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Eine Deutschlandreise 2012 ドイツ旅行 (3/5)
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Inhalt 目次
1 Bis Rostock ロストックまで
2 Um Rostock ロストック周辺

3 Potsdam ポツダム
4 Berlin ベルリン 前編 後編
5 Buchenwald ブーヘンヴァルト
3 Potsdam ポツダム
3-1 Raststätte Stolper Heide シュトルパー・ハイデ・サービスエリア
3-2 Park und Schloss Sanssouci サンスーシー宮殿と庭園
3-3 Schloss Cecilienhof ツェツィーリエンホーフ宮殿
3-4 Neuer Garten Potsdam ポツダム新庭園
3-5 Nachwort あとがき
3-1 Raststätte Stolper Heide シュトルパー・ハイデ・サービスエリア
ドイツ4日目は、ロストックを9時半頃出発しポツダムまで。天候は晴れ。ポツダムに近いベルリンの予想最高気温23度、最低気温10度。
ロストックから約230km、ちょうど12時にこのサービスエリアに到着。ここでお昼にします。
シュトルパー・ハイデ・サービスエリア
写真3-1-1
高速111号線にあるこのサービスエリアは、冷戦時代、ベルリンの壁にあったシュトルペ/ハイリゲンゼー検問所(Grenzübergang Stolpe / Heiligensee)の名残。東西統一後は一時廃墟になっていたものの、今や建て替えられて当時の面影を探す事など無理なようです。
シュトルパー・ハイデ・サービスエリア シュトルパー・ハイデ・サービスエリア
写真3-1-2 写真3-1-3
右の写真も左の写真も、いかにもドイツ。
シュトルパー・ハイデ・サービスエリアで昼食 シュトルパー・ハイデ・サービスエリアで昼食
写真3-1-4 写真3-1-5
左から、娘のハンバーガー、妻のソーセージとパン、私のソーセージとポテトサラダ。青いチューブはマスタード(Senf)。そんなに辛くはないからたっぷりかけても大丈夫だけど、それでも2本も添えてくれるなんて、なんでもドイツ人向け量です。ちなみに飲み物は運転中なのでビールじゃなくてコーヒーです(笑い)。
シュトルパー・ハイデ・サービスエリアの売店 シュトルパー・ハイデ・サービスエリアの売店
写真3-1-6 写真3-1-7
売店。ドイツにはコンビニエンスストアがないので、サービスエリアの売店がその役目を果たしています。
さてお腹が満足したところで、ポツダムのサンスーシー宮殿まで約30分のドライブ。ポツダムは初めて訪れます。
3-2 Park und Schloss Sanssouci サンスーシー宮殿と庭園
世界遺産は圧巻。でも観光客の多さに館内入場は諦めました。
サンスーシー宮殿と庭園は、世界遺産「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群(Schlösser und Gärten von Potsdam und Berlin)の一部。
サンスーシー宮殿と庭園
写真3-2-1
階段状のぶどう園の上に青緑のドームを戴くフランス・ロココ様式の宮殿があります。夏の観光シーズンだけあって、宮殿は入場待ちの長い観光客の列。入場は諦めました。内部はTV録画映像を持っているので、それで鑑賞することにします。
サンスーシー宮殿と庭園
写真3-2-2
宮殿から庭園を眺めます。これは広大な庭園の一部。
サンスーシー宮殿
写真3-2-3
サンスーシーとはフランス語で「憂いのない」という意味らしい。第3代プロイセン王フリードリヒ2世が1747年に夏の離宮して建設。宮殿にしては小ぶりです。
サンスーシー宮殿と庭園 サンスーシー宮殿
写真3-2-4 写真3-2-5
左:東京ディズニーパークの3倍の広さ(注)がある290ヘクタールの大庭園には、他にも中国茶館、新宮殿など多くの建物があります。写真中央、木立の1.6km先の直線上に新宮殿があります。
注:東京ディズニーパーク(ディズニーランド&シー)100ヘクタール、ハウステンボス150ヘクタール。
右:フランス文化に傾注した大王のあこがれは、あのヴェルサイユ宮殿を建造した太陽王ルイ14世だったらしい。
