900)。デザイン、色使いなど、市の顔にふさわしいユーゲントスティール様式の Denkmalschutz 文化遺産。
写真1-5-15 自由通り 写真1-5-16 クアハウス
左:市立劇場からカメラを左へ振ると、Freiheitsstraße 自由通り(伊:Corso Della Liberta)。いかにも温泉保養地らしい、明るく瀟洒な中心部の通りです。昨夕訪れたビヤホールもこの通りにあります。
右:自由通りのひとつ南側にある Passerpromenade パッサープロムナード沿いに建つ Kurhaus クアハウス(1874新築、1914増築)という名の多目的ホール。写真はユーゲントスティール様式の増築部分。堂々たる建物です。
写真1-5-17 パサー川と劇場橋
Passer パサー川(伊Passirio)と Theaterbrücke 劇場橋。ドイツ語のみの案内板 Die Entstehung dieser Promenade 遊歩道の生い立ち(左写真1-5-18)によれば、1817年の大水害を契機に、河川改修・拡幅、両岸の遊歩道を整備したとのこと。次は、河川に飛び出したデッキ(赤丸)へ向かいます。
写真1-5-19 パサー川 写真1-5-20 遊歩道の蚤の市
左:石積の護岸や緑あふれる遊歩道が織りなす景観は素晴らしい。
右:遊歩道では蚤の市開催中で、じっくりゆったり物色しながら散策。目の保養にはなったけど、買って日本まで持ち帰りたいと思えるものはありませんでした。
写真1-5-21 マリア像 写真1-5-22 大聖堂
左:Sandplatz 砂広場に立つ Mariensäule マリア像。当地で最も古いモニュメントのひとつで、戦争や苦難に打ち勝ったことを記念して、1706年市民が寄贈したとのこと。
右:ゴシック様式の大聖堂 Pfarrkirche St.Nikolaus(1465奉献)。
写真1-5-23 内陣 写真1-5-24 外陣
堂内は端正。私の注目は、左写真1-5-25 玄関扉上のフレスコ画。聖書の一節が書かれています。Lasset die Kleinen zu mir kommen. Denn Ihrer ist das Himmelreich!(小さな者たちを私のもとに来させなさい。 彼らにこそ、天の御国があるのだから)。ドイツ語です。ここがイタリアであることを忘れるようなドイツ的教会でした。
●夕食はホテル客室のバルコニーで雄大な景色を眺めながら
写真1-5-26 駅前のインビス 写真1-5-27 夕食
写真1-5-28 夕食
左:駅前のインビスで丸いパンのサンドイッチをテイクアウト。出来あがるまで店内で待ちつつ、外では若者らが歓談。彼らとコンタクトはありませんでしたが、東洋の禿おやじと店員がドイツ語で注文のやり取りをしている様子を感じていたもよう。かなり離れてからカメラを向けたらしっかり反応してくれ、このノリはイタリア。
右:18時半、外気温17度。持てるもの全てを着てバルコニーへ。サンドイッチに加え、Eurospar で買ったビールやお菓子など。終了は19時11分外気温15度。雄大な景色を眺めながら、質素でもドイツを感じる品で、思い出に残る夕食です。
1-6 Verona ヴェローナ
イタリア3日目。2日前と同じコースを逆に、途中ヴェローナを観光し、ミラノへ。到着地ミラノの天気予報は薄曇り、最高気温19度、最低気温10度。昨日より5度ほど上がり過ごしやすそう。メラーンの宿を引き払う際女将から、旅行者か滞在者か尋ねられました。私のドイツ語が、旅行者しては流暢だが、滞在者にしては下手だからか。滞在者ですと見栄を張れるくらいレベルアップしたい!?
