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セル版:アラーム・フォー・コブラ11 シーズン12 第5話 債務の代償
レンタル版:ブラックレイド Cobra11 Season2-3第1話 債務の代償
第12シーズン 第167話 Inkasso(直訳:取り立て)
強盗事件を目撃したコブラ11は、その裏にうごめく悪事を察する。しかし債務者の協力が得られず、悪人を逮捕できない。コブラ11は知恵を絞る・・・。今回はゼミルとクリス二人揃って捜査。
冒頭、中間、クライマックスのカーアクションはどれも素晴らしい。クリスファンには見逃せない1本。
Episodebeschreibung シナリオ
パーキングエリアでクリスとゼミルは、偶然にも目撃者となった。カール・ハインツ・フォルスターがペーター・ハンゼンから打ちのめされる場面に出くわしたのだ。ゼミルらが阻止に出ると、犯人は被害者の車を奪って逃走した。犯人は、激烈な逃走劇のあと多重クラッシュを起こし、逃げ切った。事故で一人の男が死んだ。クリスとゼミルは、犯人逮捕に執念を燃やす。被害者のカール・ハインツは尋問にしどろもどろだ。彼は破産し、建設業者ゲルバーに対して多額の負債があった。高速道路での出来事は何だったのか。高速道路から誰からも悟られずに逃げ切ったペーター・ハンゼンは、エヴァ・マツシェクのところへ現れた。マツシェク夫婦も破産し、ゲルバーに借りがあった。クリスとゼミルにとって、この夫婦も借金取り立ての次なる犠牲者に間違いなさそうだが、夫婦は不安を述べることは無かった。フランク・マツシェクがハンゼンに刃向かったところ、事態はエスカレートした。そしてエヴァは危険な賭に出る。
(www.episodeworld.comを参考しにました)2008.3.15
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●リアネ・フォレスティーリ(エヴァ・マツシェク婦人)、ミヒャエル・ブランドナー(建設業者ゲルバー)、ホルガー・ハントケ(取り立て屋ペーター・ハンゼン)、カイ・モラー(ヴィルヘルム医師)、シュテファン・ビーリヒ(フランク・マツシェク)
Eindruck 印象
インターネットでドイツ語版を見た印象 2008.3.23
アクション・シーン
冒頭、中間、クライマックスとそれぞれ新しい趣向を凝らして、視聴者を楽しませてくれます。クライマックスのクリスは、一歩間違えば周りの建物に損傷を与えるような狭いところでカーチェイス、一方のゼミルは別の場所で人助け。今までならカーチェイスだけで終わるような場面ですが、ふたつのストーリーも絡めて新しいパターンです。
人物設定
ペーター・ハンゼン役ホルガー・ハントケが、ピアノを弾きます。「善き人のためのソナタ」で流れていた曲と同じだと思うのですが。空気がピーンと張りつめた感じの曲が心に響きます。ハントケが実際に弾いているのかどうか画面ではわかりませんが、彼は「バルトの楽園」でオルガンを弾いていたので、ピアノの素養をお持ちの役者だと思います。
エヴァ・マツシェク役リアネ・フォレスティーリは、ドイツ的美人ですね。ゼミルとクリスが、たびたび事情を説明してくれるよう説得しますが応じません。警察に言えない事情とは。
私の語学力では肝心な所が聞き取れず、マツシェク夫婦とハンゼン、ゲルバーとの関係がイマイチ理解できません。少なくともヴィルヘルム医師は白。彼は手紙を手渡しただけ。5000ユーロ、Rechnung(請求書、計算書等と訳される)、実家に預かってもらったマツシェク夫婦の娘も関係があるのかないのか、このあたりを聞き取れれば、問題解決なのですが。でもそれがネタバレでしょうから、ここには書けないでしょうね(語学力が足りない負け惜しみ)。2008.3.23掲載、2010.1.21一部修正。
DVDで日本語版を見た印象 2010.1.25
クリスとゼミルのコンビはシリアス路線なので、カーアクション・ドラマと言うよりは全般的に硬派の刑事ドラマですが、今回はアークションがしっかり押さえてあり、しかもクリス自身が笑わせるシーンもあって、割と見やすい回だと思います。ゼミルの出番も多いのに、クリスの前では影が薄いですね。
