TOP
アウトライン
ニュース
番組ガイド
┗第65話
最新番組へ
番組一覧
出演者
舞台背景
インタビュー
Q&A
管理人
Links
IMDb
アウトバーンコップ
Back ひとつ前のエピソードへ戻ります Alarm für Cobra 11-Die Autobahnpolizei ひとつ先のエピソードへ進みます Next
第5シーズン 第65話 日本未公開
Crash Kommerz(直訳:クラッシュの代償)
元スタントマンのデニー・トクターマンは、自損事故以来、重傷を負った妹ミリアムに責任を感じている。シカゴで必要な手術を受ける資金を得るため、怪しげなアクション映画制作者べェーバーの下で働いている。べェーバーは、違法なクラッシュ・シーンをごく普通の高速道路上で撮影した。その際、無関係な運転手が死亡。トムとゼミルは捜査を始める。それは異常な事故だった。しかも数週間前に同じような事故が起こっている。二人はべェーバーの容疑をつかむ。容疑は限りなく黒に近いが、確たる証拠がない。べェーバーのあくどい映画製作を止めるために、どうしても証拠が欲しい。
同じ頃、べェーバーの注文主は、映画をインターネットで販売したいがため、過激な演出をせかす。 妹のための金を他の方法で得られず絶望したダニーは、べェーバーとの最後の仕事を決心。彼はべェーバーからだまされようとしていることを予感できない。デニーは最後のスタントで、アール谷橋(注)の上で死ぬのか。トムとゼミルにとって、時間との競争が始まった。死の撮影は間近に迫っている…。

