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Eine Deutschlandreise 2013 ドイツ旅行 (4/5)
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Inhalt 目次
1 Bis Berlin ベルリンまで
2 Berlin ベルリン
3 Um Berlin ベルリン周辺
4 Heiligendamm~Köln ハイリゲンダム~ケルン

5 Um Köln ケルン周辺
4 Heiligendamm~Köln ハイリゲンダム~ケルン
6日目、9時過ぎベルリンを出発し、バルト海沿岸のハイリゲンダムへ向かいます。約240km、約2時間20分のドライブ。目的地の近郊ロストックの天気予報は晴れ、予想最高気温11度、最低気温5度。九州のほぼ真冬。やはりバルト海沿岸は寒いけれど、晴れて良かった。
4-1 Nach Heiligendamm ハイリゲンダムへ
4-2 Molli-Bäderbahn モリー鉄道
4-3 Grand Hotel Heiligendamm グランドホテル・ハイリゲンダム
4-4 Nach Köln ケルンへ
4-5 Domapartment ドームアパートメント
4-6 Kennedy-Ufer ケネディ河畔
4-7 Stadtinnere von Köln ケルン市内
4-8 Nachwort あとがき
4-1 Nach Heiligendamm ハイリゲンダムへ
●速度無制限のアウトバーンを満喫してロストックのテーマパークみたいな雑貨店へ
写真4-1-1 写真4-1-2
この2枚は弟が撮影した写真。
左:送電線の鉄塔の形状が日本と違ったので珍しかったようです。
右:道路沿いに広がる農地。九州と違い北海道のような景色は新鮮です。
ベルリンを離れるに従って高速道路を走る車はドンドン減っていきます。日本人が「速度無制限のアウトバーン」に憧れるそのもののドライブを楽しめました。
●イチゴをテーマにした大きな雑貨店

写真4-1-3 2012年夏

写真4-1-4 2012年夏
お昼前、ロストック郊外のカールスという大きな雑貨屋さんに到着。当初の予定にはなかったですが、家族からこのお店でお土産を頼まれたため、ベルリン郊外にあるシュパンダウの空軍博物館をパスしてこちらに変更。昨年夏に妻と次女を連れて来たし(2012ドイツ家族旅行その2>ロストックのスーパーマーケット)、長女も5年前に知人に連れてきてもらいました。
今回の旅行で適当な写真がなかったので、この2枚は昨年夏に次女が撮った写真を掲載します。右は衣料品のアウトレット。
写真4-1-5 写真4-1-6 昼食
写真4-1-7
左:左手に建物。雑貨店とレストランなどがあります。右手には入場無料の遊園地があります。もらったパンフによれば、2014年6月ベルリン支店がオープンするようです。
右:ここのレストランでお昼。ビュッフェでシュニッツェル、今が旬の白アスパラなどを選択。2皿で16.70ユーロはお得。弟にはビール(Rostocker Pils 0.51リットル 2.9ユーロ)、甥っ子にはコーラで、計21.50ユーロ。私は持参したミネラルウォーター、代わりにデザートのアイスはしっかり頂きました。
写真4-1-8 遊園地 写真4-1-9 飛ぶ牛小屋
食事の後、農村をイメージした遊園地へ。パンフによれば、小さな遊具も含めると50のアトラクションがあります。少年一人に、保護者二人が付いて回る構図で滑稽でしたが、甥っ子が喜んでくれたので良かった。旧東ドイツの北東の端なので一見して「外国人」だとわかるのは私達だけ。
右:有料のFliegender Kuhstall(飛ぶ牛小屋)。私達兄弟はこの手の回る物は苦手なので、乗ったのは甥っ子だけ。
写真4-1-10 ヤギの触れ合い広場 写真4-1-11 滑り台
左:Ziegen-Streichelgehege(ヤギの触れ合い広場)
右:パンフにはKartoffelsack-Rutscheとあるので、ジャガイモが入った大袋を落とすシュートをイメージした滑り台みたい。この後、店内に戻ってお土産を買いました。
この4枚は2012年夏撮影
写真4-1-12 写真4-1-13 写真4-1-14 写真4-1-15
今回の旅行では店内を写した写真が無いので、昨年夏に次女が撮影した写真を掲載します。左から、店内、ポーリッシュ・ポタリーの売り場、オープン厨房では何か大きな生地を引き伸ばしていました。
今回の旅行で私がお土産を捜す間、自由行動にしましたが、弟親子はすぐに飽きて時間を持てあましていたようです。私も昨年夏妻・次女と来たときは時間を持てあまして椅子に座って、女性陣の買い物が終わるまで待っていました(右端の写真)。女性陣にはこのような雑貨店が楽しいみたいで、時間が足りなかったそうです。女性と男性でこれだけ興味が違うのかと、時間配分の難しさを感じます。添乗員にはまだまだ成れそうもないですね。
