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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第6シーズン 第88話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Die Clique (直訳:一味) | |||||||||||||||||
自動車フリークの若者グループが、いつものように古ぼけたガソリンスタンドに集まる。グループのリーダー、ダニエル・メルゼブルガー(20)は、富豪の息子で、仲間のスベンとローベルトと、毎度毎度ここを出発点に高速道路で競争する。スベンとローベルトがレースを始めると、爆走行為は凄まじいクラシュで幕。高速道路そばのやぐらからスベンの車が狙撃されたのだ。スベンはむごい死に様だった。トムとゼミルは、アウトバーン・レーサーのグループを直ぐに見つけ出す。と言うのも、最初若者グループは目立たなかったが、一年半前、リーダーのダニエルの車が激しい事故を起こしていたからだ。 その事故で、ある少年が死に、少女ラウラ・フリードリッヒは重傷を負い、事故以来車いす生活になった。しかしダニエルは無罪判決を勝ち取った。それには若者グループの構成員であるスベンとローベルトの次のような証言があった。車は事故直前に盗まれ、ダニエルにはアリバイがあり、事故車を運転していないと。 トムとゼミルは、ラウラの父ヨハネス・フリードリッヒも尋問する。父は、成金の息子ダニエルを冷血な犯人だと見ている。彼の推理によれば、ダニエルは、ローベルトとスベンを買収して偽証させ、今やゆすられている。しかし、もう払うつもりが無いのか、できないかで、見せかけだけの親友をかたづけようとしている。 逆にダニエルはヨハネス・フリードリヒがスベンを殺したと述べる。なぜなら父ヨハネスは、悲惨な事故とそれに続く審理を受け入れられず、娘と不慮の死を遂げた婚約者の復讐を誓ったのだと。 また、ダニエルの父で実力派の弁護士リチャルド・メルゼブルガーも同じく怪しい。辣腕弁護士はあらゆる手だてを用いて捜査を妨害したが、コブラ11はひるまなかった。2番目の事件が起き、ローベルトが撃たれた。マスクをした犯人は車で逃げのびた。そして後にその車はダニエルのものだと判明した…。 (www.episodeworld.comを参考しにました)2009.1.19掲載、2009.8.17一部修正。 |
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Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ゲスト出演のみ紹介●セバスチャン・シュトレーベル(ダニエル・メルゼブルガー)。シュテファン・シュバルツ(リチャルド・メルゼブルガー)、エルマー・ゲーレン(ヨハネス・フリードリッヒ)、マリア・ジモン(ラウラ・フリードリッヒ) | |||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
よくできたシナリオ いや~、予想を裏切る展開にびっくり。今回はシナリオがよかったですね。脱線がないシリアスドラマでしたが、見事でした。物悲しさは残りますが、最後にヘルツベルガーが薄めてくれました。 ダニエルが艇庫のようなところに潜んでいると、拳銃を持った二人組が侵入してきます。映像の作りといい、暗い音楽といい、緊張感が漂います。銃を持った不審な二人組は・・・。 今回一番気になったのは、冒頭で隊長がコブラ11を隊長室に呼んで紅茶を振る舞う珍しいシーン。隊長の一挙一動が気になって、聞き取れません。もう一度見直して隊長の話に集中すると、上のシナリオにもあるように、ダニエルが無罪判決を勝ち取った事件の経緯について述べています。しゃべりながら手の込んだお茶を入れるなんて大変でしょうね。さすが年季の入った女優さん。私にも一杯飲ませてくださ~い。 マリア・ジモンMaria Simon 車椅子に乗るラウラ・フリードリッヒ役を演じた女優。どこかで見たなと思って調べたら、「グッパイ、レーニン!」で主人公の姉役でした。クライマックス、玄関口でみせるキリッとした顔がとてもよかった。Wiki※(独語)によれば、ベルリンで演劇を学んでいます。 セバスチャン・シュトレーベルSebastian Ströbel 御曹司ダニエル・メルゼブルガー役を演じた男優。Wiki※(独語)によれば、スイス・ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学出身なので、演劇も学んでいるんでしょう。決して2枚目ではないものの、184cmの堂々たる体格、卓越した演技力。 ドイツでは、例外もあるようですが、俳優は専門の教育を受けた方がなる専門職みたい。顔がちょっとよくてテレビで人気が出れば、すぐにドラマに出られるといったことは少ないようですね。 Flic Flac と書かれた車列が中盤のカー・アクションで登場。ネット検索すると実在のサーカス団のもよう。Wiki※(独語)によれば、1989年に創設され、名前は体操の型Flickflackに由来。前衛的な公演スタイルが特徴らしい。公式サイト※(独語)もどうぞ。 コブラ11がぶつかったトラックに書かれていた「Service Diana※(英語・独語)」も、実在する動物を使ったショーをする団体のもよう。 番組では動物まで動員して、そこまで演出しなくてもと思いますが、視聴者サービスかな。 YES!ROADSTER ダニエルが乗る黄色のロードスターが気になって検索してみました。 Wiki※(日本語)によれば「1999年創設のベンチャー企業、フンケ&ヴィル(Funke & Will AG )が製造する小型スポーツカーである。本国では2001年に発売された。」とあります。この回は2002年早春の製作なので、発売されたばかりの車を登場させたのでしょう。日本語のサイトもあるくらいだから、知る人ぞ知る車なんでしょう。こんな個性的な車にマリア・ジモンを助手席に乗せて走らせてみたい。でも、中年のオッさんが運転していても、誘拐犯にしか見えないでしょうね(笑い)。2009.8.17 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介