番組を見ているだけではわかりづらいので、少々解説させてください。金融は素人の私の解説で恐縮です。
債権者ゲルバーは、債務者マツシェクから貸付金を回収しようとします。法的には裁判所の競売(けいばい)というシステムを使って、債務者マツシェクの資産を換金します。但し担保価値が低く、安くでしか売れなければ、貸付金の一部しか回収できない事になります。それでゲルバーは借用書を回収し、法的には債権がないフリをして、あくどい取り立て屋を使って違法に貸付金を全額回収しようとするわけです。
獲物を狙う精悍なクリス
前にも書きましたが、私はこの番組を語学教材として見ているため、出演者に個人的な思い入れはあまりありません。特にドイツ語版は聞き取りに集中するため、聞き取りの補助として見ている感じ。この文章も画面を消して、ヘッドホンで原語を聴きながら書いています。ファン投票2でクリスの人気が高かったのでそんなモンかな~、という印象でした。今回、日本語版をじっくり見ると、皆さんが評価するようにクリスの格好よさは格別ですね。
中盤、クリスが一人でゲルバー建設会社へ行き、探りを入れます。警察の身分証明書を出すわけでもなく、外から建物内部を偵察。スパイのノリです。そのときの精悍な表情と鋭い目つきは、獲物を狙う肉食獣みたい。ゼミルとコンビを組んだ相棒の中ではピカイチのナイスガイですね。人気があるもの当然だと、今頃になって気づきました。
悪に毅然と立ち向かうクリスは、女性にも強い
コブラ11は、空港のレンタカー・カウンターで窓口嬢から取り立て屋が乗る車の場所を聞き出そうとします。実はドイツ語版を見たとき、聞き出そうとしているのはわかったものの、決め手となったクリスのセリフが聞き取れませんでした。日本語吹替版の「・・・そんなアホ野郎と過ごさずに済んだんですから」には思わず笑っちゃいました。
車にも強い
クライマックス、犯人はフォード・スコーピオ(写真)のタクシーを奪って逃げます。一方クリスはMini(第128話で紹介)を借用して追跡。
市街地で壮絶な戦いを繰りひろげた後、いよいよ対決のシーン。クリスが乗るMiniは画面右手の道路から登場し、ドリフトを効かせながら向きを変えて止まります(車には詳しくないので、表現が間違っていたらご指摘下さい)。こんなシーンでは、たいがいスタントマンが運転するので、顔が写らないように車の下半分だけの映像になったりしますが、今回は車全体が写り、代役無しでクリス自身が運転しているように見えました。
こんなに犯罪者にも、女性にも、車にも強く格好いいクリスですが、トマトは苦手らしい。
Ford Scorpio Taxi in Berlin, Baujahr etwa 1995 (2. Serie) de.wikipedia.org Date:Samstag 15. Marz 2003/Author:Norbert Schnitzler
Ford Scorpio Taxi in Berlin, Baujahr etwa 1995 (2. Serie)
de.wikipedia.org
Date:Samstag 15. Marz 2003/Author:Norbert Schnitzler
いかがでしょう。これだけ書けばクリス・ファンに満足してもらえましたか。
今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事)
der Antreiber 取り立て屋
番組ではGeldantreiberと言っていました。動詞のantreiben(運転する、動かす)は初級で学ぶ単語。結びつかないな~と思ったら、辞書を見ると意味の中に「駆り立てる、しいる」もあるので納得。
Gebrauchtwagen 中古車
中盤、ルノーに乗る取り立て屋が、BMWに乗るコブラ11に追われて、立体駐車場のようなところに逃げ込みます。レンタカー会社かなとも思えますが、看板にこの単語が書かれていました。ちなみにレンタカーはLeihwagen。
die Versteigerung 競売