写真4-1-16 イケア 写真4-1-17
左:車を走らせていると、日本でもまだ行ったことがないイケアの看板が目に付いたので寄りましたがあいにく日曜日で休み。代わりに店舗前の駐車場に蚤の市や屋台が出て、お祭り気分で多くの人で賑わっていました。
右:美しい並木道を抜けると目的地のハイリゲンダムまでもう少し。
4-2 Molli-Bäderbahn モリー鉄道
●ナロー鉄道の蒸気機関車の旅
ホテルに15時頃チェックインした後、さっそく今回の私の旅行のお目当てのひとつ、モリー鉄道に乗ります。日本の2/3サイズの可愛いSL(蒸気機関車)モリーが、ドイツ鉄道との接続駅バート・ドーベランからバルト海沿岸のキュールングスボルンまで15.4kmを約40分で結びます。ほぼ1時間毎に一日11往復の定期鉄道(冬期は5往復)。実は昨年夏の旅行で片道15分だけ乗りました。小学生の頃、田舎ではまだSLが走っていて、祖母の家までSLが引く列車で遊びに行っていました。当時を思い出し童心に返ってとても嬉しかったです。たった15分では満足できず、今回の旅行に入れた次第。今回は鉄路のほぼ中央の交換駅ハイリゲンダムからバート・ドーベランまで往復します。一人往復8ユーロ。
写真4-2-1 ハイリゲンダム駅 写真4-2-2 ハイリゲンダム駅
写真4-2-3
左:ホテルから駅までは約200m。木立の中にある可愛い駅で、周りには「駅前商店街」などなくひっそりとしてます。
右:ところがホームには結構人がいて驚き。日曜日なのでレクレーションを楽しむ人が多いようです。今から乗る上り列車が来ました。
右写真は寒さそっちのけでオープンデッキに立つ甥っ子。私も一緒に行きも帰りもずっとオープンデッキで、新緑のすがすがしい田園地帯の中を進む列車の軽快なジョイント音、SL特有のドラフト音、汽笛、石炭のにおいをたっぷり楽しみました。と言いつつ、丸一日でも乗っていたい気分(笑い)。
写真4-2-4 写真4-2-5 バート・ドーベラン駅
写真4-2-6
写真4-2-7
左:自転車も乗せることができます。1回3.20ユーロ。自転車の一日乗車券5.70ユーロ。あれ、そしたら人間の1日乗車券もあるのかなと思って、パンフをみましたが、人間用はないようです。
今日のような良い天気だと列車とサイクリングを組みあわせたレクレーションは楽しそう。
右:バート・ドーベラン駅。ターンテーブルがないので、客車から離れたSLは機回し線に入って、列車の反対側へ出ます。そして頭から連結し、後進牽引でキュールングスボルンへ戻ります。
右写真4-2-6はそのバックで連結したSLの前で。
この鉄道には4両のSLが在籍しています。うち3両は車歴75年以上、そして「99 2234-4」は2009年に新造された世界で最も新しいSL。前回の旅行でも今回もまだ出会っていません。今日は「99 2322-8」と「99 2323-6」が仕業に着いているようです。列車は18分で折り返して出発しますが、1本パスし、バート・ドーベランを散策して1時間後の列車でハイリゲンダムへ戻ります。帰りは客車最前部のオープンデッキに陣取り、目の前のSLを堪能しました。
写真4-2-8 写真4-2-9
押しボタン式横断歩道。アンペルマンはベルリンだけかと思ったら、ここにもありました。
写真4-2-10 公園の建物 写真4-2-11 3時のおやつ
左:公園に中国趣味の建物が2棟建っています。調べてみると写真に写っている1棟はWeisser Pavillon(白い東屋)という名のレストラン&カフェ。公式サイト(※、独語)によれば200年前に建てられ、1976年からレストランとして使われているとのこと。
右:この東屋では休憩せずに、帰りの列車が止まる「市中心部駅(と言っても、ホームはなく標識があるだけ)」前のカフェで休憩しました。
4-3 Grand Hotel Heiligendamm グランド・ホテル・ハイリゲンダム
●サミット会場になったホテルに泊まる

写真4-3-1 2012年夏
写真4-3-2
これまた今回の旅行では適当な写真が無いのでホテルのイメージ画像は、昨年夏撮影した写真を掲載させてください。
2007年にG8が開催されたホテル。今回の旅行ではベルリンもこの先のケルンもアパートホテルに泊まるので、ホテルに泊まるのはこの1泊だけ。それなので奮発しました(笑い)。
右写真は泊まった翌朝、薄曇り。ぶっきらぼうに男3人が立っいるし、構図もイマイチだし、我ながら演出が足りなくて味気ないな~。
写真4-3-3 ホテル 写真4-3-4 バルト海
写真4-3-5
左:私達が泊まった棟は左から2番目。海は見えていましたがちょっと奥まっているので、私達のような庶民でも泊まれる値段だったのだろうと思います。
右:カメラをバルト海へ向けると、水平線が180度広がり青一色です。日本の西の果てに住んでいると見慣れた景色ですが、海を目にすることがない内陸部に住む人にとっては、劇的な風景でしょう。
