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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第17シーズン 第230話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Bestellt, entführt, geliefert(直訳:注文、誘拐、納入) | |||||||||||||||||
愛娘を誘拐された父は、許された48時間で娘と再会できるだろうか。 冒頭の高速道路、中盤の市街地、クライマックスの飛行場と趣向を変えた3本建てのアクションシーンが今回のキモ。 |
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Episodebeschreibung シナリオ | |||||||||||||||||
18才のザラ・シューベルトが行方不明になった。彼女の父マティアス・シューベルトは自ら娘を捜す。それは父であれば当然の行為だ。しかしマティアスは囚人で、2日間のみ自由を得た。父が娘を見つけだすために与えられた時間は48時間だ。マティアスはザラの住まいで血痕をふき取っている若い男に出くわす。男は殺人事件の重要参考人としてベンとゼミルが追っている男だ。間もなく殺人事件とザラの行方不明が関連していることが判明。ザラの捜索は、マティアスのみならずベンとゼミルも違法な人身売買の首謀者ダニエル・リンドラオブにたどり着く。若い女性はインターネットで選択されると、誘拐ののち外国の富裕層に売り飛ばされるのだ。コブラ11とマティアスに残された時間は少ない。ザラが他の女性と共に外国へ連れ去れる前にザラを見つけ出さなければならない。(www.rtl.deを参考にしました)2012.9.7掲載 | |||||||||||||||||
Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
シュテファン・カンプヴィルト(父マティアス・シューベルト)、ユリア・マリック(ベッティーナ・ウーラント婦人)、ロベルト・シュップ(ノーベルト・ウーラント)、ビルテ・グラング(アニータ、ダンス・インストラクター)、ローター・マテウス(本人)、Kristin Suckow(娘ザラ・シューベルト) | |||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
醍醐味はアクションシーンだ! 父は、愛娘を連れ去られた挙げ句、インターネットの誘拐者リストに娘の名前がなかったため、元妻や警察から「刑務所で娘の居場所を知られたのでは」と、誘拐の原因までなすり付けられます。 ゲスト出演の父マティアス・シューベルト役シュテファン・カンプヴィルトが今回の主人公。この俳優さんは第176話にも同じような主人公で出演していたので、確認のために見直したら、全く別人に見えます。176話ではヒゲなし。今回はこの役のためにヒゲを伸ばしたのかな。もしくは付けひげか。前回の出演から4年過ぎていますが、年月以上に年取った印象。 シナリオはベタでした。少しはひねってくるかなと期待しましたが、あまりにまっとうなシナリオのまま想定通りの結末に拍子抜け。更にこの番組でジャガーに乗る人は「訳あり」なので、逆にいえばその分、凄くわかりやすく、アクションシーンやロケ地探訪に傾注して楽しめました。 アクションシーンは、いつもの調子で素晴らしい。 ●冒頭、撮影用高速道路 赤いベンツに乗ったカップルは、事件と関係がなく「友情出演」らしい。 男性は元サッカー選手・指導者のローター・マテウス(Lothar Matthäus)。有名選手だったので、画面の前で驚いた視聴者も多かったのでは。ゼミルがハシャグのも当然みたい。Wiki(※、日本語)によれば筋金入りのプレイボーイらしい。助手席のポーランド出身のモデルJoanna Tuczynska(スミマセン、カタカナ表示が分かりません)は、本物の彼女かな。 ●中盤ケルン大聖堂周辺 私にとって一番の見どころでした。市街地であんなに撃ちまくって、一般市民を巻き込まないのだろうか、と野暮な心配はこの劇画的な番組に不要。単純に楽しむことにしましょう。 目抜き通りにも関わらず、人がいないし、店も閉まっているので、たぶん日曜早朝のロケでしょうか。まさか寝ぼけ顔で演技できないので、朝駆けのロケは俳優さんもスタッフも大変ですね。 父シューベルトが忍び込んだレストランは、ケルン中央駅高架下のAlter Wartesaal(直訳:伝統の待合室)。第223話で目に焼き付いた場所なので逃がさないぞ(笑い)。 18分40秒頃父シューベルトが行った鍵屋は、ケルン中心部にある実在の鍵屋(Goltsteinstraße 49, Köln, Goerke H)の店舗名を変えて撮影したもよう。 ●クライマックスは飛行場 コブラ11がヘリで華々しく登場。ベンとゼミルの見せ場でした。ここは少し画面から離れて見たほうが楽しめました。かぶりつくとスタントマンが気になって興ざめ。 ●サービスショット 拉致されて寝かされていた女性の豊満な谷間や、若い女性たちのダンスシーンなどは男性視聴者向けサービスショットかな。 18分過ぎ、コブラ11がダンス教室へ行くシーン。