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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第5シーズン 第68話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Doppelter Albtraum(直訳:二重の悪夢) | |||||||||||||||||
トムは、休日をかつての同僚ペトラと過ごしていた。二人が高速道路のガソリンスタンドに寄ると、偶然強盗に出くわし、ペトラは逃走する強盗から撃たれ瀕死の重傷を負った。トムは罪悪感に苦しめられ、犯人を自ら逮捕することを誓う。 事件は、主犯格のドレガーと弱気な相棒のハーバーマンが起こした。ハーバーマンには素敵な彼女ジェニーがいた。しかし、彼女は彼氏の知らないところで、ドレガーと関係を持っている。二人は、奪っ金を持ち逃げし新しい生活を始めようと計画している。 トムとゼミルは捜査の手始めにハーバーマンが働いている工事現場へ向かう。ハーバーマンは追い詰められ、動転し逃げる。トムは住まいまで追跡。そこにはドレガーも居た。ドレガーはトムを背後から殴り倒す。ドレガーはトムの拳銃を奪い、ハーバーマンを射殺した。ジェニーは、ドレガーから巧みにだまされ、責任がトムにあると思い込まされた。彼女は尋問で、家の中にドレガーがいたことを否定。そしてトムがハーバーマンを射殺するところを見たと、虚偽の供述をする。 全てはトムに不利だ。殺人犯としての疑い、凶器、そしてジェニーの不利な証言がトムに迫る。トムには殺人容疑がかけられ休職になった。トムには拘留が迫っている。トムとゼミルは全力で捜査を進める。 コブラ11は、ジェニーとドレガーが恋愛関係にあり、南アメリカへ一緒に逃走する計画があることを突きとめた。ジェニーはトムの無実を証明できるキーパーソンだ。彼女はドレガーに夢中だ。そして真実を知らないために、二人も殺した悪人の言葉を真に受けている。コブラ11は、彼女に疑念を呼び起こすため、ある作戦を仕掛ける。心理的に巧妙なトリックを使ってジェニーに迫る。ついにジェニーとドレガーを陥れた。空港で搭乗する直前、二人を引き離し、最後の最後ジェニーに偽証を撤回させた。ドレガーは空港の敷地を逃げ回ったあげく逃げ場を失う。トムはやっと完璧に名誉を回復した。 (独TVandSeriesのサイトを参考にしました)2003.6.27掲載、2008.10.13修正 |
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Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ゲスト出演のみ紹介●フランク・レオ・シュレーダー(ドレガー)、イリス・ユニク(ジェニー・ペータース)、アット・スタープ(イェンス・ハーバーマン)、ザビーネ・マークス(ペトラ) 【関連サイト】イリス・ユニク |
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Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
冒頭、犯人が緑のトラックを奪って逃走。荷台には木製のパレットを満載。パレットをぶちまけてクラシュか、と見ていたら予想どおりの展開でした。 上のシナリオは、最後まで書いてあります。全てを知った上で見るのはどうかと思いますが、クライマックスのジェニーに迫る心理戦、空港内でのアクション(空港は撮影に協力的なんですね)など、十分に楽しめました。 二重の悪夢(タイトル) 確かにトムにとって二重の悪夢。彼女を亡くし自分にも嫌疑をかけられ。更にイェンスにとっても二重の悪夢ですね。住まいへ逃げ帰った時に、相棒が自分の彼女とできていることを知ったときのショックは大きいでしょう。更に殺されちゃうわけですから。イェンスは犯人の一人で、慈悲をするなど全く必要ないけど、可愛そうだなぁ。 漢字の書 イェンスとジェニーの住いの壁に漢字で「寿司」。寿司は、日本食の中でも外国人に特に人気のある料理なので、ポスター代わりでしょうか。