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第22シーズン 第301話 日本未公開
Preis der Freundschaft(直訳:友情の値段)
パウルは、親友の命を救うため、失職を覚悟して「心臓」を追う。
アクションの見どころは「爆発シーン」。そしてスポーツカー。
Episodebeschreibung シナリオ
今回の主役はパウルだ。仲の良かった同級生ルイス・ハースは緊急手術を必要としている。より正確に言えば、心臓移植だ。しかし彼の希望は、悪徳臓器売買人によって打ち砕かれる。パウルは旧友を見殺しにできない。彼には運命の夏の夜の借りがあった。二人が間違いを犯した事を、ルイスは今日まで引きずっていた。
しかし困ったことにパウルは、地獄の厨房で仕事する。ゼミルは時間との戦いだ。ルイスの救急救命手術を心配しつつ、同時に情け容赦ない狩りの標的になっているパウルを救い出さなければならない。その際、悪徳臓器売買人だけでなく、同僚をも敵にまわすことに・・・。(www.rtl.deを参考にしました)2017.10.1掲載
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●マーセル・グラウヒェ(ルイス・ハース)、フィリップ・ペータース(悪徳臓器売買人ファルク・ベレンドルフ)、アンナ・フォン・ヘブラー(アニカ・ヘルシェル医師)、アントン・アンドリュー(ジーモン・リレンコ)、ベンヤミン・ヘプナー(指揮官ツィルヒャー)
Eindruck 印象
インターネットでドイツ語版を見た印象
今回のメインはパウルと親友のルイスですが、ゼミルがいい味出してます。暴走するパウルへ、緩急いろいろな玉を繰り出し、円熟したサポートが素晴らしい。物理的距離は一歩離れているけど「あうんの呼吸」で息の合ったコンビ「コブラ11」でした。
今回のアクションは、冒頭、フラシュバック、クライマックスの3本立て爆発シーンが見どころ。また、ドイツ車以外のスポーツカーも(紫色で表示)。
ロケ地探訪しながらシナリオの補足
今回は悲しいかな半分も聞き取れません。オフィシャルな会話はまだマシですが、ゼミルとパウルの日常会話、そして病人のルイスは、屋上での威勢のよさを除けばベッドの上でボソボソ話すので、お手上げ。かなり憶測も含むので間違っていたらゴメンナサイ。
●電車のインビス Essbahn Josef-Lammerting-Allee 7–13, 50933 Köln 注1
写真301-1 ベルリンSバーン 2012年撮影
冒頭、コブラ11が朝食を食べるシーンは、ケルン中央駅から西へ約6km、KonferenzZentrum des TechnologieParks Kölnにある電車のインビス。Technologie Park(※、独語)に画像があります。
番組で時計は7時35分を指していましたが、実際の営業時間は10時~16時。
でもケルンにベルリンのSバーンの古い車両があるなんて。左はベルリンのSバーン。配色が番組の電車と同じ。
ゼミルらはケバブや肉の種類などについて話していますが、よく分かりません。紙皿に盛られた料理をキャプチャーしたので、次回のロケ地探訪では同じものを食べてみたい。
●奪取された救急車を、コブラ11は赤いFord Mustang GTを借用し、高速道路上で追います。この車のナンバーは「K QA 4999」。特徴的な番号で過去に見たことがあるような・・・。
●隊長室で。隊長の説明によれば、奪われた車は欧州全域をテリトリーとするオランダの臓器輸送機関の車で、移送は48時間がリミットらしい。
パウルが患者について尋ねると、隊長は「公式には、守秘義務があって・・・」と口を濁しつつ、「待機リストには5人が記載されている。」と答えます。
この情報を、隊長は州刑事局の正規ルートから得たと答えますが、コブラ11は、色気を使ったと受け取って、笑いが止まりません。
そして、待機リストの一番目は、パウルと仲の良かった同級生ルイス・ハース。
それで、コブラ11がルイスがいる公立病院へ向かったら、ルイスは屋上から飛び降りようとしていた。ルイスによれば、延命の薬はもう受けられない。唯一の望みは心臓移植。
