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第6シーズン 第82話 日本未公開
Tödliche Kunst (意訳:命がけのミッション)
貴重品輸送車が高速道路で急襲される。警備員は、緊急通報。トムとゼミルが駆け付ける。たまたま近くにいたエンゲルハート隊長も救援に急ぐ。しかし隊長は、途中で事故に巻き込まれ、車に閉じこめられ爆発の恐れが。危機一髪、ゼミルが助け出したが、暫く入院せざるを得ない。一方トムは犯人を追う。窃盗団は、銃撃戦を制して戦利品を持って逃げた。
意外にも、隊長代行には事情を知るゼミルではなくヘルツベルガーが任命される。トムとゼミルは事件の捜査に専念。輸送車には現代美術が積まれていた。驚くべき事に、一人の画家が描いた絵のみが盗まれていた。これらの絵は、現代美術館で計画されている展覧会に、三回に分けて運ばれる予定の絵画のうちの初回分だった。
美術館の女性館長と、展覧会のスポンサーで紳士面したボルグシュテットによれば、窃盗団は既に身代金を要求していた。金を払うか、絵が灰になるかだ。ヘルツベルガーは、身代金受け渡しに全力を注ぐ。同じ頃、美術館へ運び込む絵がまだあるものの、第二便の絵画輸送車を監視する人間が足りなかった。そこでパトカーが伴走し、輸送車にトムが乗り込んで、成功をきすことに。しかし、致命的なミスが判明。身代金授受は陽動作戦に過ぎなかった。裏を突いて窃盗団は輸送車を襲撃。トムは全力で犯人らに立ち向かったが多勢に無勢。激しいカーチェイスの後、輸送車はクラッシュ。そしてトムは窃盗団のリーダーと一瞬目が合い、鉄拳を受けて倒れ込んだ。
これで2回目だ。窃盗団は同じ画家の絵を奪った。 トムは、窃盗団のリーダーの目に見覚えがある。美術館で報告していて、疑問が解けた。あの目はボルグシュテットだ。ボルグシュテットの動機が分かった。絵画を盗むために展覧会のスポンサーになっているのだ。しかし証拠がない。そこでトムは、ボルグシュテットの家宅捜査をヘルツベルガーに認めさせる。許可を出した後、すぐにヘルツベルガーは後悔した。家宅捜査は失敗に終わり、盗まれた絵画は見つからなかった。度重なる成果のない捜査に直面した「隊長代理」ヘルツベルガーは、極点に達して仕事を放棄。そこでゼミルが代理を務める。ボルグシュテットは全ての絵画を略奪するまで断念しないハズだ。狂信者は絵画を得るためなら手段を選ばない。トムとゼミルは、阻止するための方策を練る。24時間ボルグシュテットを監視し、空港から美術館への絵画輸送を警護することにした。しかし一つ大事な計算をし忘れていた。ボルグシュテットは空港の保税区域への侵入ルートを既に見つけていた…。
(www.episodeworld.comを参考しにました)2008.12.27掲載、2009.8.10一部修正
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●ミヒャエル・グライリンク(カール・ボルグシュテット)、ヴィルヘルム・マンスケ(クラマー)、シュテファニー・ヤップ(ヴェーバー)
Eindruck 印象
原文のシナリオは長いですね。ほぼクライマックスまで書いてあると思われます。以前だったら、文章の長さに翻訳する気力が萎えちゃうところですが、やっと文章に立ち向かえるようになってきました。ヘルツベルガーの「隊長代理」が面白そうですね。
タイトル(Tödliche Kunst)
「殺しの技術」と訳したのは、シナリオも読んでいないずっと以前。今回、シナリオを読むと「死の絵画」でしょうか。番組を見た後で書き換えます。
Ablenkungsmanöver(陽動作戦、ドイツ語学習者向け記事)
上記のシナリオにありました。自分で書くような文章に使う単語じゃないし、普通お目にかかるような単語でもありません。刑事ドラマの翻訳ならではでしょうね。
Lösegeld(身代金)
この番組でもたびたび出てくる単語です。ただ今回は絵画ですよね。やっぱり「身代金」と訳すしかないのかな~。
Die Augen gehören Borgstett(目はボルグシュッテトに属する)
シナリオで「あの目はボルグシュテットだ。」と訳したところです。目はふたつだから複数形になっていますし、続く動詞も不定詞と同形になっています。当然と言えば当然なんですが、こんな単純な文章でもドイツ語らしさを感じます。日本人の感覚で作文すると「Das Auge gehört Borgstett」と、ついうっかり単数形で書いてしまいそう。片目の海賊ならあり得る文章かな。
ここまでの記事は、番組をまだ見ていない2008.12.27掲載
これ以下、2009.8.10追記
図星でした。話の中心は「隊長代理」ヘルツベルガー。スーツ姿で意欲満々。ただ隊長と言うのは重責のようで、だんだん疲れが見えてきます。隊長も電話でゼミルに「助けてあげてね」と心配している様子。
もう一つは、ヴェーバー館長とトムとの関係。オチはクライマックスで。
冒頭、アンドレアの席で話すシーンで、隊員が「病院から連絡で、警備員が亡くなった。」と報告に来ます。署内でレギュラーメンバー以外が話すシーンは珍しい。そのシーンの背後に時計が写っています。10時14分を指したまま、秒針は止まっているけどな~。
ボルグシュテット役ミヒャエル・グライリンクは第178話で、隊長の相手役でした。
アクション・シーン
冒頭、ゼミルは隊長を助け、トムは犯人と銃撃戦。どちらか一つだけでも凄いのに、ダブルで迫ってきます。
中盤も迫力十分。交差点で随行のパトカーに寸分たがわずぶつけるなんて卓越した技術ですね。絵画の顔面がゼミルとはご愛敬。
クライマックスは、展開が見え見えなのでイマイチ緊張感に欠けますが、個人的には可動橋が面白かった。
可動橋(Bewegliche Brücke)
橋の横断幕「Automatische Hubbrücke」、大きな建屋に書かれている「Danzas」、屋上の「Neska」のサイン。遠くに見えるテレビ塔などを手掛かりに検索してみました。このサイトの画像※。デュッセルドルフ港ハンブルク通り(Düsseldorf Hafen, Hamburger Straße)にある昇開橋で間違いなさそう。ただ橋はこの橋でも、別の場所の映像も混ぜてあるような気がします。
art aqua - Objekt Design
水球のオブジェと戯れるゼミルの優しい表情に、視聴者も癒されます。穴に指を入れたり、球をなでたり、触ってみることで心が落ち着くみたい。オブジェは多分このサイトの画像※だと思います。
タイトル(Tödliche Kunst)
tödlichもKunstも単語としては、ありふれています。「Kunst」は、「美術」と「術」のふたつの意味があるため、上にも書いたように「死の絵画」も「殺しの技術」も状況によってあり得ます。番組を見てみて、両方にかけてあると思います。ただ、とても穏やかな女性画なので「死の絵画」はしっくりきません。どちらかというと「命がけの略奪作戦」が主みたい。どんな訳を当てるべきかさんざん悩んだあげく、コブラ11も相当危険な橋を渡るので、コブラ11と窃盗団両方に向けて「命がけのミッション」としてみました。2009.8.10
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介