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セル版:アラーム・フォー・コブラ11 シーズン12 第2話 人体実験の結末
レンタル版:ブラックレイド Cobra11 Season2-1第2話 人体実験の結末
第11シーズン 第161話 Infarkt(直訳:(心筋)梗塞)
クリスのクールなラブ・ストーリー。ゼミルは風邪で休み。クリスはボンラート、ハルトムートを従えてゼミルのBMWに乗り、タイプ?の女性医師と共に皮下チップの謎を捜査する。
Episodebeschreibung シナリオ
若いドライバーが、トラックで高速道路を飛ばしていた。彼は心筋梗塞によりハンドル操作を誤り事故を起こす。クリスとゼミルはなんとか大事故を阻止しトラックを止めた。ゼミルは運転手を運転室から救いだし、クリスと共に心肺蘇生を試みる 。直ちに、若い救急医師ユリア・カンプが事故現場に到着し、運転手を手当てする。しかし病院へ向かう車中で運転手は亡くなった。命を救えなかったことにカンプ医師は自己嫌悪に陥る。クリスは、風邪が悪化したゼミルが帰宅した後、カンプ医師と共に運転手の死の原因を突き止めようとする。その際、クリスはこの運転手によく似た不可思議な死亡例を見つけた。同じ頃、カンプ医師は、死人の血から謎の薬用物質を発見する。更に、運転手の死体から皮下に埋められた電子チップも発見された。カンプ医師から病院へ呼び出されたクリスは、見知らぬ男から銃撃を受けた。男はチップと共に消え去った…。
(独RTL放送のサイトRTL.deを参考しにました)
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●マルグリット・ザートリウス(ユリア・カンプ医師)、ローマン・ロッサ(実行犯ナーレス)、テレサ・ハルダー(ベンディス製薬社長)、ヨハネス・ヒッツブレヒ(ゼーボルク医師)
Eindruck 印象
インターネットでドイツ語版を見た印象 
今回は、ゼミルが風邪で休み。クリスが主役ですね。さすが存在感のある役者さんなので、相棒がいなくとも番組の出来はいつもと変わりません。カーアクションも市街地・高速道路と見せ場たっぷりです。クライマックスのカーチェイスで、助手席のハルトムートが運転するクリスに「この覆面パトはゼミルのだから、無理せずにね」と言います。実はハルトムート自身が怖さにおののいているんでしょう。それくらいスリルたっぷりの追跡劇です。
Margrit Sartorius(マルグリット・ザートリウス)
カンプ医師役のマルグリット・ザートリウスは、テレビムービー「デッドエンド」では主役の一人でした。
カンプ医師と話すときの笑顔、医師を見つめる目から、クリスが彼女に好意があるのは間違いなさそう。但し、あくまでクリスはクールさを装いますが。また、ヘルツベルガーも「素敵な先生だ。患者になりたい。」と言っていました。ところで、Dr. Kamp(カンプ医師)は「Kampf(戦い)」にかけてあるんでしょう。文字通り戦う医師ですね。
どう訳すか
原文にはInfarkt(梗塞[こうそく])としか書いてありません。日本語に訳すと文章の収まりが悪いので、文の前後関係、番組内容から判断して「心筋」を補いました。
原文にはさらに「Subkutanchip」という単語もあります。ネットで検索してもよく分からないので、文字どおり「皮下に埋められた電子チップ」と訳しました。
私の語学力では、事件の背景が読みとれません。日本公開が待たれます。2007.10.14
  DVDで日本語版を見た印象
今回日本語版を見て、2年前に原語で見て書いた上の記事に破綻はなかったので、まずはホッとしました。
水も滴るナイスガイのクリスですが、スプーンをぺろっとなめるシーンが2回ありました。署でカンプ医師と一緒にヌードルを作るシーンと、病院でカンプ医師からマグカップを受け取るシーン。クールなクリスと落差があって愉快でした。
ところで、皮下チップの謎を探る話なので、邦題の「人体実験の結末」はネタバレみたいだけどな~。原題の「Infarkt(梗塞)」は、一義的には皮下チップを埋められた被験者の心筋梗塞でしょう。ただよくよく考えてみると、クリスとカンプ医師が抱く淡い恋心。即ちお互を想うときの「ドキドキ感」をも表しているのではと思います。だから私なら「胸の鼓動」とか「締め付けられる胸」とかいかがでしょうか。
人間の強さと弱さ
ドラマの人物設定は一般的に善悪はっきりしています。カンプ医師は「善」で登場。しかし昏睡状態の婚約者トーマスを助けるために「悪」に取り込まれ・・・(ネタバレになるので、結果は番組で)。やっぱり「金」の力は恐ろしい。一方「金」の力には動じないゼミルですが、今回はあっさり風邪でダウン。ウィルスの力にはかなわなかったようで。
盛大に鼻をかむアムステルダム、コンセルトヘボウ
そのゼミルが盛大に鼻をかみます。ドイツではOKなんですよね。その昔隣国のアムステルダムの有名なコンサートホール、コンセルトヘボウ(右写真)に出掛けたとき、舞台に立っている声楽家がやおらハンカチを出して満員の客席の前で鼻をかんだときは驚きました。逆に鼻をすすることはいやがられるのでご注意を。
インスタント・ラーメン?
