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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第19シーズン 第253話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Tote kehren nicht zurück (直訳:死者は戻らない) | |||||||||||||||||
アレックスの過去が徐々に明らかになる。 カーアクションに加えてボディアクションも盛りだくさん。クライマックス、ゼミルと悪人との一騎打ちが、西部劇の撃ち合いみたいで格好良かった。 |
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Episodebeschreibung シナリオ | |||||||||||||||||
ゼミルとアレックスは、麻薬密売人を手玉に取ろうとした。そのときアレックスは逃げた犯人の顔に見覚えがあった。その特徴ある顔の主は、かつて逮捕の際に死んだはずだ。 アレックスは全身に戦慄が走る。もしあの顔の主がまだ生きているのなら、あれは全てでっち上げだったことになる。そして当時アレックスが収監される原因となった、死んだはずの仲間ふたりも、この世にまだいるのか。 ゼミルは相棒の味方となり、アレックスの暗い過去を暴くべく危険な任務に邁進する。(www.rtl.deを参考にしました)2014.4.23掲載。 |
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Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ヴァイネ・カルペンダーレ(マッツ・ヴォルマー)、グドルン・ランドグレーベ(母マリアーネ・ブロイヤー)、パトリック・フォン・ブルーメ(ヴェルナー・シュシュター)、ダビッド・シェラー(シュパイク)、ピッコ・フォン・グローテ(娘ザーラ・ブロイヤー)、クリストファー・ドマンスキー(クリストフ・コヴァルスキー)、アンネケ・シュヴァーベ(アストリット・ヨハンゾン) | |||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
ロケ地探訪とシナリオの補足 通常番組として十分な出来。カーアクションに加えてボディ・アクションも盛りだくさん。あんなにアレックスが血の気が多く、喧嘩早いとは。ゼミルは手こずってましたね。ただ、アレックスの言い分を全面的に信用して、いい先輩ぷりでした。 唯一、ゲスト出演が多く、第249話のフラッシュバックもあるため、聞き取れないと少々わかりずらいのが難点。日本語版に期待します。ただ話しは単純なので私の貧弱な語学力でも十分楽しめました。 冒頭、銃撃戦からカーアクションへ続きクライマックスのようなハイテンション。加えて2週間前にロケ地を訪れてきたばかり(以下、「ロケ地探訪第4弾」という)だったので懐かしさの連続で画面に釘付け。全く身勝手ですがロケ地探訪を中心にシナリオの補足を書かせてください。管理人の思い入れによる独り言が多くなりましたが、個人運営のサイトなのでお許しください。 |
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冒頭、アンドレアがゼミルの見送りを受けてICE(インターシティ・エクスプレス)に乗車。ケルン中央駅始発9:23、ベルリン東駅行きICE847便。驚きました。実はロケ地探訪第4弾で、この駅からフランクフルト空港駅まで乗ったばかりだったので。左の写真は3年前に撮影した番組と同じ5番ホーム(ロケ地探訪2>ケルン中央駅に掲載した写真2-A-2を再掲)。3年前、時間帯は違いますがアンドレアが乗った列車と同じ方向の列車に同じホームから乗りました。ケルンは100万都市。その中央駅なのでいつ行っても乗降客であふれています。そんな駅でのロケは大変だし、列車の窓ガラス越しに「Köln
Hbf(ケルン中央駅)」の駅名看板。周到に準備されていることがわかるし、困難にもめげないスタッフに感服します。 ICE847便を調べるために、ネット検索していたら、列車の運行状況を表示したサイトがありました。Zugfinder-Verspätungsdaten zu Zug ICE 847(※、独語)。調べた5月19日時点で、過去50日間の平均遅延時間は8分。定刻(5分遅れまでを含む)率は68.6%とあります。表中、最大の遅延は40分。ドイツを列車で旅行する場合、乗り継ぎには十分な余裕が必要です。私も駅で列車を待っていて、珍しく時間どおりに来たなと思ったら1時間前の列車だったということがありました。 ところでアンドレアは5日間のセミナーらしい。子供達はアンドレアの親に預けたもよう。アンドレアが「指輪はいつからしていないの?」と尋ねると、ゼミルは「俺たち決断したよな。(と答えたように聞こえましたが間違っていたらゴメンナサイ)」。アンドレアは複雑な表情でした。新恋人とはちょっと距離があるようだし、この番組にソープドラマは期待していないのですが、毎回繰り返されると否応なしに気になるな~。ゼミルに新しいロマンスが始まらないということは、何か裏があるような・・・ その後、駅構内のHotspotと地下駐車場はノーマークでした。次回は探訪してみたい。そして、このシーズンではたびたび出てくる、どこか建設中の高速道路でのカー・アクションシーン。ゼミルが火だるまにならなくてよかった。 アレックスは、元上司マリアーネ・ブロイヤーを訪ねますが、在宅していたのは花嫁姿の娘ザーラ・ブロイヤー。驚く二人。アレックスはザーラと恋仲だったらしい。ところが刑務所に収監されたためおじゃんに。そしてザーラはアレックスの元同僚マッツ・ヴォルマーと次の土曜日に結婚するらしい。 検死によれば死んだ男の身元はまだ分からない。