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ドイツ映画
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Ausgeliefert! Jagd durch Berlin
アクセル
06/独/日本語字幕+英語版、日本語吹替/97分
監督:アクセル・サンド
出演:ドリュー・ファラー、タニヤ・ヴェンツェル、アリソン・キング
解説:平凡な宅配ドライバーが、殺人事件に巻き込まれる。ベルリンの市街地を舞台に派手なアクションが繰りひろげられる。制作はアウトバーンコップのヘルマン・ヨハ。
最近はもっぱら独語専門なので、英語版の映画はよほどのことがないと見ないのですが、ファンからアウトバーンコップ(以下「AC」と言う)のスタッフが作った面白い作品だよ、とお勧めいただきました。高速道路は出てきませんが(笑い)、最後までハラハラドキドキ、面白かったので私もお勧めします。
原題を訳すなら「配達中! ベルリン大追跡」。英語の題名は「Final Contract: Death on Delivery」。監督はアクセル・サンド。
殺人犯に仕立て上げられた主人公が警察から追われながら、女殺し屋を追いまくるアクション・ドラマ。見どころはアクション・シーンでしょう。ベルリンの市街地を縦横に走り回ります。大通りを封鎖して撮影したんですかね。多数の名所や、ソニーセンター、遠目にたびたびTV塔が見えます。クライマックスは主人公、女殺し屋、警察の三つ巴、ボートにバイクに多数の警察車両、ヘリまで飛ばして運河で派手な逃走劇。最後は旧東ベルリンの中心部、右手に大聖堂、左手に旧博物館を臨むシュロス広場で幕でした。
シュロス広場[旧マルクス・エンゲルス広場]から大聖堂を臨む。右手背後にはTV塔 旧博物館
シュロス広場[旧マルクス・エンゲルス広場]から大聖堂を臨む。右手背後にはTV塔も 旧博物館
配役
主人公のデヴィット(ドリュー・ファラーDrew Fuller)はアメリカ出身で、叔父を頼ってベルリンへ来たという設定。だからかこの作品は独語版の英語吹替ではなく最初から英語版で作られています。最初から外国に売るつもりでハリウッドの俳優を使って英語版にしたんでしょうけど、わざわざベルリンまで来て宅配のドライバーをやる設定は無理があるな~。
ウブなのに、あっさり女殺し屋の手中に落ちちゃいます。女にご無沙汰だったんですかね。ここからが間違いの始まり。普通のお兄ちゃんなのに、ドライバーだからか、しつこい警察を煙に巻いて、コブラ11も真っ青のドライビング・テクニック。逃げて、逃げまくって女殺し屋を追います。
ヒロイン・ジェニー役タニヤ・ヴェンツェルTanja Wenzelは、AC第122話でクラマー夫人役で出演していました。1978年生まれなので、ジェニー役の時は28才、クラマー夫人役の時は27才ですが、ジェニー役とクラマー婦人役では10才ほど開きがある印象。とても同一人物には見えないですね。ジェニー役の方がとてもチャーミングで魅力的。両思いの恋は実るのか・・・。
女殺し屋ララ(アリソン・キングAlison King)は、化けの皮が剥がれてからが、格好といい、言動といい、ボーガンを凶器に使うなど劇画的に盛り上げていました。
マニアックな視点でFinal Contract
ハルトムート役ニールス・クルフィンがホテルマン役でちょっとだけ出演していたので、このページに掲載しました。
最近はACの製作本数が少ないな~と思っていたら、スタッフはこんな作品を作っていたんですね。ACだと設定や展開に制約があるけど、単発作品ならやりたい放題。ドイツでもこれだけのアクション作品が撮れるんだという証にしたいんでしょうか。
ベルリンという設定はバックの映像が新鮮でよかったし、アクションシーンも十分。ただ英語版は納得できないな~。
右は英国版DVD。ドイツではリリースされていないらしい。2009.12.24
 
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介