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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第13シーズン 第186話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Himmelfahrtskommando(直訳:決死の任務) | |||||||||||||||||
マルクス・ラーンとトーマス・ヤコブスは、高級ホテルで行われている表向き豪勢な、実のところポーカー賭博場を襲い、逃走中激しい事故に遭う。 ヤコブスは、重傷を負った共犯のマルクスを、情け容赦なく見殺しにする。ヤコブスは消え去った戦利品にか興味がない。そして追うベンとゼミルの銃撃から逃れた。マルクスもまた逃げのびた。そして若い神父ヨハネス・ヘルマーの教会に身を潜める。神父は、田舎へ左遷された自分の平凡な運命を恨んでいる。ヤコブスは、行方が分からない共犯者の担保として、マルクスの娘ジェニーを人質にする。ヤコブスは、マルクスが怪我のため動けずに教会にいることなど、知るよしもなかった。 ヨハネスは密告するどころか、怪我で動けないマルクスに代わって罪のないジェニーを救い出すことにした。しかし、前提条件を出す。解決後自首するようにと。そのため、ヨハネスは教会の入り口で家宅不可侵権を盾にゼミルを追っ払う。教会はそれ以降監視される。ヨハネスは戦利品を預かり、人質となっているジェニーとの交換に向かうが失敗。襲撃の際ガードマンを殺した容疑がマルクスにかけられていることを知ったヨハネスは、自らの約束に縛られてしまってジレンマに陥る…。 (www.rtl.deを参考にしました)2009.4.10掲載、2009.4.18一部修正 |
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Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ゲスト出演のみ紹介●マルクス・メイヤー(ヨハネス・ヘルマー)、デニス・ペトコヴィック(トーマス・ヤコブス)、マルクス・ショイマン(マルクス・ラーン)、メラニー・ブロックスドルフ | |||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
冒頭からカーアクションに銃撃戦とは凄まじい。いきなりクライマックスみたい。加えてアッと驚く、先が読めないシナリオ。通常番組としては十分な出来だと思います。 冒頭、ゼミルは姑さん(アンドレアの母)と電話中。義母の気遣いは、時としてお節介にも感じるものですよね。犯人が乗り捨てたバイクが教会の近くで見つかったとの情報で、義母の住まいの近くだ、と血相を変えて急行するゼミル。このあたりの優しさはゼミルならでは。ゼミルから「ゲーカーンです」と自己紹介された神父は、すぐに気づく。義母から娘婿が警官である話を聞いていた模様。 以下の文章は、番組展開と直接関係ありません。駄文が長くなってしまい恐縮です。よろしかったお読み下さい。 |
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教会堂建築 教会が出てきます。日本でも京都、奈良などの古都を巡れば、古寺参観となりますが、それはドイツも同じ。ドイツに滞在した1年間、語学学校に通うかたわら、週末そして夏・冬休み、延べて170日くらい旅行して90の都市を訪れました。今思えば何と贅沢な時間を過ごしたことか。帰国後、大学4年生に復学して、卒論のテーマは「西ドイツとその近辺の教会堂建築について」。だから今回一番興味があったのが舞台となった教会。教会のウンチクを始めると長くなってしまうので、今回は旅行者にも役立つ基本的なお話だけにしますので、お付き合い下さい。教会の建築様式は古い方から「ロマネスク」「ゴシック」「バロック」。この三つを押さえておけばOK。 |
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Himmelfahrtskommando決死的任務(ドイツ語学習者向け記事ですが、映画ファンにも参考になります) 今回のタイトルは長いですね。ドイツ語を習い始めた頃、長い単語の切れ目が分からず苦労していました。このサイトにお越し下さる方に、今更初心者向けの解説は不要かと思いますが、お付き合い下さい。 分けて書くなら、Himmel・fahrts・kommando Himmel 天、天国 Fahren 運転、ドライブ ふたつを組み合わせるとHimmelfahrtで「昇天」「自殺的行為」。 更に「Kommando 指令、司令部」を付け加えると決死的任務、決死隊。 長い単語でも、構成されている基本的な単語を知っていれば、ある程度意味が推測できますね。 神父が重要な役割を果たし、教会もでてくる話は第58話にもありました。改めて見直したら、第58話こそHimmelfahrtskommandoでしたね。 そうそうお目にかかる単語とは言えないのに、立て続けに別のTVドラマで目にしました。それは、Mogadischu(ハイジャック181)>専用ページ参照。 |
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主の祈り Vaterunser | |||||||||||||||||
クライマックスでヘルマー神父が祈りを捧げます。 もしかしてこれはと、Mogadischuの原作本にあった一文を思い出しました。Mogadischuのドラマでもこのシーンはあり、上に記載した客室乗務員が管制塔へ連絡するのと前後して、死を覚悟した乗客達が祈りを捧げます。機内で一人が「主の祈り」唱え出すと、自然発生的に乗客達が揃って繰り返し唱えていました。 番組へ戻って、ヘルマー神父も、死を意識して自分自身を落ち着かせるために祈りを捧げたような感じでした。 カトリック信者にとって「主の祈り」は、身に染みついているフレーズなんでしょう。名ばかりの仏教徒には理解が及ばない世界です。 |
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最後までお読みいただきありがとうございました。2009.4.18 | |||||||||||||||||
ansehen 見る | |||||||||||||||||
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Mogadischu ハイジャック181 | |||||||||||||||||
専用ページを作りました。2013.12.8 | |||||||||||||||||
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介