冒頭、エヴァ・マツシェク婦人が取り立て屋に「この家を競売にかけて、返済に充てる」と言うシーン。その前のBerater(コンサルタント)も併せて覚えれば、この会話はある程度聞き取れますね。
Kompagnon 共同経営者
冒頭マツシェクが電話口で言ったり、中盤マツシェク婦人が隊長室で述べます。番組を見ていると「コンパニオン」と聞こえるので、一瞬「え?!」。スペルからすると語源は仏語のcompagnonみたい。
仏語のcompagnonをネットで英語に翻訳するとcompanionとなります。もともと「仲間、連れ」といった意味の言葉が、外来語を借用する際、独語では共同経営者の意味で限定的に使われ、一方日本語では接客業の意味で限定的に使われているようです。日本語の意味だと別の殺人事件になってしまうでしょうね。何度聞いても「コンパニオン」のところで耳が異常に反応してしまうのは、男のサガでしょうか(笑い)。
JALパック(管理人の独り言)
空港が出てきたので、番組の内容とは関係ありませんが飛行機絡みの駄文を1本。よろしかったらおつき合い下さい。
ニュース「海外旅行の商品ブランド名『JALパック』を19年ぶりに復活」の報に触れて昔を思い出しました。私自身は旅費を安く押させるためバックパック旅行専門でパック旅行をしたことがなく、「JALパック」と言えばあこがれのツアーでした。
JAL B747
ところで初めて飛行機に乗ったのは、学生時代ドイツへ語学研修に行くとき、JALのボーイング747(ジャンボジェット)でした。当時鉄道好きでもっぱら鉄道だったので、国際線の飛行機が、初めて乗る飛行機だったんです。
社会人になってからも九州から上京するときは飛行機だけでなく新幹線やブルートレインも使っていました。今はもう長時間の乗車は辛くて、飛行機でひとっ飛びです(笑い)。脱線しますが、語学学校の生徒に、船とシベリア鉄道経由でドイツ入りした日本女性がいました。当時のガイドブックには「比較的エコノミーな費用でいける若者向けルート」と紹介されています。いくら鉄道好きとは言え10日以上かかる旅は私の選択肢にはなかったですね。当時のガイドブック
話は戻って、そんなわけで初めて乗った飛行機であるJALのB747には思い入れがあります。当時は東西冷戦の時代だったので西側の飛行機は自由にロシア(当時はソビエト連邦)の上空を飛べません。多くの飛行機はソ連を迂回し、北回り(ポーラールート)で飛んでいました。私が乗った飛行機も成田を飛び立つと、アラスカのアンカレッジへ給油のため立ち寄って、北極圏~スカンジナビア半島上空を通ってフランクフルトへ。真っ暗なフィヨルドの海岸線に沿ってきらめく町の灯りが印象に残っています。
一時は花形でたくさんの派生型があるB747も、大きな機体や燃費の悪さが災いして今では航空会社のお荷物になっていると聞くと、時代の流れですね。
ツルのマーク金色のツルの看板
当時フランクフルト中央駅前にJALの支店がありました。JALのマークと言えば「赤いツル」。それが「金色のツル」だったんです。語学学校の生徒に、JALのビジネス・マンがいたので尋ねたところ、看板に使える色には制限があって、「赤」が使えずやむなく「金色のツルの看板」を掲げているとの事でした。
最後に、ドイツからの帰りは、格安チケットを買って、南回りの大韓航空。3月、旅立ちのスイス・チューリッヒは雪が降っていました。経由地のフィリピン・マニラは真夏並み。ソウルを経由して降り立った福岡は小春日和。2日余りでオールシーズン体験しちゃった。2010.1.25
写真1 成田~アンカレッジ~フランクフルトの機内から
写真1 成田~アンカレッジ~フランクフルトの機内から
写真2 当時の機内誌にあった北回りルート。今となっては古地図?
写真2 当時の機内誌にあった北回りルート。今となっては古地図?
写真3 友人が機長に就任した時に、記念にもらったB747の1/150モデル。全長約47cm
写真3 友人が機長に就任した時に、記念にもらったB747の1/150モデル。全長約47cm
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介