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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第2シーズン 第23話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Volley Stop(直訳:ボレーで止める) | |||||||||||||||||
18才のプロテニスプレーヤー、ベッティーナ・フュストは、頑固な父親の絶え間ない干渉にうんざりしている。父の金200万マルクを金庫から持ち出し、愛車のポルシェで家出。激しい事故を起こし、ポルシェはスクラップに。かすり傷ひとつ負わなかった彼女は金を持って事故現場からずらかる。彼女が持ち逃げした大金は、優勝賞金ではなく、父が資金浄化するためギャングのジーベルから預かった金だ。そのことを彼女は知らない。ジーベルは、もし夕方までに金が戻らなければおまえを殺すと、父を脅した。同じ頃、アンドレとゼミルは現場検証。ポルシェの持ち主がベッティーナであることをすぐにつかんだ。ベッティーナの父は、警察に対してダンマリを決め込む。そして、消えた金についても口を閉ざす。アンドレとゼミルがテニス仲間を捜査すると、ベッティーナの彼氏ラルフが浮かぶ。彼のそばには消えた女性プレーヤーがいた。コブラ11がベッティーナとラルフを事情聴取のため署へ連行すると、そこへベッティーナの父が既に現れていた。父は娘に金が誰のものか、こっそりと漏らす。狼狽した娘は父を助けることを約束する。親子は一緒に署を後にする。そしてベッティーナが金を隠した古い建物へ向かう。しかし、そこにはもう金はかなった。ジーベルの要求に応えなければ、親子の運命は…。 (www.episodeworld.comを参考しにました)2008.10.14 |
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Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ゲスト出演のみ紹介●ドリーン・ヤコビ(ベッティーナ・フュスト)、リュディガー・ヴァンデル(クラウス=ディーター・フュスト)、ロフル・カニース(ジーベル)、トム・ミクラ(ラルフ・パツラフ) | |||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
ゲスト出演者 ギャングのジーベル役ロフル・カニースは、劇場版映画にも出演する有名な俳優。この番組にも第141話でゲスト出演していました。味のある役者ですね。 ベッティーナ役ドリーン・ヤコビは、どこかで見たなと思ったら、セラピスト(原題Vanessa Kramer und der rote Skorpion[2002])で女刑事役で主演。彼女は1974年生まれとあるので、アウトバーンコップ出演時は23才。その彼氏役トム・ミクラとのベットシーンとそれに続くシーンは、演技と言いつつ、二人は楽しんでいるのではと思えるほど、ほのぼのとしていい出来。 一番気になったのは、女性記者役タティヤーナー・アレクサンダー。アンドレが覆面パトに乗せたので、おいおい新聞記者を覆面パトに乗せて大丈夫?と見ていたら、ナンパしちゃった! プレイボーイが誘うくらい魅力的な女性ではありますね。ホテルで二人でシャワーを浴びてたら、ゼミルから電話。「Mann!」の一言にアンドレの立腹ぶりがよく出ていました。 今回アクションシーンは控えめ。逆にゼミルとアンドレアがキスするシーンがあったり、上のようなシーンがあったりと、見終わって残っている印象は、何のドラマを見たのかわからないくらい。 タイトル タイトルのVolley Stopに対して「一斉射撃停止」と訳していましたが、番組を見ると全く関係ないですね。もう一度考えてみると、本来の意味の「ボレーで(ボールが地面に着く前に)止める」 即ち、主人公のプロテニスプレーヤーに引っかけ、屋根から落ちて地面に着く前に止めるという意味かなと思いますが、いかがでしょうか。それで、こっそりタイトルも書き換えさせていただきました。 |
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ベルリン・テレビ塔(Berliner Fernsehturm) コブラ11がベッティーナの父を訪ねると、窓越しにベルリン・テレビ塔が見えます(右の写真は1980年代撮影)。第3シーズン以降、撮影場所がケルン近郊に移ってからは、ケルン大聖堂を筆頭に撮影場所を印象づけるランドマークがたびたび登場しますが、第2シーズンまでは場所を特定できるようなランドマークがあまり登場しないだけに、めずらしい。このテレビ塔の建設は、まだ東西ベルリンに別れていた1969年。なぜ球体の展望台にしたか由来は知りませんが、どうしてもソ連による人類初の人工衛星「スプートニク1号」を連想してしまい、個人的には共産主義の象徴のようで好きになれません。ただ好き嫌いは別にして、特徴あるデザインは、写真を見れば直ぐにベルリン・テレビ塔だとわかるので、ランドマークとしてみれば成功でしょう。 急勾配の屋根をどうやってメインテナンスするのか 終盤、改修中の建物の屋根を逃げるシーンがあって、当然お約束の滑走、転落。誰が滑走、転落するかは見てのお楽しみとして、実は、今回私にとって一番「トリビア」だったのが、その屋根で助けるシーンです。急勾配の屋根の一番上にフックがあり、そのフックにハシゴをかけてハシゴを降りていき、滑走した人物を助けます。急勾配の屋根のメンテナンスなんて考えたことも無かったけど、フックとハシゴは屋根のメンテナンスに普段使われているはず。仕事柄こんな所に目がいってしまい、アクション番組をご覧になっている方には駄文でゴメンナサイ。 Mann!(ドイツ語学習者向け記事) 上に書いたアンドレが発するいかにもドイツ語らしい表現。番組を見ていただければ、特に訳を付けなくても状況はわかると思いますし、訳しずらいですね。本来は「男性」のことですが、手元の独和大辞典(小学館)によれば、《呼びかけ・叫び》[Aber] Mann! [まあ]なんてことを。Mann Gottes! (立腹、警告の呼びかけ、驚き・否定の叫びとして)なんだって君;なんたることだ、とあります。 Mensch 同じような言葉に、「Mensch」があります。一般的に「人間」を表す言葉ですが、(間投詞的に)おい[こら]、おやまあ、Mensch! paß doch auf! おい気をつけろ。この番組でもたびたび耳にします。 Junge/Jungs これも一般的な意味は「男の子、少年」ですが、ヘルツベルガーがゼミルに呼びかけるときに使ったりしています。 Kohle[-n] 金はGeldと学校で習いますが、犯人らはKohleを使うことが多いですね。 stecken 重要な単語なので初級で習います。一般的は意味は「差す、差し込む」で、用例は「Ich stecke den Brief in den Kasten(手紙をポストに投函する)」など。この番組では、全く違う用法でたびたび出てきます。ケータイで相棒に対して、どこにいるんだと尋ねるときに「Wo steckst du denn?」。 学習者の感覚としては「Wo bist du denn?」とsein動詞ですが、実際に番組中で話されているのは圧倒的に前者の方ですね。犯人がいたら「Da steckt er!(あいつはあそこだ)」。 steckenを使った方がネイティブらしく聞こえるかな。2008.10.26 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介