注:高速61号線にあるアール川(ライン川の支流)に架かる橋
(独TVandSeriesのサイトを参考にしました。)2003.6.1掲載、2008.9.27修正
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●フランク・シュティーレン(ダニー・トクターマン)、ステファニー・シマンスキー(ミリアム・トクターマン)、ミヒャエル・シラー(べェーバー)、ディートリッヒ・アダム(シュルトナー)
【関連サイト】ミヒャエル・シラーディートリッヒ・アダム
Eindruck 印象
スタントマンの話は、第32話「プロドライバー」でもありました。そのときもそうでしたがアメリカには優秀な外科医がいるんでしょうね。実在するアール谷橋が出てくるようです。本当に交通止めにして撮影したのでしょうか?日本では考えられない。
ミリアム役のステファニー・シマンスキーはかわいいですね。シュトルナー役のディートリッヒ・アダムはインターネットで写真を見ると、いかにも悪役さんといった感じで番組がおもしろくなりそう。
ここまでの記事は、番組をまだ見ていない2003.6.1に掲載
これ以下、2008.9.27追記
最新の第13シーズンを見た後で、この回を見るとレギュラー出演陣が若い!特に隊長が若々しい。頼れるお姉様タイプ。隊長は最近急に老けたみたい。病気でもしたんですかね。
ゲスト出演のデニー・トクターマン役フランク・シュティーレンは、第153話でもゲスト出演。
兄妹の解決不可能な物語を、ゼミルが収拾
下手な事を書けばネタバレになってしまうので、表現に苦労します。全く罪はない妹のために、兄が違法を承知で金を稼ごうとします。兄は捕まる運命にある。でもそうなると妹は手術が受けられるか。どのようにまとめるのか先が読めないシナリオです。クライマックスでゼミルがうまく収拾してくれ、不意打ちを食らいました。アウトバーン・コップで泣いたことは過去に2回あります。最初は第44話で隊長から、2回目は第11シーズンTVムービーでゼミルから泣かされました。今回、泣きはしなかったけど、とても感動しました。
今回、ゼミルの優しさが出ていましたね。クライマックスもそうですが、中盤、トムとゼミルがカー・アクションで死んだ男の友人を尋ねます。聞き取りが終わり、トムはサッサと立ち去ろうとするのですが、ゼミルは亡くなった友人のお悔やみを挨拶代わりに言っていました。一方で、犯行を一向に認めないトクターマンに対して、「クラッシュした車からあんたの指紋が出た」と(たぶんウソ)を言って、犯行を認めさせます。狙った魚は逃さない!
ドイツの日常を感じる
トクターマン兄妹の住まいはドイツの日常を感じます。後半で、妹ミリアムが洋服ダンスから服を出して、スーツケースに入れるシーンがあります。何気ないシーンですが、私も寮であんな洋服ダンスを使っていたので懐かしい。
トムとゼミルが、トクターマン宅を訪ねます。二人が建物から出てくると壁の落書きがすごい。下の写真はこの夏娘が撮影した写真です。町中落書きだらけなので娘も驚いていました。
落書き 落書き
意外にうまい。単なる落書きとあなどれない。
アクション
今回は、アクションの裏側を紹介する内容。最新の第13シーズンを見た後で見ると、まだまだ発展途上だなと感じます。覆面パトのルーフに青色回転灯をペタッと載せるシーンは懐かしい。ゼミルらがトクターマンを助けるラスト・シーンは、ジャンプ台までそんなに距離があるの、というくらい引っ張ってくれます。ところで、シナリオにあったアール谷橋は、私が聞き取れていないだけかもしれませんが、出てこなかったですね。
アクション・シーンの完成度は、さすがに最新シーズンには及びません。でも個人的には、単純なストーリーでわかりやすく、聞き取りもしやすく、ドイツの日常を感じられ、ゼミルから感動をもらい、私の語学力でも十分楽しめたので満足です。
DUDEN Deutsches Universalwörterbuch (ドイツ語学習者向け記事)
32分過ぎ、アンドレアのシーンで、机上にこの本が写ります。「Neu(新版)」と出ているので、宣伝も兼ねているのかな~。中級以上のドイツ語学習者にはよく知られた独独辞典です。曲がりなりに私も持っています(写真右)。画面に映るものと色が違います。番組は2000年7月製作。私が買ったのが2003年なので、版が違うようです。ドイツ語辞典
さて、私の翻訳スタイルについて。う~ん、この件で意見交換するような人が身近にいなくて「井の中の蛙」なので、バラすのは恥ずかしい。それに趣味の翻訳なので、初期投資もあまりしていません。その上でのお話です。今はパソコン上で翻訳。原文を表示して、ワンタッチ辞書引きソフト「ロボワード」を使っています。これは、画面上の文字にカーソルを合わせると、訳語がポップアップします。あくまで単語が出ます。
機械翻訳って役立つ?
翻訳に慣れない頃は、ときどきネット上の機械翻訳にかけていましたが、例えば、「ヤンは捜査に出かける」と訳すべきところ、「1月は捜査に出かける」と出たりして(Janは1月[Januer]の省略形)、面白い訳に笑えても、あまり役立たなかったですね。
ただドイツ語の手紙を書くときは、使うときもあります。これを読まれている皆さんはよくご存じのことですが、ドイツ語は名詞に性があって、前置詞+冠詞+名詞の関係が厳密なので、自分で調べると結構大変ですよね。それで機械翻訳向きの日本語を書いて機械翻訳にかけると、無味乾燥だけれども文法的には正しい独文が表示されるので、後は自分なりの文章にアレンジして一丁上がり。
脱線してしまいました。翻訳の続きです。ロボワードは見出し語が約56,000語なので、どうしても限界があります。それで、先のDUDENや写真中央の独和大辞典(小学館)の出番です。
左のドイツ政治経済法制辞典(1990年 田沢五郎著 郁文堂)もたまに使います(大抵は、本棚のかざり)。このサイトの「舞台背景」のページに「警察組織」を書いたとき、参考にしました。また、読み物としても面白い。よく言えば専門性の高い、斜に構えて言えば相当マニアックな本です。こんな辞典を買う人はどんな人だろうと思っていたら、先日お友達を見つけて嬉しかったです(お互いマニアック!)。
新しい辞典が欲しい。
さて私が持っている独和大辞典は昭和60年の初版なので、介護保険(Pflegeversicherung、日本はドイツの制度を手本にしたと言われる)や携帯電話(Handy)など、新しい語彙が入っていません。それに2.2kgと重たい(最初キッチン・スケールで計ったら重量オーバーで、体重計で計り直しました)。とても元を取ったほど使っていませんが、新しい辞典が欲しい。勘のよい読者の皆さんは、次に私が何を言いたいか、お分かりですよね。そうです、高校生の娘には買ってやりながら、お父さんは買わずに辛抱している電子辞書です。上の3冊だけでも実測5.4kgありました。とても持ち出せる重さではありません。電子辞書は約250g、コンテンツを追加しても重くならない(笑い)。少なくとも、次にドイツへ行くときは買いたいですね。できれば、来年には買いたいなと思っている今日この頃です。番組の印象より、よけいな話が長くなってしまい、ゴメンナサイ。
ansehen 見る
RTLnowで見る ドイツ版DVD Folge66 日本版DVD
 
番組ガイドへ戻ります ひとつ前のエピソードへ戻ります ひとつ先のエピソードへ進みます
番組ガイドへ もどる 次へ



Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介