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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第17シーズン 第228話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Ohne Gewissen(直訳:不誠実) | |||||||||||||||||
「ヒーロー」ゼミルが覆面パトの最新モデルでケルン市街地を縦横無尽に走り回り、難事件に立ち向かう。 | |||||||||||||||||
Episodebeschreibung シナリオ | |||||||||||||||||
ベンとゼミルは重要犯罪人ヘンドリック・ラーゼンのわなにはまる。そして共犯者は逃げ切った。ラーゼンの逮捕は次の意味で重要だ。多重殺人者の骨髄移植ドナーは幼い重患の白血病患者パウラを助けることができる最後の望みなのだ。 しかし状況は全く逆の方向へ。ラーゼンは手術予定日を逃走に利用し、2500万ユーロを要求。さもなくばケルン全市を放射能で汚染すると脅す手に出た。 ベンとゼミルは、大都市だけでなくパウラを助けるために、ラーゼンを生きたまま確保するという難題に立ち向かう。危険な反社会的行為者はこの苦境を利用し、卑劣なゲームでコブラ11を絶望の淵へ追い込んで行った。(www.rtl.deを参考にしました)2012.9.3掲載 |
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Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ゾフィー・ヴェッパー(ユリア・ウムバッハ)、アレクサンダー・ベイヤー(ヘンドリック・ラーゼン)、ヨナス・ヒーン(フランク・ヴェラート)、ゾフィー・ウェッパー(ユリア・ウムバッハ)、ニコレ・ルスツ(アイダ・ゲーカーン) | |||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
ゼミルの覆面パトが最新型に 前回のTVムービーのクライマックスでお披露目がありましたが、今話から本格始動。ゼミルが乗るのは328i 245psでしょうか。335i 306psの可能性もなくはないのですが、ネット上の議論を見ると328iだという意見が多いようです。皆さんいかがですか。 BMW3シリーズは、2012年2月にフルモデルチェンジされたため、この番組に登場するのも時間の問題だろうと思っていました。 それで、私もさっそくカーディーラーで実車を見てカタログをもらってきました(右写真)。第一印象は「格好いい!」。前代の5代目(E90)のデザインには最後まで馴染めなかったのですが、6代目(F30)は一目惚れ。まあ、子育てが終わらないと買い換えなんて無理なので、当分番組で楽しませていただくことにします。 車好きでこの番組をご覧になっているファンの方には、フルモデルチェンジなのにたったこれだけの記事?と叱られそうですが、車には詳しくないのでご勘弁ください。 20分は辛抱を 冒頭の、煙幕から回転する車が飛び出すという、いつものことながら職人芸のカー・アクションシーンが過ぎると、この番組らしからぬ静かなシーンが続きます。 ●8分頃、ゼミルはパウラ親子と初対面。パウラを助けられるのは犯人のラーゼンだけ。この時のやり取りがその後のゼミルの行動を決定づけているといえます。ゼミルは自分の娘アイダからも嘆願され、パウラの命を見捨てることができないわけです。 ●10分頃、犯人らの中からラーゼンを裏切る奴が現れ、仲間割れ。 ●12分頃、ラーゼンは、パウラを助ける引き替えにとても飲めないような条件を出し、コブラ11を揺さぶります。 後半につながる伏線とは言え、言葉が分からないまま見続けるのは退屈ですが、少々辛抱を。20分過ぎからこの番組本来の姿に。 ●26分頃、パウラも市民も助けたいゼミルに、一人の命よりケルン全市民を守ることが大切だろうとなじるベン。ラーゼンを撃たなくちゃならない場面に出くわしたらどうするんだよ、と迫りますが、ゼミルは無言。それからが「ヒーロー」ゼミル。難題に果敢に立ち向かうゼミルは精悍で格好良かった。 一方子供たちをはじめとして、お母・女医ともとても優しい感じ。この番組に出てくる女性はどちらかと言うと自立した「男勝り」なタイプが多い印象を受けるのですが、今回は「幼児向けドラマ」みたいな穏やかさ。悪漢どもの荒っぽさと対照的でした。悪玉のラーゼン役アレクサンダー・ベイヤーは第26話、第159話に続いて3回目の出演。いつもちょっと屈折した悪役を上手に演じています。 その第159話でゼミルの娘アイダは1才でした。今は6才になったのかな。ところで、ゼミルってイビキをかいたっけ? ここまでが一般向けです。これ以下は、ほとんど管理人の独り言です。それでもよろしければお読みください。 |
