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私が見たドイツ映画 | |||||||||||||||||
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Der Träumer und das wilde Mädchen | ||||||||||||||||||
コークスクリュー・トラック | ||||||||||||||||||
99/独TV/字幕/ドイツ語版/92分 監督:ラオウルW・ハイムリッヒ、ヘルマン・ヨハ 出演:イボンヌ・ド・バルク、スベン・マルティネク 解説:アクション・コンセプト社とRTL放送が組んだ、ロマンスもあるアクションロードムービーの秀作。 |
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期待していなかったが、思いのほかよかった。 レンタルで日本語版を見ました。アウトバーンコップと同じ「アクションコンセプト社」による製作なので、このサイトにお越しになる方には十分楽しんで頂けると思います。 「温もりのある古典的なロード・ムービーだ。」と、ヘルマン・ヨハ監督が、ドイツ版DVD「Vol. 1 (Limited Special Edition, 2 DVDs)」の特典映像で語っています。私もカー・アクションや流れる音楽を聞いて、アウトバーンコップ第2シーズンを見ているような、懐かしさを覚えました。原題の「Der Träumer und das wilde Mädchen - Hetzjagd durch Deutschland」は、ドラマの印象も踏まえて訳せば「夢追い野郎とあばずれ - ドイツ縦断の逃走劇」かな。そのものズバリのタイトルですね。 主演のイボンヌ・ド・バルクの魅力炸裂。相手役スベン・マルティネクとのロマンス。男顔負けのアクション。あそこまで裸体を披露してくれるとは想定外。脇役も見慣れた俳優ばかり。 罪を犯した主人公の二人がどうなるのか。先が読めない軽快なシナリオ。でもコンビの主人公が、警察からも悪漢からも追われて海まで・・・、この2年前の「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」みたい。 カー・アクションはヘリまで登場して盛り沢山ですが、製作時期がアウトバーンコップ第2シーズン~第3シーズンと同じ頃なので、それなりの出来。 トータルで見れば劇場版にはかなわなものの、ヘルマン・ヨハ監督による気楽に見られる上出来の一本。もっとこんな作品を作ってくれたらと思います。アクション・コンセプト社のサイト※によれば、撮影は1998年11月~12月。空はどんよりと雲がたれ込め、雪が積もり、息が白く、いかにも寒そうですね。普段着の町並みなど、全てが懐かしい。個人的には十分楽しめた1本でした。 ケンピンスキー・グランド・ホテル・ハイリゲンダム Kempinski Grand Hotel Heiligendamm クライマックスの海辺の建物は、どこかで見たな~。と探したら、2008年夏に娘が撮影した写真にありました。 |
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ご存じのように、ハイリゲンダムは2007年にG8が開催された、バルト海に面したビーチリゾート。ネット検索すると首脳らがこの建物を背後に並んで記念撮影した写真がヒットします。 今は改装されて美しくなっているようですが、ドラマのロケ地で使われた当時は、長く東独にあったせいか、見るも無惨に相当くたびれていますね。このドラマの撮影当時、まさかここに各国の首脳が集まるなんて、想像も出来なかったでしょう。手元のパンフレット(Mecklenburg-Vorpommern Reiseführer 11.Jahrgang 2007)をぱらぱらとめくっていたら、このホテルの広告もありました(右の写真)。2009.8.12 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介