ゼミルがレコードの針を上げて音楽を止めようとすると、ベンが「しばらく見ていようぜ」と制止して、女性たちのダンスを鑑賞。私も楽しませてもらいました。ベン、ありがとう。 ミエコさん? 冒頭ザラを訪ねるナイフを持った男はどこかで見たなと思ったら、ソープ・ドラマVerbotene Liebe(直訳:禁じられた愛)でビストロ・シュナイダーのウェイターを演じているルッツ・マルクワート Lutz Marquardtに見えたのですが、勘違いかな(ネット検索しましたがウラが取れません)。最近Verbotene Liebeを見ていないし、脇役なので印象に残っていません。 誰が演じているかは別にして、17分頃、秘書のスザンネとコブラ11がノートパソコンでSNSを検索中。冒頭で殺された男の画像を見つけます。画像には「johnny Castle」。ベンが「英語名じゃないか。」 ゼミルも「ヘンだな」と言うと、スザンネが「ジョニー・キャッスルを知らないの?ダーティ・ダンシング(ハリウッド映画、1987)のキャラクターよ」とあきれ顔で答えます。スミマセン、私も知りませんでした。調べてみると、この映画で、ダンスのインストラクターが主人公のジョニー・キャッスル(演じるのはパトリック・スウェイジ)。 で殺された男はミエコ・ホフナー(と、話されているように聞こえます。違っていたらゴメンナサイ)というダンスのインストラクター。 最初、女性名だと思ったので、なかなか話がつながらず苦労しました。 |
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ロケ地探訪 超マニアック編 | |||||||||||||||||
これ以下はあまりにも個人的趣味です。よろしければどうぞ、と言いながら画像があると気になりますよね。スミマセン。 | |||||||||||||||||
写真230-1 ケルン中央駅高架下 | 写真230-2 ケルン中央駅高架下 | ||||||||||||||||
上の2枚の連続写真は、ケルン中央駅の高架下を2011年にケルンを訪れたときに、たまたま撮影していました。まさかこんなところで役立つとは。写真に書き込んだA、B、Cについて、以下解説します。 | |||||||||||||||||
左の写真230-3はAの拡大部分。ダンス教室の入り口は螺旋階段の背後。番組で螺旋階段が写ったため判明しました。次回ケルンへ行ったときは螺旋階段の背後に回り込んで確認してみたい(笑い)。 そしてBは、Alter Wartesaal(直訳:伝統の待合室)。拡大写真は第223話で紹介しました(写真223-2)。 レストランで拉致された父シューベルトが、車に乗せられるところへ、コブラ11が出くわし撃ち合いになるシーンはBとCの間にある高架下道路。 AとCは同じ位置です。次の写真230-4はCの拡大部分。この写真ではCanonの大きな看板が架かっていますが、ここは第17シーズンTVムービーで場所が特定できなかった、架空のテーブルダンス・クラブ "Golden Spirit"。上のダンススタジオの入り口シーンで、左側にテーブルダンス・クラブの入り口が写ったため判明しました。念のため第17シーズンTVムービーをキャプチャーしていた映像を見たら、写真230-4の左側に見えるネズミ色のコンクリート造橋脚、直進と優先の道路標識が確認できました。 |
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写真230-3 Aの拡大部分 | |||||||||||||||||
写真230-4 Cの拡大部分 | |||||||||||||||||
やっと場所が特定できて嬉しいけれど、本当に「架空」なんですね。若しくは新規オープンか。ケルンを訪れる楽しみが増えました(笑い)。 以上から意外と近いところで数回分まとめて撮影されている事が分かります。それぞれの回のシーンを思い描きながら、それぞれの台本を覚えて演じ、かつ撮影しないといけないので大変そう。 |
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中盤のカーアクションのロケ地 ●最初ブルクマウアーBurgmauerを大聖堂方向(東向)へ。背後には大聖堂の二つの塔が見えます。 ●次、ツォイグハウス通り Zeughausstraßeを中央分離帯の看板「cologne」をぶち抜きながら西へ。このとき背後に写る「Zeughaus 24」はダンス教室らしいので、今回の協力団体でしょうか。 ●最後はマグヌス通りMagnusstraßeを西へ東へと往復しながらの撮影。そしてアルベルトゥス通りAlbertusstraßeとの交差点でジャンプ。ベンのベンツはプルマン・ホテルの前で止まります。Köln Pullman Hotelをストリートビューで検索し、マグヌス通り Magnusstraße側のホテルの対側を見ると、コブラ11が犯人を逮捕するシーンの背後に見える煉瓦色の外壁が確認できます。 これだけアクションシーンを楽しみながらロケ地探訪できれば、私としては大満足。今回も自己満足な記事に最後までおつき合いいただきありがとうございました。2012.10.1掲載、10.4最終更新。 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介