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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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第21シーズン 第286話 日本未公開 | |||||||||||||||||
Liebesgrüße aus Moskau(意訳:ロシアより愛を込めて) | |||||||||||||||||
モスクワから来た警官ナタリアの真の捜査目的は何か。 ゼミルの娘アイダが活躍。 |
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Episodebeschreibung シナリオ | |||||||||||||||||
ゼミルとパウルは、ロシアの暴力団とディーラーのオルヴ・コーパーを逮捕する直前、突然謎の女が現れて邪魔されてしまう。彼女もまた、コーパーを追っていた。 |
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Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ダウニー・デヴァト(モスクワの捜査官ナタリア・ミラノヴァ)、パウレッタ・ポールマン(ゼミルの娘アイダ・ゲーカーン)、Denis Burgazliev(悪玉アダモヴィッチ)、マルコ・マンディック(オルヴ・コーパー)、ナディーネ・ショリー(クラウデッテ) | |||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
インターネットでドイツ語版を見た印象 | |||||||||||||||||
ゼミルの娘アイダ役パウレッタ・ポールマンの演技が、父の指導もあってか、素晴らしい一方、大人びていて小憎らしい。 音楽は第1~第2シーズンを彷彿とさせるような感じでした。 シナリオの補足 ネタバレも含むので番組をご覧になってからお読みください。 ●冒頭のアクション・シーンの最後。ゼミルがナタリア・ミラノヴァを捕らえて、「撃たれたか。」と尋ねると、ナタリアは脇腹を押さえながら「古傷よ。」と答えます。 (中略) ●隊で。高速警察隊は、警官殺しの容疑者としてオルヴ・コーパーを追っていた。一方ナタリアは、麻薬密売人としてこの男を追っていた(これは建前)。それでコブラ11とナタリアは協働で犯罪者を追うことに。 ナタリアが「コーパーを捕まえるには、仕事仲間のアダモヴィッチを捜査するのが早い。」と提案。 ●その提案に沿って、コブラ11とナタリアは、アダモヴィッチの自宅に乗り込むも、不在。 「では、検察庁に勤めているアンドレアに聞いてみよう。」とゼミルが連絡したら、アンドレアに先を越されて「アイダを迎えに行って。そしてラップトップとブルゾンを無くした理由を聞いて。」と。一方のゼミルはその後やっと「アダモヴィッチの書類を自宅に持ってきて。」と。 ●ゼミルの自宅。アダモヴィッチの書類が入った段ボールを前に、アンドレアが「申し訳ないけど、書類を見られるのは私たちだけ。」と言ったので、ナタリアはゼミルの娘アイダの相手をする事に。幼い頃に貧乏で苦労したことなどをアイダに話していました。 (中略) ●ゼミルが水を運ぶと、ナタリアは胎児の写真を落とします。ゼミルが「妊娠しているのか。」と尋ねると、ナタリアは「姉妹のアリサよ。コーパーがドリンクに麻薬を混ぜて飲ませたので流産した。」といったような事を言っています。但しナタリアに姉妹がいないことは後で分かります。 拙い聞き取り力での想像も含みますので、間違っていたらゴメンナサイ。ナタリアは潜入捜査で「アリサ」と名乗り、アダモヴィッチに近づき、愛してしまい、妊娠したらしい。 ゲスト出演 ●捜査官ナタリア・ミラノヴァ役ダウニー・デヴァト 第18シーズンTVムービーで女性建築家役でゲスト出演していました。仕事柄、強烈な印象が残っています。網膜認証か虹彩認証か分かりませんが、目を使った最新のシステムで、スマホのデータにアクセスしていました。 ●コーパー 上のシナリオの原文およびIMDb(※、独語)ではKruppa(クルッパ)となっていますが、番組では「コーパー」と聞こえるので書き換えました。 コブラの日常 パウル演じるダニエル・ローズナーは持ち前の運動神経全快。この番組で、ゼミルのパートナーは、セミヌードになることと、特技を披露する「お約束」。6代目のトム・ベックは音楽的才能を披露していました。ただ7代目のビンツェンツ・キーファーは、確か脱ぎもしなかったし、特技の披露も無し(もしかして二輪車が好きなのかも)。 ダニエル・ローズナーに戻れば、パウル・レナー役への意気込み、そして本人自身がこの役を気に入っていることが画面から伝わってきます。暫くゼミルとのコンビは続きそうな予感。 ロケ地探訪 ●ルーアゼー Rursee 前半の湖のシーンは、ケルンから南西へ80kmにあるダム湖らしい。パウルの背後に写る船の船尾に書かれていた番号04304950が決め手でした。Stella Marisという遊覧船。 公式サイト(※、独語)を見ると保養地らしく、ロケ地探訪候補地。注1 ●南橋 Südbrücke Kapitel2の3分過ぎ、ゼミルの娘アイダが、階段塔を登り対岸に渡って、作業小屋に逃げ込むシーンのロケ地は、ケルン市内のライン川に架かる鉄道橋。ロケ地探訪第五弾その1>51-6 南橋 |
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写真286-1 2015年春撮影 | 写真286-2 2015年春撮影 | ||||||||||||||||
番組では、ライン川の西側から階段塔を登り、橋を渡って東側へ降りたように感じました。しかし西側の階段塔は、2015年春に訪れたとき、左写真のように閉鎖されていました。修復が完了したかなと思ってネット検索してもヒットしません。東側の塔は出入りできるので、もしかしたらこちらで撮影したかも。 作業小屋は、東側の塔から更に東側へ行った河川敷(右写真の赤丸付近)に置いて撮影されているようです。もう一度訪れて確認してみたい。 |
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●Poller Kirchweg ナタリアが運転する車からアイダが降ろされる場所。電停がばっちり映るので「難易度0」。ライン川の東側、ケルン市内の路面電車7番線にあります。いずれ訪れてみたい。注2 今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事) ●Liebesgrüße aus Moskau タイトルは直訳すると「モスクワから愛の挨拶」ですが、一般的にLiebesgrüßeは、愛し合うほどの仲でなくても、手紙の文末に書いてもおかしくない定型文的なニュアンスを感じます。ただ今話は、かなり愛が詰まっていました。 ところで、同じようなタイトルで「007 ロシアより愛を込めて From Russia with Love(1963)」という映画があります。もしかして思って、この映画のドイツ語タイトルを調べたら「James Bond 007 – Liebesgrüße aus Moskau」 ビンゴ!全く同じ。それで私も「ロシアより愛を込めて」としました。 ●Ich liebe meinen Job 冒頭、教会に入ったパウルが開口一番「自分の仕事が好きだ。」 これって「パウルの警察官としての発言」なのか、「ダニエル・ローズナーの俳優としての発言」なのか。両方にかかっているみたい。2016.10.20掲載、10.22最終更新。 |
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注1:2017年春、遊覧船に乗りました。素晴らしい保養地です。ロケ地探訪第七弾その1>71-8 ルーア湖 注2:2017年春、TV画面と同じ構図で写真撮影。バックに映る建物にはある隠れネタが。ロケ地探訪第七弾その2>72-1 ポーラー・キルヒヴェック電停 2017.7.18追記 |
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介