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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第18シーズン 第243話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Vergeltung(直訳:お返し) | |||||||||||||||||
高校生の男女が次々に誘拐される。犯人は何を「お返し」しようとしているのか。 クライマックス、ゼミルは水責め、ベンは犯人と激しいアクション。 |
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Episodebeschreibung シナリオ | |||||||||||||||||
シュランクマン検事は、16歳の娘ハイケ=マリアを高速警察隊へ職場体験に連れて行く。ハイケ=マリアは警察勤務を完全にばかばかしく退屈に感じており、露骨に不快感を示した。この若い女性は、母のように検事になることを夢見ている。 その後、コブラ11はハイケ=マリアと共に高速道路をパトロール。インターンの横柄な態度にも堪え忍んだ。彼らの前にワンボックスカーがウインカーを点滅させずに車線変更して割り込む。ハイケ=マリアは、コブラ11に交通ルール違反者に忠告するよう求めた。コブラ11がワンボックスカーを止めようとしたところ、運転手は突然スピードを上げて逃げ出した。激しい追跡劇が始まり、シュランクマン検事の娘は、警察勤務の実相を経験する。そして車を止めてみると、3人は息が止まるような犯罪を目にするのだった...。(www.rtl.deを参考にしました)2013.10.13掲載。 |
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Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
パウリーネ・アンゲルト(ハイケ=マリア・シュランクマン)、ケルスティン・ティーレマン(シュランクマン検事)、アルント・シュヴェーリンク=ゾーンレイ(スヴェン・ヴェーグナー)、マルグレット・ヴォルカー(マリオン・クーパース) ルーカス・カールシュ(マリオ・バッハ)、ルナ・グライナー(エーファ・クーパース)、エリック・ヴェントカー(トビアス・アダムス)、リカルダ・チンメレア(リザ・ホーフシュテット)、ヤスパー・ズメッツ(リザの彼氏ヤン) |
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Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
シュランクマン検事に娘がいた! これまでもレギュラー出演陣の親族が小刻みに出てきて、何度も驚いたものですが、これまでシュランクマン検事は独身のキャリアウーマンだと勝手に思い込んでいたので、検事に娘がいたとはびっくり。その娘ハイケ=マリア役パウリーネ・アンゲルトはIMDb(※、英語)を辿っていくと、ピチピチの新人らしい。ネットで画像を見ると、かわいいお嬢さん。それがコブラ11に楯突くんですから、どんな展開になるか見もの。何せコブラ11の天敵シュランクマン検事の娘さんなので手荒な扱いも出来ず、コブラ11の困った表情が目に浮かぶようです。 なぜ、シュランクマン検事はドイツでもっとも危険な警官コンビであるコブラ11に大事な娘を預けようとしたんですかね。ほかにも警察の出先機関はたくさんあるだろうに。でもそれを言ってはドラマが始まらないけど、たぶん番組冒頭でシュランクマン検事からその理由が述べられるだろうから、発言に聞き耳を立てておきましょう。 今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事) abhauen 立ち去る、ズラかる。シナリオの原文に「Doch als die Helden den Van stoppen wollen, gibt der Fahrer plötzlich Gas und haut ab. (ヒーローがバンを止めようとしたら、運転手は突然アクセルを踏んで逃げ出した)」とあります。まず自分では使わないし、授業でも習わない言葉ですが、ドラマなどでは「Hau ab!(逃げろ、うせろ)」という表現で時々耳にします。古い辞書を見ると「西ドイツへ逃げる」と意味もあって、東独の住民が使っていたのかな。2013.10.13掲載 |
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ここまで放送前に掲載 | |||||||||||||||||
ゼミルは妻アンドレアと問題を抱えているし、コブラ11の天敵シュランクマン検事の娘が登場と、コブラ11の憂鬱な気分が私にも伝わってきて気分が重く、何度も見たいと思いません。 ただ、こんなショボイサイトなのにアクセス状況を見ると、この番組のファンの皆様の期待が大きい事が分かり、頑張って書いてみます。番組の理解にはあまり役立たないと思います。ご勘弁下さい。 1.シナリオの補足 ●いきなり署の場面で始まるとは珍しい。ゼミル、ベン、ジェニー、スザンネ、隊長、ボンラートとレギュラーメンバーが勢揃い。 ●ゼミルは寝不足。午前4時にリリーがママに会いたいと言ったらしい(第18シーズンTVムービーで、ゼミルの妻アンドレアは、子供二人を連れて実家へ帰って、前話でも家にはゼミルしかいなかったけど、私の聞き間違いかな)。 ●隊長室には、シュランクマン検事が、来年高校卒業を控え母のように検事を夢見る娘を、警察現場で実習させたいと連れて来た。 私は、検事の娘ハイケ=マリアを見て、「モナリザ(レオナルド・ダビンチ作)」が若かかりし頃はこんな感じなかと思えちゃいました。 ●隊長が、「誰がふさわしいだろうか。」と言いかけたところで(隊長の胸元が気になるな~[笑い])、ボンラートが「廃車にした業務車両数の年次報告書」を持って来ます。隊長は驚いた様子。コブラ11は「年次報告は来週のハズ。なんでボンラートは今持って行ったんだ。」と、その場から逃げ出そうとしますが、そこへ隊長が来て、「毎日業務に邁進してそうなっただけなのよね(といった趣旨のようですが、聞き取りに自信はありません)。」「シュランクマン検事の娘さんを知ってる?」と、娘を押しつけられます。 なるほど、隊長が検事の娘をコブラ11に押しつけたんですね。 ●高速道路のシーンは2分31秒から。検事の娘の言い回しは、教師のように硬くて、自信を持って書き出せるほど聞き取れません。その後ルール違反の車を止めるよう催促し、コブラ11が従わないので、最後は「ママに言うわよ」と。こりゃ恐ろしい。 ●雨の高速道路。トラック荷台の船艇を転落させ、トラックを高く舞い上げて凄まじい爆発と、いつもの素晴らしいアクションシーンでした。前半は撮影所内のオープンセットと後半は高速1号線ゾーリンゲンの西、レムシャイドRemscheidサービスエリアのシーンがつながっています。以前は、晴れたシーンと雨のシーンが混じって興ざめもあったし、他にはオープンセットだけで済ませ、いかにも「TV用に撮影しました」という事もありましたが、今回はいつも以上に丁寧な作りに感心。時間も費用もかかったのではないかと思います。 ●この調子で番組最後まで書き出せれば喜んで頂けると思いますが、このあたりで勘弁してください。 番組を何度か見ると聞き取れる単語が増え、クスっと笑えるところがあってヒヤリングが上達した実感があって嬉しくなります。ファンの皆様にも楽しんでもらいたいと思い、そんな中の2箇所を紹介します。 ●Teil2の10分20秒過ぎ、検事の娘の友人が誘拐され、ゼミルが運転するBMWで追います。リアシートの検事の娘が「急いで」と言うと、ゼミルが「交通秩序は守らなくちゃいけないのでは」と応じると、検事の娘は「状況次第でしょ」と叫び、ベンが「学習したな」と。 ●クライマックス、検事の娘は迎えに来た検事のママに、「検事の仕事より大事な事を見つけた」と。ママは「帰ってから話しましょう」。コブラ11は苦笑い。ママはガッカリかな。 2.ゲスト出演 ハイケ=マリア・シュランクマン役パウリーネ・アンゲルトPauline Angert IMDb(※、英語)を見ると、今回が初出演で全くの新人なに、冒頭のクレジットでゲスト出演の一番最初に列挙されるにふさわしい演技力。コブラ11のベテラン俳優とも力負けしていません。もう少し調べてみたら、このPDF(※、独語)によれば、2009年からSchauspielschule Juniorhouse Köln(ケルン俳優学校jジュニアハウス)で学び、舞台にはたびたび立っているもよう。これからの成長が楽しみな新人女優ですね。 3.ロケ地探訪 レムシャイド西サービスエリア Autobahn Rasthof Remscheid West 冒頭のロケ地。この付近はGoogleストリートビューが無いので、西行きか東行きか確定できません。ガソリンスタンドの後方に高架橋が見えるので、西行きだと思われます。次回のロケ探訪で確認するぞ(笑い)。 それとガソリンスタンドの後方に新型日産ノートの看板。この看板はTeil2の10分25秒過ぎ、ビルの外壁にも架かってました。プロモーションかな。 Teil2の11分 市場でのカーアクション。この市場は過去にも時々登場しますが、場所が分かりません。ケルン在住の方、コッソリ教えてください。 Teil3の冒頭。空撮はケルン市街地のやや西、ロケ地探訪第三弾その2で紹介したゲーリング円形建物付近。 Teil3の4分20秒 ライン川の東側、ロケ地探訪第三弾その2で紹介したケルン・トライアングルの左側に昇る日の出でした。 4.タイトルについて タイトルのVergeltungは、辞書で引くと二つの意味があります。ポジティブな「報いること」と、ネガティブな「仕返し」。番組を見る以前は悩んだ挙げ句、どっちがあってもおかしくないように、タイトルには「お返し」とニュートラルな訳を付けておきました。 番組を見ると犯人の「仕返し」。そして検事の娘のコブラ11への「報い」があったこらこそ、ゼミルもクライマックスで必死に、拉致された高校生ら助けようとしたのではないかと思いました。よくできたシナリオでした。 アレレ、気乗りしないと書いておきながら、やっぱり好きな番組なので結構書けちゃいました。 |
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5.本筋の事件 ●Teil2の13分40秒。誘拐された高校生の母マリオン・クーパースが事件の背景を述べます。フラシュバックでもあればよいのですが、言葉だけなのでこれが聞き取れないと犯人の動機が分かりません。ファンの皆様の理解に役立てばと思いつつ、ネタバレにつながるため2013.11.13~11.15の期間限定で掲載しました。掲載を見過ごした方には、管理人のページに掲載しているメルアド宛に「件名:アウトバーンコップ第243話本筋の事件」でメールを頂ければ掲載していた内容をお送りします。2013.11.11掲載、11.15最終更新。 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介