|
アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||
第7シーズンテレビムービー ワイルド・ランナー 謎の偽造紙幣(ワイルド・ランナーX2) | |||||||||||||||||
Feuertaufe(直訳:試練) | |||||||||||||||||
晴れ渡った空から、印刷用カラーインクが詰まった空輸コンテナが高速道路に落ちてきた。それに混じってパイロットの死体があった。手掛かりは犯罪組織の一員チェルネと銀行頭取ハーデンベルグだ。ハーデンベルグは本物の紙幣を印刷して、自分の銀行を建て直そうとしたのだ。ゼミルの新しい相棒はヤンだ。ヤンは警察学校を出たばかりの新人で、亡くなった友人であるパイロットの復讐を独力でしようとした。初めのうちゼミルとヤンはお互いなじめなかったが、力を合わせて立ち向かう…。 (独「action concept」社他のHPを参考にしました) |
|||||||||||||||||
Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ゲスト出演のみ紹介●ベラB・フェルゼンハイマー(チェルネ)、クリスチャン・マリア・ゲーベル(ミヒャエル・ハーデンベルグ)、マルチン・ツール(レッツバッハ)、アズトリット・ポズナー(カトヤ・バウマイスター)、メリナ・ヘネン(リリー・バウマイスター) 【関連サイト】ベラB・フェルゼンハイマー、クリスチャン・マリア・ゲーベル、マルチン・ツール、アズトリット・ポズナー |
|||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
降板したトムに代わって、ヤンが登場。この番組は1話ごとの完結ですが、話は第8シーズンテレビムービー「ワイルドランナー」に繋がります。キーマンであるチェルネことフェルゼンハイマーのみならず、番組冒頭でゼミルのお供をする新人のハルトムートことニールス・クルフィンも、ワイルドランナーでは謎解きの重要な役を演じています。ワイルドランナー、アウトバーンスピードをご覧になる前に、まずワイルドランナーX2をご覧になることをお奨めします。 話はいつもながら、アウトバーンコップらしい荒唐無稽な展開ですね。 窃盗でこんなに派手ででかい車を盗んで見つからないわけないだろう、と思えちゃう。 犯人のアジトでの銃撃戦。高級車が穴だらけ・・・。いつ見てももったいな~い。 炎の洗礼 私は番組のタイトルFeuertaufeに対して「試練」と訳しました。訳をつける時点は、まだ番組を見る前で、ドイツのアウトバーンコップのサイトを読んで、直訳で無難な言葉を充てています。番組を見てみると「炎の洗礼」と訳が付けられています。番組を見終わってシーンを回想しながら考えると「炎の洗礼」が適訳だなと感じます。さすがプロの翻訳ですね。 du(ゼミルとヤン)とSie(ゲーカーンとリヒター) ドイツ語には、英語のYouにあたる単語として、親称du(ドゥー)と敬称Sie(ズィー)の二つがあります。大まかに、親しい間柄や子供対してはduを使い、その他の相手には身分の上下を問わずSieを使います。duの間柄ではファーストネームで呼び合い、Sieの間柄では名字で呼び合います。最初Sieの間柄であっても、だんだん親しくなってくるとduで呼び合う間柄になる時が来ます。この時はしきたりがあって、目上の方から「さあ今からduで呼び合おうじゃないか」と切り出します。決して目下から言いません。 ゼミル・ゲーカーンとヤン・リヒターは今回、初対面です。 普通の初対面を想定するなら、ヤンが署へやって来て「今日からここに配属されたリヒターです。よろしくお願いします。」、ゼミル・ゲーカーン:「ゲーカーンだ。よろしくリヒター」(ここで握手)、続けてゼミル・ゲーカーン:「俺達、相棒だし、duでいいよ。」で終わり。ゲーカーンとリヒターと呼び合う間柄からゼミルとヤンと呼び合う間柄にすぐになるのですが。でも、これじゃ番組としては面白くないですよね。 今回は盛り上げますね。出会いが出会いだし、なかなかゼミルはヤンを受け入れてくれません。火災現場でヤンは倒れているゼミルに「ゲーカーン!」と呼びかけます。そして「炎の洗礼」の後、ゼミルはヤンに「ゼミルと呼んでくれ」といい、握手してduと呼び合う間柄にやっとなります。番組の最後、ネタバレになるので詳しいシーンの説明はできませんが、ヤンはいなくなったゼミルを探して「ゼミル!」と叫びます。よかったらもう一度DVDを再生して見てみてください。日本語吹替版・字幕版では、もとより日本語では訳しにくいシチュエーションなので、せいぜいファーストネームと名字の違いくらいですが、原語で見ていると、火災現場へ行く前に至っても目上のゼミルが年下のヤンに敬称Sieで呼びかけるのは、かなり抵抗があります。そうやってさんざんじらして「炎の洗礼」の場面へ進むわけですね。ヤンの前任者トムが初登場した回(第4シーズンテレビムービー・通称オリジナル版)も信じられない設定だったし、ドイツ人にとって「さあ今からduで呼び合おうじゃないか」は大事なセレモニーなので、格好の演出材料ですね。アウトバーンコップをカーアクション番組として楽しんでいらっしゃる方には、やたら細かいドイツ語の分析でゴメンナサイ。 |
|||||||||||||||||
ansehen 見る | |||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||
ausführlich もっと詳しく | |||||||||||||||||
allcinema Online 映画データベース ワイルド・ランナーX3 | |||||||||||||||||
|
Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介