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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第5シーズン 第75話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Kurzes Glück(直訳:つかの間の幸せ) | |||||||||||||||||
トムとゼミルの上司、エンゲルハート隊長は恋に落ちた。隊長の新しい彼氏フィリップは大手の不動産仲介業者だ。フィリップは隊長に、ロマンチックなプロポーズをするつもりで、さりげなくパリ旅行を提案した。高速道路で、二人は何者かに突然狙われ、フィリップは射殺される。 高速警察の隊員達は、フィリップの遺体の前に立ちつくした。隊長はいない、そして殺人には隊長の銃が使われたらしい。トムとゼミルは予見を持たずに捜査する。シュルテ警部には、隊長が愛人フィリップを殺したように思われた。 隊長の運命をシュルテ警部に委ねるわけにはいかない。トムとゼミルはシュルテ警部に分からぬよう仕事に取りかかった。実際、隊長はフィリップをやっていない。逆だ、隊長はフィリップの娘リザにより、朽廃した別荘の地下室に監禁されている。リザは、母の不幸を隊長になすりつけようとした。 リザは、父フィリップが母から去ったことに絶望していた。隊長はリザに、父フィリップの結婚が自分によって挫折したのではないと、優しくなだめようとする。しかし隊長は、リザが現実を受け付ける余裕がないことを、受け入れざるをえなかった。程なく、トムとゼミルはフィリップの前妻ザンドラと娘リザの所へやってくる。 確かに前妻ザンドラに動機はあるものの、この情緒不安定な女に殺人を犯す能力はないと、トムとゼミルはすぐにさとった。リザにはまだ疑いはかからない。その結果、疑惑はフィリップの秘書スザネに向かう。スザネはフィリップの愛人で、関係を清算しようとしていた。スザネが嫉妬に駆られて殺したのか?この線はほどなく砂に消えた。 綿密な捜査の結果、リザが疑われた。トムとゼミルはリザを探し出そうとする。その間に、別荘の地下室の状況は、刻々と悪化する。リザは隊長が自殺したように見せかけて、殺害しようと決心した…。 (原文は独TVandSeriesのサイトです) |
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Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ゲスト出演のみ紹介●アンナ・タルバッハ(リザ)、クリスティアン・マルチネク(フィリップ)、アンケ・シューバート(ザンドラ)、ゴッツ・アルグス(シュルテ)、クリスタ・ローストロー(スザネ) 【関連サイト】アンナ・タルバッハ、クリスティアン・マルチネク |
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Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
隊長の危機ですが、隊長は次週以降も元気に出演していることを既に知っているので、ちょっと緊迫感に欠けますね。 ストーリーだけ読むと、午後昼下がりの、どろどろしたメロドラマみたいですが、ヘルマン・ヨハ監督の手にかかると、どんなアクション番組になっているか、見るのが楽しみです。 |
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ここまでの記事は、番組をまだ見ていない2004.6.6に掲載 これ以下、2009.6.22追記 |
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通常番組として十分な出来 2週続けて物足りなかったので、第5シーズンは期待できないのだろうかと落胆していたら、今回は合格点。ヤキモチを妬くヘルツベルガーがいじらしくも、最後にささやかなご褒美が用意され、視聴者の気持ちも落ち着きました。 カーアクション 冒頭はこぢんまり。ジャガーが出てきて、冒頭からクラッシュかと思っていたらお約束どおり。しかもナンバーは「K XJ400」。「XJ400」はこの車の型番。 中盤、市街地でのカーチェイスは大満足。路地(ドイツ語でガッセ[Gasse]という)を走り回る幅約1.50mしかないスマート。この車のプロモーション・ビデオみたい。石畳みの路地と木組みの古い家々を背景に繰りひろげられる、スピード感あふれるカーチェイス。決まり手はいつものクラシュ。そして、ボンラートの「してやったり」という表情がよかったですね。自分が歩き回ったガッセを思い出し、懐かしい。私にとって、この番組を見る楽しみを具現化したシーンでした。毎週でも見てみたい。 クライマックスは、カウボーイ・コップ。私がヘタな解説をするより、番組で「白馬の王子様」をお楽しみください。 フィリップの女性遍歴 女性達とフィリップの関係が聞き取れないと、番組の流れがつかめません。日本語版が出ていないので少々解説させてください。ただ聞き取りに自信はないので、間違っていたらゴメンナサイ。 妻ザンドラ・クライン 6ヶ月前からフィリップは姿を消したとのこと。 秘書 フィリップのスケジュールを公私とも管理しているが、「ただの秘書」だと強調する。スケジュールには「カバエラ」という名前の女性が。秘書の説明によれば、6ヶ月前から見ていないと言う。2度目にコブラ11が訪問すると、かつて関係があったが、かなり昔のことと告白。 隊長 3ヶ月前からフィリップに夢中。トムとゼミルが隊長の家に忍び込んでパソコンのメールをチェックすると、フィリップから自分の不覚をわびるメールが届いていた。フィリップは隊長に自分の過去を知らせた(か、もしくはバレた)らしい。コブラ11は「過去の女」が犯人だろうと推測する。 娘リザ・クライン 妻ザンドラの説明によれば、自分の連れ子。フィリップが娘にも手をつけたとにおわせる発言も。 ここからは私の印象。リザは母娘を捨てたフィリップに復讐すべく、隊長をダシに使った。娘が父を憎む動機も十分。タイトルのKurzes Glück(つかの間の幸せ)は、隊長だけでなく、これら女性のことも暗示しているのでしょう。 署のバックヤード マニアックな視点になりますが、冒頭隊長が昼食に出かけると、署のバックヤードでフィリップと抱擁。その様子を署員が画面左手の窓から覗きます。建物の玄関は画面右手にあり、ゼミルらが車を止める場所も建物の右手。だから署の左手が写るのは非情に珍しい。隊長らが立っている背後にも署の建物に似た建物があるみたい。 隊長の住まいは、入ると左手に螺旋階段。過去に別の設定でこの部屋を見たような気がします。2009.6.22 |
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ansehen 見る | |||||||||||||||||
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介