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第15シーズン 第201話 日本未公開
Für das Leben eines Freundes(直訳:友の命のために)
ゼミルは若い友人ツェムにかけられた容疑を晴らすため職業人生をかけて闘う。
45分間にこの番組のエキスが詰まった1本。
Episodebeschreibung シナリオ
若く短気なツェムは、ゼミルの助けを借りてやっとまともな人生を送ろうとしていた。職業訓練を終えたばかりで、チャーミングなシリンとラブラブだ。シリンは歌手としてラップ・プロデューサー・オミドの元で働いている。
連邦刑事局の捜査によれば、オミドは違法な麻薬取引に係わっているらしいが、決定的な証拠に欠けていた。
指名手配人が殺される。コブラ11が出くわしたのは驚くべき事にツェムだ。ツェムは犯行現場から逃げ出そうとしたために殺人容疑がかけられる。
ツェムは、未決勾留に。ベンとゼミルは真犯人の手掛かりをつかんだものの、ツェムへの疑いを晴らすことができない。ツェムは青色吐息。ゼミルは友を守るため最大限の努力をする。ツェムを拘留から解放したのだ。腐敗した警官が犯罪に関わっていることが判明。コブラ11の命が危ない。同じ頃、無防備なツェムは、狙撃手の標的に。
(www.rtl.deを参考にしました)2010.8.21掲載、9.13一部修正。
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●Eralp Uzun (ツェム アラディ)、フランク・ギーリンク(ツィーグラー)、トイロン・リッケッツ(オミド)、ナディア・ヒルカー(シリン)、マーク・リヒター(カーン・エルマート)
Eindruck 印象
第173話の続き
ツェムは、第173話(第13シーズン、ベンとゼミルのコンビ)で今回と同じベルリン生まれのトルコ系俳優Eralp Uzun(トルコ語名らしく、カタカナ表示は不明)が演じています。第173話の続きらしい。
似たような話は、第25話(第2シーズン、アンドレとゼミル)でもありました。そのときはゼミルのいとこが悪人から殺人犯に仕立て上げられるという話。今話も「濡れ衣を如何にしてコブラ11が晴らすか」パターンですね。
飛び飛びの2話に同じキャラクターでのゲスト出演は珍しい
レギュラーメンバーの親族、準レギュラーのシュレーダー、シュランクマン検事などを除けば、前回のシュトルミや今回のツェムのように同じキャラクターで2回の登場は珍しい。今後もゲスト出演するようなら準レギュラーの扱いでしょうね。
ところで「ゼミルはツェムを拘留から解放した」とあります。合法なのか、裏技を使ったのか、どんな手段を取ったのか原文では読めません。ただその前に「ツェムへの疑いを晴らすことができない。」とあるので小細工したのかな~。番組が楽しみです。
ここまでは放送前の2010.8.21に掲載しました。
満足した1本
どうも前回のTVムービーの展開がやや緩慢だったからか、今回は満足。
・45分間に凝縮されたスピード感あふれる展開。
・コブラ11、隊長、ゲスト出演者間の葛藤。特に中盤、署で、シュランクマン検事が帰った後、ベンとゼミルが覆面パトに寄りかかっていると隊長が近づいてきて「真実を話してくれないと、援護しようがない。」と言うと、ゼミルは無言のまま。これが先代のエンゲルハート隊長だったらと考えてしまいました。
今回はさんざん視聴者を心配させておいて、クライマックスで隊長とゼミルのツーショットを用意。
・シナリオにも1杯喰わされました。タイトルのFür das Leben eines Freundes(直訳:友の命のために)は、ゼミルのツェムに対する厚意かと思って見ていたら、実はもっと深い意味がクライマックスで明らかに。
・アクションシーンも文句なし。冒頭、重量級の凄まじいクラシュ。中盤、シナリオにある「ゼミルは友を守るため最大限の努力をする。ツェムを拘留から解放したのだ。」は、こういうアクションシーンになるのかと、さすがこの番組らしい。確かにゼミルの汗の結晶。最大限の努力でしたね。
なんだか口ごもった書き方になってしまいスミマセン。ヘタに書くとネタバレになるので表現には気をつかいます。どうぞ番組を楽しんでください。
一安心
前回休みだったボンラートとヘルツベルガー、ハルトムートが登場し、いつものレギュラー・メンバーで今シーズンもいくことが分かってホッとしました。ボンラートとヘルツベルガーは、ゼミルがシュランクマン検事から責め立てられて窮地に陥っていると「ウソ」のアリバアを言って援護射撃。にくい演出ですね。やっぱり名(迷?)脇役がいると番組に幅が出るな~。
シュランクマン検事は職務に忠実なだけで決して意地悪ではないけど、今シーズンでもコブラ11の「目の上のたんこぶ」。
シナリオの補足
●ベンは高速道路で暴走車を追跡。運転手はクラシュした車を捨てて逃走(大型車同士のクラシュは、轟音で凄い迫力)。
●クラシュした車の所有者はカーン・エルマートで、住所はMehlheim(直訳:粉の里、架空の地名)ではなくてMühlheim(直訳:製粉所の里、実在地)だ。(腹を抱えるヘルツベルガー。粉だらけのベンをちゃかしたらしい。)
●車に残されていた麻薬はなんと末端価格で150万ユーロ(約1億6千万円)。(大手柄に、ベンの威張った態度が愉快)
●車には更に「ガン・プロダクション(gun production)、以下「GP」という」のロゴが入った帽子が残されていた。GPは先ほどツェムがゼミルにシリンを紹介したスタジオだ(冒頭のシーンに戻りますが、歩み寄る2人の女性を前に、ゼミルが「どっちの子だ」と問うと、ツェムは「当然カワイイ方だ」と答えてました。ご馳走様)。
●ツェムは彼女のシリンと会う。彼女の目元にはアザが。元彼カーンの仕業だった。激しく怒るツェム。
●コブラ11はGPへ。丁度そこへヘルツベルガーから電話。GP経営者はオミドで、連邦刑事局はオミドが麻薬密売をしているとにらんでいる。
●オミドはコブラ11から「カーン・エルマートを知らないか」と尋ねられ、「ありふれた名前だな。知らない」としらを切る。
●GPの前で出入りの女性に尋ねたら、「カーン・エルマートは毎日スタジオに来ていた」と。そして彼の住まいを教えてくれた。メディアパークのペントハウスだ。
●コブラ11が言われた場所へ行くとカーンが落ちてきた。即死。ペントハウスへ急ぐ。犯行現場にいたのはなんとツェムだった。
●署でツェムは、「犯人は皮の上着を着ていた」と述べる。
●一方状況証拠はツェムに不利。犯行現場にいたのはツェムだけで、彼の指紋も出た。
●更にシリンが、今日の出来事を正直に答える。元彼カーンの仕打ちにツェムが怒っていたと。これで動機も十分。ツェムは拘留される。
「え~、ここで終わり?」と叱られそうですが、何かと忙しくて今日はこれで時間切れとなりました。ゴメンナサイ。2010.9.13掲載
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介