皇帝ツアーバス サンスーシー宮殿と庭園 噴水池
写真3-2-6 写真3-2-7
ガイドブックに載っているような画像ばかりでは面白くないので、娘が撮ったスナップから4枚をピックアップ。
左:おお!カイザー・ツアー。訳すなら「皇帝ツアー」でしょうか。大名行列のような響きがあって豪勢ですね。
右:噴水池でカルガモに餌をやる子供たち。池には鯉も。子供たちは庭園散策よりこちらが面白いみたい。
サンスーシー宮殿と庭園 観光客 サンスーシー宮殿と庭園 観光客
写真3-2-8 写真3-2-9
左:歩き疲れた体に、強い日差と高めの気温が追い打ちをかけます。
右:犬を連れての観光でしょうか。人間様のお疲れモードと比べて、犬は散歩に連れ出してもらって余裕綽々(しゃくしゃく)。
全部見て回るなら1日がかりでしょう。行程の都合で、サンスーシー宮殿のあたりを少々散策して次のツェツィーリエンホーフ宮殿へ向かいます。目的地まで3.4km、約10分ほど。
3-3 Schloss Cecilienhof  ツェツィーリエンホーフ宮殿
世界遺産に泊まる
ここツェツィーリエンホーフ宮殿も世界遺産の一つ。建物の半分が「ポツダム会談」の博物館として公開され、半分が古城ホテルになっています。ハイシーズンにもかかわらずたまたま1室だけ空いていた屋根裏部屋スイート(Zofensuite)を友人が予約してくれました。
ツェツィーリエンホーフ宮殿 中庭 ツェツィーリエンホーフ宮殿
写真3-3-1 中庭 案内板① 写真3-3-2 案内板②
1917年築の英国風木造3階建。ホーエンツォレルン家最後の皇太子ヴィルヘルム・フォン・プロイセン(注)が家族と共に住み、皇太子妃ツェツィーリアにちなむ。
周りが緑に囲まれているため、建物全体を見渡せるような写真が撮れません。
注:第9代プロイセン王兼第3代ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の長男として、下で紹介する大理石宮殿で生まれる。
ツェツィーリエンホーフ宮殿案内板
写真3-3-3
案内板。着色されている部分が博物館として公開されている部屋。両サイドの白い部分のうち右側がホテル。左側がレストラン。二つの平面図(間取図)のうち、下が1階、上が2階です。
では、博物館へ行きましょう。
ポツダム会談会場
写真3-3-4 ポツダム会談会場 案内板③
1945年7月~8月、第二次世界大戦の戦後処理と、日本へ全面降伏を要求する「ポツダム宣言」について話し合われたポツダム会談。その会場が当時のまま残されています。
ポツダム会談の様子 ポツダム会談会場
写真3-3-5 写真3-3-6
左:会談の様子など、当時を紹介するパネルが多数掲げられていました。
右:会場天井。天井まで8m程度ありそう。木造の骨組み・アーチが美しい。船底みたいなので、造船の技術が活きているのでしょうか。この大ホールは、本来舞踏会などが開かれていたのではと想像します。歴史的な舞台になろうとは、館の主(あるじ)は天国で驚いていることでしょう。
ツェツィーリエンホーフ宮殿をまわる ツェツィーリエンホーフ宮殿
写真3-3-7 写真3-3-8
左:知らぬ間に娘に写真を撮られていました。日本語のオーディオガイドがあり、ありがたい。
右:建物が完成に至るまでのパネルがありました。会談の内容だけでなく、建物は歴史と当時の職人の技を感じる重厚な作りで、興味が尽きません。それではホテルへご案内します。
ツェツィーリエンホーフ宮殿客室 ツェツィーリエンホーフ宮殿客室
写真3-3-9 客室のリビング 写真3-3-10 客室のリビング
案内板④の3階部分です。12帖程度のリビング。「スイート」と室名は付いていましたが、屋根裏部屋なので天井がやや低く居住性はイマイチ。窓下の洗濯機みたいな機械は冷房機です。ただし、使うほどの暑さはありませんでした。内装は現代風にリニューアルされ綺麗です。
ツェツィーリエンホーフ宮殿客室の寝室 ツェツィーリエンホーフ宮殿客室のエキストラベット
写真3-3-11 客室の寝室 写真3-3-12 客室のエキストラベッド
左:8帖程度の主寝室。
右:娘はリビングのエキストラベッドで。
ツェツィーリエンホーフ宮殿客室のサニタリー ツェツィーリエンホーフ宮殿客室のサニタリー
写真3-3-13 客室のサニタリー 写真3-3-14 客室のサニタリー
建物は古くても設備は最新式。1泊朝食付き家族3人で約300ユーロ(一人約1万円)でした。