右写真は屋根付き椅子(Strandkorb)に納まる弟親子。屋根付き椅子は本来、砂浜に並んでいるものですが、この1脚はホテルの敷地内にありました。
今、旅行記を書きながら、ふと思いました。親子でドイツ旅行!この先無いでしょうね。もっと親子の写真を撮ってあげておけばよかったかなと。もう手遅れなので、せいぜい二人の記憶に残るような旅行記を書き上げるのが私の使命ですかね。と書きつつセンチメンタルになるのは私の趣味じゃないので、さっさと気を取り直して先へ行きますよ~。
写真4-3-6 寝室 写真4-3-7 寝室
それでは客室へと参りましょう。この2枚は寝室。次のリビング、サニタリーも含め80㎡。マンションなら2LDKの広さ。
写真4-3-8 リビング 写真4-3-9 リビング
写真4-3-10 写真4-3-11
こちらはリビングルーム。3人が別々に寝られるようにエキストラ・ベットを二つ入れてもらいました。
ホテル側は、これを片親と子供二人だと思ったらしく、右写真4-3-10のように子供二人分のお菓子が用意されていました。
成人男性二人に少年一人って、確かに変な組み合わせなので予想しがたいでしょうね。
写真4-3-12 写真4-3-13
左:サニタリー。今回の旅行でバスタブがあったのはこのホテルだけ。
右:洗面台。中央に見える青と赤の小さな容器は子供用ボディシャンプー。さすがに首相級が泊まるホテルだけあって、ドイツとは思えない素晴らしい心遣い、おもてなしに驚いてしまいます。東洋からの変な3人連れ客なのに、スタッフに対して教育が行き届いている印象を受けました。
写真4-3-14 写真4-3-15 写真4-3-16 写真4-3-17
写真4-3-18 写真4-3-19
夕食は、このホテルのレストランでロストック在住の友人夫婦(写真4-3-18)と会食しました。
友人によれば、何かの賞(スミマセン、忘れました)を取ったシェフらしく、ドイツ離れした繊細な料理に驚くばかり。グルメじゃない私には豚に真珠。一応メニューも撮影したので、解読すれば料理の解説もできそうですが、門外漢なので馬脚を現しそうで手が出ません。夕食はお一人様100ユーロ(アルコール別)でした。
写真4-3-20 朝食会場
これが朝食会場。夕食に続いてこちらも我々庶民にはちょっと場違いな感じ。
写真4-3-21 写真4-3-22 写真4-3-23 写真4-3-24
朝食はビュッフェ形式。左からシリアル、パン、ハム類、どれも種類が多くて目移りしちゃいます。
写真4-3-25 写真4-3-26
写真4-3-27
左:この2枚は翌朝。あいにく曇り空なので、映りはイマイチ。部屋からバルコニーへ出ると建物の間から海が見えます。
右:庭にはデッキチェアが並んでいます。たぶん夏場だと多くの人が日光浴を楽しむことでしょう。
右写真はバルコニーのデッキチェアーでくつろぐ弟親子。本来なら2~3泊してリゾート気分を楽しむとよいのでしょうが、先を急ぐため撮影用に一瞬座ってもらっただけ。
いずれリタイアしたらゆっくり来たいものです。と言うか、その時は時間を持てあましているハズだから、サイフが許す限りのんびりしたいな。このホテルにはサウナやプールなどがあるクアハウスもあり、周辺の環境も含めるとリフレッシュには申し分ない所です。
4-4 Nach Köln ケルンへ
●7日目は移動日
7日目、たった18時間足らずの滞在で、8時半頃ハイリゲンダムを出発し、途中お土産などを買ってケルンへ向かいます。約620km、休憩などを入れると約7時間のドライブ。目的地ケルンの天気予報は晴れ、予想最高気温21度、最低気温8度。最高気温は一気に10度上がります。
ロストック郊外にある会員制量販店CITTI-Markt。
写真4-4-2
昨年夏知人(右端)に連れてきてもらいました。チョコレートやグミなどのお土産が安く買えたので(アレレ、これってネタバレかな)、今回私の方からリクエストして同行してもらいました。
ケルンで日本人の大学生と小パーティをすることになっているので、おつまみ類のアドバイスをしてもらいました。さすが数十年も暮らしていると、どれが日本人の口に合うか詳しい。ここで友人と別れます。
写真4-4-1 CITTI-Markt
写真4-4-3 写真4-4-4
10時前CITTI-Marktを出発。1時間半ほど走って最初のトイレ休憩。個室が並ぶ珍しいトイレ。甥っ子が「Pissoirて何?」と戸惑った様子。確かに「小便小僧」の絵でも書いてあればわかるんですが。調べてみるともともと「Pissoir」ってフランス語らしい。
写真4-4-5 写真4-4-6
左:送電線鉄塔のような支柱の風力発電機。
右:高速1号線をリューベック、ハンブルクと西へと走ります。写真はブレーメンの南東、高速27号線とのジャンクション付近。いずれも観光に値する都市ですが、今回は全部パスして先を急ぎます。
写真4-4-5 写真4-4-6
写真4-4-7
