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アラーム・フォー・コブラ11 邦版第4話 特別機動隊の陰謀
第11シーズン 第156話 Gegen jede Regel(直訳:反則)
クリスとゼミルは、二人の麻薬密売人を高速道路で追跡する。激しい事故の後、密売人のひとりは逃げ、もうひとりは、農家で人質を取って立てこもる。クリスの旧友ロルフ・ドルン率いるSEK(特別機動部隊)が応援に来た。ドルンは、逮捕の際、武装解除した犯人を射殺。ゼミルは、ただひとりの証人に対するプロらしくない処置と批判する。シュランクマン検事の聴聞会は、言い合いになったが、SEKに対するいかなる嫌疑もかけられる余地はなかった。検事はドルンの陳述を信用に値すると判断し、一件落着。聴聞会で、クリスはゼミルの支持を全くしなかったため、二人はけんか別れし、別々に行動することに。
逃げた密売人オリバー・ツェンカーの捜査で、二人は出くわし,、覆面をした男達がツェンカーを追いつめて殺す目撃者となった。クリスは、あのマスクをした男たちはドルンらに間違いないと思った。クリスはゼミルに謝罪し、腐敗したドルンのSEKと戦うことを宣言。クリスとゼミルはSEKが任務で麻薬を着服したことをつかむ。だが証拠がない。二人は、死んだ密売人とSEKとの接点を必死に探す…。
(独RTL放送のサイト「RTLnow」を参考しにました)
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●ラルフ・ヘルフォート(ロルフ・ドルン)、ニールス-ブルーノ・シュミット(セバスチャン・マットヒッセン)、フェリックス・ランペ(ホルガー)、アリーネ・ホッホシャイド(ヴェラ・マットヒッセン)
Eindruck 印象
インターネットでドイツ語版を見た印象 2007.7.17
今回は警察の内輪もめにもかかわらず(笑い)、市街地で市民も巻き込んで、派手にカーチェイスを繰り広げます。
SEK(特別機動部隊)の隊長ドルンことラルフ・ヘルフォートは、体育会系の隊長にふさわしく、他のテレビムービーにも出ていました。
隊員ニールス-ブルーノ・シュミットは、「103話 暴走と逃走の果てに」にも出演。
SEK(特別機動部隊)
詳しくはQ&Aの「特別機動部隊」をご覧下さい。
2007.7.17
DVDで日本語版を見た印象 2008.7.5
冒頭の追跡劇は、いつもなら取り逃がしてしまうのに、今回犯人の名前をしっかり免許証で把握したうえ、追いつめます。SEK(特別機動部隊)の隊長ドルンらが到着し、ゼミルが「コスラック」と犯人をハンドマイクで呼びかけます。お膳立てはバッチリ。これでドルンらが動かなかったら、番組は始まらない(笑い)。
そろそろクリスとゼミルは協調して捜査に当たるかなと思っていたら、前半はバラバラ。クリスはケルン検察庁で正直に陳述。クリスに悪気は無いみたいだけど、結果としてゼミルは、シュランクマン検事(いかにもきつそうなキャラ)の理解を得られず、クリスに八つ当たり。高速警察隊は、毎度の事とは言えシュランクマン検事からいじめられますね。
ゼミルも歳
冒頭、ゼミルが「夜勤は無理だ。3日も寝てない。」と弱音を。1966年生まれのアタライはもう40才ですもんね。老体(と言うほどの歳ではないと思いますが)にむち打ってのアクションシーンの撮影は大変だろうし、意外と本音かも。ただ、長年アウトバーンコップを見ている私も同じように歳取ってきているのに、ゼミルだけ責めたらかわいそうでしょうね。
上出来ですが…。
番組は悪くない出来です。一体全体、どうまとめるのか分からない展開に引き込まれます。
ただ、相当緊張して(体を硬直させて)見る羽目になりました。ドイツ語版で見たときは、細部まで聞き取れないので、何とかしのげましたが、日本語版で見ると、クリスはドルンに恩があるにも関わらず対峙しなければならない辛さ、ドルンの右腕セバスチャンの良心の呵責、クリスとゼミルの軋轢などなどが琴線に触れるように伝わってきます。個人的には、ノー天気な展開で気楽に見られる番組が好みなので、今回はシリアス過ぎて少々もてあまし気味。
警部(Hauptkommissar)ドイツ語学習者向けの記事
クリス、ゼミルの肩書きは、ドイツ語でHauptkommissar(Kriminalhauptkommissarと書かれた物もあり)。逐語訳すると、Hauptは「主[要]な」、kommissarは「警部」。日本語版では「警部補」と訳されています。検察庁のシーンで、ドルンについてもHauptkommissarと発話されていましたが、日本語版の訳は「警部」。確かにドルンはSEKのLeiter[英:leader](日本語版では班長と訳されている)なので、班長クラスは警部。クリスとゼミルは警部補という設定なのでしょうね。
クリス(Chris)
「Chris」は日本語で「クリス」と書きますが、原語で聞いてると、カタカナで「クリス」と発話するのとは若干違います。皆様ご存じのように、もともと外国語の発音をカタカナで表現するには、限界があります。ドルンが発話するChrisはちょっと癖があるけど、「C」がこもった感じで、いかにも「ドイツ語で名前を呼んでます(ドイツ人がドイツ語で話すから当然なんだけど)。」 私もこんな発声ができればいいなと、バカみたいに、何回も真似して発音練習しました。私が「Chris」と呼びかけたら、「クリス」は自分の事だと分かって振り向いてくれるかな(笑い)。
短い単語は伝わりにくい
実は、短い単語がなかなか伝わらない、苦い思い出がありまして。ドイツに有名な週刊誌Stern(シュテルン)があります。ドイツ在住時、この週刊誌を買おうと書店に行きました。見つけきれず店員に「シュテルンください」と言ったものの、何度言っても伝わらなかったことがありました。Sternは、カタカタ表記の「シュテルン」とは全く似つかない発音で、思い出すとまたまた自信をなくしそうで、このあたりで止めときます。
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介