単なるホテルとして見ると物足りなさを感じますが、歴史的な建物、そしてこの後紹介する広大な庭園を含めたロケーション全体としての価値を考えれば、思い出に残る一泊です。ハイシーズンに世界遺産のホテルに泊まれただけでもラッキー。それではホテル・レストランへ。
ツェツィーリエンホーフ宮殿レストラン マリネードのローマ風サラダ、羊乳製チーズのクラッペン添え
写真3-3-15 レストランのテラス 案内板⑤ 写真3-3-16
左:レストランには中庭に面したテラス席があり、ここに座りました。
右:マリネのローマ風サラダ、羊乳製チーズのクラッペン(揚げパン)添え(Marinierter Römersalat mit gebackenem Schafskäsekrapfen)
グリンピースのクリームスープ、小エビの春巻き添え 牛ロースステーキ、トマトのマーマレード添え
写真3-3-17 写真3-3-18
左:グリンピースのクリームスープ、小エビの春巻き添え(Suppe-Creme von grünen Erbsen mit einer Frühlingsrolle von der Garnele)
右:牛ロースステーキ、トマトのマーマレード添え。タイム(注2)入り焼ポレンタ(注3)と子牛のソースがかかった地中海産の温野菜サラダ(Rinderrückensteak mit Tomaten-Marmelade auf lauwarmen mediterranem Gemüsesalat an gebratener Thymian-Polenta und einer Kalbsjus)
注2:イブキジャコウソウの葉から作った香辛料
注3:トウモロコシの粉を煮込んだ粥(かゆ)状の料理
写真3-3-16から18まで3品は一人分ではありません。お昼にドイツ人サイズでたっぷり食べたので、夕食は家族3人でこの3品を分け合って食べました。
また写真3-3-18のステーキについて、温野菜サラダは別のサラダボールに盛ってあったため写真には写っていません。
アイスクリームの盛り合わせ「ツェツィーリエ」 チョコレート・フラッペ
写真3-3-19 写真3-3-20
とはいえ、デザートはひとりづつしっかり。こっちがメインディッシュみたい。
左:娘のデザート アイスクリームの盛り合わせ「ツェツィーリエ」(Eiskörbchen "Cecilie")
右:妻のデザート チョコレート・フラッペ(Schokoladen Frappe)。フラッペの語感が日本語と違うみたい。
ビール(Rex-Pils) デザートのアイス
写真3-3-21 写真3-3-22
私はビール(Rex-Pils)とグラス・ワイン(Müller Thurgau)を飲んでいたのでデザートは注文しなかったのですが、ブルーベリーとチョコが載ったアイスの小さなカップをサービスしてくれました(右写真)。ビールの周りは食べ尽くした見苦しいお皿が写っていてゴメンナサイ。
気候、雰囲気、最高のお膳立てで頂く美味しい食事。更に気のいいイケメン・ウェイターのサービスに娘は満足のようでした。さすが四つ星ホテルだけあって満足感は高いですね。チップもそれなりに・・・(笑い)。
夕暮れのツェツィーリエンホーフ宮殿 夕暮れのツェツィーリエンホーフ宮殿
写真3-3-23 写真3-3-24
レストランを出ると、既に観光客は退散し静かな夕暮れを迎えていました。
ビュッフェ式朝食 ビュッフェ式朝食
写真3-3-25 写真3-3-26
翌朝のビュッフェ式朝食。会場は夕食を取ったレストランと同じなので、テラスに出ることも可能ですが、食べ物に近い室内で食べました。
ビュッフェ式朝食 ビュッフェ式朝食
写真3-3-27 写真3-3-28
右:お茶の種類も多くて、緑茶もあったので飲んでみましたが、やっぱりやめとけばよかった。
ツェツィーリエンホーフ宮殿 中庭 ツェツィーリエンホーフ宮殿 中庭
写真3-3-29 写真3-3-30 案内板⑥
左:部屋側から中庭を望むと、美しく手入れされた木々と草花が見えます。中央の泉の上に横たわるブロンズ像は背中を向けています。長い髪・ふくよかなボディラインから少女に見えます。
右:その中庭へ降りてみました。左の写真で分かるように三つあるアーチの通路のうち、中央の通路からしかブロンズ像には近づけません。男女を判別する大事なところは手が遮っているため、近づいて回り込まないと分かりません。
ツェツィーリエンホーフ宮殿 中庭 ツェツィーリエンホーフ宮殿 中庭