●9:16メラーン→10:00ボーツェン 普通列車
今日は出発からユーレイルパス。検札は、スマホのQRコードの画面を提示して完了。車内トイレの「開」ボタンを押したら自動扉が大きく開き、更衣中の旅行者らしい若い女性が丸見え。私も戸締めに戸惑ったので、戸締めが不完全だったもよう。
写真1-6-1 日刊紙ドロミテン 写真1-6-2 お土産のショーケース
左:ボーツェン駅売店の新聞棚。一番上がドイツ語の南チロルの日刊紙ドロミテン
右:同じ駅売店のショーケース。ビールジョッキやワイングラスなど、まるでドイツのお土産みたい。
●10:31ボーツェン→12:14ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅 普通列車
写真1-6-3 車窓 写真1-6-4 車窓
左:ヴェローナまで絶景の連続。ヴェローナは、人口約26万人。市街地はユネスコの世界文化遺産。
右上:絶壁に修道院か城が見えます(赤丸)。右写真1-6-5は赤丸を拡大。目を凝らしていると同じような建物が次々に現れるので驚き。
写真1-6-6 ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅 写真1-6-7 ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅
写真1-6-8
左上:ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅に到着。下車した列車。
右:駅舎は先の大戦で爆撃を受け、構造体を活かしつつ改築。外観はバウハウスのような機能美を感じます。
左:駅にコインロッカーは無く、2日前に下調べしておいた荷物預けに直行。あっと言う間に長い列ができ、先頭に近かくてよかった。
●旧市街~小ローマの季節外れのカーニバル
写真1-6-9 ポルタ・ヌオーヴァ 写真1-6-10 カーニバルの山車
左:Porta Nuova ポルタ・ヌオーヴァ(1540)。実に立派なかつての城門。
右:中心部へ歩くと、カーニバルの山車が多数列をなしています。季節外れだなと思って調べたら、昨年2月の予定が悪天候で延期されたとのこと。
写真1-6-11 マクドナルド 写真1-6-12 ブラの門
左:金に輝くマックの看板。景観に配慮しているもよう。
右:Portoni della Bra ブラの門(15世紀)。ふたつのアーチの上にある時計は1872年に後付けとのこと。この門の先が中心部の Piazza Bra ブラ広場。
写真1-6-13 民族衣装の一団 写真1-6-14 バルビエリ宮殿(市庁舎)
左:右上の写真ブラの門の右側を歩く民族衣装を着た一団。
右:ブラの門をくぐってブラ広場へ。右手に新古典主義様式の Palazzo Barbieri-Comune di Verona バルビエリ宮殿(1851)。
写真1-6-15 エマヌエーレ2世騎馬像 写真1-6-16 アレーナ
左:ブラ広場の中央には Vittorio Emanuele II di Savoia ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世(1820-78)イタリア王国の初代国王の騎馬像
右:騎馬像の左手には Arena アレーナ(円形闘技場、紀元前後)。3段目のアーチは1117年の大地震で大部分が倒壊し、遺構が写真中央に見えます。
写真1-6-17 写真1-6-18 ジュリエットの家
左:アレーナの前で。中世のコスチュームが決まってる。ただ足元はスニーカー。
右:お目当てロミオとジュリエットで有名な「ジュリエットの家」は、入場待ちの長い行列だし、またガイドブックに立入り自由とあった中庭も凄い人だかりで諦めました
写真1-6-19 ラジョーネ宮殿の階段 写真1-6-20 スカラ家の館
左:Palazzo della Ragione ラジョーネ宮殿の中庭にある Scala della Ragione 階段(15世紀)は、実用より芸術性ですね。次はお隣の Piazza dei Signori シニョーリ広場へ。
右:シニョーリ広場に建つ Palazzo di Cangrande スカラ家の館(14世紀)。
写真1-6-21 エルベ広場とランベルティの塔
Piazza delle Erbe エルベ広場は下町の賑わい。高さ84mの Torre dei Lamberti ランベルティの塔(15世紀)に登ると町が一望とのこと。
写真1-6-22 サンタナスターシア教会 写真1-6-23 コルソ・サンタナスターシア
左:この地で最大のゴシック様式教会 S.Anastasia サンタナスターシア教会。
