|
アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||
第6シーズン 第85話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Bis zum bitteren Ende (直訳:苦い結末まで) | |||||||||||||||||
トムとゼミルは、高速道路で追跡し身柄を確保した容疑者を取り調べる。ルドルフ・ベーマンだ。彼は警察の人間で、パーキングエリアで相棒のマルティン・フィッシャーを射殺した容疑がかけられている。ベーマンは無実を主張するも、証拠が揃っていて八方ふさがりに。そして突然取り乱し、警官の拳銃を奪って、秘書のアンドレア、コブラ11の同僚の制服警官ボンラート、ヘルツベルガーを人質に取り、署に立てこもった。SEK(特別機動部隊)が署を取り囲む。トム、ゼミル、エンゲルハート隊長は手が出せず、ただ状況を見守るしかなかった。動きがあった。誘拐犯はゼミルに提案する。その前に誘拐犯は、良識を示してボンラートとヘルツベルガーを解放した。SEKが見守る中、誘拐犯と向かい合ったゼミルは提案を受ける。ユルゲン・ブラスケという名前の男を捜し出してくれというのだ。自分は陰謀の犠牲者であり、ブラスケが事件を解決する鍵だと。ゼミルは相棒のトムから心強い応援を得る。ベーマンは、無実を証明することが出来なければアンドレアを殺すと脅した。トムとゼミルは、3日前にガサ入れし大量のコカインを押収したナイトクラブでユルゲン・ブラスケを発見。ブラスケは秘密捜査官であることを明かした。ガサ入れの手掛かりをもたらしたのはブラスケだった。そして更に事情を知っている。ガサ入れの間に5kgのコカインが跡形もなく無くなったのだ。これは即ち、同僚、おそらくSEK隊員が麻薬を横領したことを意味している。 三人は待ち伏せに合い、ブラスケが撃たれた。この結果、トムとゼミルはベーマンの無実を確信するも、証人を失った。やっとフィッシャーを殺した真犯人がSEK隊員である証拠をつかんだ。時間との戦いが始まった。ブラスケの死を知ったベーマンは、逃亡するため署から出ようとしている。外では警察の制服を着た殺し屋が待っている。そしてアンドレアは、銃口のど真ん中にいる…。 (www.episodeworld.comを参考しにました)2009.1.17掲載。2009.8.15一部修正。 |
|||||||||||||||||
Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ゲスト出演のみ紹介●Hansa Czypionka (Rudolf Behrmann)、Thomas Pohn (Jürgen Blaske)、Stefanie Mensing (Anja Dahlhaus)、Christian Koerner (Hamacher[SEK指揮官])、Christoph Lindert (Peters) | |||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
通常番組として十分面白い。 冒頭で役者が揃います。アンドレアが人質に取られ、これでゼミルが燃えないハズがない。また、署の周りをSEKが取り囲み、一波乱ある予感。 籠城(ろうじょう)事件だから、動きは期待出来ないだろうと思っていたら、中盤、クライマックスのカーアクションも抜かりなく用意されていました。 シナリオは緊張感が続き、裏切り者は誰だろうかと最後まで引っ張ってくれます。ロマンスや、ボンラートとヘルツベルガーのドタバタ劇とは無縁で、ある意味最初から最後までシリアス・ドラマなのですが、第11~12シーズンのクリスのような重厚さを不思議と感じないため、気楽に見ることが出来ました。冒頭でゼミルが見ている大衆紙の女性は、多分別人なんだろうけど、三代目隊長役カティヤ・ヴォイヴォートに似てるな~。 中盤トムが、州刑事局のシュテファニー・メンジングが演じるアニャ・ダールハウスを訪ねます。部屋に入るなり、窓口にいた局員は、トムが誰を訪ねたか察したようで、あそこだよ指さします。トムはいきなりファーストネームで声かけるし、アニァも招かざる旧知に対する口振り。二人の会話は仕事だけでしたが、過去に関係があったような気配。気になるな~。 アンドレアとゼミルの関係(青色は、私の印象) 冒頭、アンドレアがゼミルに「父の誕生日なので、一緒に行くか行かないか返事を頂戴」と言います。ゼミルはトムの友達と約束があるみたいな、出来の悪い言い訳をします。アンドレアは父にゼミルを紹介したいらしい。ナルホド、二人の関係はそこまで進みましたか(笑い)。 クライマックス。本筋の事件とは無関係なので、ネタバレをお許し下さい。 隊長:報告書は誰が書くの。 ゼミル:・・・ トム:俺がやります。アンドレアがゼミルを両親に紹介するので。 苦笑いのゼミル(何とも言えない不可解な表情。いつ見ても卓越した演技力のある役者さんですね。) ゼミルを抱きしめ、喜ぶアンドレア(事件解決に加えて二人の関係も戻って嬉しい気分) 署の周囲 署の周囲がこれだけ写るのは珍しい。まずSEKが署の正面に到着すると、署の建物に向かい合って別の白い平家建の建物があります。署のバックヤード、つまり建物内側から見るとコブラ11の執務室がある側は駐車場、そしてその先に高速道路。署の壁はレンガ張り。多分どこかのサービスエリアを借りて、撮影しているんでしょう。第75話ではバックヤードの先に建物があったんだけど、取り壊したかな(笑い)。SEKの指揮官は、第64話で連邦刑事局の捜査官でした。 誤訳しました(ドイツ語学習者向け記事) あまりにもお粗末過ぎて赤恥ですが、恥を忍んで書かせて下さい。原文で、「Doch dann bittet der Geiselnehmer Semir zu sich. Vorher lässt er als Zeichen seines guten Willens Bonrath und Herzberger gehen. 」に対して、当初の訳は「誘拐犯はゼミルに提案する。事前にゼミルは、ボンラートとヘルツベルガーへ誘拐犯を説得するようサインを送っていた。」としていました。番組を見ると展開と異なります。再度原文を読み直したら、erが「Semir」ではなく「Geiselnehmer」を指している模様。修正後の訳は「・・・。その前に誘拐犯は、良識を示してボンラートとヘルツベルガーを解放した。」 いかがでしょう。趣味のドイツ語なので拙訳をお許し下さい。もっと適訳があれご教授下さい。2009.8.15 |
|||||||||||||||||
ansehen 見る | |||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||
|
Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介