ドイツへの土産に自分で書いたヘタな書を持っていってもよいのですが、送られた当人は喜ぶとしても、他の日本人に見られたら笑われるだけなので恥ずかしい。やはりチャンとした書を持っていった方がよいでしょうね。もちろん書道に自信のある方は、自分の書を持っていって下さい。 ライン川沿いのテラス トムが一人でやけ酒を飲んでいると、ゼミルがビールを持って現れます(相棒思いのゼミルだな~)。ライン川を挟んで対岸にケルン大聖堂とホーエン・ツォレルン橋が見えます。ただ、日没前トムが一人で飲んでいる場所と、ゼミルと二人で飲んでいる場所は、バックのシルエットが異なるので違う場所みたい。細かい突っ込みはおいといて、第64話でトムと妹ナティアがソーセージを食べているものこのあたり。ここで飲むビールや食べるソーセージはうまそう。おおよそのロケーションはわかるので、次にケルンを訪れるときは是非行ってみたいな。 シナリオの補足 ゼミルはジェニーを次第に心理戦で追いつめます。ジェニーに転機が訪れる重要なシーンなので少々解説させてください。 ゼミルが、開店の準備をしているジェニーを訪ねるシーン(私の語学力ではイマイチよく分かりません。おおよそ次のような事を言っているようです。間違っていたらゴメンナサイ) ゼミル:あなたを責めるつもりは全くない。不自然な点を解決したいだけです。警官は射撃の名手なので、利き手でない左手での射撃も出来なくはない(巻き戻して、トムが拳銃を持って倒れているシーンを確認してみてください)。ただ、警官でもなく、あなたでもなく、第三の男がいて、事件に関わったと考えた方が自然。 ジェニー:あの時、私しか家には居なかったと言ったでしょう。 ゼミル:気づかなかっただけかも。もう一度当時の状況をよく思い出してみてください。 (お勘定の後) ゼミル:お住いは調べさせてもらったので、もし誰か居たのなら、我々のスタッフが99.99%証拠を上げるでしょう。 ジェニーがドレガーを空港で待つシーン。ゼミルはカウンター係員に事前に細工を依頼。 ジェニーはだんだんと不安になってきます。 カウンター係員:もうお時間ですが、チェックインなさいますか。お名前を。 ジェニー:ジェニー・ペータースとハイコ・ドレガーです。 カウンター係員:ドレガー様のご予約は承っておりますが、ペータース様のお名前はございません。 ジェニー:本当ですか。 カウンター係員:このご予約をキャンセルなさって、次の便に変更なさいますか。 この後、ゼミルらが現れて、ジェニーは真相を話す。 ガソリンスタンドにコンビニ? 冒頭、トムが車をガソリンスタンドに止め、ペトラが店内に入っていくと、そこは店舗。ドイツにはコンビニがないので、ガソリンスタンドの店舗がコンビニ代わりですね。写真1はこの夏、娘が撮影したもの。娘にもめずらしかったみたい。 |
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Stimmt so!(おつりはチップとして取っておいて!、ドイツ語学習者向けの記事) ゼミルがジェニーの店に行って、支払いのとき小銭を出しながら言っています。例えば、ゼミルが注文したミネラルウォーターが1.7Euroだとすると、チップ(Trinkgeld)も含めて2Euro払うわけです。このときに言う言葉。ただ、私はこの言い回しを使わなかったですね。Schon gut! とか、Den Rest für Sieとか言っていました。 ところで、ミネラルウォーターが1.7Euroというのは高い気もしますが、一応ネットで相場を調べた上で書いております。ビールもミネラルウォーターもおおよそ値段は同じくらい。あなたはどちらにしますか(飲んべえの私は、値段が同じなら当然ビールです)。 ドイツのメニューには、日本のようにビール(中)、ビール(大)といったあやふやな表現ではなく、量が正確に書いてあります。グラスにも量を示す線が入っていて(写真2 理科の実験のビーカーみたい)、当然線まで注いであります。ドイツ・マックのサイトを見ると、バリューセットのコーラの量は0.41リットルと明示。これは法律で表示が義務づけられていると聞いたことがあります。2008.10.13 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介