右:見返り。教会の名を冠した Corso Sant'Anastasia コルソ・サンタナスターシアの付近は、碁盤目になっていて、どの通りも散策して楽しそう。
写真1-6-24 堂内
外観からは想像がつかない堂内の素晴らしいフレスコ画に目を奪われました。
写真1-6-25 透視図 写真1-6-26 透視図
堂内にあった緻密な透視図の作成には、絵心に加えて建築の構造を理解している必要があり、見事な出来栄えに食い入るように鑑賞しました。
写真1-6-27 カステルヴェッキオ 写真1-6-28 ガビ門
左:Castelvecchio カステルヴェッキオ(古い城、1357)。現在は市立美術館。
右:Piazzetta Castel Vecchio カステルヴェッキオ広場に建つ Arco dei Gavi ガビ門(1世紀、再建)。ミラノへ向かう街道の途中に、当時の町の有力者ガビ家が建てたとのこと。
写真1-6-29 駅の売店 写真1-6-30 駅の売店
駅で見つけた south tyrol 南チロルと書かれた売店
左写真1-6-31:Berliner Brezel ベルリナー・ブレッツェル3ユーロなるものがあったので買ってみたらこれがふわふわなドーナツ。こんなバリエーションのブレッツェルもありか。
●15:02ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅→16:15ミラノ中央駅
写真1-6-32 駅のホーム 写真1-6-33 車中
左:約2時間の駆け足観光。世界遺産だけあって多くの文化遺産が残る小ローマのような都市で、じっくり観光するなら1泊2日は欲しい見応えのある町でした。
高速列車フレッチャロッサは全席指定。1時間後の列車は満席で、予約できた列車でミラノへ向います。左側6番ホームに案内が出ています。右側5番ホームは普通列車。
右:予約できた席はボックス席。対角線上の席を予約していたカップルの希望で席を代わりました。横並びになったカップルは熱々。ラテン系の情熱に圧倒されます。
プレッツェルを買った店でテイクアウトした Linzer Torte リンツァー・トルテ3.95ユーロ。オーストリア・リンツ地方発祥の焼き菓子。お昼として十分な大きさと密実さ。
写真1-6-34 1等車の車内サービス 写真1-6-35 ミラン中央駅
左:偶然にも2日前と同じお兄さんのワゴンサービスがあり、赤ワインを飲みました。
右:10分ほど遅れてミラノ中央駅へ到着。まず宿にチェックイン。
1-7 Hotel Siro ホテル・シーロ
●標準的な三ツ星ビジネスホテル
写真1-7-1 客室 写真1-7-2 客室
駅から約1.5km、徒歩20分ほど。1泊朝食付き88.5ユーロ(税込85ユーロ、市税3.5ユーロ)。広さ約10㎡のシングルルーム。
写真1-7-3 サニタリー 写真1-7-4 サニタリー
ビデもあるサニタリー
写真1-7-5 客室からの眺め 写真1-7-6 客室からの眺め
客室は中庭に面しているため、景色は期待できないものの、夜中は静かで爆睡。
写真1-7-7 朝食 写真1-7-8 外観
左:朝食は少な目のビュッフェ形式。フライトの都合で、1ヵ月前の予約だと条件のよい宿は残っておらず、昨年の宿より駅から遠いうえ、24ユーロほど高かったのが悔しい。
1-8 Mailand ミラノ
スイス在住のイタリア語ネイティブの友人と中央駅で待ち合わせて、ミラノ中心部で夕食へ。ミラノ中心部へは新婚旅行以来34年ぶり3回目。
写真1-8-1 サン・バビラ教会外観 写真1-8-2 サン・バビラ教会堂内
左上:Basilica di San Babila サン・バビラ教会。古くからこの地に教会はあったようですが、現在見るファッサードは、ネオロマネスク様式で再建されたものとのこと。
右:日曜日の夕刻、堂内ではミサが行われていました。
写真1-8-4 パラッツォ・デル・セナート 写真1-8-5 ドルチェ&ガッバーナ
左:バロック様式の Palazzo del Senato パラッツォ・デル・セナート(元老院宮殿、1608~)。現在は国立公文書館(Archivio di Stato)。大聖堂とは逆の方向へ歩きました。
右:Uターンしてブランド・ストリートへ。Dolce&Gabbana ドルチェ&ガッバーナの店頭。ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナが創立し、ミラノに本拠地を構える高級ファッションブランド。自信に満ち溢れた個性的な世界観と色使いに圧倒されます
写真1-8-6 前菜の生ハムの盛り合わせ 写真1-8-7 メインのパスタ
