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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第25シーズン 第347話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Der Neue(直訳:新人) | |||||||||||||||||
タイトルにある「男性の新人」とは誰か。生みの親を探す旅 | |||||||||||||||||
Episodebeschreibung シナリオ | |||||||||||||||||
高速警察隊の新人、ヴィキーとマックスは18才のラリッサの誘拐犯を探す。 一方、ラリッサは自らも誘拐犯であり、10歳のフラフィオを支配下に置いていることがわかった。 世間からの圧力を受けたマックスはジャーナリストを殴り倒してしまい、停職処分を受ける。それを受けて高速警察隊の新隊長クラマーは、ゼミルを復職させ、ヴィキーと共に事件に当たらせる。(www.rtl.deを参考にしました)2021.4.1掲載 |
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Darsteller(Rolle) 出演者(役名) | |||||||||||||||||
ゲスト出演のみ紹介●マーレーネ・ブロウ(ラリッサ・グレヴェ)、マーツェロ・デ・ナード(アレザンドロ・ぺツェラ)、マティアス・コム(ラリッサの義父ユリウス・グレヴェ)、レオナルド・ロジク(フラフィオ)、マーク・フッシャー(ジャーナリスト)、ラルフ・ドレクスレア(ニルス・シェレア) | |||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
インターネットでドイツ語版を見た印象 | |||||||||||||||||
●三つの謎 1.本筋の事件 2.ゼミルの母は故郷トルコで何があったのか 3.ゼミルの新相棒ヴィキーのドルトムントにおける過去 当然[1]はクライマックスまでに解凍しますが、[1][2]は次話以降に続く前触れを主に言葉で説明があり、拙い語学力では苦労します。 [2]突然解放された母は、ケルン・ボン空港でゼミルに「いずれ話すね。」 [3]ヴィキーとゼミルがドルトムントを訪れると、男がゼミルに「(ヴィキーは)危険だ。後で電話する」と忠告。 ●シナリオの補足とロケ地探訪 冒頭はケルン中心部の空撮。冒頭はライン川に架かる鉄道橋のSüdbrücke 南橋(ロケ地探訪第5弾>51-6 南橋参照)のようですが、背景が現実と異なるので自信がありません。 |
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写真347-1 南橋(2015年撮影) | |||||||||||||||||
続いてケルン中央駅とホーエンツォレルン橋。常時乗降客であふれているケルン中央駅でのロケは苦労が多かったことでしょう。その後はどこかの工場。 そして中央図書館があるJosef-Haubrich-Hof ヨセフ=ハウフリッヒ=ホーフ付近の空撮と共に、「女性が誘拐された。」というダナの緊急指令。 高速道路の高架橋に、ヴィキーとマックスがBMWで現れます。開通前に貸し切ったかな。調べたところ高速46号線にある2019年11月に開通したAutobahnbrücke Talbrücke Nuttlar ヌットラー・タール橋。延長660m、高さ115m。ところがトランクルームで発見されたのは「男」だった。 隊の取調室で、ヴィキーとマックスが男に問います。 ヴィキー:イタリア国籍のアレザンドロ・ぺツェラだね。この写真は息子か。どうして旅券を持っていたのか。 ぺツェラ:この女性が息子を誘拐した。そしてのらりくらりとはぐらかします。後でペツェラは育ての親だと分かります。 誘拐された女性は、13歳で行方不明となり、5年間ぶりに姿を現したラリッサ・グレヴェ。 それでヴィキーとマックスはラリッサの父を訪ねますが、娘が行方不明になったことについて、父には後ろめたさがあるらしい。 それとダナは彼氏マックスのことを父ゼミルに話していなかったようで、隊のロッカー・ルームでうっかり口を滑らせたヴィキーは気まずそうでした。 |