13時過ぎ、ブレーメンの西Wildeshausen(ヴィルデスハウゼン)というサービスエリアに寄りました。今日のドライブのほぼ中間地点。ここのバーガーキングで遅めの昼ご飯。弟親子はセットメニュー、私は単品のハンバーガーと、別の店で買ったラテ・マキアート。
写真4-4-8 写真4-4-9
左:高速1号線、ミュンスターの南あたり。写真を拡大して見ると時刻は15:07。目的地まで144km、到着予定時刻16:24と出ています。この先ドルトムント、ヴッパータール、レーバークーゼンなどをかすめてケルンへ。
右:トラックのタイヤが浮いていると、弟が撮影した写真。
4-5 Domapartment ドームアパートメント
●100㎡2DKと独立したリビングのアパート
長いドライブを無事終えて、16時半過ぎケルン中央駅の東側にあるアパートホテルのレセプションに到着。2年ぶりの懐かしい風景に感激。レセプションで受付し、実際に泊まるアパートホテルは別の場所にあるので、少し移動。
写真4-5-1 写真4-5-2
写真4-5-3
左:このアパートホテルに4泊。2年前に泊まったアパートホテルもケルン中央駅からそう遠くない閑静な住宅地で、弟と二人なら十分な広さだったし、洗濯機もあってよかったのですが、いかんせんエレベーターが無い最上階の5階だったので、スーツケースの上げ下げだけは力仕事でした。
今回もいろいろ下調べをしましたが、洗濯機付きの適当な広さの部屋をケルン中央駅付近で見つけきれなかったので、立地と広さを優先させました。100㎡、リビング、ダイニングキッチン、寝室が二つ。中央駅まで500m、徒歩6分ほどです。レンタカーの駐車場代も含め4泊して696ユーロ(一人一泊あたり58ユーロ。約7,500円)。
右:部屋からの眺め。付近は近隣商業地。早朝の撮影なので人影はまばらです。
写真4-5-4 リビング 写真4-5-5 廊下
左:リビング。ダイニングキッチン、寝室を主に使ったので、リビングは荷物置き場になっていました。
右;幅が広い廊下。正面右はシャワーブース。正面左はトイレブース。トイレは左手前にももう1箇所ありました。
写真4-5-6 ダイニングキッチン 写真4-5-7 ダイニングキッチン
左:ダイニングキッチン。本格的なキッチンで、右端の扉に冷蔵庫が隠れています。
右:食卓の椅子は6脚。
写真4-5-8 寝室1 写真4-5-9 寝室2
寝室:ダブルベットとシングルベットが置いてある寝室が二つ。つまり最大で6名が泊まれます。リビングのソファーも使えばもっと泊まれます。3人が別々のペットで寝ようとすると、こんな選択になりました。2年前のミュンヘンは狭過ぎて弟に迷惑をかけたので、100㎡は広過ぎかなとも思いましたが、広くて困ることは無さそうなので、ここを選びました。
それでは荷物を置いて、さっそく市内へ繰り出します。
4-6 Kennedy-Ufer ケネディ河畔
写真4-6-1 ライン川に架かるホーエンツォレルン橋
目指すは、ライン川の右岸ケネディ河畔。ホーエンツォレルン橋を徒歩で渡ります。フェンスには「愛錠」がぎっしり。2年前より更に数が増えたみたい。抱擁するカップルは錠を付けたところでしょうかね。
夕日を受けて銀色に輝くビルは、ケルン・トライアングル。後日、屋上の展望台に登ります。その手前はハイアット・リージェンシー・ケルン。このホテルの庭先にあるビア・ガーデンへ向かいます。
写真4-6-2 写真4-6-3 愛錠
左:歩道の横を頻繁に列車が通ります。鉄道橋と歩道の組み合わせって珍しい。
右:「愛錠」の中には漢字で書かれたものも。左の赤い文字「山盟海誓」「百年同心」の意味を中国人に尋ねたら、どちらも同じ意味で「永遠の愛を誓う」ことらしい。右は「幸福平安」。これも中国人に教えてもらったら中国語で「幸福」とは「家族が裕福で幸せであること」とのこと。その下には「forever love」。
写真4-6-4 写真4-6-5
ビア・ガーデンに着きました。ここは我々兄弟のお気に入り。
左:ビールはSchneider Weisse(シュナイダー白)、0.5リットル4.60ユーロ。甥っ子はコーラ。カレーソーセージ、フライドポテト、プレッツェル。
右:Blattsalat, Kirschtomaten, Gurken, Limonendressing mit Ofenkartoffel und Sauerrahm(葉ものサラダ、チェリートマト、キュウリ、ライムドレッシング、焼きたてのポテトとサワークリーム添え)
写真4-6-6 写真4-6-7
左:大聖堂のそばに沈み行く夕日を眺めながらの夕食は、最高の気分。大聖堂の右側、串刺しのような構造物はテレビ塔。
右:今日は週末ではなくて木曜日。にもかかわらずコンクリート造の護岸のには多くの人が座ってくつろいでいます。ドイツへ来るとみんな人生を楽しんでいる感じ。遠方に見える逆L型の三つの建物はクレーンハウスという名の事務所ビルと共同住宅。
写真4-6-8
写真4-6-9
