|
アウトバーンコップ | |||||||||||||||
|
||||||||||||||||
アウトバーン・コップ (通称:オリジナル版) | ||||||||||||||||
第4シーズンテレビムービー Höllenfahrt auf der A4(直訳:高速4号線、地獄行き) | ||||||||||||||||
高速警察隊トム・クラニッヒは勤務初日から波瀾万丈。勤務を時間どおりに始めたかったにもかかわらず、いつものように遅れてしまい、おまけに、急ぐことに気をとられて、マウンテンバイクとともに古いベンツへバーンと突っ込んだ。 女性ドライバー、スザンネは、車をちょうど下町のさびれた修理工場から受け取り、幼い姪をアーヘンの祖母のところへ届けるところだった。また、ビジネスマン・エドが同乗していた。彼には差し迫った商談があった。 スザンネはトムを勤め先まで送り届けることにした。トムは、スザンネの申し出を受け入れ、車に乗り込む-そしてドラマは始まった。重さ2tの車は、高速道路上で突然コントロールを失う。アクセルは固定されたまま動かなくなり、車はアスファルトの上を時速160kmで暴走する。 ゼミルは、携帯電話で新任の同僚トムが危険な状態にあることを知り、救出計画を練る。高速警察隊により、苦労の末車線は確保できた。関係者はいかにして車を止めるか知恵を絞る。車は急カーブに近づいており、走行車線から飛び出す危険が迫っている。 エンゲルハート隊長とゼミルは、カーブを迂回し町中へコースを変更できないか検討する。トムは自らの命も省みず、暴走する車から外へ出てエンジンの回路を壊しに行くが、試みは失敗する。なんとか危険なカーブはさけることができた。しかしまたまた不幸な車の乗客にさらなるやっかいが襲いかかる。上がった跳ね橋を通ろうにも、州知事は、橋が故障していると主張する。 エンゲルハートはそれが事実だとは思わない。それは陰湿なたくらみによって、橋を動かさないだけだ。 (TVandSeriesのサイトを参考しました) |
||||||||||||||||
Darsteller 出演 | ||||||||||||||||
ゲスト出演のみ紹介●ボヤナ・ゴレナック(スザンネ)、マルティン・アムクネヒト(エド)、オリビア・アウグスティンスキー(姉ダニエラ)、マルティン・C・アンケルマン(ブリュセラー知事)、ミヒャエル・シェルンタナー(ラジオ局パーソナリティー、フレッド)、トルステン・ニンデル(ラジオ局レポーター、トミー) | ||||||||||||||||
Eindruck 印象 | ||||||||||||||||
ビデオテープで日本語字幕版を見た印象 | ||||||||||||||||
ドイツ映画といえば、「Uボート(Das Boot)」「クリスチーネ・F(Christiane F. Wir Kinder vom Bahnhof
Zoo)」位しか知らなかった私にとって、衝撃的な1本でした。 ちょうど時間制限のあるダイヤルアップから、CATVの常時接続回線に切り替えたこともあって、この1本を手掛かりに、インターネットを歩き回り、ドイツ放送・映画界の今を探索中です。 スザンネ役のボヤナ・ゴレナック、中盤で幼子をチャイルドシートごとゼミルに渡す際、強風にあおられて、胸がはだけます。「オイオイ」と見ていましたが、ネットで彼女を調べると、お色気ものもOKのようで、納得しました。2003.5.25 |
||||||||||||||||
Q&A | ||||||||||||||||
Q:空から中継していたラジオケルンは実在するの。 A:あります。次のサイトでストリーミング放送を聞くことができます。 なお、もう一台のTV中継をしている「RTL」は、アウトバーンコップを制作している実在のテレビ局です。 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
Q:アーヘンの町中で、ピンクのトラックがバックするシーンがありますね。あのドライバーが何かの葉を紙に巻いていましたが、何かやばいものでも吸っているんですか。 A:たぶん、葉タバコです。ドイツではフィルタータバコ(日本で一般的に売っているタバコ)は高いので、安いタバコの葉っぱと紙を買って巻いて吸う人が結構います。 |
||||||||||||||||
Q:時速約160kmで走っていながら、すんなりとアウトバーンから一般道に降りているけど、インターチェンジは通過できるのかな? A:ロケが行われたケルンあたりを車で走ったことがないので確かなことは言えませんが、一般的にドイツにも日本と同じようなアウトバーンから一般道へ降りるインターチェンジはあります。但しアウトバーンは無料なので料金所はありません。 アウトバーンと言うのは、一般道を改良したものです。ですから、国道と平行してアウトバーンがあのではなく、国道そのものを改良してアウトバーンにしているのです。ですから「一般道を走っていたら途中からアウトバーンにのっていた」というシチュエーションはありえます。 「オリジナル版」でも、跳ね橋の手前のアウトバーン上でゼミルのBMWが前に出てベンツを押さえるシーンがあります。そのうち前方に跳ね橋が見えてきますが、跳ね橋の前後は一般道になっています。 |
