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アウトバーンコップ
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第16シーズン 第210話 日本未公開
Und Action!(直訳:そしてアクション!)
俳優シリンガーの人生は、高速警察隊を訪れた事で好転するのか。
全地形対応車(バギー)やセグウェイを使い趣向を凝らしたアクションシーン。
Episodebeschreibung シナリオ
ベンとゼミルは突然新しい同僚を援助する。俳優のクリスチャン・シリンガーは新しい役づくりのため本物の警官の日常を体験する。しかし馬券売り場で100万ユーロをだまし取った兄弟の後をコブラ11が追っているとき、シリンガーのワガママぶりにベンがキレてしまう。シリンガーの役者人生は、既に落ち目だ。仕事は殆ど無く、借金の山は大きくなるばかり。もし近日中に大金を用意できなければ、生活を失うだけでなく、娘と家も失う。ベンとゼミルによる逮捕劇の間、シリンガーに魔が差す。違法なチャンスが足元に。しかし、犯罪が大災害となり莫大なツケを払うことになろうとは、知るよしもなかった。(www.rtl.deを参考にしました)2011.3.7掲載
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●ウヴェ・フェレンジーク(クリスチャン・シリンガー)、スティーブ・ヴィンドルフ(マックス・ザッセ)、オリバー・ボイゼン(トーマス・ザッセ)、アンネカトリン・バッハ(娘ザーラ・シリンガー)、マルティン・アムクネヒト(ヴィルヘルム・プロガー)
Eindruck 印象
わかりやすくて面白い
前回は分かりにくかったため、聞き取り力が下がっちゃったと意気消沈しちゃいました。今回はわかりやすく私の貧弱な語学力にあってました。ただ逆に言えば、わかりやすい分シナリオが想定の範囲内なので、番組自体の出来は前回の方がよかったかも。
カーアクションのうち、冒頭・クライマックスは番組の展開に不相応なくらいド派手。視聴者は凄まじいクラシュに画面の前でのけぞるのみですが、予定どおりぶつけてぶっ壊すのは高度な技術なんでしょう。
ベンが冒頭で乗った車のカテゴリーは「バギー」でいいんでしょうか。車には詳しくないので間違っていたらゴメンナサイ。
中盤はケルン大聖堂そばのライン川沿いで、セグウェイを使った珍しい追跡劇。
更に次々に繰り出す銃撃シーンなど盛り沢山。ロマンスはなく、お色気は一瞬音声だけでしたが、言葉が分からなくても十分楽しめる1本だと思います。
競馬中継で時間稼ぎして金をだまし取るって、その昔ハリウッド映画「スティング」でありましたよね。現代だと今回みたいに「進化」するんですね。
ベンが飛び跳ね、ゼミルがセグウェイで走るロケ地へ行ってきました。ロケ地探訪2>2-3 Rheingarten~Heinrich-Böll-Platz ライン公園~ハインリヒ・ベル・プラッツをご覧下さい。この項2011.8.28追記
豪華なゲスト陣(ZDF刑事番組とのコラボ?)
クリスチャン・シリンガー役ウヴェ・フェレンジーク
Uwe Fellensiek

ZDF放送のNotruf Hafenkante(直訳:港湾地区の緊急通報)で最近まで警部役で出演。番組の公式ファンサイトのページ(※、独語)。そんな警部役の俳優さんを「落ち目の借金持ち」にしちゃっていいのかな~。
娘ザーラ・シリンガー役アンネカトリン・バッハAnnekathrin Bach
シリンガーの妻役かと思ったら娘役。幼いティムは孫ですね。番組で見た瞬間メインゲストでもいいみたいにキリッとした女優さんだなと思いネット検索したら、右の画像が。ZDF放送のKüstenwache(直訳:沿岸警備隊)で、警察艇に乗る女性警官役でレギュラー出演中。ZDFのサイトで番組のワンシーンやインタビューを見たところ、男勝りの精悍さ。第193話でコブラ11は警察艇に乗りましたが、彼女がそのままのキャラクターで登場したとしても違和感なし。そんなキャラで次回はゲスト出演して欲しいですね。
マックス・ザッセ役スティーブ・ヴィンドルフSteve Windolf