中央に座っている二人の男性は、拡大して見るとウィスキーのようなボトルと水、それを紙コップやプラスチックのコップではなくてちゃんとした足つきのグラスで飲んでいます。日本人の習慣では、公共の場所で酒を飲むことはあまりしないので、こんなに堂々と飲めるなんて、飲んべえには羨ましい。
ビアガーデンで夕食の後は、右のように記念撮影して、ケルン中央駅を通り抜けて宿に戻りました。
写真4-6-10 写真4-6-11
写真4-6-12
この2枚の写真はケルン中央駅の東側、ブレスラオアー広場。左は改築された地下鉄駅。2年前は工事中で閉鎖されていました。
右写真のように駅舎の背後に大聖堂の尖塔が見えています。
4-7 Stadtinnere von Köln ケルン市内
8日目、午前中はケルン市内観光、午後はフリータイムで、私はドラマのロケ地探訪。弟親子はショッピング。ケルン・ウェルカム・カード(市内交通が24時間乗り放題となり、主要な観光地の入場料が割引になる)を買って回ります。
天気予報は晴れ、予想最高気温18度、最低気温9度。
写真4-7-1 アイゲルシュタイン城門 写真4-7-2 ケルン大聖堂
左:宿の近くにあったEigelsteintorburg(アイゲルシュタイン城門)。市内に残る中世の4つの城門のひとつ。ケルンはローマ帝国によって建設された植民地が起源なので、あちらこちらに古い遺跡があります。友人の説明によれば、ケルンの地下には膨大な石炭(正確には褐炭)資源があるそうですが、遺跡が多いため手が付けられないらしい。
右:ケルン大聖堂の前で。天使の格好をした人が「一緒に写真を撮ろうよ」と手招きします。ぼられた話も聞きますので注意。
写真4-7-3 写真4-7-4
左:ホイマルクトに立つフリードリヒ・ヴィルヘルム3世の騎馬像(1865)。ライン川沿岸地方からの感謝が刻印されています。調べてみると、この地方はナポレオン戦争(1807)でフランスの占領下にあり、フリードリヒ・ヴィルヘルム3世の時代の1815年にウィーン会議で、当時のプロイセン王国に戻ったらしい。
右:ライン川沿いの遊歩道を走る自転車。甥っ子からベルリンを観光中に自転車に乗りたいとリクエストを受けました。ベルリンは日程が押していて余裕がなかったので、「じゃ、ケルンでね。」と約束。ケルン到着後、ケルン中央駅内にあるレンタサイクルに行ったら、予約で一杯だと。え~、あんなに沢山あるのに!週末にかかってしまい、タイミングが悪かったかな。
●チョコレート博物館
写真4-7-5 写真4-7-6
写真4-7-7
1993年にオープンした博物館。2年前も玄関口まで行きましたが、入場は今回が初めて。館内はチョコレートの製造工程見学や、できたてのチョコを試食べさせてくれたり、甘いチョコのにおいが充満。
有料にはなりますが、自分だけのオリジナルのチョコを作ってもらうこともできます。
写真4-7-8 写真4-7-9
こちらは展示品。左は金婚式の記念に。右はチョコでできた動物たち。
●メディアパーク
ケルン中央駅から西へ約1km、旧ゲレオン貨物駅の跡地が再開発され、メディア関係の集積地「メディアパーク」になっています。そこに建つケルンタワーの30階が展望レストランとあったので出かけましたが、下調べが足りず18時からの営業で上れませんでした。
次回は行ってみたいな~。夜景が美しいことでしょう。
写真4-7-10 ケルンタワー 写真4-7-11 回転寿司
写真4-7-12
右:メディアパークの外に回転寿司がありました。店頭のメニューを見ると一皿2.35ユーロから。ネットで口コミを読むと皆さん美味しいと書いているし、店の雰囲気から日本人がやっている店みたい。ケルンと京都は姉妹都市で、近くには「京都通り」もあって、他にも日本料理店がありました。この一帯はビジネスセンターらしい。
それでは中央駅まで戻ります。
写真4-7-13 和風ファーストフード 写真4-7-14 持ち帰って食べた昼食
左:お昼は、上で紹介した高級そうな回転寿司を避けて、中央駅の和風ファーストフードで買いました。日本人ではない東洋系の人がやっているお店。「maki、nigiri、temaki、donburi」など、そのままローマ字になっています。30数年前はこのような店が無かったので驚き。
右:右から、巻きずし、焼きそば。ピザは別のイタリアンのお店で買いました。宿へ持ち帰って食べます。味はまずまず。
●聖マティアス教会(St.Matthias)
写真4-7-15 写真4-7-16
午後私は単独で、好きなドラマのロケ地を回りました。その際偶然見つけた教会。案内板によれば1902~04年にネオゴシック様式で建てられ、1951~1953年に再建されたとあります。30数年前、熱心に教会周りをしたことを思い出します。
●ローマ時代の遺跡
写真4-7-17 ローマ塔 写真4-7-18
左:ローマ塔(Römerturm)。これもロケ地を捜して市街地を歩いていたら、出会ったローマ時代の遺跡。
案内板によれば城壁の北西角にあり、西暦50年頃のほぼ完全な姿を留める唯一の塔。
