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ドイツ映画
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Crash Kids: Trust No One
クラッシュ・ライン
06/独TV/日本語字幕+英語吹替版、日本語吹替/90分
監督:ラウル・ハインリッヒ
出演:ダニエル・ブーダー、ミレーナ・カラス、カイロン・フライガング
解説:ロケ地も、映像も、ゼミルの覆面パトも、出演者もRTL放送ブランドのサスペンス・ドラマ。
ファンから面白かったよ、とお勧めいただいたので見ました。アウトバーンコップ(以下「AC」という)のファンには十分楽しんで頂けると思いますので、私も皆様にお勧めすることにしました(笑い)。クラッシュ・ライン
監督は、AC、ザ・クラウン、スパイエンジェルなどを作ったウラル・W・ハインリッヒなので、できるべきしてできた映画でしょう。最初は、ACと同じ映像が流れたので、アクション刑事ドラマだろうかと思いました。
次に舞台が更正施設に移ったので劇場映画「エス」かTVムービーの「エクスペリメント」のような収容所のスリラーかと思ったら、その割りには施設の空気が緩くて、訓練もスパルタ式にはほど遠い。
そのうち麻薬がらみの話になって、RTL放送ブランドのアクション・サスペンス・ドラマでした。
ポイント
●ACばりのカーアクション。実はACの使い回しで、見たことのある映像が次々に出てきます。
●車もナンバーもそのままAC。ゼミルのBMW(NE DR 8231)、ゼミルの相棒が乗るベンツCLK(NE LK 3470)、ボンラートとヘルツベルガーの白緑ポルシェ911(AP 7639)が次々に出てきます。
配役
主人公役のダニエル・ブーダーDaniel Buderは、見慣れない顔で新人らしい。ドイツ人の俳優にしては2枚目。
ヒロイン役のミレーナ・カラスMilena Karasは、東洋系ですが、彼女のサイトを見るとケルン生まれとあります。ベットシーンもあって、期待以上でした。
周りを、ザ・クラウンのトーマス・アンツェンホーファーや、ACで見かける俳優が固めています。
まとめ
主人公のマイクは、ハートのクイーンをゲットします。でもクイーンは、ジョーカーかも。そして、追いつめられたところで切り札となるスペードのエースを手にします。裏切り者は誰なのか最後まで読めず、よくできたシナリオ。
見終わるとサブタイトルの「Trunst No One」の意味がよくわかります。最大の欠点は、英語吹替だったこと。イマイチ気分が乗らないんですよね。予告編を見るとドイツ語で話されています。オリジナルのドイツ語で見られれば満足点なんだけど。
ここからはACファンの視点でマニアック
●冒頭、ニューヨークで麻薬を取引するシーン。場所はACでもよく出てくるケルンのロケ場所でした。
●車のナンバーは意識的に写してますよね。これでACファンが気づかないはずがない。
●中盤、主人公の二人が連れてこられる警察署の所長室は、インテリアは違うものの、どう見てもACの隊長室。
●後半、ベンツのパトカーと、BMW Z4のカーチェイスは、最後の爆発シーンも含めて、乗ってる人が違うだけで、今回の第108話そのまま。
●他にも、冒頭のクラシュシーンや、飛行機が着陸するシーンなど、ACで見たことのある映像が、書ききれないほど次々に流れます。
オリジナル作品と言うよりは、派生作品としてこんなものできますよという、ACファン向けのオマージュ作品でしょう。ACファンにはつっこみ所が多くて、楽しめる作品だと思います。2009.12.20
 
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介