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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第16シーズン 第211話 日本未公開 | |||||||||||||||||
In der Schusslinie(直訳:批判の渦中で) | |||||||||||||||||
クリス&ゼミル・コンビみたいなシリアス刑事ドラマ。警察内部の内紛を描く。 ゲスト出演には「メルセデスベンツ300SL」も。 |
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Episodebeschreibung シナリオ | |||||||||||||||||
逃走した自動車女泥棒が狙撃されたことをきっかけに、ベンは過去を思い出す。当時彼は州刑事局で働いてた。そして友人でもあり同僚でもあったマックス・ブロイヤーは機密を漏洩したとして、同僚女性エファ・クラマーから射殺された。そしてマックスの息子アレクサンダーはベンと当時の州刑事局同僚に対して父のかたきを討とうとしているのか。凄まじい駆け引きが始まった。しかしベンとゼミルは突然真実知る。それは全く復讐などではなかったのだ。 (www.rtl.deを参考にしました)2011.4.3掲載 |
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Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ゲスト出演のみ紹介●アニャ・クナウアー(ベンの元同僚エファ・クラマー)、ヤン・ヘンリック・シュタールベルク(州刑事局員マヌエル)、マヤ・ボーテ(女性州刑事局員フランツィスカ・モラー)、アレクサンドラ・フォン・シュヴェリン(未亡人マルティナ・ブロイヤー)、アレスザンドラ・ポヒャー(女泥棒カタリーナ・モイヤー)、オリヴァ・ブレンダー(息子アレクサンダー・ブロイヤー)、カイ・フフナーゲル(州刑事局員(亡)マックス・ブロイヤー) | |||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
聞き取れないと単なるシリアス刑事ドラマ 冒頭のゼミルとベンの会話や、ゼミルと巨漢の警備員女性とのやり取りなど、それなりに笑いを取るシーンはあるんですが、なせに貧弱な語学力なので笑うに笑えず、私にとっては単なるシリアス刑事ドラマ。 現在進行形の事柄に過去の事情が絡み、登場人物も多くわかりづらいですね。フラシュバックもあってそれなりに配慮されているのですが、何度か見てやっと呑み込めました。日本語版は欲しいけど、日本語版でも分かりにくいのではと心配です。 それでもこの番組らしくアクションシーン盛り沢山。最後は水上アクションでエファ役アニャ・クナウアーに花を持たせ、さらにエファがフランツィスカの叔父の別荘の地下室を一人で探索するシーンはドキドキでした。と言うわけで、画面を見ているだけでも十分楽しめると思います。 理解には、いつもの事ながら役者さんの素晴らしい演技力に助けられます。今回はゼミルの表情が印象に残りました。冒頭署の前で、エファがベンに相談があると現れます。ゼミルは一人でKTU(鑑識)に行くと立ち去ります。このときお似合いのカップルをうらやむような表情。更にコブラ11の執務室で州刑事局のメンバーとコブラ11が協議。フランツィスカの発言を聞いたときのゼミルがみせる「疑惑の表情」、などなど自然な演技が光ります。 カーアクションも抜かりなし。冒頭のベンツ300SL、エファのピックアップ、三輪車のデリバリーカーなどいろんな車で楽しませてくれます。 はぐらかされたシナリオや演出 長年この番組を見ていると、展開が予想出来てしまうときも多々あるんですが、今回は徹底的にはぐらかされてしまいました。以下はあさはかな私の読み。実際の展開は番組でどうぞ。 ●冒頭のベンツ300SL。この車がカーアクションに絡んだのでびっくり。これをクラシュさせるか? ●ベンは元同僚(元カノ?)エファと再会。レギュラーメンバーの恋は実らないのが定番。彼女は裏切り者なのか、殺されてしまうのか・・・。 ●中盤、州刑事局マヌエルのオフィス。それじゃとベンとエファが先にエファの車に向かう。犯人が車に爆弾が仕掛けるところをゼミルが目撃。エファの命はこれまでか・・・(第94話でトムの彼女が爆死したシーンを思い出します) ●ベンの住まい。ゼミルが帰った後、ベンとエファが二人仲良くソファに座って夜は更けてゆく。いよいよベッドシーンだ(笑い)。 シナリオの補足 今回はわかりずらいので、拙い語学力で恐縮ですがシナリオの補足を致します。間違っていたらゴメンナサイ。 ●冒頭、コブラ11はエンストしたベンツ300SLを修理。