左上:Salsamenteria di Parma サルサメンテリア・ディ・パルマというトラットリア(大衆料理店)へ。友人お勧めの生ハムの盛合わせ。
右:前菜のハムで十分でしたが、パスタが主菜。
左写真1-8-8:ワインはボールに注ぎ3本指でつまんで飲むとのこと。
写真1-8-9 V.エマヌエーレⅡ世大通り 写真1-8-10 ガッレリア
左:V.エマヌエーレⅡ世大通り。正面に Duomo 大聖堂(1572)が見えます。
右:Galleria Vittorio Emanuele II ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(1877)は、日が暮れライトアップされ幻想的。
写真1-8-11 大聖堂と Piazza Duomo 大聖堂広場
写真1-8-12
上:大聖堂広場は青黒のユニホームを着たファンで混雑。調べたらセリエA今シーズン、FCインテルが5試合を残し3季ぶり20度目の優勝を先週決めており、この日もトリノに2対1で勝利。イタリア・プロサッカー・リーグで地元チームが活躍し、興奮冷めやらぬみたい。
右:夕食の〆はコーヒーが習慣で外せない、という友人に連れられコーヒー・スタンドへ。私もラテ・マキアートを頂きました。
1-9 Bis Frankfurt フランクフルトまで
イタリアの3泊4日のちょい旅を終え、フランクフルト経由でベルリンへ。同地でレンタカーを借り、ベルリン郊外の宿まで約80km走る予定。出発地ミラノの天気予報は晴れところにより曇り、最高気温24度、最低気温13度。到着地ベルリンは曇り、最高気温21度、最低気温12度で、この時期のベルリンにしては快適そう。
●新たに開通した地下鉄でリナーテ空港まで移動
写真1-9-1 サン・バビラ駅 写真1-9-2 サン・バビラ駅の路線図
左:友人から空港へ地下鉄での行き方を教えてもらい、昨年はバスで移動したルートを、改札口はクレカのタッチ決済で通過して空港へ。宿から地下鉄 Pasteur パスツール駅まで270m、徒歩約3分。メトロ1号線で San Babila サン・バビラ駅で、2023年7月4日に開通したメトロ4号線に乗り換えて Linate Aeroporto リナーテ空港へ。
右:4号線の車両に運転席は無く自動運転で、最新のシステム。写真は乗換駅のサン・バビラ駅にあった4号線の路線図。サン・バビラ駅から下(西側)はこの時点で未開通。
写真1-9-3 ラウンジ ・サラ・レオナルド 写真1-9-4 コーヒーマシン
左:空港到着後、2年目なので迷うことなくお目当てのラウンジへ行き、無料の昼食
右:種類にお国柄が出るラウンジのコーヒーマシン。英語と伊語が混じった万人仕様で、左上から3番目のラテ・マキアートを迷わず選べました。
●12:40ミラノ・リナーテ空港→14:00フランクフルト LH273便 A319-100
写真1-9-5 搭乗口 写真1-9-6 搭乗便
左:搭乗口へ。黄色のルフトハンザ航空のシンボル・カラーと、Frankfurt フランクフルトの文字を見ると第二の故郷へ帰るんだという感慨が沸々。去年はフランクフルトを経由してミラノまで往復しましたが、今年はこれからドイツへ向かうので嬉しさ倍増。
右:搭乗便。フライトは時間帯が異なるだけで、昨年と同じ路線。搭乗率は6割程度。
写真1-9-7 ITAエアウェイズ 写真1-9-8 ミラノ市街地
左:見慣れない ITAエアウェイズの青い機体。調べたら、2021年に経営不振に陥ったアリタリア-イタリア航空から経営を引き継いだイタリアのフラッグ・キャリアとのこと。
右:13時頃離陸、北へほぼ一直線に飛びます。左手にはミラノの市街地が見えます。
写真1-9-9・10 フィアヴァルトシュテッタ-湖(「四つの森の州の湖」という意味)付近
離陸して約13分ルツェルンの東にある Vierwaldstättersee フィアヴァルトシュテッタ-湖周辺。ところにより雲があるものの、スイス・アルプスの素晴らしい遊覧飛行です。
写真1-9-11 チューリッヒ周辺
離陸して約17分、上下に長いチューリッヒ湖と、右上にチューリッヒが見えます。
写真1-9-12 ネッカー川とハスマースハイム
写真1-9-13 マイン川沿いの発電所
上:離陸から33分既にドイツ上空です。眼下は、ネッカー川と Haßmersheim ハスマースハイムというハイデルベルクの東約20kmにある町。
左:離陸から約40分、着陸まで約10分。飛行機はこの付近で東へ旋回を始めます。マイン川沿い、ハーナウの南にある Kraftwerk Staudinger シュタウディンガー火力発電所が見えます。ヘッセン州で最大の火力発電所。
