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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第15シーズン 第203話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Der letzte Tag(直訳:最後の日) | |||||||||||||||||
ゼミルのいとこアラジンが秘密捜査官みたいな活躍。しかしそれだけでは終わらない。更にもうひとりのキーマン登場。ゼミルファンには絶対に見逃せない1本。 | |||||||||||||||||
Episodebeschreibung シナリオ | |||||||||||||||||
コブラ11は三人組の銀行強盗とカーチェイス。追跡は、高速道路の延伸部分のおごそかな開通式に出くわした。そして出席していた内務大臣のひんしゅくを買う。 二人は左遷される事になった。しかしわずかな望みが残されていた。高速警察隊で許された残りわずかな勤務期間中に捜査の成果を上げればよいのだ。そして全力で仕事に取り組み、間もなく驚くべき発見をする。三人だと思われていた容疑者が、実はよりによってゼミルのいとこアラジンを含めた四人組だったのだ。アラジンは別件で逮捕・勾留されているが、条件をのんでもらえばベンとゼミルを助けるつもりだ。条件とは、妹の結婚式のためにコブラ11の監視下1日だけ拘置所から出してもらうというものだ。トリオと言うには似てもにつかない3人は、協力して残りの犯人を探す。しかしコブラ11が望むように進むはずはない。アラジンの本性があらわになる。彼の頭には悪だくみの渦が...。(www.rtl.deを参考にしました)2010.9.5掲載、9.26一部修正 |
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Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ゲスト出演のみ紹介●Fahri Ogün Yardim (アラジン・ゲーカーン)、ビューレント・シャリフ(三人組のリーダー、ハーカーン)、 トビアス・リヒト(銀行警備員エリック・マットフェルト)、ディートリッヒ・アダム(銀行家)、Tayfun Bademsoy(ゼミルの叔父アーメット・ゲーカーン)、Erdal Kacar(鍵屋ケーマル・ゲーカーン) | |||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
ゼミルのいとこ登場 別のいとこが第25話(1998,第2シーズン)に登場したことがあり、私の記憶に間違いなければこれで二人目。シナリオを読む限りアラジンが、ゼミルとの親族関係か又は悪行仲間との友人関係を取るかの葛藤がテーマでしょうかね。 ところでゼミルの親・兄弟って会話には出てきても、第8シーズンTVムービーの結婚式でも画面には登場しなかったですね。Q&A>ゼミルについてで書きましたが、 父は亡くなったらしい(第189話での会話)。 母はトルコにいるらしい(第12話、電話口での会話。但し、その後の消息は不明) 兄弟(姉妹)がトルコにいるはず(第5話で「ゲームボーイをトルコにいる甥っ子に送る」と言っている)。ここまでは放送前の2010.9.5に掲載しました。 |
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またまたやられた! 私の読みどおりに番組が進んだら単なるマンネリ番組。それが予想を超える展開にア然。実は視聴者にとって本筋の事件よりも鍵屋の男が一番の重要人物。 何度も笑わせてもらい、最後は胸が熱くなって、よくできたゼミルの人間ドラマに仕上がっています。 ゲスト出演 アラジンは愉快なキャラですね。披露宴の銃撃戦の後、ゼミルが叔父アーメットに「アラジンは007のような秘密捜査官をしていた」とウソを言います(真顔で言うゼミルを見てると笑っちゃいますね)。アラジンもアラジンで、トルコ人のジェームスボンドだ、とその気になって捜査に協力。 披露宴のシーンで、アラジンがゼミルに「ロボコップ」と言ったみたいだったんですが、聞き間違いかな~。 ハーカーン役ビューレント・シャリフBülent SharifはGSG-9に出演しているので見慣れた方も多いと思います。 カーアクション 雪が残る道路を、乾いた路面のように走らせるなんて凄い。あちらではアイスバーン (独語 Eisbahn[但し、本来の意味はスケートリンク]) にならないよう凍結防止剤(塩化カルシウム)をバンバンまいていた印象があるので、慣れるとそれほど恐くないと思いますが、それでも運転テクニックがいるでしょうね。歩道も凍結防止剤のお陰で凍らずにザクザクでした(写真は、寮から見た雪景色。写真にマウスポインター乗せると、雪が消えます)。 中盤、コブラ11はドネルケバプ(Dönerkebab)の移動販売車で追跡(トルコ名物ドネルケバプについては第125話参照)。ゼミルは「ドネル警察だ(Döner-polizei)」だと言っています。アウトバーンコップは本国で木曜日(Donnerstag)に放送されるため「雷警察(Donner-polizei[スペルは未確認])」とも呼ばれているためそれにかけてあるんでしょう。DönerとDonnerは、似た発音であっても「たこ焼き警察」と「サンダー警察」くらい硬軟の差があって愉快。 アクションシーン クライマックス。コブラ11が、追いつめた犯人に対して「銃を降ろせ」と言うシーン。よくありそうな何気ないシーンですが、この番組ではバンバン撃ち合ってささっと決着をつける事が多いので、対峙するシーンを引っ張ると、いったいどうなるんだろうとドキドキして見ていました。 シナリオの補足 ●開通式をメチャクチャにされた内務大臣は、高速警察隊に乗り込んでコブラ11の左遷を通告。既に決まったことで隊長も手が出せない。コブラ11に残された時間は今日1日だけ。 ●110番通報の発信元が分かった。銀行に向かうコブラ11。 ●ハルトムートが監視カメラの記録を調べると、銀行強盗のトリオは4ヵ月前の事件と同一犯だった。その事件では運転手役の「第4の男」だけが捕まっていた。第4の男は、ゼミルのいとこアラジンだ。 ●コブラ11は、拘置所のアラジンを訪ねる。アラジンは妹の結婚式のために迎えに来てくれたのかと喜ぶが、ゼミルはその席に呼ばれていなかった。アラジンは妹の結婚式への出席を交換条件に、銀行強盗のリーダー・ハーカーンを探すことに協力する。 ●コブラ11とアラジンはトルコ人街へ。アラジンは、知り合いからハーカーンの居場所を聞き出す。 ●3人はトルコ風呂へ。アラジンは親族、友人に対してオーストラリアへ行ったことにしていたらしい。ゼミルは口達者なアラジンに手を焼く。アラジンは「ゼミルに弟がいる」と口を滑らせる。初耳だったベンは驚く(私ものけぞりました!だってゼミルは10年以上この番組のキャラでありながら、親兄弟は謎だらけだったし、まさか今話で兄弟の話まで出てくるとは予想していなかったので)。ゼミルが「こら!」とアラジンを平手打ち。 3人を認識したハーカーンは車を奪って逃げる。 ●警察の控え室で。隊長が来るまで身の上話をするゼミル。自分が警官になったことで親兄弟とうまくいかなくなったらしい(第189話もご覧下さい)。 このあたりまででいかがでしょうか。 今回のドイツ語 Das türkische Bad 直訳すると「トルコ風呂」なんですが、「トルコ風呂」と聞くと私たちの世代はいかがわしい場所を思い出し、気持ちが浮ついちゃいます。番組でもわかるとおり本来はハンマームと呼ばれる健全な場所。 管理人の独り言 独語の授業を受ける夢を見ました。独文のテキストを朗読するのですが、なかなかスムーズに声が出ません。こんな事なら予習をしっかりしておけばよかった・・・と悔やんだところ、先生がなんとエンゲルハート隊長でした。幸せな夢だったな~(笑い)。 長い文章を最後までお読みいただきありがとうございました。今話の理解に少しでも役に立てば光栄です。2010.9.27 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介