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第20シーズン 第263話 日本未公開
Spiel mit dem Feuer(直訳:火遊び)
スザンネが主役。レギュラー出演者の恋は成就しないお約束なのでどんな展開になることか。
アクションは火攻め。
Episodebeschreibung シナリオ
ゼミルは犯人を追跡中、ガス充填所の敷地で炎の地獄に包まれたが、大爆発の寸前、消防士トミー・ゲルンハルトに助けられる。
スザンネの新しいボーイフレンドは、魅力的な隊長だ。彼女は彼の子を身ごもった。
少し後、アレックスとゼミルは、芸術品を隠し持った人物の殺人事件に出くわす。事件現場にいたトミーは逃げ出した。トミーはスザンネに、自分が犯人じゃないと誓う。そして真犯人を見つける手助けを頼んだ。
しかしトミーは、彼が主張するほど潔白ではない。アレックスとゼミルは、ボーイフレンドを手助けするスザンネの行動を外部にもれないよう取りつくろう。しかし上席検事ザンダーが知るところとなる。(www.rtl.deを参考にしました)
この回のシナリオは、私の段取りが悪くて、放送後の掲載となってしましました。原文のシナリオではトミーを「Der Truppführer」と紹介しています。辞書では「班長、隊長」の訳があてられています。番組を見ると、ちょっと違うような気がしますが、そのままの訳をあてておきます。2015.4.4掲載。
Darsteller 出演
ベン・ブラウン(トミー・ゲルンハルト)、ウヴェ・フェレンジーク(ゲルド”チーフ”ベルガー)、クリスチャン・カーマン(カルステン・ストラーテ)、イスマイル・ツァグロス(エミリオ・ザンチェツ)、マティアス・ヘルマン(上席検事トーマス・ザンダー)、ズーザン・ホッケ(イザベル・フリングス博士)、アレクザンドラ・フォン・シュヴェリーン(マリーナ・クリンゲンベルク)
Eindruck 印象
前話は水攻めで、ジェニーが主役。今話は火攻めでスザンネが主役。スザンネはいつも秘書席に座っていて、今回は主役として動き回ってもらうので、制服警官のジェニーが代行。
冒頭、スザンネのラブシーンから始まって、ゼミルの火攻め、アレックスのカーアクション、そして火災現場。アレックスが諦めた表情を見せた後、ゼミルが救助されて出てくるまで約10分。この番組の持ち味が詰まったアクションシーンでした。
ところが冒頭で予算を使い果たしたか、中盤、クライマックスともボディー・アクションがメインで、カーアクションは小粒。
冒頭、スザンネが消防署を訪ねると、トミーは「ここは職場だぞ」と言いつつ「例外だ」と抱擁する二人。
スザンネ:「妊娠してるの」
トミー:「OK」とだけ答えます。Teil2の8分過ぎスザンネが「付き合って3ヶ月」と言っているので、トミーは自分の子かどうか分からず、素っ気ない返事だったみたい。
スザンネ:「妊娠10週目なの」
トミー:「親父になるんだ。」と嬉しそう。ここで自分の子だと悟ったようです。
中盤で、トミーがスザンネに悪に手を染めるきっかけを話しています。3年前、美術館が火事になったときに「火事場泥棒」を働いたらしい。売り飛ばしてもうけたものの、燃えるハズだったものを救ったのだから、最初は罪の意識が薄かったみたい(聞き取りに自信ありません。間違っていたらゴメンナサイ)。
今シーズンは珍しくゲストが続けて出演していますが、どちらも今のところ、高速警察隊をサポートしています。
●上席検事トーマス・ザンダー
261話でコブラ11の宿敵シュランクマン検事が入院したため、代打登場。これがコブラ11にとって願ってもない理想的な上司。長年こんな検事の登場を期待していたので嬉しいけど、ドラマとしてはシュランクマン検事の方が一波乱もふた波乱もあって面白いかな。身勝手な視聴者だと自分で自分にあきれます(笑い)。検事を演じるマティアス・ヘルマンはいい役をもらいましたね。この後も出演するみたいですが、このまま「いい人」で終わるのかどうか、展開が楽しみ。