写真3-3-31 写真3-3-32
左:結果はご覧の通り、青年でした。ただどう見てもボディラインはどっちとも取れるように中性的に作ってあります。遊び心に溢れた庭のプランナーにしてやられました。
右:美しく手入れされ木々と草花を愛でていると名残惜しく、もう一泊したい気分です。
3-4 Neuer Garten Potsdam ポツダム新庭園
ポツダム新庭園の地図
写真3-4-1 新庭園の地図
ツェツィーリエンホーフ宮殿は、この新庭園の北の端に位置しています。朝食前に南側の正門([i]のマークがあるところ)まで片道約1kmを散策してみました。庭園の広さは約100ヘクタール。ほぼ東京ディズニーパークと同じ広さの広大な敷地の木立の中ににぽつんぽつんと建物が建っています。
エジプト風門構えの温室 ピラミッド型の貯氷庫
写真3-4-2 写真3-4-3
左:エジプト風門構えの温室(Ägyptisches Portal an der Orangerie) 1793年築。
右:ピラミッド型の貯氷庫(Eiskeller in Form einer Pyramide)。1792年築。食材貯蔵のため、隣接するハイリガー湖から冬場に氷を採取し、地下5mの地下室に置いたとのこと。
いや~、いつの時代も人間の食に対する欲求は変わらないですね。
世界遺産:大理石宮殿
写真3-4-4
世界遺産:大理石宮殿(Das Marmorpalais)
1792年、第4代プロイセン王フリードヒリ・ヴィルヘルム二世(注)が、建築家カール・フォン・ゴンタルトに建てさせた古典主義様式の夏の離宮。
注:サンスーシー宮殿の主であるフリードリヒ2世の次のプロイセン王。フリードリヒ2世の甥。
世界遺産:大理石宮殿 ハイリガー湖
写真3-4-5 写真3-4-6
左:近づいて見るととても200年以上経過した建物には見えません。維持管理は当然として、もともと長持ちするような作りになっていると感じます。開館時刻前なので内部は見ることが出来ませんでした。
右:隣接するハイリガー湖(Heiliger See)。人の声が聞こえたので、湖を注視したら数人が泳いでいました。宮殿から湖へ降りられるようになっていたので、きっと王達も水浴を楽しんだことでしょう。
ハイリガー湖
写真3-4-7
ベビーカーを押しながらジョギングする若い夫婦朝の爽やかな空気を感じての散策はとてもリフレッシュします。平日にも関わらずジョギングしている人が多くいました。「おはよう(Morgen!)」と声をかけると、たいがい応えてくれます。
右の写真は、ベビーカーを押しながらジョギングする若い夫婦。調べてみると、ベビーカーは前輪が1輪の「ランニングバギー」という、走っても乗り心地抜群のランニング用らしい。
ポツダム新庭園 車路 ポツダム新庭園 散策路
写真3-4-9 写真3-4-10
左:ここが折り返し地点、正門から北側を撮影。この車道の約1km先にツェツィーリエンホーフ宮殿があります。ポツダム会談に参加した米大統領トルーマンをはじめ、時の英・ソ首脳らもここを通って宮殿へ向かったことでしょう。
右:豊かな緑が広がっています。手入れに当たる職員さんが早朝から多数働いていました。
次はベルリンへ向かいます。
3-5 Nachwort あとがき
1.世界遺産の町サンスーシー宮殿
初めて訪れたポツダム。実質半日観光でした。ガイドブックでページがほとんど割かれていないので、軽く見ていたのですが、行ってみてびっくり。量・質とも半端ではありません。サンスーシー宮殿の庭園(290ヘクタール)と新庭園(100ヘクタール)の合計で、東京ディズニーパークの4倍の広さがあります。
建物も、例えば上で紹介した大理石宮殿は、世界遺産にもかかわらず手元のガイドブックでは触れられていませんし、ネット検索しても日本語でほとんど情報がありません。旧東ドイツだったせいか、今なおあまり知られないまま埋もれているようです。
世界遺産「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」には多くの物件が登録されています。主要な物件を見るだけでも最低丸一日。
ポツダムには映画博物館やフィルムパーク・バーベルスベルクなど映画関係の施設もあり、できれば最低でも1泊2日して見て回りたいと思いました。あとは歩いて回れる足腰が必要ですね。
2.手入れは大変そうサンスーシー宮殿と庭園
サンスーシー宮殿の庭園・新庭園とも入場無料で出入り自由。