右:更に少し歩くと、石畳みに当時の地図が張り付けてありました。右手にライン川。北西角にローマ塔があったようです。
写真4-7-19 写真4-7-20
一方弟親子は、ショッピング。撮影した写真を見せてもらったら、中央駅前広場でやっていたパフォーマンスが面白かったとか。観客席も盛り上がってます。夕方には弟親子と合流して夕食へ。
●大聖堂の側にある地ビール店「Früh(フリュー)」
写真4-7-21 写真4-7-22
日本版ガイドブックにもあるケルシュビールで有名な店「Früh(フリュー)」 2年前は、大繁盛で座れませんでした。
ビールは、右写真の左上に写っているケルシュ。シュタンゲ(Stange)と呼ばれる200mlの細長いグラスで、できたてのビールが提供されます。一杯1.8ユーロ。ドイツ人に尋ねたら、ぬるくならないうちに飲める量にしたんだそうです。その分グラスの数をこなすワケです。椀子そばみたい。
料理は手前に写っている、
・Schweineschnitzel mit Pommes frites und gemischtem Salat(ドイツ風カツレツ、フライドポテト、ミックスサラダ)
これは自分たちの口に合う無難な選択ですが、いつもワンパターンなので、別の料理に挑戦してみました。中央上に写っているのがそれ。品目は、
・Kölsch Kaviar, Blutwurst mit Zwiebelringen, Röggelchen und Butter(ブラッドソーセージ、オニオンリング、ライ麦パンとバター)
「ケルシュ」とあったので郷土料理だろうかと思って注文。このページを作りながら調べてみると、ブラッドソーセージとは「豚の血を主原料にした暗褐色の柔らかいソーセージ」、レバーのような感じでした。たまには珍しくていいかも。
写真4-7-23 クランツ 写真4-7-24
左:ウェイターが持っているのはクランツ(Kranz)と呼ばれるお盆。
右:ウェイターがコースターに飲んだグラス数をチェックしていきます。これだと4杯ですね。チップ込みで30ユーロでした。
写真4-7-25 大聖堂の夜景
日没を待って、夜景を見に繰り出す
上:夕食の後一旦宿に帰り、日没を待って夜景を見に行きました。日没が遅いため夜10時頃。効果的なライトアップによる幻想的な風景は旅行の醍醐味ですね。
特に大聖堂は昼間見るよりも夜の方が余計な物が目に入らないせいか美しく見えます。
左:暗闇に浮かび上がる壮大な大聖堂を間近に見ると、コウモリが飛び交っていそうな雰囲気。ハリーポッターのような世界観を感じます。日本では絶対に味わえない雰囲気。だからドイツはやめられない(笑い)
写真4-7-26
9日目はケルン市内
9日目、午前はフリータイムで、私はドラマのロケ地探訪の続きとお土産の物色。弟親子はショッピングやコインランドリーに行って洗濯。午後はデュッセルドルフに語学研修に来ている長崎外国語大学の学生さん3人と交流。学生さんとは同じドイツ語を学ぶ仲間として顔見知りで、九州の西の果てから遠く離れたドイツで交流できるなんてドイツ大好きな私にとって夢のような企画です。
天気予報は晴れ、予想最高気温20度、最低気温8度。寒暖の差があります。まずは午前中の記録。
写真4-7-27 写真4-7-28
ロケ地探訪をしていると、いろんな遺跡などに出会います。
左:案内板。中世時代の城壁の内側を示した図のようです。上のローマ時代の地図(写真4-7-18)からすると市域が広がっています。写真4-7-1のアイゲルシュタイン城門はこの時代のもの。
右:市立博物館のそばにあった記念碑
写真4-7-29 写真4-7-30
左:城壁の名残でしょうか。
右:塔の名残でしょうか。
写真4-7-31 ローマ時代の北門の通用口 写真4-7-32 大聖堂の塔の尖塔部の模型
写真4-7-33
左:Seitenportal des römischen Nordtores der CCAA(Colonia Claudia Are Agrippinensium) ローマ時代の北門の通用口
右:大聖堂の塔の尖塔部の模型。台座には各国語の言葉で解説があります。
右のように日本語も。この模型の高さが9.5m(およそ3階建ての建物の高さ)ですから実物の大きさ(高さ157m)が実感できます。
今回は好きなドラマのロケ地探訪の片手間に目に入ったものを片っ端から撮影してきたので、全く準備不足だし解説する余力もありません。ロケ地探訪は時間をかけてしっかりと下準備していきましたが(笑い)。次回はもう少しデープなケルンに迫ってみたいものです。
お昼は軽く
写真4-7-34 写真4-7-35
お昼は宿の近くのパン屋さんで買って、宿で食べました。
●大学生と交流
写真4-7-36 写真4-7-37
午後2時に中央駅前広場で大学生3人と待ちあわせて、ケルン・トライアングルの展望台→4711本店→宿で小パーティというコースです。