●イザベル・フリンクス博士
前話の冒頭でなんの前触れもなく登場。ただ高速警察隊の面々とは面識があるらしく、何者かを説明してくれません(もしくは私が聞き取れないだけかも)。やり取りを見ているとカウンセラーの役目らしい。
今話では、13分過ぎ隊長が彼女に「心理学者でしょ」と言います。
ジェニーは前話で受けた傷が顔に残ったまま。1話完結のこれまでの「お約束」からするとこれも珍しい。顔の傷は、同僚を亡くした「トラウマ(番組でも話されています)」も表しているように思えます。フリンクス博士はそのカウンセリングのために派遣されたもよう。
ロケ地探訪
Fischer Galerie(殺しがあったギャラリー)など、丹念に探せば見つかりそうですが、今回は時間切れでTeil3の冒頭のホテルだけを紹介します。ベルガーとトミーがホテルのテラスで口論。遠方にはケルン大聖堂の尖塔部分、ランクセス・アリーナの白い屋根、ケルン・メッセのタワー、ケルン・トライアングル(高層ビル)などが映り、ケルン中心部だと分かります。ホテル自体は、反り返った玄関庇やロビーの大きなペンダント灯が印象的な現代建築。調べてみると、ケルン・メッセのそばにあるRadisson Blu Hotel Köln ラディソン・ブルー・ホテル・ケルン。いかにも高級そうなホテル。ホテル予約サイトで検索すると、ひとり1泊20,000円くらいから。私のような貧乏旅行だと気が引けるけど、一度は泊まってみたいな。
2013年のロケ地探訪で写した写真にホテルが映っていました。ロケ地探訪第三弾その2>32-3ケルンメッセ>写真32-3-1を再掲。
左:ケルン・トライアングルの屋上展望台から見たケルンメッセ。その右奥(赤丸)にホテルがありました。
右:左の写真の赤丸部分を、トリミングして拡大。航空写真で見るとV字型の建物です。写真右下の茶色いビルが、番組でも映っていました。
2015.4.8掲載, 4.9最終更新。
は~い、2015年春、ラディソン・ブルー・ホテル・ケルンへ行ってきました。
ロケ地探訪第五弾その1ご覧ください。2015.7.5掲載
番組と直接関係ありません
ヘレーネ・フィッシャーがマーク・ケラーをゲストに迎えデュエット
番組とは直接関係ありませんが、ここのところマイ・ブームで、ドイツの歌姫と言われるヘレーネ・フィッシャーHelene Fischerをよく聞いています。歌だけでなく、スタイル抜群で、とても魅力的。彼女の発言を聞いていると、ドイツを代表するスターなのにとても控えめで、ファンに対する感謝の気持ちがあふれています。彼女の動画をYouTubeでいろいろ見ていたら、この番組との接点がありました。彼女は、2011年から毎年クリスマスの夜に3時間枠で「ヘレーネ・フィッシャー・ショーDie Helene Fischer Show」をやっています。総合司会に加え、多くのゲストを迎えて、インタビューしたり、一緒に歌ったり。そのうちドイツの紅白になるのではと思えるような高視聴率。
4回目となる2014年12月25日の番組。2時間6分30秒頃、ゼミルの二代目相棒アンドレ・フックスを演じたマーク・ケラーがゲスト出演。ヘレーネ・フィッシャーは、彼が出演したいくつかの番組を紹介。当然この番組では多くの車をおシャカにしたと。マーク・ケラーは、この番組で歌手としての並々ならぬ実力をたまに披露していました。
そして今回、この番組に出演していた2000年前後と変わらない若々しさ。ヘレーネ・フィッシャーとのオールディーズ・ナンバーは男の円熟味と甘い歌声で、いくつになっても変わらない魅力を遺憾なく発揮。いい感じに年を重ねているなと、同性として尊敬します。よかったらご覧ください。
Die Helene Fischer Show 2014(※、独語)この項2015.3.29掲載
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介