防犯カメラの映像を調べると挙動不審な女が写っていた。コブラ11はナンバープレートを頼りに、アストリット・ヨハンゾン(冒頭逃げたシュパイクの彼女らしい)の住まいを訪ねます。 ヨハンゾンの住まいは、屋上の追跡劇で聖ヨセフ教会St.Josephと、遠くのビルの屋上にオーデコロンの元祖「4711」の看板が見える事から、フェンロー通りVenloer Strあたりを丹念にあたると、オッセンドルファー通りOssendorfer Wegとヘーリオス通りHelios str.の交差点にあるビルらしい。ついでにストリートビューで通りの様子を見ると、なんだか見慣れた感じがします。たぶん過去にもこのあたりでロケでたびたび行われていたんでしょう。 ところでこのシーンでは、意識的に「4711」の看板を写しているみたい。そして冒頭に映ったケルン中央駅ホームの大屋根の妻側にも「4711」のネオンサインがあります(ロケ地探訪2>ケルン中央駅)。「4711」とのタイアップかな。 (中略) ゼミルとスザンネが調べたところ、シュパイクの仕事仲間コヴァルスキーは結婚していた。イタリア・パレルモに潜伏していたらしい。 |
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Teil2の2分半、そしてパレルモからの飛行機がケルン・ボン空港に着陸。これにも驚きました。この空港には日本から直行便がなく、なかなか訪れるチャンスがないので、ロケ地探訪第4弾で純粋にロケ地探訪のために行ってきたばかり。左は「証拠写真」。ただし番組に映った駐車場はノーマークだったな~。 この番組では、デュッセルドルフ空港もロケ地になります。ロケ地探訪第4弾では訪れる余裕がありませんでした。2014年春から成田~デュッセルドルフ空港間に直行便が飛ぶようになったので、いずれ利用したいと思っています。 |
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Teil2の8分50秒頃。はめられて憤まんやるかたないアレックスをなだめたゼミルが立ち去るシーンの後の夜景が美しく印象的。手前はツォー橋Zoobrückeの黄色い街路灯の帯、画面中央にはケルン大聖堂そばのミュージカル・ドームMusical
Domeの青く光るドームが黒く沈んだ空とライン川に浮き上がっていました。 Teil2の11分過ぎ。スザンネが「イタリアからの情報で、コヴァルスキーらがケルンへ飛んだそうよ。」 それを受けてゼミルが隊長に代わって、「死んだはずの二人の身元を徹底的に洗うぞ。」と指示を出します。その後画面は、ケルンの夜景、クレーンハウスとゼヴェリンス橋の空撮(ロケ地探訪第三弾その2>32-13 Kranhaus und Severinsbrücke)、ブレスラオアー広場から見た中央駅と大聖堂。中央駅線路高架下の道路(下の写真253-3)。そしてシュパイクは証人保護の条件と引き替えに全て話すと言って、ゼミルと交渉。「おまえが思いもよらない黒幕がいる」と言いかけ、撃たれたシュパイクの背後には「Wyndham」の看板が架かったホテル(下の写真253-4)。 |
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写真253-3 2013年春撮影 | 写真253-4 2014年春撮影 | ||||||||||||||||
これにものけぞりました。ロケ地探訪第4弾で、1年前と同じくブレスラオアー広場に近い宿に連泊したため、このあたりはウロウロしてきたばかり。 写真253-3:ゼミルは写真手前から奥へ車を走らせます。シュパイクが立っていたのが画面中央。その奥がブレスラオアー広場。天井の1列に並ぶ照明が印象的。東洋人のオヤジがこんな殺風景なところにカメラを向けて嬉しそうにニヤニヤしてウロウロしていたら怪しいでしょうね。ゼミルなら職務質問を受けてもいいかな(笑い) 写真253-4:2008年当時は、Four Points Hotel Central。そして1年前はベストウエスタン・グランド・シティ・ホテル・ケルンの看板が架かっていました(ロケ地探訪第三弾その1>31-2 Grand City Hotel Köln)。それが早くも看板書き換えで、新装開店のタイアップかな。 これだけ書けば、私としては満足。ただ一つ心残りは、冒頭、ゼミルを待つアレックスが柱にもたれ掛かって紙の皿に盛ったソーセージらしきモノを食べるシーン。リベットが多数打たれた深緑の柱からしてケルン中央駅で間違いないと思います。中央駅とは言え、コンコースは県庁所在地の玄関駅くらいの広さだし、たびたび訪れているので、ロケ場所はおおよそ分かりますが、駅構内の写真はほとんど撮影していないので、場所をピンポイントでは特定出来ません。アクションシーンじゃないので、鈍い私でもまねできそう。次回は同じ場所でアレックスと同じポーズで食べてみたい。 |
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写真253-5 2011年春撮影 | 写真253-6 2011年春撮影 | ||||||||||||||||
写真253-5:ケルン中央駅構内。左端のリベットが多数打たれた深緑の柱は時代を感じます。撮影時、多数の警官がサッカーファンの雑踏警備に当たっていました。 写真253-6(ロケ地探訪5>料理 写真5-1-6を再掲):ケルン中央駅構内のファーストフードで食べたカレーソーセージ。この紙の皿がドイツ的。 いかがでしょうか。ケルン散策のような散文になってしまいましたが、少しでも番組の理解に役立てば幸いです。 さて春のシーズンはこれで終わり。アレックスの過去はまだ謎が残るし、ゼミルとアンドレアの離れたようで離れない関係も秋のシーズンに続くようです。 2014.5.18掲載。5.22最終更新。 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介