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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第6シーズン 第83話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Im Kreuzfeuer (直訳:集中攻撃の標的) | |||||||||||||||||
アダム・フラデクは、かつての上司である不動産王エルンスト・ワーグナーを恐喝する。フラデクは、ワーグナーが非情な殺人者である証拠写真を持っている。そしてワーグナーの息子ヨハネスから恐喝した金を受け取るため、高速道路のパーキングエリアへ向かった。ヨハネスは、金を渡す代わりにフラデクを射殺し、側道へすぐさま逃走。トムとゼミルはたまたま現場に居合わせ、直ちに追跡開始。そして運転を誤ったワーグナーのRV車は湖に転落。コブラ11はワーグナーを救助しようとするが、時既に遅し。ふたりは、息子が死んだことを伝えるため父ワーグナーを訪ねると、ワーグナーの私的顧問弁護士であるグロースマンから出迎えを受ける。ワーグナーは既に情報を得ており、ひとり息子が死んだ責任をトムとゼミルになすりつけようとするに決まっている。しかし父はそもそもなぜ息子が逃げ出したか、話そうとしなかった。次に、トムとゼミルはフラデクの彼女ベラ・ベルガーを訪ねるが遅かった。既に彼女は、ワーグナーが差し向けた殺し屋に追われ逃げ出していた。警察は、ワーグナーにつながる証拠を見つけるため、水没したRV車を引き上げようとするが、車は既にない。ワーグナーが先手を打ったのだ。トムとゼミルは、奇策を練ってワーグナーのシッポをつかもうとする。ワーグナーに同情した振りをして、その雰囲気の中で息子の身元を確認するのだ。しかしまず最初にフラデクの死体を見せてしまった。ワーグナーは凄まじい挑発を受けたと感じ、グロースマンにトムとゼミルを始末するよう指示する。 トムとゼミルはやっとのことで自分たちの暗殺を阻止した。高速警察隊の隊員達は、二人を心配する。最後に笑うのはワーグナーか。この男が何がなんでも二人を殺そうとしていることは明白だ。そしてワーグナーはベラ・ベルガーを誘拐し、彼女に電話をかけさせ、トムとゼミルをおびき出そうと策略する。二人を心配したアンドレアは、トムの上着のポケットに発信器を忍び込ませる。落ち合う場所に着くと、トムとゼミルはワーグナーの殺し屋から不意打ちを食らい、ヴェラは重傷。そしてトムは連れ去られる。ワーグナーは、息子の死に様と同じように、トムを苦しめながら殺すつもりだ。廃屋となった別荘の地下室にあるプールへ、おもりに縛り付けたトムを沈めようとする…。 (www.episodeworld.comを参考しにました)2009.1.5 |
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Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ゲスト出演のみ紹介●ユルゲン・ヘンチュ(エルンスト・ワーグナー)、シュテファノ・ポルツォーニ(ヨハネス・ワグナー)、マルティン・アムクネヒト(アルフレッド・グロースマン)、ミヒャエル・プシュリ(アダム・フラデク)、タニャ・ラネウス(ベラ・ベルガー) | |||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
まず訳文の出来はおいといて、訳したとおりに番組が進展すると、誤訳していなかったとホットします。 通常番組として合格点 今回犯人らの影が薄く、トムとゼミルが出ずっぱり。トムとゼミルのファン、特にトムのファンにとっては見逃せない1本でしょう。水攻めは、この番組のお約束。ヤンは第110話で、ベンは第180話で死に損ね。ゼミルはまだかな~(笑い)。 シナリオにそれほど意外性はありません。犯人は最初から分かっているし、展開は想定の範囲内。それでもコブラ11に次から次に襲いかかる「集中砲火」にハラハラドキドキ。クライマックスは、隊長、アンドレア、SEK(特別機動部隊)も出動してトムの救出にあたります。 アクション・シーンも第6シーズンともなると、完成度が高まってきました。特に、中盤の交差点のシーンは、よくあんなことが出来るものだとのけぞりました。水没、ジャンプの後のクラッシュ、タンクローリーの大爆発、森の中のカーチェイスと、幕の内弁当みたいにひととおりのカーアクションが揃っています。 冒頭でトムのベンツが破損、中盤で今度はゼミルのBMWがボロボロに。その後の捜査には珍しくレクサスRX(ハリアー)を使っていました。 見慣れた役者さん 悪玉ワーグナー役ユルゲン・ヘンチュは、第33話で。息子役シュテファノ・ポルツォーニは、第69話で、今回と同じように冒頭だけの出演。ただ、特徴のある顔立ちはもっと見たような気がするんだけど。弁護士役マルティン・アムクネヒトは、第45話、第46話、第4シーズンTVムービーで出演していました。 何に使うプールだろう クライマックスでトムが水攻めにされるプール。トムが立って満水になるくらいだから、深さは少なくとも1.8mはありそう。壁に描かれた南国風の絵からしても、スイミング・プールだと思いますが、水遊びには深いですね。迫真の演技に、見ている方も疲れちゃいます。コブラ11は水に浸かったので、その後のカーチェイスのシーンもずぶ濡れ。撮影は大変だったでしょうね。隊長が最後にゼミルに向かって「ご苦労様」と声をかけます。トム救出に対して慰労の言葉ですが、このタイミングで言われると、私には「水中撮影」に対するねぎらいに聞こえちゃいます。 タイトルIm Kreuzfeuer(ドイツ語学習者向け記事) タイトルの「Im Kreuzfeuer」に対して辞書の最初にあった「十字砲火にて」という訳を当てていました。番組を見てしっくりこないので、再度辞書にあたり「集中攻撃の標的」と書き替えました。「Kreuzfeuer(集中攻撃)」に前置詞+3格の定冠詞im(=in dem)が付くことで、頭を抱えてうずくまって集中攻撃に耐えている様子が目に浮かびます。ドイツ語を学び始めた頃、格によって変化する冠詞にウンザリでしたが、最近は、格によって微妙なニュアンスが分かるのでドイツ語が好きです(笑い)。2009.8.14 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介