車が走り去った後、秘書スザンネから連絡が。300SLは盗難車だった。 ●署ではなぜ単なる女泥棒が狙われたのかいぶかしがる。 ●女泥棒を狙った狙撃犯の車が見つかりKTU(鑑識)に持ち込まれた。コブラ11がKTUへ向かおうとすると、エファがベンに会いに来る。 ●エファがベンに話す。昨日ヨアヒムから電話があり、エファが待ちあわせ場所へ行くとヨアヒムが目の前で車に轢き殺された。ヨアヒムは死ぬ直前「Götterdämmerung(神々の黄昏)」と口にする。 ●ヨアヒムを轢き殺した車と女泥棒を狙った狙撃犯の車は同一で、その車から(亡)マックス・ブロイヤーの息子アレクサンダーの指紋が出る。 ●そのことから、狙撃犯は女泥棒を狙ったのではなくベンを狙ったのだろうとコブラ11は想像する。 ●ベンとエファは、当時(亡)マックス・ブロイヤーを射殺した事情を説明。 ●秘書スザンネからゼミルに連絡。息子アレクサンダーは、自動車窃盗で収監されていたが、先週出所した。今のところ所在不明。 ●コブラ11とエファは、息子アレクサンダーの所在を聞くためブロイヤー未亡人の職場を訪ねる。未亡人はアレクサンダーの所在を知らず、知っていても答えるつもりなどないらしい。 ●州刑事局からの帰り。エファの車が爆発され、二輪車で逃げる犯人をコブラ11が追う。たどり着いた先は息子アレクサンダーのアジトだった。そこにはベンを含む州刑事局員の写真が貼ってあった。 ●署で、コブラ11と刑事局員が協議。息子アレクサンダーの復讐なのか。しかしフランツィスカの「指紋が・・・」という発言に、ゼミルは「知らないはずなのに・・・」と疑問を持つ。 ●フランツィスカを尾行してコブラ11とエファは州刑事局へ。フランツィスカはヨアヒムのオフィスでパソコンを操作。フランツィスカが立ち去った後、ベンとエファがパソコンをチェックすると「Götterdämmerung(神々の黄昏)」というファイルが消されていた。 ●翌朝コブラ11とエファは、ヨアヒムが待ちあわせ場所に指定したペットショップ(この店の前でヨアヒムは轢き殺されたらしい)に向かう・・・。 ここでおよそ半分。ちょっと舌足らずで説明不足のところもありますが、このあたりまででご勘弁下さい。 ゲスト出演 冒頭のクレジットは4名のゲスト出演者が定番なのに、今回は5名。上の「出演」には、その順番で掲載しました。エンドロールは「レギュラーメンバー」が定番。今回は息子役オリヴァ・ブレンダーOliver Brender、(亡)マックス・ブロイヤー役カイ・フフナーゲルKai Hufnagelというゲスト出演の名前がありました。 エファ・クラマー役アニャ・クナウアーAnja Knauer この女優さんは、第64話、第148話で、3代目ゼミルの相棒トムの妹役でゲスト出演。今回はベンの元同僚との設定でした。ベンはゼミルと組んでいるより古巣の州刑事局へ戻りたくなったんじゃないかな(笑い)。いつ見ても素敵な女優さんですね。 ところで、ちょっとネタバレかもしれませんが、ベンとエファの絡みはキスシーンすらなかったですね。逆に言えば、絡みがあるとゼミルの相棒は降板なので、来週もベンは元気に勤務でしょう(笑い)。 カタリーナ・モイヤー役アレスザンドラ・ポヒャーAlessandra Pocher 冒頭、ベンツ300SLに乗る女性。「出番はたったこれだけ?」と思ったら、Wiki.de※によれば本業はモデルさんなので、ボロが出ない程度にしたんでしょう。旦那はこの番組にも数回出演したオリバー・ポヒャー(第14シーズンTVムービーで紹介)。ネットで二人のツーショットを見ると「美女と・・・」にか見えないんですが・・・。 今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事) Was Männer heiss macht! Der neue Frauenduft! なんと男達が熱くなることか。新しい女性の香り! 冒頭のカーアクションで、女性のなまめかしい下半身が描いてあったトラックのコンテナに書いてあったフレーズ。 私は香水かなと思ったのですが、この香りが染みついたベンが、再会したエファから「新しいアフター・シェーブね・・・」と言われたように聞こえたんですが、私の聞き間違いですかね。 Gesundheit(お大事に)は第二チーム第7話参照。 Götterdämmerung 神々の黄昏 今回のキーフレーズ。ワーグナの楽劇の一つ。 In der Schusslinie タイトルの訳を最初「ありふれた風景の中に」としていたのですが、番組を見るとふさわしくないので「批判の渦中で」に修正しました。ちょっと考え過ぎだったみたい。2011.4.13掲載、4.15最終更新。 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介