大聖堂の建築的な見所を日本で下調べのうえ準備しましたが、3人とも大聖堂は見学したことがあるとのことでしたのでパス。と言うか、早く小パーティをして飲みたいので先を急ぐのです(笑い)。
左:ライン川に架かるホーエンツォレルン橋を徒歩で渡ります。前方に今から登るケルン・トライアングルが見えてきました。その手前はハイアット・リージェンシー・ケルン。
右:このホテルの庭先にあるビア・ガーデンが我々兄弟のお気に入り。今日も護岸にはくつろぐ人たちが。
ビル屋上の展望台からはケルン市内が一望
写真4-7-38 ケルン・トライアングルの展望台からの眺め
写真4-7-39
写真4-7-40
ケルン・トライアングルの展望台からの眺めです。手前にライン川。このあたりはライン川を巡る観光船の発着場。
今渡ってきたホーエンツォレルン橋の先にはケルン中央駅。駅の右手の青い建物はミュージカル・ドーム(Musical Dome)。宿は駅の右手奥。
大聖堂(高さ157m)の左側には、ケルンの中央商店街や上で紹介した遺跡などがあります。
中央奥にはテレビ塔(266m)。ここの展望台は現在閉められていて一般には公開されていません。
その右側がメディアパークににあるケルンタワー(148m)。
このようにケルンの中心部が一望できる場所なので人気のスポット。眼下に見える物を学生さんに解説しながら、展望台を一周しました。
写真4-7-40は、展望台から降りて中央駅方向へ戻る際に撮影。背景は、大聖堂とホーエンツォレルン橋。
私もそうですが、男性二人の学生さんも腰に上着を巻いています。単にファッションではなくて、寒暖の差が大きいため、朝夕の寒さに備えるため必需品。
それでは中心商店街の一角にある4711本店へ向かいます。
写真4-7-41 4711本店 写真4-7-42
左:オーデコロンのトップブランド、4711本店。店内は、商品販売だけでなく、オーデコロンの歴史などを展示したスペースもあります。店内に入ると、蛇口から香水が流れています。決して水ではないので手を洗わないように(笑い)。店舗扱いなので日曜・祝日は閉店です。
写真4-7-43 お土産
右:9時から19時まで毎正時に可愛い仕掛け時計Glockenspielが演奏用の鐘の音と共に動きます。曲は3曲流れ、最初の2曲は固定で、「ラ・マルセイエーズ(フランス国歌)」、「Der treue Husar(忠実な軽騎兵、カーニバルなどで愛唱されるドイツ民謡)」、そして3曲目は毎時変わって、私達が訪れた16時は「Die Gedanken sind frei...(心は自由)」という、その昔NHKラジオ・ドイツ語講座で習った曲でした。12時は日本でも馴染みのあるMuss I denn...(別れの歌、ムシデン)。17時はAlle Vögel sind schon da...。直訳すると「鳥たちはみんな来ている」。日本では「霞か雲か」で知られています。
右は自分用のお土産。手持ちの香水が無くなりかけていたので、今回の旅行で買うつもりでした。香水の新商品とシャワージェルのセットを買いました。それでは市内観光は早々に切り上げて宿へ戻ります。
写真4-7-46
仕上げは宿で小パーティ。帰り道、中央駅でピザやカレーソーセージを買ってきました。そして学生さんがデュッセルドルフから持ってきてくれた地ビール(写真4-7-45)で乾杯。甥っ子はコーラです。
酒の味を知らない甥っ子を除いて、みんなドイツのビールを日本に持って帰りたいよね、という意見で一致。日本の春のような陽気になって一段とビールが美味しく感じます。
宿でこんなパーティができるのもアパートホテルだからこそ。食卓にある6脚の椅子が活きました。
写真4-7-44
写真4-7-45
写真4-7-47 写真4-7-48
写真4-7-49
左:ロストックで友人のアドバイスを受けて買ってきたつまみ。特に右から2番目の「Leerdammer Original」は、チーズはダメだという学生さんのひとりも「こりゃ、いける」と美味しそうに食べていました。
右:学生さんと交流するならと、ロストックの友人夫婦から頂いた飲み物。
左からバーテンワインの赤。Qualitätswein mit PrädikatのKabinettなので、高級ワインのやや辛口で通好み。
中央はイエーガーマイスター。独特のハーブの香りが、ストレート(35度!)でチビチビいくのもよし、カクテルにするにもよし。
右:Doppel Kümmel(キュンメル酒)。知人によれば消化不良の特効薬にもなるらしく、追い酒には最適らしい。
右の青いボトル:こちらもバーデンワイン。白のQualitätswein b.A.(b.A.はbestimmter Anbaugebieteの略) 生産地限定上級ワイン。
30数年前の自分の姿を、学生さん達に重ね合わせながら、日本人から見たドイツ、逆にドイツから見た日本など、同じ経験をした者同士の会話は楽しく、遅くまで語らいました。
この企画は今後も続けたいと思っています。日本のガイドブックには載らないディープなケルンを探索するぞ!