←東    写真1-9-14 カール・アム・マイン    (空港方向)西→
フランクフルト空港の東約30km、着陸まであと約7分。飛行機は旋回し、北から南を見ています。東には高速45号線、西にはマイン川。中央は Kahl am Main カール・アム・マインという人口約8,000人のバイエルン州の町。たくさんの湖があり、風光明媚に間違いなく、一度訪れてみたい。
写真1-9-15 ノイ=イーゼンブルク 写真1-9-16 建設中の第三ターミナル
左:空港の東約3km、着陸まであと約3分 Neu-Isenburg ノイ=イーゼンブルク。眼下に高速道路が見えます。43年前初めてドイツへ到着したのもフランクフルト空港。着陸直前高速道路を飛ばす多くの車が見えました。当時と同じような眺めに若かりし頃の記憶が鮮明に蘇ります。
右:東から着陸。2026年のオープンに向けて建設中の第三ターミナルが見えます。昨年この空路は雲隠れ。今日は薄雲はあったものの地上が見えて楽しいフライトでした。
1-10 Nachwort あとがき
●シンガポール経由でミラノへ
ANAの国際線特典航空券は355日前から予約でき、その日、長崎からドイツやミラノへのフライトは空席待ち。唯一福岡から提携他社便のシンガポール乗継ぎでミラノへのフライトが予約できました。シンガポール航空は燃料サーチャージがかからず安いし、時間はかかるものの許容範囲。ちなみに2025年の航空券も予約済みなので、3年分を比較します。3年とも特典航空券で帰りは同じ条件。更にコロナの影響で延期されていたANA羽田-ミラノ直行便が2024年冬ダイヤから開設されるので、これも併せて記載します。
2023(昨年) 2024(今年) 2025(来年) 参考:ミラノ直行 備考
行き 長崎13:40
↓ANA
羽田15:20/21:30
↓ANA
フランクフルト
5:20/9:15
↓LH
ミラノ翌10:25

(27時間45分)
福岡前泊
福岡9:55
↓SQ
シンガポール
15:00/23:30
↓SQ
ミラノ翌6:10
(28時間15分)
長崎15:35
↓ANA
羽田17:25/22:55
↓ANA
ミュンヘン翌6:50
(22時間15分)
長崎19:15
↓ANA
羽田21:00/1:05
↓ANA
ミラノ翌8:30
(21時間15分)
SQ:シンガポール航空
(カッコ)は乗継ぎも含めた所要時間
ミラノ直行便は2024年8月6日検索
同年12月3日開設火・木・日就航
EU内 ミラノ10:40
↓LH
フランクフルト
11:55/12:45
↓LH
ベルリン13:55
ミラノ12:40
↓LH
フランクフルト
14:00/14:45
↓LH
ベルリン15:55
無し 無し 時間帯と有無の違い
LH:ルフトハンザ
帰り フランクフルト
12:10
↓ANA
羽田8:10/11:00
↓ANA
長崎12:55
フランクフルト
20:45
↓ANA
羽田16:45/19:25
↓ANA
長崎21:20
フランクフルト
20:45
↓ANA
羽田16:45/18:40
↓ANA
長崎20:35
フランクフルト
20:45
↓ANA
羽田16:45/18:40
↓ANA
長崎20:35
昼行(黄色)か夜行(黒)かの違いだけで、行程は同じ
マイル 60,000 60,000 52,500 52,500 提携他社便を含むとマイル増。
税金等 79,340
(49,800)
65,820
(39,400)
92,450
(67,200)
95,140
(71,400)
(カッコ)は燃料特別付加運賃等
今年の行きは、余裕をみて前泊したので、他の年より1日余分に時間がかかるものの、シンガポールでのトランジットなど旅程を楽しんだしだい。
2019年その3>3-12あとがきで書きましたが、ドイツを丸々楽しむなら、仕事を定時で終わり、羽田発夜行便で日本を発ち、帰国も夜行便。ただGW前後に特典航空券をゲットすることはそれだけでも大変なので、条件のよい航空券はなかなかゲットできません。
来年はイタリア抜きでドイツへ往復する理想的な時間帯のフライトです。これで過去4回利用したデュッセルドルフ~成田便が早く復活してくれることを願うばかり。
●こんな地図が欲しかった
左:旅行本は国ごとの編さんが基本。南チロルがどこにあるか、わかりやすい地図がメラーン駅にありました。茶色は南チロル。今回は左下のミラノから往復しましたが、中央上のミュンヘンからボーツェンまで列車1本約4時間で行けることをボーツェン駅のホームで目の当たりしました(上の写真1-4-22)。
ところで、南チロルの観光後は、
●プランA(ミラノへ戻り航空機でドイツへ)