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技術支援隊 Technisches Hilfswerk 29分過ぎ、ゼミルはラーゼンからの指示で、青いユニフォームを着ます。調べてみたら正式な連邦組織。先の震災でも日本へ派遣されたようです。こちらのサイト(※、日本語)。このサイトから引用させていただくと、「ドイツで感心するのは、そのような災害時に技術的援助救出作業を行うTechnisches Hilfswerk、略称THWという組織がある事。THWは消防署とは別の組織で、各自治体に存在しており、建物が崩壊した場合の市民の救出作業、災害で水道が壊れた場合は飲み水の供給を確保、洪水の際はポンプで排水したり、浸水した地域の市民の救出作業など、さまざまな技術的な支援を行う組織です。(引用終わり)」とあります。 番組へ戻ると技術支援隊の車のボディにはOV Brühl Technisches Hilfswerk(OVはOrtsverbandの略)と書いてあり、調べてみると実在するブルュール分団。この組織を知っただけでも今話を見た収穫でした。 THW公式サイト(※、独語) |
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ロケ地探訪 | |||||||||||||||||
聖アントニウス病院 St.Antonius Krankenhaus 舞台となった病院。ストリートビューで「St.Antonius Krankenhaus Köln」を検索すると一発で出ます。ただ番組で病院の外壁に掲げられていた「St.Antonius Krankenhaus」の看板は、ストリートビューの画像では見あたらないので、撮影協力のお礼でしょうか。 メルク・フィンク銀行 Merck Finck & Co Privatbankiers 6分40秒頃、この銀行の外壁が一瞬写ります。ここも「Merck Finck & Co Privatbankiers Köln」で検索すると一発。ストリートビューの2008年時点の画像は工事中なので、改装オープンか何か宣伝のための協賛でしょうか。 その後の片道3車線、中央分離帯のある大きな通りは、トゥニス通り(Tunisstraße)。「WDR アーケード(WDR Arkaden)」あたり。 ガレリア・カウフホーフ Galeria Kaufhof(百貨店) 27分過ぎ、左手に聖マリア教会(St.Maria im Kapitol)の二つの塔、正面にライン川河畔に建つクレーンハウス(第225話で紹介)が見渡せる場所に、犯人が仕掛けた車が止まっています。ここはケルンの中心商店街に建つガレリア・カウフホーフ百貨店の屋上駐車場。 デュモント泉 DuMont Brunnen 29分頃、犯人ラーゼンから呼び出しをくらったゼミルが現金を持って向かった場所。ケルンの中心部ブライテ通り(Breite Straße)の西寄りアウフ・デム・ベルリッヒ(Auf dem Berlich)との交差点付近にある泉。TV画面では、凝った意匠から歴史的建造物のようなイメージを受けたのですが、Wide.de(※、独語)によれば1986年に設置とあり、意外と新しい。こちらの画像(Wiki.de)をどうぞ。 この後ゼミルは技術支援隊のユニフォームを着て、ツェッペリン通(Zeppelinstraße)とヴォルフス通り(Wolfsstraße)の交差点へ歩いて向かいます。背後の「Ortloff」の赤い看板が手掛かりでした。 オイオイ、ジェニー、そんな赤いジャケットじゃ目立っちゃうだろうと思いましたが、可愛かった。こんな彼女とケルンの街をショッピングできたら最高だな~。 以上のとおり、さも現地に行って確かめたように書いていますが、全てネット検索した結果。最後のデュモント泉は手掛かりがなくて、どんなキーワードだと検索できるだろうかと少々苦労しましたが、何とかたどり着けました。自前の画像を用意すべく、またまたロケ地探訪の箇所が増えました。これじゃケルン市民にでもならないことにはとても周りきれそうにありません。 |
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は~い。各ロケ地を回って確かめてきました。 ロケ地探訪第三弾その2>32-12 St.Antonius Krankenhaus 聖アントニウス病院 ロケ地探訪第三弾その1>31-4 Merck Finck & Co Privatbankiers メルク・フィンク銀行 ロケ地探訪第三弾その1>31-5 WDR-Arkaden WDRアーケード ロケ地探訪第三弾その1>31-8 Galeria Kaufhof ガレリア・カウフホーフ(百貨店) ロケ地探訪第三弾その1>31-6 DuMont Brunnen デュモント泉 の各項目をご覧下さい。聖アントニウス病院を除けば、いずれもケルンの中心商店街にあります。この項2013.7.12追記。 |
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最近のロケ地の傾向を分析すると、ケルン市街地を順番に巡っているようです。きっとケルン市民も今度はどこがロケ地だろうかと、TV画面を見ているのではないでしょうか。 コブラ11は事件解決へ向けた謎解き。私はTV画面に向かってロケ地の謎解き。次はどんなロケ地へ連れて行ってくれるか楽しみです。自分だけ勝手に盛り上がって申し訳ないのに、こんな文章を最後までお読みいただいた皆様に感謝いたします。2012.9.18掲載。 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介