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第16シーズン 第212話 日本未公開
Toter Bruder(直訳:死んだ兄弟)
クリューガー隊長役カティヤ・ヴォイヴォートの旦那マルコ・ギルントが双子の兄弟の二役でゲスト出演。
ゼミルとベンはカントリー風のイージーライダー。
Episodebeschreibung シナリオ
ベンとゼミルは、数ヶ月来、過去の数多くの事件の主犯格と見られるペーター・ヴァン・へーレンを監視していた。ヴァン・へーレンの組織に武器調達のスペシャリストとして偽装潜入した覆面捜査官が、捜査の突破口となることを二人は期待した。
しかし捜査官のトムが死ぬと、ベンとゼミルは向こう見ずな計画を錬る。二人はトムの双子の兄弟マークにこの危険な仕事をあてがう。しかしマークはクールなトムに対して全く正反対。ゼミルは、マークがこの仕事に耐えられるか心配でならない。
当初、計画はうまくいっているように見えた。しかしマークのカムフラージュが吹っ飛ぶと連絡が途切れる。いよいよベンとゼミルはヴァン・へーレンが計画した襲撃を阻止するだけでなく、犯人の手に落ちたマークを無事に救いださなければならなくなった。(www.rtl.deを参考にしました)2011.2.21掲載
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●マルコ・ギルント(トム/マーク・ベーレンス)、ニコル・エルンスト(妻ソンニァ・ベーレンス)、マルセル・ヘンゼマ(悪玉ペーター・ヴァン・へーレン)、マティアス・ガル(悪の手下)
Eindruck 印象
2011.3.17第208話として放送予定が日本の原発事故に配慮して急遽放送を延期。もっと先送りされるとのニュースが流れておりましたが、約1ヵ月遅れの放送となったようです。ここまで放送前の2011.4.10掲載
日本の原発事故に配慮いただいた関係者の皆様へ感謝の意を表します。
Die derzeige Atom-Katastrophe in Japan bremst diese Episode aus. Ich bedanke mich herzlich für Ihre Entscheidung.
Good!
話は単純だし、配役も白黒はっきりしているのでわかりやすい。私の語学力でも十分楽しめました。
以前は、数回見ないと理解できませんでした。つまり1回目は画面を追うだけで精一杯。とても聞き取りまで頭が回りません。それが、やっと画面を見つつ聞き取りもだいぶ出来るようになり、今回は1回見ただけで「見た」という実感が。マークの人間ドラマについて、最後のオチはこの番組らしいまとめ方で感動しました。
話が単純なだけに意外性はあまりなく、飛び抜けて上出来ではないけれど、押さえるべきところはしっかり押さえて十分楽しめる1本だと思います。
アクションシーン
冒頭のカーアクションは、大型車も絡んで重量級。こんな大事なときにコブラ11はマフィンを食べたの食べてないのと、お気楽なこと。
中盤はコブラ11のイージーライダー。
冒頭の屋台車は、第28話で紹介したエアーストリームかな。でも少しデザインが違うような気もするし2代目ですかね。
トム/マーク・ベーレンス役マルコ・ギルントMarco Girnth
77話、第159話に続いて3回目のゲスト出演。
冒頭BMW・Z4に乗って現れます。本人はもちろんのこと、車も格好いい。
トムが死に、コブラ11は兄弟がいたという話を聞いていたので、マークを訪ねます。マークはコブラ11を見て、ロシアのマフィアが金を取り立てに来たと勘違い。かなりの金欠らしい。またコブラ11は双子だった事を知らず、マークの風貌に驚く。
視聴者は皆マルコ・ギルントが二役していること承知しているので、あの二枚目マルコ・ギルントが着ぐるみからどんな風に登場するか興味津々。このあたりの演出はにくい。また、さすが演技力のある俳優さんなんで、とても同一人物には見えないですね。マルコ・ギルントの三枚目演技は素晴らしい。弱気なマークが段々とトムになっていきます。タイトルのToter Bruder(死んだ兄弟)は第一義的には冒頭で亡くなったトムなんでしょうけど、見終わって思ったことは、タイトルの裏テーマとして弱気なマークがたくましく生まれ変わることがあるのかなと思いました。そんなに簡単に性格変えることが出来るか?とも思うけどドラマだからね。
ところでトムが亡くなるとき、ゼミルが「ト~ム!」と叫びます。3代目ゼミルの相棒を思い出して「ギク!」としちゃうので、相棒の名前は使って欲しくないな~。もしかするとファン心理を読んだイタズラかな。
シナリオの補足
わかりやすいので解説するほどでもないと思いますが、参考になれば幸いです。青地は私の印象。
マークがコブラ11の申し出を断った後から。
●コブラ11が立ち去ったあと、マークのもとへ別居中の妻(注)が養育費の支払いを催促にきた。息子アレックスは明日の誕生日のプレゼントをおねだり。約束は守るとマークが答える。
●マークは一旦断ったコブラ11の申し出に応じるため署へ。一通りの訓練を受けた後、組織と接触。
●「ビジネス」は成功。ただボスから「爆弾担当(冒頭で死んだ眼鏡の男マイク・ボスゲン)が死んだので、お前を担当にする」と言われる。マークは「断る理由はない」と応じてその場を取り繕う。
●コブラ11は組織を取り逃がす。マークに再度の協力を求めるが断られる。
●マークは、トムのZ4に乗って妻ソンニァところへ。妻はマークではなくトムが来たと思った。
マークは言い訳する余裕もなく、なりゆきで「トム」になりすまし妻と話す。「マークは彼なりに努力している。マークにチャンスを与えてくれ」と。そして息子に誕生日のプレゼントを渡す(このシーンは、マークのもどかしさが伝わってきてジーンときました)。
●そこへ悪の手下が現れ「仕事だ」と連れて行く。
●息子が母親に「オジサン、お父さんみたいに運転ヘタになったね」
妻ソンニァは、夫マークだったと気づく。署へ乗り込むソンニァ。
このあとの平手打ち(手抜きなし?)は予告編で流れていたので、これか!と。「カット!」の後のメイキング・オブを見てみたい。俳優さん達のやり取りが面白そう。
●冒頭で死んだ眼鏡の男マイク・ボズケンの彼女が、郊外のクナイペ(居酒屋)で働いていることが分かり、コブラ11は話を聞きに出向く(店内が懐かしい。こんな店で私もビリヤードをやってました)。
注:最初は「別れた元妻」なかと思ったのですが、彼女は電話の対応に「ベーレンスです」と答えていたので「別居中の妻」としました。私が聞き取れないだけで、番組中で夫婦の関係が話されているかもしれません。間違っていたらゴメンナサイ。2011.4.18掲載、4.22最終更新
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介