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アウトバーンコップ
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第15シーズン 第206話 日本未公開
Der Angriff(直訳:攻撃)
クリスマスなのに署はゲリラ戦まがいの戦闘状態。
アウトバーンコップで一足早いクリスマスをお楽しみ下さい。
Episodebeschreibung シナリオ
クリスマスイブにベンとゼミルは勤務だ。そして、高速道路を暴走し多重衝突を引き起こした男を署へ連行する。そして事故に巻き込まれた囚人護送車はエンジントラブルで長距離は走れなくなった。ベンとゼミルは否応なく囚人を署へ連行する。コブラ11は刑務官と共にささやかなクリスマスパーティーを即席で開催。同じ頃、不審者が署の裏口から侵入し、拘留室をこじ開けようとする。侵入者は、警官に見つかるとためらいもなく銃口を向けた。銃撃戦の結果、刑務官の一人を射殺し、正体を見せないまま逃げ出した。www.rtl.deを参考にしました)2010.9.3掲載、10.17一部修正。
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●マルチン・ブラムバッハ(囚人クレマー)、シュテファン・ビーカー(パウル・ワグナー)、ルカ・マリク(殺し屋のリーダー)、オリバー・ブロート(刑務官)、オルガ・フォン・ルークバルト(ハンナ)、エミリオ・デ・マーチ(マフィアのボス・コラニ)、クリスチャン・ルドルフ(偽の自動車修理工)
Eindruck 印象
この番組で、夏の日差し、紅葉、雪景色などドイツの気候を感じる事はあっても、祝祭日を特定するシナリオは初めて(のハズ)。
ケルンと言えばカーニバルが有名。ドイツ滞在時、ラジオでRosenmontag(薔薇の月曜日)のパレードの話を聞いたとき、「Rosen」が聞き取れなくて「Großenmontag(大きな月曜日)」と聞こえてしまい、大きなパレードがあるから「大きな月曜日」なんだと思いこんでいました。それが「Rosen」だと知ったのは数年前のこと。お恥ずかしい限りです。いずれアウトバーンコップでも「薔薇の月曜日のパレード、コブラ11を狙った犯人が雑踏に紛れる・・・」なんてシナリオができるといいな。
さてRTLのサイトに、隊長、ゲスト、スザンネが驚いている画像が掲載されていました。ゲスト出演はハンナ役オルガ・フォン・ルークバルトという19才の若い女優さんらしい。女性3人で、いったい何に驚いているのか。
男優のゲスト出演者パウル・ワグナー役シュテファン・ビーカーは、スピンオフ版でフランクやスザンナにお供する警官役でもゲスト出演していました。ここまでは放送前の2010.9.3に掲載しました。
ゲリラ戦
ス、凄い、凄すぎる!こんな展開は全く想定していなかったので、あ然。平和なドイツで、しかも高速道路に近い場所にあると思われる高速警察隊で、外部から遮断され、戦争の前線みたいなゲリラ戦なんてあり得ないと思うけど、ここは素直に楽しむことにしましょう。秘書スザンネまで防弾チョッキと拳銃を手に総力戦。ともかく凄かったです。
ベンや隊長に危機的な状況が訪れます。この秋のシーズンはこれで終了だから、降板(生死)に結びつくような何かがあったとしても不思議ではないので、視聴者心理をよく読んで、スリルを盛り上げてくれます。
冒頭忘れ物をしたと戻ってきた隊長が銃撃戦で重傷を負います(ここはゼミルに指揮権を持たせるため、隊長を動けなくしたかな)。そして隊長の容態が刻々と悪化し、視聴者の心配が募ります。またベンの生死が分からず、ウルウルな目のゼミルがお茶目でした。
シナリオの補足
単純でわかりやすいし、いろいろ解説するとおもしろさが半減しちゃうので多くは語りませんが、少しだけ補足させてください(聞き取りに自信はないので間違っていたらゴメンナサイ)。
囚人のひとりクレマーは、23才の弟と銀行強盗を働いた。弟は人質を取ったためゼミルから射殺されたらしい。ゼミルとクレマーの対峙がテーマの一つになっています。
