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	第4シーズン　第54話　Geheimnisvolle Macht（直訳：不可思議な力）
	マフィアの運び人エンリコ・セルペンテは助手席に金が詰まったアタッシュケースを置いて、快調に高速道路をとばしていた。目立たないオペルがかなりゆっくりと右車線を走っている。ハンドルを握るのは、ギャンブルにおぼれた州刑事庁勤務のローラ・ワーグナー嬢だ。セルペンテが乗ったアウディが横を通り過ぎようとしたとき、彼女は速度を上げ、ぴったりと横に付いた。ワーグナーは右手に銃に似た電気器具を持っている。電気器具にはモニターのような物が付いている。 セルペンテがパーキングエリアへあと300ｍまで近づいたとき、ワーグナーはアウディに狙いを定めボタンを押した。一瞬セルペンテは何が起こったかわからない－車の計器が全て動かず、エンジンは止まった。パワーステアリングは重くなり、ブレーキが利かなくなった。とうとうアウディは制動が利かなくなりパーキングエリアへつっこみ横転した。 オペルはアウディのそばに止まった。ローラが飛び出し、アウディの車内を覗く。セルペンテはもはや動かない。彼女は煙を上げる車からアルミのアタッシュケースを一心不乱に引きずり出した。そして、彼女は自分の車に乗り込み走り去った。トムとゼミルにとってエンリコ・セルペンテの自損事故が捜査の始まりだ。この事故の際、偶然通りすがりのドライバーが盗み見ていた。事故原因は過熱した電子機器で、驚いたことに、それは既に3台目の車だった。しかし、どう事故につながるのか。 過去の事故では事例が少なくて、よくわからなかったが、セルペンテの件でトムとゼミルはラッキーだった。二人はセルペンテがマフィアの一味アレッソ・コルトの下で働いていたことを、捜査して突き止める。コルトにとって、それは3回目の現金輸送で奪われた。彼はノートラインウエストファーレン州で優位な立場を求めて戦っているポーランドのマフィアが金を奪ったと確信する。 その間、トムとゼミルは真実に近づく－女性物理学者ヴェルナー博士から、FBIがEPW(電磁波動増強機)という物を持っているとの情報を得た。それは、持ち運こべる器具で、狙いを定めた電磁波の衝撃で車の電子制御装置をマヒさせることができる。トムとゼミルは米国司法省連邦捜査局と唯一連絡が取れる役所である州刑事庁へ手がかりを求めて向かう。トムとゼミルは知るよしもない－彼らは真実に危険なほど既に近づいていた。そして、死の淵をふらふらと歩いているとは…。 （原文は独TVandSeriesのサイトです）
	Darsteller　出演
	ゲスト出演のみ紹介●スーザン・アップレガー（ローラ・ワーグナー）、エミリオ・デ・マーチ（ルイジ）、ミヒャエル・ハーベック（アレッソ・コルト）、クリスティアン・スピッツェル（シュアホルツ）、エッダ・ペトリ（ヴェルナー博士） 【関連サイト】ミヒャエル・ハーベック、エッダ・ペトリ
	スーザン・アップレガー
	いかにもドイツ的美人ですね。今回はギャンブルに溺れた汚れ役でゲスト出演ですが、RTL放送局の番組「SK-Babies」に主演中のようです。 1971年1月14日グラール・ミュリツ（北東ドイツ、ロストックに近いバルト海に面した小さな港町）生まれ、ライプチッヒで演劇を学ぶ、身長174cm、趣味ダイビング
	Eindruck 印象
	ＤＶＤで日本語版を見た印象
	番組展開 EPWなる秘密兵器、現代の技術力があれば既に開発されてあってもおかしくないようなものですね。 ゲスト出演 マフィアのボス・コルトことミヒャエル・ハーベック、番組中の「イタリア語なまりのドイツ語」にはしっかりだまされました。ローラが盗聴機器でコルトのプロフィールを調べますが、生まれはローマになっていました。 ハーベック自身は、名前からしても立派なドイツ人ですが、ネットで調べると「外国語としてイタリア語」がおできになるようです。タモリ（森田和義）が外国語の真似をしますが、タモリが「中国人のふりをして日本語を話す」ようなイメージでしょうか。 プロフィール ローラが盗聴機器を悪用して、トムとゼミルのプロフィールを調べます。 二人のプロフィールを第4シーズンに書き加えました。2003.7.27
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介