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アラーム・フォー・コブラ11 シーズン9 邦版第15話 目撃の真実
レンタル版:ワイルドランナーXX
第10シーズン 第136話 Fieber(直訳:熱)
ボンラートが見た殺人事件、アンドレアが買った逆輸入の整備不良車、コブラ11が会うはずだった情報提供者がつながったとき、事件の真相が見えてくる。
Episodebeschreibung シナリオ
高速警察隊のボンラートは、重い風邪を患い、熱でダウンしている。同僚のヘルツベルガーが薬局で薬を受け取る間に、もうろうとした状態で、男が車中で撃たれる瞬間を目撃した。犯人は逃げた。ボンラートは容態が悪いにもかかわらず追跡を開始する。しかし、犯人は逃げ切った。ボンラートを除いて殺人を見た者は誰もいない。そして又、事件現場と思われるところには、殺人が行われた兆候を指し示すような証拠はなかった。同僚らはボンラートの証言を信じられない。しかし、ボンラートは、冷酷な殺人が行われたと確信している。トムとゼミルはボンラートの捜査を援助する。やっとのことで、建物の壁に弾丸痕を発見した。全くの偶然によって、捜査は真実へ近づいて行く。それは又、不気味な危険の扉を開くことでもあった…。(www.episodeworld.comを参考しにました)
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●アントン・フィクル(シュミットケ)、シュテファン・ヴァイネルト(ベッカー)、ユリア・ブレーマーマン(コルネリア・ヴィーヒャート)2008.2.16
Eindruck 印象
DVDでドイツ語版を見た印象
あんなに辛そうなボンラートは初めてです。冒頭のカークラッシュで、かなりジャンプしますが、本人はかすり傷一つ無いなんて凄い!?
同じく冒頭のシーンで、トムとゼミルがベンツを挟んで、「麻薬取引の密告を受け、もう2時間も待ってるんだぞー」と話しています。背後の高速道路を、ジェット機のように車が飛ばして行きます。懐かしい~。
犯人のベッカー役シュテファン・ヴァイネルトは、エラの張った特徴のある顔立ちで、どこかで見たなと探してみたら、第56話にも出ています。第56話では死んだんだけどな~(笑い)。
カラフルな車たち
今回は、カラフルな車達がキーワードですね。日本だと、車は白やシルバーが一般的で、原色の車に乗るには勇気が必要ですが、ドイツでは抵抗ありません。車が服のように下駄代わりだからでしょうか。霧が深い日が多いので、目立つ色の方が安全だと言うこともあるのでしょう。初めてドイツ・フランクフルト空港に着陸する少し前、眼下の霧の中から高速道路が見えてきました。飛ばす車にも驚きますが、車の色がとてもカラフルだったことが印象に残っています。
これ以降ネタバレあり
上のシナリオを読んで番組を見ても、ドイツ語が聞き取れないとさっぱりわからないと思います。日本語版が出ていないので、少々解説させていただきます。
アンドレアはカーディーラー「ヴェスト」でスペインからの逆輸入車、緑のVWを買った。調子が悪いその車をゼミルがディーラーへ持っていくが、ディーラーの社員シュミットケは、売買契約書、保証書が無ければ、対応出来ないと言う。
ハルトムートにその車を見てもらったところ、タンクのパッキンが誤って取り付けられていた。
ディーラーのオーナーであるヴィーヒャートは、シュミットケに、お客様は王様だからVWの代車としてレンタカーを提供するように指示した。
ディーラーを訪れたアンドレアとゼミルは、シュミットケの愛想のいい対応に驚く。シュミットケはオーナーの指示に従って、レンタカーを手配しようとするが、あいにく黄色いオペルしかない。そのオペルに乗ってアンドレアは帰宅した。実は、このオペルにケルバーの死体が載せられていたのだ。
それを知ったベッカーは、自動車窃盗に見せかけてオペルを回収する。それを、帰宅途中のゼミルが見つけカーチェイスに。
発見されたオペルもやはりタンクのパッキンが誤って取り付けられていた。ヴィーヒャートは、スペインから車だけでなく、タンクに隠して麻薬も輸入していたようだ…。
ドイツ語の字幕を読み内容を理解した上で、字幕を消して再度見ると会話がなかり理解できます。思わず吹き出すところも多々あって、台本はよく練られている印象です。是非、日本語版をリリースして頂いて、多くの方に楽しんでいただきたいですね。2008.3.1
日本語版(FOXMOVIESで2009.11.3放送分を見た印象)
いつもなら冒頭のお約束は、コブラ11が車の中でたわいない話をしていると、事件が起きて、追跡劇の後激しいクラシュで終わり、というパターン。それが今回は珍しくヘルツベルガーとボンラートのコンビ。しかもボンラートはあんなにもうろうとしていながら、見事な運転さばき。まあ最後はお約束の「見事な」ジャンプでした。冒頭のゲスト出演を見るとトップはにハルトムート役ニールス・クルフィン。確かに事件解決のキーマンではありましたが、ちょっと意外。ボンラート役ゴットフリート・フォルマーこそふさわしいのでは。
緑色の車