||||||||||||||||
Runaway Car ランナウェイ・カー | ||||||||||||||||
97/米TV/日本語吹替/90分/IMDb/allcinema 監督:ジャック・ショルダー 出演:ジャッジ・ラインホルド、ニーナ・シーマツコ、ブライアン・フックス、アレック・マードック、エリザベス・デネヒー 解説:このサイトで、ドイツの映画・ドラマ以外を紹介するのは異例中の異例ですが、今話(以下「独版」と言う)の元となったTVドラマなので掲載しました。見たところ独版はランナウェイ・カー(以下「米版」と言う)を「忠実に」リメイクしつつ、アクション・コンセプト社お得意のアクション・シーンが強化されている印象です。 忠実に ●冒頭、暴走する車をパトカーが止める。警官がサングラスをはずしながら女性運転手に免許証と車検証の提示するよう求める。 ●助手席に乗るのは「エド」という名前の眼鏡をしたビジネスマン。 ●TV局とラジオ局が暴走劇を中継する。 ●跳ね橋を管理する高齢の女性は編み物をしている。 これらは特に印象に残った点。笑っちゃうくらい細部に至るまで同じシナリオでドラマは進みます。 独版で強化されている点 ●米版にはない冒頭の大クラシュ。 ●水が入ったポリタンクのバリケードを突破するシーンは、独版がはるかに激しい。 ●降りない跳ね橋をジャンプして越える(米版は橋がギリギリ降りる)。 ●米版でヘリは1機のみ。独版はラジオ局、TV局、警察の3機を飛ばす。 ●クライマックスの爆発(米版はクラシュだけ)。 他にもアクション・コンセプト社のお家芸が散りばめられています。 独版独自の展開 独版はトム初登場の回だし、署のレギュラーメンバーが決まっているので、その点は独自カラー。 例えば冒頭、米版では4人が暴走車に揃った時点で警官が車を止めますが、独版だとゼミルが暴走車のベンツを止めた時に、トムはまだ乗っていません。この時点でゼミルとトムが出会っちゃうとマズイよね。 まとめ 米版、独版とも車が暴走するだけなので、低予算だと思いますが、なんと言ってもよく考えられたシナリオの勝利でしょう。米版は、B級アクション・ドラマとして合格点。独版はそのリメイクにアクション・コンセプト社ブランドのアクション・シーンが加えられているから悪いはずがない。 原点回帰 アウトバーンコップは、ドイツで高視聴率のTVシリーズなので、遅かれ早かれ出会ったことでしょう。ただ、最初に出会ったのが独版(今話の第4シーズンTVムービー)だったからそこ、直ぐにハマッてしまったのかな。独版を見たのが2002年2月4日。この運命の出会い(大げさ~)のルーツであるアメリカのTVドラマを長年見たいと願っていました。 それから7年あまり、第15話を除く全話を見終わったところで、米版を見ることができ、再び原点の独版に帰ってきました。久しぶりに独版を見たら、銃撃戦や派手なボディ・アクションはないけど、面白い! 何回も見た回なのに最後まで一気に見てしまいました。 マニアックな視点で 独版を最初に見た時の事をよく覚えていませんが、たぶん字幕を追い掛けるだけで、原語は断片的にしか聞き取れなかったハズ。亀の歩みですが、ヒヤリングが向上した実感があります。また7年あまりで見方もマニアックになった(笑い)。今回見て気づいた点をいくつか。 ●コンラート4 暴走車とゼミルのBMWが走っていると、「コンラート4」というコード・ネームのパトカーが応援に来ます。「コブラ」以外のコード・ネームは後にも先にもなかったのでは。ちなみに、字幕に「コンラート4」は全く出てきません。 ●コブラ1 中盤、暴走車とゼミルのBMWが未舗装の道路をジャンプして越えたあと、本部にいるエンゲルハート隊長がゼミルに無線連絡。 隊長:コブラ1からコブラ11へ(但し、「1」はよく聞き取れないので違うかも)。 ゼミル:こちらコブラ11 隊長のコード・ネームが明らかになったのは、第106話が最初だと思っていたところ、何だもっと早かったじゃない。ちなみに字幕は、隊長の「ゼミル 聞こえる?」だけで、コード・ネームは出てきません。 但し、第5話で本部(署)がコブラ1という設定だったので、今回も隊長は本部(署)から連絡していることから、「コブラ1」のコード・ネームが隊長を指すのか本部(署)を指すのか正確にはわかりません。 この回だけでも、これだけ新たな発見があったので、2003年頃に見た第3~4シーズンを見直すと新たな発見がありそうな予感。あまりのマニアぶりに笑われそう。 2009.10.5 |
||||||||||||||||
アーヘンの町中の直線道路を「主演のベンツ」が爆走する通りを、2024年春ロケ地巡りの際に、偶然にも私も走りました。ロケ地探訪第11弾>11-7
トリーアラー通り 2024.7.23追記。 |
||||||||||||||||
ansehen 見る | ||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介