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アラーム・フォー・コブラ11(レンタル版:レッドゾーン3) シーズン10 死に直面して
第10シーズン 第143話 Im Angesicht des Todes(直訳:死に直面して)
出会い系サイトが舞台となった連続殺人事件に、エンゲルハート隊長がおとりになって挑む。
隊長の活躍とゼミルの変装が一番の見どころ。
Episodebeschreibung シナリオ
トムとゼミルは、自動車窃盗犯を高速道路で追跡するうちに、とんでもない発見をした。明らかに絞め殺された中年の、髪が褐色の女性の死体を発見したのだ。二人は、事件の状況から、数年前の未解決になっている連続殺人事件を思い出した。エンゲルハート隊長は心配でならない。連続殺人犯は戻ってきたのだろうか。トムとゼミルは被害者の同僚らへの質問を通じて、いかがわしいインターネット会社の手掛かりをつかむ。間もなく心配した隊長は専門家を投入する。専門家は、近いうちに新たな犠牲者が出るだろうと警告した。隊長は連続殺人事件を再度詳細に検討し、この事件の最初の犠牲者の息子であるダビッド・エッガートを尋ねた。同じ頃、トムとゼミルはインターネット会社の黒幕を逮捕することに成功し、黒幕に尋問する。だが、更なる女性の死体が発見される。トムとゼミルは、見当違いして貴重な時間を無くしたことに気づく。彼らに残された手段は、もう少ない…。
(独RTL放送のサイト「RTLnow」を参考にしました)
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●トビアス・ナート(ダビッド・エッガース)、ニルス・ユリウス(ラルス・ヴィンチュ)、フォルカー・ヴァイドリッヒ(アルミン・ランプレヒト)、ルッツ・ブロッホベルガー(シュタインシュルテ博士)
Eindruck 印象
インターネットでドイツ語版を見た印象 2007.8.12
タイトルの「死に直面して」は、誰が死に直面するのか、最後まで目が離せません。今回の主人公はエンゲルハート隊長ですね。
インターネットでドイツ語版の再放送を見た印象(1/2) 2010.6.3
笑っちゃうカーアクション
ゼミルのBMW、トムのベンツ共修理中で、冒頭コブラ11は、代車の旧型のBMW(3シリーズ2代目E30)で登場。そのBMWが盗難に。この番組で盗難に遭うのは、スーパーカーや超高級車が定番なのに、クラシュさせるには古い方が予算の関係でいいんだろうけどちょっと強引。犯人はよほどこの型が好みだったということにしておきましょう。
その窃盗犯をコブラ11が二輪車で追い掛けます。モロ「イージー・ライダー」でした。こちらの「映画『イージーライダー』に学ぶ」http://www.kanteiya.com/column/07/0405.htm※に掲載されている画像と見比べてください。二人のヘルメットは全く同じ。ところでゼミルは前が見えてるんですかね。
アルファロメオ・スパイダー 初代シリーズ3
中盤、インターネット会社のオーナーがアルファロメオ・スパイダーで逃走。それを修理から戻ったベンツでコブラ11が追います。「え~、スパイダーをクラッシュさせるか!その前に一度乗せてくれ~」と思って見ていたら、「そう来るか!」 最後は大型車も絡んで、スリル満点。この番組の良さがよく出たアクション・シーンでした。
番組に登場したのは大きなバンパーから右画像のシリーズ3(1983~89)だと思いますが、テールはシリーズ2(1969~83)にも見えました。間違っていたらご指摘下さい。
Alfa Romeo Spider mk3 de.wikipedia.org Date:30.April.2009/Author:Jalo
Alfa Romeo Spider mk3
de.wikipedia.org
Date:30.April.2009/Author:Jalo
珍しいゼミルの変装
冒頭の「イージーライダー」は愉快だけど、中盤レストランで、張り込みのための変装も非常に珍しい。視聴者サービスかもしれないけど、普通に客として紛れるか、物陰に隠れていれば、仕事はこなせるし、トルコ人浮浪者ではリアリティがありすぎて、冗談が過ぎるような気がしないでもない。
今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事、今回は初心者向け)
Uhrmacher 時計職人 エンゲルハート隊長が訪ねた青年の仕事。Uhr(時計)+Macher(職人)。発音はウーア・マッハ。ちょっとピンときませんね。ちなみにシューマッハは「Schumacher」と書きます。語源はSchuh(靴)+macher(職人)。シューマッハの先祖は靴屋かな。こうやってひも解くと、わかりやすくて頭に入りやすいですよね。
Einstein アインシュタイン 会話ではなくて、ハルトムートの白いマグカップにあの有名な「舌をペロっと出しているアインシュタインの顔」が描かれていました。ハルトムートは第183話で宇宙に対する関心を熱く語ってくれます。その伏線ですね。Ein(数字の1)+stein(石)。つまりアインシュタインは「一石」さん。
Lockvogel おとり 犯人をおびき出すために隊長がおとりになるというシーン。ゼミルをはじめ周りはみんな異論を唱えます。これもLock[en](誘惑する)+vogel(鳥)。熟女の魅力ですかね(笑い)。隊長の私服は大胆でした。