●ここで疑問が湧きます。親友の心臓移植を知らないなんて不自然。
車中でパウルが答えていました。Kapitel1の15分頃にあるフラシュバック。コンテナターミナルでの爆発事故の後、ルイスが雲隠れして音信不通になったとのこと。
後でルイスはジェニーに、「警察学校に行っていたパウルに迷惑をかけたくなかった。(聞き取りにあまり自信がありません)」と話していました。
●もう一つ、Uniklinik der Stadt Kölnは、架空の公立病院。ロケ地は画面をヒントに「捜査」してみましたが、どうしても尋ね当たりません。
●スザンネが、ケルン周辺での心臓移植を調べると、私立病院を相手にする臓器売買人ベレンドルフが浮かんだ。マリーンブルクの高級イタリアン・レストラン・マッシモでの会合予定が入っている。コブラ11はそのレストランに急行。
ベレンドルフを演じるフィリップ・ペータースは、この番組には初出演だけど、見慣れた顔。なぜだろうと調べたら、舞台背景>スパイ・エンジェル(2002-05 RTL)でボス役でした。
フィスカー・カルマ Fisker Karma
ベルンドルフが乗る黒のスポーツカーのエレガントなボディラインに一目惚れ。フロントのエンブレムが画面に映りますが、はっきり読み取れず「捜査」に時間を要しました。もともとプラグ・イン・ハイブリッドですが、変遷があるようで、詳しくはウィキペディア(※、日本語)をご覧ください。番組ではガソリン・エンジンで動いていました。
●スザンネがベルンドルフの身辺を調べると、息子の心臓移植のためにカザフスタンのリレンコ一家が1週間前からアイフェルのホテルに滞在中。
ゼミルが待てと言うのに、パウルは単身、ホテルに近いゾルボス・クリニックへ。
●ボンの研究所 Ludwig-Erhard-Allee 2, 53175 Bonn
Caesar (center of advanced european studies and research) ゾルボス・クリニックのロケ地。注2
●パウルは心臓を奪回したものの、隠れるために入った病室には、心臓移植を待つジーモン・リレンコがいた。パウルは事情を説明。ジーモンは「父は犯罪者じゃない。どうして臓器売買人ベレンドルフを逮捕しないのか。その心臓を持って行くと、自分は死ぬ。」と問い詰めます。パウルは「証拠が揃ってなくて・・・。」と答えるものの、親友とジーモンのどちらを助けるか、難しい選択を迫られます。
ここでおよそ半分なので、このあたりで勘弁してください。
●アイフェル山中のキャンプ場 Ahrstraße 0, 53533 Dorsel
この後、アルファロメオ・ジュリアクアドリフォリオAlfa Romeo Giulia Quadrifoglioを借用し、パウルが逃げ込むLandhaus Stahlhütte(カントリーハウス 鉄の山小屋) は、ケルンから南へ約90km、アイフェルの山中ニュルブルクリンクに近いキャンプ場らしい。公式サイト(※、独語)。番組で珍しく看板が堂々と映ったので、「訪れてください」でしょうから、次回のロケ地探訪では是非行きます。アイフェル山地は、リフレッシュにはもってこいの自然公園なので、気に入っています。注3
●終盤、ルイスの手術を待つ間、ジェニーがパウルの肩をなでていました。うまくいきそうな予感。
2017.10.7掲載、10.8最終更新
注1:2018年春、電車のインビスへ行って、軽い昼食。ロケ地探訪第八弾その2>82-4 電車のインビス
注2:同じくボンの研究所Caesar(center of advanced european studies and research)へ行きました。過去の回のロケ地も判明するという思わぬ収穫も。ロケ地探訪第八弾その1>81-5 ボンの研究所
注3:同じくカントリーハウス 鉄の山小屋も訪問。キャンプ場は営業していましたが、このレストランは休業中。ロケ地探訪第八弾その1>81-7 カントリーハウス 鉄の山小屋
2018.6.17追記、7.1最終更新。
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介