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私が見たドイツ映画 | |||||||||||||||||
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Autobahnraser | ||||||||||||||||||
ワイルド・レーサー | ||||||||||||||||||
04/独/日本語字幕+英語吹替版、日本語吹替/87分 監督:ミヒャエル・ケウシュ 出演:ルーク・J・ウィルキンス、ニルス・ブルーノ・シュミット、クリスチャン・エリク・キーリング 解説:警察、窃盗団、ストリート・レーサー三つどもえのコメディタッチの戦い。 |
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アウトバーンコップのコメディ版。お気楽なカーアクション。 ファンの方から、「コブラ11並のカーアクションです。」とお勧めいただきました。製作は、アクション・コンセプト社ではありませんが、アウトバーンコップ(以下「AC」と言う)をコメディタッチにしたらこんな感じになるのでは、という作品。万人向きではありませんが、少なくとも車好きなACファンには楽しんで頂けると思います。ポップコーンでも食べながら、カーアクションを楽しむ作品ですね。カーアクション・シーンは、早送りが目に付く点を除けば、ACと比べても遜色ありません。ラブシーンはあっさりなので、お休みの日にお子様と見ても大丈夫です。 シナリオはユルユル 「警察、窃盗団、ストリート・レーサー三つどもえの戦い。」と書けば、ACそのもの。ただこれが緩いんですよね。ユルユルです。シナリオは全くメリハリが無く淡々と進みます。 ●警察は、仕事ではなく体育会系の部活動みたいなノリ。 ●主人公の制服警官カール(Luke Wilkins)は、ストリート・レーサーのグループに潜入捜査しますが、身元がバレたのに仲間になっちゃいました。 ●若者グループの女性二人が窃盗団に拉致。これがまた全く緊迫感無し。 出てくる車は凄い(らしい)。ランボルギーニ・ディアブロ、フェラーリ360モデナ、マセラッティ3200GT、ダッジヴァイパーGTS、ムスタング マッハ1、BMW E46/M3、ポルシェ911カレラ4S(車には詳しくないので、予告編で紹介されたまま掲載)。 原題は「アウトバーン・レーサー」。日本でのタイトルは「ワイルド・レーサー」。「ワイルド」の方が受けがいいんですかね。少なくとも「アウトバーン・レーサー」の方がACファンは食いつきやすいと思うけどな~。 配役 主演の若者達はそれぞれ個性があって魅力的。 ●BMW 2002 iに乗るクヌート役ニルス・ブルーノ・シュミットNiels-Bruno SchmidtはAC第103話をはじめ計3回ゲスト出演。 ●スマート・ブラバス(車のオーナーはスシ・デリバリーのブルーノ[Manuel Cortez])の助手席に乗るモニ役イヴォンヌ・ショーンヘルIvonne Schönherrは、AC第132話でゲスト出演。いつ見てもチャーミングな女優さん。配達してくれたブルーノにちゃんとチップを渡していました。私もドイツで配達を頼んだら、チップを忘れないようにしよ~と。 ちょっとしか出ない脇役も半端じゃない。 ●BMW 2002 iを飛ばす車検の検査官役ヨッケル・チーリッシュJockel Tschierschは、ACに2回ゲスト出演。 ●入れ歯が飛び出す中年女性役イングリッド・ヴァン・ベルゲンIngrid van Bergenも第43話Taxi541に。悪玉役のマルク・ツァクMark Zakは、第二チーム(スピンオフ版)第10話にゲスト出演。 ●冒頭、スシを注文した調子のいい男は、オリバー・ブーツOliver Bootz。この方もチョイ役にはもったいない俳優。他にも、見慣れたドイツの俳優が多数出演。 印象 若い頃って、高性能車に憧れますよね。ドイツだと速度無制限のアウトバーンがあるので、高性能車でぶっ飛ばしてみたい願望は、想像に難くない。ACで、私から見れば十分に高性能なベンツCLKに乗るヤンですら、誕生日のプレゼントにフェラーリのレンタカーに乗ってはしゃいでいましたから(第116話)。番組を見る限り、加速力があって、時速200km以上出せば「走れる車」みたい。 私も新婚旅行で再びドイツを訪れたとき、アウディのレンタカーでアウトバーンを走りました(右の写真)。 次回行ったときは、別に高性能なスポーツ・カーでなくていいので、ゼミルのチタンシルバーのBMWで走ってみたい。かっ飛ばす快感を想像するだけでワクワクしちゃいます。スミマセン、いくつになっても子供なもんで。 そんな若者達(+私のようなオジサン)の高性能車やスピードに対する憧れを、窃盗事件にからめて、おもしろおかしく表現してあります。 管理人の独り言:ドイツ語版で見たいな~ 日本でリリースされているDVDは英語吹替版です(当然、日本語字幕付き及び日本語吹替)。前回ご紹介した「ファスト・トラック~」は国際的な俳優達が英語で話しているし、映像もドイツ臭さがあまりなかったので、英語版でも違和感はありませんでした。 一方この作品は、英語吹替だから、口の動きを見ていると、ドイツ語ではこんな単語をしゃべっているのでは、と気になるし、見慣れた俳優達といい、映像といいドイツ臭いですね。だからドイツ語版で見てみたい。 ネット検索すると、本国でDVDとブルーレイ・ディスクが出ています(右画像)。当然ドイツ語版。機会があれば注文してみたい。ドイツ語版があれば、お気楽な語学教材になりそう。 作品のエンドロールに「Die im Film dargestellten Autorennen und Stunts sind von erfahrenen Stuntmen ausgeführt und nicht zur Nachahnung geeignet.(拙訳:劇中の走行とスタントは経験豊かなプロによるものです。決してマネしないこと。)」と出ます。 ドイツへ行っても、良識ある「大人しい」走りに徹することを誓います(笑い)2009.12.28 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介