悪役にしてはイケメン。この俳優さんもZDF放送のSOKO Köln(ケルン特殊捜査班)で刑事役のレギュラーメンバーで出演中。ZDFのサイトで番組のメイキングオフを見たところ、丁度カーニバルでのロケシーンでした。第206話で「いずれアウトバーンコップでも『薔薇の月曜日のパレード、コブラ11を狙った犯人が雑踏に紛れる・・・』なんてシナリオができるといいな。」と書きましたが、マサに私が夢見たような映像でした。
ところで兄トーマス・ザッセ役オリバー・ボイゼンとの実年齢差は10才あるのに、そんなにあるようには見えないですね。兄が若いのか、弟が老けて見えるのか・・・。
冒頭のクレジットには出なかったコンピューター・ハッカー役のドミニク・ザーレー=ツァキはARD放送のVerbotene Liebe(直訳:禁じられた愛)に長年出演しているので、私にとっては見慣れた俳優さん。こんな方をちょい役で出すんですから本当に豪華なゲスト陣。なお前話で紹介したカトリン・ヘスもVerbotene Liebeに出演していましたが、二人は出演時期が異なるため共演なし。
更に、中盤自転車で逃げてコブラ11からパンチを食らうロシア人役のマーク・ツァクはこの番組に何度か出ているし、債権者役のマルティン・アムクネヒトは第83話(2002、第6シーズン、トムとゼミルのコンビ)以来5回目のゲスト出演。見慣れた俳優さんが多く出ていました。
ZDF放送の数あるドラマの中から、わざわざ刑事番組の主役級3人をゲストに出すんですから、何か意図があるんでしょうね・・・。
シナリオの補足
●シリンガーはかつて「Der City Bulle(アーバン・デカ)」に主演していた。DVDに写っていた古い電話ボックスや車種、そして会話からすると80年代の作品らしい。
ゼミルはファンだったが、ベンは物心つく前で作品を知らず思い入れなし。
●同じ事はザッセ兄弟にも言える。銃を向けられた弟は、シリンガーがニセ刑事だと気づかなかった。シリンガーが逃げた後、兄から「俳優だ」と教えられて地団駄を踏む。
●コブラ11が署へ連行した男はロシア人だっため話が通じず、シリンガーが通訳する。ただ肝心な事は通訳しなかった。
●シリンガーはマネージャーと共に、ロシア人から得た情報を元にザッセ兄弟が営む自動車販売会社へ。
Notruf Hafenkante
Wiki.de(※独語)によれば、ハンブルク警察の駐在所と架空の病院の医師達のドラマ。放送は木曜19:25。つまりアウトバーンコップ(木曜20:15)の直前なので、本国では2本続けて見ている方も多いのでは。私は今回初めて知りました。ジャケットからすると警察もので面白そうだったので、ZDF放送のオフィシャルサイト(※、独語)で2本見てみました。1本目2011.1.13放送分の「Hoteldiebe」。2本目2011.3.3放送分の「Alarm im Kindergarten」。1本目には上のウヴェ・フェレンジークも出演。他にアウトバーンコップにもゲスト出演したこともある馴染みの俳優さんが次々に出てくるし、日常のドイツの風景が流れて映像に抵抗ありませんが、アクションシーンは全くなく人間ドラマが中心。ZDFは日本のNHKみたいな局なので、作りは手堅いですね(笑い)。あくまでドイツ人によるドイツ国内向けのドラマなので、私の聞き取り練習には最適ですが、アウトバーンコップ・ファンにはお勧めしません。
管理人の独り言
ケルヒャー
番組は面白いけど、CMも面白い。第198話で、ドイツ語でミヒェリンと発音するミシュランを紹介しましたが、今回はケルヒャー(Alfred Kärcher GmbH & Co. KG)。私は、ジャパネットた○たが紹介した高圧洗浄機でこの社名を知りました。社名からしてドイツ製かなと何となく思っていましたが、今回本国のCMを見せられて納得。ドイツで1台買ってくるか~(笑い)。
Der City Bulle
おそらくドイツでは有名なキャラクターのパロディで、ドイツ人なら笑えるんだろうと思います。第122話でゼミルは「シマンスキーのようだ」と言われて喜んでいたし、ベンも今回シマンスキーを口にしていたので「シマンスキー」でしょうか。若しくはドイツでは日本以上に多くのアメリカ・ドラマが放送されているのでアメリカ・ドラマかも。ドイツ在住の皆さん、いかがですか。
2011.3.7掲載、4.7最終更新
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介