中盤、署の休憩室で、クリスが「スープはどう」と勧めると、カンプ医師が「大好物のヌードルよ」と答えるシーン。クールなフリしてクリスは女性に対してマメですね。麺を二人で分け合って食べようとします。インスタントラーメンみたいだけどな~。
ところでドイツにいてもラーメンを食べたくなる時がありますが、田舎に住んでいるとなかなか手に入りません。不思議なことに自然食品の店で「サッポロ一番」を売っていました。ただ九州男は「豚骨」スープのラーメンが好きなので、食べた記憶はあまりないですね。そんなラーメンをたまに買ってきて、寮のキッチンで作ったら、そそくさと部屋に戻って食べます。だってラーメンは豪快にすすって食べたいけど、学友達がいる食堂でそんなことしたら、いくら「日本の習慣だから」と説明したところで、けげんな眼差しを浴びるのがオチ。
MAGGI 5 Minuten Terrine
それより郷入れば郷に従えで、マギーの「5 Minuten Terrine(直訳は5分の深皿)」が思い出されます。お湯かけて5分。味付けや具がいかにもドイツ。日本へのおみやげにいいかも。
【関連サイト】MAGGI 5 Minuten Terrine Hühner-Nudeltopf※(独語)
【関連サイト】ドイツのインスタントヌードル※(日本語)
で、ドイツへ行った際に自前の画像を用意しました。左はブロッリーヌードル。濃厚なチーズ味です。右はクリームソース。上で紹介したMaggiのサイトを見ると25種類あるので、次回行ったらいろいろな味を試してみたいな~。でも結局私には日清のシーフード・ヌードルかな(笑い)。この項2011.9.3追記
ドイツのインスタント・ヌードル ドイツのインスタント・ヌードル
  今回は全面降参(ドイツ語学習者向け記事)
専門用語が次々に出てきて、私の趣味程度の語学力では原語で聞き取れなくても仕方ないと思いました。今回は全面降参です。日本語版のお世話になりました。併せて日本語版製作スタッフの皆様に感謝いたします。医療関係のドラマも多いことから慣れていらっしゃるとは思いますが、訳すのは大変でしょう。ご苦労様でした。
素人が知っていてもソンしない医療用語をいくつか
das Röntgenbild レントゲン写真 X線とも言いますが、原語でもレントゲンと言っていました。
【関連サイト】レントゲン博物館※(独語) 場所はレムシャイト(デュッセルドルフの東、ゾーリンゲンのすぐ北)
desinfizieren 消毒する 「皮下チップを消毒した」、「していない」というシーンで使われています。新型インフルエンザのお陰で、メジャーな単語になりました。何度か唱えて、もう一度番組を見ると聞き取れます。単語を知っているかいないかでこんなに違うものかと、語彙を増やさなくちゃと思う瞬間です。
das Koma 昏睡(状態) この番組でも時々出てきます。この単語を最初に知ったのは、確か映画「グッバイ、レーニン!」だったと思います。主人公の母親が昏睡状態に陥るという設定でした。
Das Deutsche Rote Kreuz ドイツ赤十字 救急車のボディには「Deutsches Rotes Kreuz」と書いてありました。ちなみに2格は「des Deutschen Roten Kreuzes」とあります。
ところで以前、日本語を学ぶドイツ人が「赤十字」を「あかじゅうじ」と言った事があって、下に書いている形容詞の変化も含め同じような失敗をドイツでたくさんした私としては、とても他人のことを笑えなかった思い出があります。日本で安全標識と定められている「緑十字」の読み方は、「りょくじゅうじ」でも「みどりじゅうじ」でもいいことからすれば、「あかじゅうじ」も許容範囲でいいみたいですけどね。
ドイツ赤十字 救急車
2011年春、シュトゥットガルトのメルセデス・ベンツ博物で撮影。
この項2011.9.3追記
医療用語以外をひとつ
Verlobter
 婚約者(男) カンプ医師の婚約者で、昏睡状態に陥っているトーマス。寝ているだけでセリフもなく、いったいこの俳優さんのギャラはいくらだろうかと、下世話なことが気になります。
真面目な人ほどドイツ語は挫折しやすい?
ドイツ語の学習は、形容詞の変化あたりから挫折しちゃうんですよね。覚えなければいいんですよ。最初から無理して全部覚えようとするから苦痛なので、私みたいに面倒なことは覚えなくてパスしてしまえば苦痛はありません(笑い)。文法書はその性格上、形容詞の変化を1から10まで整理して一通り書いてあります。しかも間違いやすいところだから、試験に出る頻度も高い。全部を知らなくても読む分にはそれほど困らないし、しゃべる分には形容詞の変化なんて気にせずに頻度の高いセンテンスを丸ごと覚えておけば、初級者のうちは十分でしょう。勉強を続けていると1から10のうち、本当に覚えておかなければならないものは身に付いてくるので、焦らずともいいかなと思います。本当はハードルを越えてドイツ語らしい形容詞の格変化とか前置詞の格支配がわかってくると、ドイツ語が俄然面白くなってくる、と思うのですがいかがですか。2010.1.16
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介