アウトバーンコップ第63話

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アウトバーンコップ

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Alarm für Cobra 11－Die Autobahnpolizei

第5シーズン　第63話　日本未公開

Tod aus dem Motor（意訳：死を呼ぶ車）

新郎ベルント・ラーケの花嫁は、結婚式へ向かう道すがら、高速道路で事故に遭い命を失う。目撃者は、ゲルド・ハーゲマンがわざとクラシュしたと言う。新郎はやけっぱちになり、間違いに気づかないまま、事故死した新婦の復讐を誓う。ゼミルはよりによってぎっくり腰で動くことができず、ベットに横たわったままだ。そのため勤務に就くことができず、今回はトムの単独行動だ。捜査により、ヘンリック・ヴェンナーの自動車修理工場が提供した粗悪で欠陥のある修理部品が事故の責任であることが判明。ヴェンナーは、高価な自動車修理部品をポーランドとアジアで偽造させ、ヨーロッパ中に売りさばいている。この男は、自分の自動車修理工場を違法行為を行う指令塔として利用している。トムは必死にヴェンナーを捜索する。と言うのも、新郎は、新婦の死がヴェンナーの責任であることを知って、今まさに真犯人に死の復讐をしようとしていた…。
（独TVandSeriesのサイトを参考にしました）2003.5.18掲載、2008.6.6修正

Darsteller　出演

ゲスト出演のみ紹介●ウヴェ・ボーム（ベルント・ラーケ）、クリスティアン・タッシェ（ゲルド・ハーゲマン）、クラウス・ツィモレク（ヘンリック・ヴェンナー）、ゲルノート・シュミット（ゲオルク・ホルツル）

Eindruck 印象

上のシナリオを掲載した五年後、ドイツで発売されたＤＶＤでやっと見ることができました。話は単純なので上のシナリオだけでも十分楽しんでいただけると思います。アクションシーンは、トムが焼き殺されそうになる場面やショッピングモール内のカーチェイスがあって、十分楽しめます。
ゼミルはぎっくり腰
今回、トムはひとり主役で出番が多いものの、控えめな印象です。一方、11シーズンのクリスは、ゼミルが休むと「俺が主役だ」とばかりに存在感のある演技でした。トム役レネ・シュタインケは、ゼミル役エルドゥアン・アタライに対する遠慮があるみたい。そのゼミルは、視聴者に忘れられないよう（笑い）、途中途中で電話出演。ゼミルは夜遊びが過ぎて？、ぎっくり腰に。アンドレアは完全におかんむり。トムまでとばっちりを受けて、捜査に支障をきたしている模様。本筋の事件よりも、ゼミルを中心とした人間模様の方が面白い。と言うか、本筋の重たい事件に対して、ゼミルのお気楽ぶりがうまく中和し、この番組らしい味付けになっています。ぎっくり腰はドイツ語で「魔女の一撃」。　私はぎっくり腰になった経験が無いので分かりませんが、経験者にはまさしくそうらしいですね。
ウヴェ・ボーム
新郎役ウヴェ・ボームは、二枚目じゃないので、演技力で勝負の俳優さんですね。いろいろな作品に出演していて、いつも個性的な役なのでいやおうなく印象に残ります。今回は、新婦を亡くした辛さを迫真の演技力で表現。ところで第34話では「ゼミルに対して殺したいほどの恨みを持っている」役で出演したので、今回は鉢合わせを避けたかな（笑い）。
あうんの呼吸
「ドイツ人相手にあうんの呼吸や空気を読む事を求めるなんて無理。自分の意志はキチンと言葉で伝えなければ。」がドイツ人に対する一般的な印象です。ただ、トム、ゼミル、隊長、アンドレアなどレギュラーメンバーが、あうんの呼吸で任務遂行することはあります。
今回、「この二人はテレパシーで通じてるのでは」と思えるびっくりシーンが。中盤、トムと警官が自動車修理工場を訪れ、ヘンリック・ヴェンナーの手下ゲオルク・ホルツルの似顔絵を示します（以下会話は概要）。
トム：集まってくれ。この男を知らないか。もし、後でウソをついた事がバレれば、罪を問われるぞ。
工員：彼は、オーナーと一緒に出かけたよ（※1）。
トム：（※2）どこへ（トム歩き出す）。
工員：知らない。…携帯へかけてみれば（※3）
トム：（拳銃を構えて、車へ近づく）

トムは言ってることと行動が全く違うので、一瞬状況把握ができませんでした。
もう一度見てみると、※の部分の演技は、
※ 1：工員が似顔絵の男がいる方向を、目で指し示す。
※ 2：トムがこっちか？と目を向ける。
※ 3：工員がうなずく。
気心のしれたレギュラーメンバーならともかく、初対面の人間同士で、日本人もびっくりの素晴らしいコンビネーション！2008.6.6

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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介