ちなみにクレマー役マルチン・ブラムバッハMartin Brambachは第155話にも出演。
囚人と共に署に連行されたワグナーは、通常ならすぐに検察に引き渡されるところクリスマス休暇中なので、署に留め置くといった話がされています。一応クリスマスらしいシナリオが考えられているようです。
クリスマス・ツリー
代わりに差し障りのない話題でページを埋めさせてださい(笑い)。
ドイツでは、写真1にあるようにクリスマス・ツリーに本物の木を使います。ツリーはクリスマスソングとして歌われるように、もみの木(実際はドイツトウヒが多いらしい)を使います。ゼミルも「Tannenbaum(もみの木)を家に飾っている」と言っていました。
クリスマス・ソング
番組ではクリスマス・ソングが何曲か流れていました。凄まじい展開とクリスマス・ソングの落差が大きかったですね。
曲の一例(歌手は違うかもしれません)をYou Tubeから。いずれも新しいウィンドウが開きます。
Wham-Last Christmas
We wish you a merry christmas(一例です)
Elvis- The First Noel ~ Silent Night(注1)
Dean Martin-Let it Snow!
いずれも名曲だし、エルビスって何を歌わせてもとろけるみたいな美声ですね。ハリウッド映画ダイハードで使われていたLet it Snow!をクライマックスに持ってくるところは意味ありげですね。
番組では流れませんでしたが、好きな曲を追加させて下さい。
Nat King Cole-Joy to the world
番組で流れたのはいずれも英語歌詞の曲ばかりでしたが、ドイツの番組なんだし、ドイツ発祥のクリスマス・ソングを独語歌詞で流して欲しかったな~。代わりにここに掲載します。
O Tannenbaum(もみの木)(注2)
Stille Nacht(きよしこの夜)(注2)
こちらは2005年に作った電子クリスマスカード(音楽が鳴ります)
写真1 語学学校の吹き抜けになった玄関ホール。階段の登り口に「本物」のクリスマス・ツリーが飾ってあります。
写真2 外はこんな感じ。大雪でした。九州出身の私としては、これだけで十分クリスマス気分を盛り上げてくれますが、カナダ人の学友は「故郷はもっと寒い」と言っていましたっけ。
私が独語に最初に触れたのは、幼い頃母が原語で歌ってくれた「もみの木」「野ばら」「第九~歓喜の歌」「かえるの合唱」など。私も意味は全く分からずにまねて歌っていました。大学の第二外国語で独語を選択したのも、歌詞の意味を知りたかったから。それからが間違いの始まり。語学の底なし沼にはまっちゃいました(笑い)。
注1:番組ではSilent NightだけでThe First Noelは流れませんでしたが、エルビスによるメドレーがとても素敵だったので掲載させて頂きました。
注2:歌っているのはギリシャの有名な歌手ナナ・ムスクーリ。発音はオヤ?と感じるところもありますが、独語歌詞が表示されるものを掲載したかったのでご了解下さい。

今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事)
今更の感もありますが、復習としてどうぞ。
Weihnachten クリスマス
[Ich wünsche Ihnen] Fröhliche Weihnachten! クリスマスおめでとう
[Sankt] Nikolaus サンタクロース Weihnachtsmannという言い方もありますが番組では単に「ニコラス」と言っていました。
Guten Abend! 今晩は 冒頭隊長が「今晩は」と挨拶して署に入ってきます。この番組で「おはよう」はよく聞くけど、「今晩は」は珍しい。ところでドイツに住み始めた頃、「今晩は」と言うべきところ「Gute Nacht!(お休みなさい)」と言って大笑いされたことがあったな~。
長い記事を最後までお読みいただきましてありがとうございました。新作はこれで一段落。次の新作は2011年春。2010.10.17
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介