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●アース・エンジェル - マーヴィン・ベリー&スターライターズ Earth Angel (Will You Be Mine) - Marvin Berry & The Starlighters 冒頭の高架橋、車のトランクルームに閉じ込められた男がトントンとするシーンでカーラジオから流れる曲。この番組でアメリカのオールディーズが流れるとは何かウラがありそう。 バック・トゥ・ザ・フューチャー(米1985)の後半、主人公のマイケル・J・フォックス演じるマーティ・マクフライが車のトランクルームに閉じ込められます。車のキーはトランクルームの中。こじ開けたバンドマンが手をケガしてしまい、代わりにマーティンがステージ上でエレキギターを弾きます。曲はアース・エンジェル。 しかも番組では、オリジナルの「ザ・ペンギンズ the Penguins」版ではなく、同映画の劇中で演奏する架空バンド「マーヴィン・ベリー&スターライターズ」版が流れます。 当番組の第16シーズンでは、同映画のタイムマシン「デロリアン」も登場するので、今話も同映画へのオマージュかな。 ●タイトル「Der Neue 新人」について ゼミルの新相棒が女性だとアナウンスされていたので、日本語で「新人」と書くと、新人はヴィキーだろうと思います。 ところが定冠詞の「Der」は単数男性を意味するので、ドイツ人は「?」と思ったはず。いったい男性の新人とは。 もう少し解説すると、ヴィキーなら女性単数定冠詞「Die」。高速警察隊の新面々なら、複数形定冠詞の「Die」。つまり「Die」は女性単数と(男女問わず)複数の意味がありますが、「Der」だと男性単数に限定されます。 では男性の「ただ一人」の新人とは。これはKapitel2の7分半頃、拍手で迎えられる「新人」がその人かな。2021.4.26掲載、2023.8.13一部修正 |
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ドイツ版DVDを見た印象 | |||||||||||||||||
2023年春、ドイツ旅行で購入したドイツ版DVD(独語字幕なし)で視聴。 クライマックスのアクションシーンは、ヘリを飛ばし、二輪車やトレーラーのクラッシュがあり、見ごたえがありました。 ●夜のケルン・ボン空港 16分過ぎ、トルコから帰国したゼミルと母をダナが出迎えます。 ロケ場所はケルン・ボン空港。第334話写真334-1。案内板の大きな[D]の文字が目印。 ●コブラ11ドルトムント警察本部へ 隊舎にゼミルが現れ、「お試し」という条件付きで復帰。さっそく進行中の事件を捜査。ドルトムント警察本部へ異動した元同僚を訪ねます。 25分12秒TV画面はドルトムント駅前の空撮。左手に駅舎、右側の半円形の建物は Stadt- und Landesbibliothek Dortmund 市及び州立図書館。その背後に高層ビル群が見えます。 |
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ドルトムント中央駅前(2017年春撮影) | ケルン・カルカー中央通り(2023年春撮影) | ||||||||||||||||
左:図書館と高層ビル群。ドルトムント中央駅前で2017年春に撮影。 右:その後、コブラ11はドルトムントの市街地を走ります。治安が悪そう。ドルトムントってそんなに危ないのかな。 ヴィッキー:「そこに住んでいた。」 ゼミル:「なぜドルトムントを離れたんだ。」 ヴィッキー:「新しい将来のため・・・。」 設定ではドルトムントですが、この通りはロケ地探訪第十弾その2>102-3 カウフホーフ・ケルン・カルクで紹介したケルン・カルカー中央通り。California Sunのカラフルな看板を過ぎると、この写真の左側に映っている「Mit und ohne Termin(予約の有無に関わらず)」がしっかり読めます。その次に映る Smart Center は通りの対面にあるので、この通りを往復しながら撮影したもよう。 次の空撮は、再びドルトムントの中心部でした。 27分25秒、元同僚から助言を受けたゼミルが見せる困ったような表情が絶妙。いつ見ても円熟した演技は素晴らしい。2023.8.13追記。 |
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2024年春ロケ地を訪れました。ロケ地探訪第11弾 11-4 ヌットラー・タール高速道路橋 高さは115mあり、下から眺めると圧巻です。2024.7.23追記。 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介