ところで実家には狭いながら庭があって、小さい頃草むしりや庭木の手入れを手伝わされて苦痛でした。それもあって我が家を建てるとき、郊外の広い土地より利便性の高い市街地の狭い土地を求めました。それで猫の額ほどの敷地に庭はありません。だから、こんな広大な庭園を見ると、
・手入れが大変そう
・こんなに整備された庭園をタダで楽しめるなんて
と、私が心配する事でもないのですが、維持管理の苦労が忍ばれます。それにしてもこの庭園を造った、時の権力者の財力には驚くばかり。
3.駐車場はどこだ
今回は全行程をレンタカーで回ったため、まず下準備で確認すべきは観光地に駐車場があるのかないのか。あるなら入口はどこか、ということ。ネット上のルート検索や車載ナビは観光地の入り口を示してくれますが、それが駐車場入口とは限りません。
サンスーシー宮殿は、航空写真で見ると駐車場の位置がわかったので、本番でも迷うことなくたどり着けました。ただ今思えば、ハイシーズンの昼過ぎに着いてあれだけ観光客で溢れていたのに、幸い十分な台数分あったので待たずに入場できました。日本だったらかなりの時間入場待ちになったのではとゾッとします。
一方、ツェツィーリエンホーフ宮殿は、ルート検索で示される場所の意味がよくわかりません。つまり広すぎていったいどこから入場するのかイメージできないんです。行ってみて分かったことは、本来の正門は閉め切ってあって、宮殿横の「通用門」が常用されているということ。それと知人のアドバイスが役に立ちました。駐車場は「観光客用」と「宿泊者用」の二つに別れていて、「宿泊者用」はゲートのインターフォンでホテル・フロントへ名前を言うと、ゲートを遠隔操作で開けてくれるということ。実際アドバイスとおりでした。
ただホテル玄関に車は横付けできないので、駐車場から石畳を少々歩かないといけないし、ホテルにエレベーターはないので、荷物は最低限にしておいたがよいでしょう。
4.何が出てくるの
ホテル・レストランは、知人が席を予約してくれていて、メニューはその場で決めることになっていました。それでレストランに入る前に、何を食べようかと、玄関に掲げられているメニューを眺めると、食べ慣れた「大衆メニュー」と違って手持ちの電子辞書で調べても、私には「高級過ぎて」お手上げです。右写真、メニューは扉の両サイドに掲げられています。ツェツィーリエンホーフ宮殿 ホテル・レストラン玄関
挙げ句にロストックの知人に携帯で連絡してアドバイスをもらいましたが、「大丈夫、ヘンなモノは出てこないから、何でも挑戦してみたら。」という返事。そうだったよなと一瞬思いました。私も21歳で初めてドイツに来たとき、「案ずるより産むがやすし、当たって砕けろ」のチャレンジ精神で乗りきったハズなのに、いつの間にか「石橋を叩いても渡らない」安全路線になっていたのかなと反省しました。あの頃は毎日が冒険みたいで、それが刺激的で楽しかったし、少しずつ覚えるドイツ語を実際に使ってみると通じるので、成長する自分を実感できて、苦労もあったけど貴重な体験でした。
で、今回どうしたか。取りあえず着席して、ウェイターに相談しながら注文しました。確かにまずいモノは出てきませんでした。いずれも美味しかったです。上の写真3-3-16以降のメニューに付けた日本語訳は自信がありません。間違いがありましたらご指摘下さい。
5.全く無駄なこぼれ話
ツェツィーリエンホーフ宮殿のホテルには無線LANがあることになっていますが、電波が弱くて使い物になりません。フロントに相談したら、玄関口横にある小部屋「客用オフィス(Gastbüro)」のデスクトップ・パソコンをお使い下さいと、案内されました。そこで一人でパソコンに向かっていたら、観光客からホテルスタッフに間違われて声をかけれました。旅行中なのでいつもはカジュアルな格好なんですが、この時はこの後ホテル・レストランに行く予定になっていたので、小粋に(笑い)青いワイシャツにネクタイ姿でした。でもどう見ても東洋人のハゲおやじなんですがね。
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2.Um
Rostock
1.Bis Rostock 2.Um
Rostock
3.Potsdam 4.Berlin 5.Buchen
-wald
4.Berlin
 


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