4-8 Nachwort あとがき
●夜景
写真4-8-1
今回の旅行の収穫のひとつは、このケルンの夜景。映画を見るようなファンタジックなシルエットは、昼間の表情とは全く異なった印象を受けます。この夜景を見るには、日帰り観光では無理なので、ケルンに泊まることなります。次回は、当然ケルンに連泊してケルン・トライアングルかケルン・タワーから、夜景を見てみたいものです。
ケルンって、観光都市というより産業都市のイメージがあったのですが、上で紹介した遺跡などもあって探索すると面白いなと思いました。又、ケルンに沢山ある博物館・美術館は、好きなドラマのロケ地を回ることを優先したため、まだ見ていません。ベルリンのように観光客であふれていないので、ゆっくり見て回れそう。ケルンって「男の隠れ家」かもね。弟に聞いてもお気に入りのようです。あまり人に教えたくないな~(笑い)。
●ショッピング
写真4-8-2 写真4-8-3
私の場合は、お土産屋さんに寄るより、ベルリンでスーパー・カイザースに行ったように、日常品を買って日本に持ち帰りたいということがあります。なので、商店街を散策するもの大事な旅の目的。その点ケルンは中央駅前からほぼ1km四方に中央商店街が集積しているので、買いまわりに便利なところです。商店街を東西に分断する車両交通が多いトゥニス通りTunis str.は、歩行者天国をアンダークロスするため、歩行者天国は途切れることなく一体となっています。弟もケルンは2年ぶり2回目だったため、地図無しで息子を連れて、ショッピングを楽しんでいるようでした。
今回の旅行で最後の宿泊地なので、いろいろと買ってスーツケースに詰め込みました。
●楽しむ
写真4-8-4
写真4-8-5
この2枚は2年前に撮影。上はライン川河畔にあるラインパークRheinpark、背後に大聖堂が見えます。土曜日の夕方ということもあって、レクレーションを楽しむ多くの人で賑わっています。
右は大聖堂前の階段でくつろぐ人達。又、上で紹介した写真4-6-8のようにライン川河畔で飲み交わす人達。
毎回ドイツへ来ると、人々が人生を楽しんでいるという印象を受けます。何故だろう、どうして同じ工業先進国でこんなに生き方が違うんだろうと常々考えていました。根本はキリスト教と、儒教と言われます。西洋はアダムとイブ。「労働」はりんごを食べた与えられた罰だから、働かなくても生きていく方が格好いい。一方日本は、「働かざる者食うべからず」に代表される儒教の教えだといわれます。確かにそれぞれの民族に脈々と流れる思想があるのかもしれません。私はそれに加えて、生きてきた時代背景が影響していると分析しています。つまりドイツは、いつも争いをしていたため明日の命が保証されなかった。だから今日を楽しもうとしたのではないだろうか。一方日本は江戸時代の泰平が長かったため、命は保証されていた。だからよりよい明日のために働いたのでは。更に富国強兵や戦後の高度成長も国民性にマッチして、ますます研ぎ澄まされたような気がします。国外に出てみると日本人がかつて「エコノミック・アニマル」と言われたのもうなずけます。
でもありがたい事にその国民性のお陰で日本も成熟社会となり、未来の更なる幸せを目指すのではなく、今を楽しむ時代になり、量的な成長でなく質的な充実を目指す時代になったのではと思います。スミマセン、素人の浅はかな分析におつき合い頂きありがとうございました。そしてお気楽な旅行記が堅苦しくなってしまいました。要は「我々日本人ももっと人生を楽しもうよ。」と。
●交通
写真4-8-6 Winer Platz駅 写真4-8-7 Zoo/Flora駅
一般的な観光で大聖堂や近隣の博物館を回るなら、徒歩で十分です。ただちょっと近郊へ足を伸ばそうとすると、公共交通機関のお世話になります。ケルンの公共交通機関は基本的に路面電車から発展したLRT(ライト・レール・トランジット)ですが、左写真にあるように中心部は地下に潜っているため、地下駅は[U]と表示されています。
右は動物園/植物園駅。このように地上駅が基本。もともとが路面電車なので駅間距離が短く、頻繁運転、地上駅でバリアフリーなので、路面電車と地下鉄のいいとこ取りをして、100万都市クラスには使い勝手がよい交通機関だと思います。今回も24時間乗り放題のケルン・ウェルカムカードを使い倒して近郊を回りました。
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