トムもハルトムートも、アンドレアが買った緑の車に、ちょっと意外な印象を示しています。確かに最近はドイツでも走っている車のカラフル度が下がったなと思って、ネット検索したら「青や緑が減って、黒と白が増加。ドイツで人気のボディカラーTOP5は10年で大きく変化(※、日本語)」で具体的に数字で裏付け。番組でも言葉の裏に「今更トレンドでない色を選ぶ?」という思いがあるのかも。それでも黄色やクライマックスには「これもあり?」と思える色の車が登場して、カラフルなので画面写りはいいですね。
番組では再々「Nissan」が話されています。日産から何か提供があったのかな。それに対して逆輸入車には厳しかったですね。番組で逆輸入車を使って懲りたのかな。
ロケ地探訪
●冒頭、殺しが行われた場所はケルンの南東、高速59号線そばの商業施設(Rudolf-Diesel-Straße 32-36 Köln)。Googleストリートビューで見ると、ヘルツベルガーが寄った薬局の看板も見えます。
番組では、ボンラートが運転する白のオペルが商業施設の駐車場から出るとき赤信号を無視し、他の車がスリップします。これはどうやらカーアクションを盛り上げる演出らしい。Googleストリートビューで見ると、商業施設の入口と出口は別々で、信号もありません。こうなったら自分の目で確かめに行くか(笑い)。
この施設を観察すると敷地内にドライブ・イン・シアター(Drive in Autokino Köln-Porz[※、独語])があります。そう言えば、過去にドライブ・イン・シアターが出てくる回がありました。第二チーム(スピン・オフ)第10話。ドライブ・イン・シアターのシーンだけをチェックするつもりが一本見直しちゃいました。スザンナとフランクのコンビはなつかしい。ロケ場所はここの可能性が高いと思いますが「証拠」はつかめません。ドライブ・イン・シアターは衰退しつつあるので、閉館した所かも。
●クライマックス、青い馬とその下にMMCと書かれた塔の側を通ります。調べてみるとMagic Media Companyという映画・TVの製作会社(Am Coloneum 1 50829 Köln)。
ただし、もうこの塔は解体されたらしく、青い馬はビルの屋上にあるようです。
今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事)
今話が収められているドイツ旧版DVDは独語字幕が出ます。第139話で紹介したような視聴スタイルで、ドイツ語版と日本語版の字幕を一字一句見比べながら見ました。もともと好きなジャンルのドラマであること。アクション番組なのでセリフは少な目、しかも映画のように長すぎない45分番組なので、字幕は書き出せる長さ。改めて私に取って最高のドイツ語教材だと感じます。
独語字幕は、何度聞いても絶対に聞き取れない言い回しが分かるのでありがたい。今回はそんなフレーズも含めていくつか紹介します。なお独語字幕を書き出したので、実際に話されてるフレーズとは若干異なります。ご了承下さい。
Flitzer  4分57秒頃、トムがゼミルに「Sag mal, hat Andrea ihren neuen Flitzer?(日本語字幕「なあ、アンドレアは車を?)」と言うシーン。Flitzerとは手元の電子辞書で「スポーツカー、飛ばし屋」という意味が書いてありますが、ネットで画像検索するとフィールドを素っ裸で走り回る人がヒットします。いろんな意味がある単語みたい。
Schlaumichel 10分45秒頃、監視カメラを見上げるゼミルに対して、トムが言うセリフ。原語を直訳すると「賢いミッシェル」でしょうか。でもシーンと全く合わないし、辞書にもないし、ネット検索しても手掛かりが無くお手上げです。日本語字幕の「偉そうに」は、雰囲気的にはよく合ってます。
Das geht ratz-fatz! 14分15秒過ぎ シュミットケの対応に怒ったゼミルに対して、トムが「見てもらおう」と応じるセリフ。意味は「sehr schnell(至急)」。語源はWiktionaryによると、恐らく方言の急ぐという意味のratzと同じくずたずたにするという意味のfatzenが結びついた言葉らしい。
Von Wegen, ich hab Fieber! 15分50秒頃、監視カメラの映像をチェックしていたボンラートが、車の影を見つけるシーン。日本語字幕では「ほら見ろ やっぱりだ」。この短いフレーズだと残念ながら「Fieber」を訳出できないのも仕方ないところです。ドイツ語のFieberは、英語のfeverと同じで、①発熱、②興奮すること、の意味があります。発熱してグロッキー状態のボンラートが証拠を見つけて「ヤッタぜ!」と熱狂するところがミソですね。
Bei uns ist der Kunde König 20分、オーナーのヴィーヒャートがシュミットケに言うセリフ。直訳すると「我々にとってお客様は王様です。」だけど、日本向けには日本語字幕の「お客様は神様なのよ」が最適でしょうね。 言い方は違えど、同じ考え方なか。
2013.10.27掲載
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介