Asche 灰 殺された女性達に灰が付着していたことで、事件を解くカギ。煙草を吸わない私でも、ドイツでの生活上必要に迫られてわりと早い時期に覚えた単語が「Aschenbecher(灰皿)」。分解するとAschen(灰)+becher(カップ)なので、もともと右の画像のような灰皿缶のイメージだったのかなと思えます。2010.6.10
この疑問を知り合いのドイツ人にぶつけたら、もともとキセルの灰を壷のようなものにトントンとはたき落としていたので、もともとカップみたいに背が高かったもよう。日本語でも筆(ふで)はもはや入れないけど「筆箱」と言ったり、下駄は入れなくても下駄箱ですもんね。(この項2010.6.12追記)
DVDで日本語版を見た印象 2013.1.8
ドイツ語版を2007年に初めて見たときは1行しか書いていません。3年後の2010年に再放送を見て、それなりに書いています。やっと少しは聞き取れるようになったようです。それから2年半あまり。ロケ地探しの技術は上達したみたいだけど、う~ん、聞取りは向上したのかどうか自信がないな~。少なくとも前話よりはわかりやすい気がします。
中盤、隊長が自らおとりになると言うと、ゼミルが「隊長は30代に見える。」と言います。いくらお世辞にしても実年齢53~4才なので、サバ読みすぎみたいだけどな~。それはさておき、今回は隊長の熟女ぶりが炸裂。一方若い女性が出演しないせいか、秘書ペトラこそ「シンデレラ」みたいで光っていました。
ロケ地探訪
Rasthof Hösel ヘーゼル・サービスエリア 冒頭のパーキング。高速3号線のデュッセルドルフの北東にあります。
Restaurant Flora レストラン・フローラ 中盤、隊長がお相手を待つシーン。次回のロケ地探訪で訪れてみたいと思い場所を検索したところ、ケルン植物園内にある本館。複数の会議室などがあり、ケータリング・サービスでパーティも可能らしいのですが、レストランでは無いようです。ケルン・コングレスのこのページ(※、独語)によれば、2014年春を目指して改修中らしい。ということは2013年春は見られない。残念!もう少し調べると、このページ(※、独語)によれば、この建物は1864年8月に建てられ、第二次世界大戦で被災し修復。そして新築当時のドームを頂くオリジナルな意匠にできるだけ近く修復するもよう。東京駅丸の内駅舎と似た経緯ですね。
あのレストランのシーンでよいので、エキストラの客として画面に写りたいなと思いました。
ラスト、場所は分かりませんが、よくもまあこんな廃墟となったお化け屋敷を探し出したものですね。アクション刑事番組というより、サスペンス仕立てにふさわしい舞台でした。でもきっちりと最後はカーアクションでまとめてくれました。
今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事)
シンデレラ(英:Cinderella) 冒頭、殺された妹ベアーテ・クロイツの身の上を兄が話します。「両親が呼んでいたニックネーム”シンデレラ”をハンドルネームに使っていた」と。原語だけでは聞き取れず、日本語字幕を見てヘェーと思いました。シンデレラは「灰かぶり姫」と訳されますが、ドイツ語ではAschenputtel又はAschenbrödelというらしく、上で紹介したようにまさしく「灰」。殺された女性達に灰が付いていたということで、よく練られた台本です。
双子座 Zwillinge 無知ぶりをさらすようで恥ずかしいのですが、恥を忍んで書かせて下さい。
双生児-(英語)Twin-(独語)Zwillinge
双子座-(英語)Gemini-(独語)Zwillinge
このようにドイツ語では双生児と双子座が同じなので、原語だけで見たときは、被害者が双子なのかなと誤解してしまいました。見返すと、ちゃんと隊長は「星座も同じなのよ。双子座」だと言ってるんですがね。それでも番組が進んでいくと星座だということは明確に分かります。ところが今度は「ゲミニ」と発話されている単語が「Gemini ジェニミ」に結びつかなくて混乱しました。第189話のタイトルがOperation: Gemini(ジェミニ作戦)だったので、一度経験しているんですが全く学習になってなかったですね。今回は、キーワードであるZwillingeとGeminiが聞き取れて意味が取れていないと、番組についていけないと思いました。
州刑事局から応援に来たシュタインシュルテの言葉は、高尚なので殆ど聞き取れません。少し嫌みっぽいキャラに仕立ててあるような気もします。
インターネットでドイツ語版の再放送を見た印象(2/2) 2010.6.10
ネタバレ(犯人がわかります。番組をご覧になってからお読み下さい)
上でご紹介した「Macher」を独和辞典でひくと、「製作者、製造人」よりも先に「首謀者、張本人、黒幕」の意味が書いてあります。ナルホド、あの青年はとても時計職人に見えなかったので、実は「張本人」を指していたのかも。
隊長は、青年にわざわざ「時計職人なのね」と尋ねるし(言われなれば時計コレクターかと思った)、コブラ11も事件を解くヒントにしているし、今回のキーワードであることは間違いないみたい。独語の達人の方いかがでしょう。私の読みは当たってますかね。2010.6.10
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介