メラーン→(鉄道)→ヴェローナ→ミラノ泊→(飛行機、フランクフルト乗継)→ベルリン

で計画し、ダイヤは昨年と同じく10:40ミラノ発-フランクフルト乗継ぎ-13:55ベルリン着を予約したものの、航空会社の都合で一方的にキャンセルに。メール通知が来ただけで、なかなかコールセンターにもつながらないし、諦めてミラノへ戻らず南チロルからドイツへ鉄道で移動する「プランB」を計画し、エアフルトの宿も予約。
●プランB(ミラノへ戻らず鉄道でドイツへ)
メラーン(鉄道、ボーツェン、ミュンヘン乗継)→エアフルト泊→(車)→ナウムブルク・マクデブルク水路橋→ベルリン

旅行が近づき、2時間後ろ倒しのフライトでプランAが復活。ANAのコールセンターへ電話して、今更いらないと辞退しましたが、行程はフライトの時間帯が変わっても変更できないらしく今回は必然的にプランAです。
何せ初訪問の南チロルは、旅を計画する時点で国を越えた相互の位置関係の把握があやふやで、ミラノへ戻るプランAとしましたが、もう少し準備しておけば早くドイツにたどり着くプランBです。もし南チロルを再訪するなら、ミュンヘンから往復で決まり。ただ実行したプランAは、ヴェローナ観光やミラノで友人と会えたので、それはそれで満足。
それとイタリアの旅行本の固有名詞が伊語表記であることは当然ですが、南チロル・エリアでさえ、独語表記がなく、伊語表記だけの場合があり、このページを作成するにあたり独語表記を第一にしました。
写真1-10-1 南チロル
月日 プランA ミラノへ戻り航空機でドイツへ プランB ミラノへ戻らず鉄道でドイツへ
4/28 メラーン9:16
↓鉄道
ボーツェン駅乗換
10:00/10:31
↓鉄道
ヴェローナ観光
12:14/15:02
↓鉄道
ミラノ16:15
友人と夕食
メラーン9:46
↓鉄道
ボーツェン駅乗換
10:26/10:34
↓鉄道
ミュンヘン中央駅乗換
14:27/14:52
↓鉄道
エアフルト17:09
宿 ミラノ エアフルト
4/29 ミラノ12:40
↓飛行機
フランクフルト空港
乗継
14:00/14:45
↓飛行機
ベルリン15:55
レンタカーを借りる
18時頃宿
エアフルト9:00
レンタカーを借りる
ナウムブルク観光
10:15/11:45
↓車
マクデブルク水路橋
13:45/14:45
↓車
17時頃宿
宿 ベルリン郊外
●ドイツ語圏だからこそ叶えられた濃密な1日
写真1-10-2 南チロル・ゲスト・パスのパンフ
写真1-10-3 Der Spiegelより
1-4 ボーツェン、1-5 メラーンで書いたように、南チロル・ゲスト・パス(以下「パス」という)を使い1日で①ボーツェン、②ヴェーラン・ロープウェイで山岳地帯へ、③メラーンを周遊しました。
1.急きょ計画変更
宿のチェックイン時、想定外のパスを受取り、それから翌日の予定を変更する残り時間は僅か。左上写真はパスと一緒に受取ったパンフの一部。パスで使える地域鉄道、バス、ロープウェイや、運休などがドイツ語で記載されています。土地勘が無いので、ひとつひとつネット検索。
2.午前中は①ボーツェンへ往復
①ボーツェンへ往復できることはすぐに分かり、鉄道ダイヤを調べて、2時間程度観光して昼前に③メラーンへ戻る計画。
3.昼前後は②ロープウェイで山岳地帯へ
ここが難関
。メラーンから近い山岳地帯へ適当なアクセス方法を検索。手書きのメモに悪戦苦闘が残るその結果②ロープウェイに決めたのは③メラーンへ列車で戻る途中②の最寄り駅を過ぎてから。それくらいのきわどさ。戻った③メラーン駅前のバス停から、バスの運転手に②へ行けることを「ドイツ語」で確認して向かいました。
4.昼下がりはメラーン観光
②山岳地帯へは2時間半ほどで往復し、14時半頃から夕方まで③メラーンを観光。
以上の行程を練るのに、イタリア語のサイトを機械翻訳にかけて検索すると時間切れで②山岳地帯は諦めたことでしょう。左下写真は、ドイツの代表的な週刊誌シュピーゲルの広告。Dein Platz ist hier(君の居場所はここだ)に惹かれて訪れた南チロルは、伊独の文化が入り混じ、イタリアでありながらドイツ語で旅行ができる、私にとって願ってもない観光地でした。2024.9.24
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Rügen
3.Nieder-
sachsen
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Rügen
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