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アウトバーンコップ | ||||||||||||||||
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アラーム・フォー・コブラ11 シーズン9 邦版第10話 復讐の炎 レンタル版:ワイルドランナーXX |
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第9シーズン 第130話 Notwehr(直訳:正当防衛) | |||||||||||||||||
アンドレアはゼミルを助けるために、犯人を撃ち殺す。アンドレアを気遣うゼミル、気丈なアンドレア、犯人の未亡人の3人を軸としたサスペンス風ドラマ。 一方、アクション・シーンはアイデア満載でいつものように楽しめます。 |
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Episodebeschreibung シナリオ | |||||||||||||||||
アンドレアとゼミルは仕事へ向かう途中、ガソリンスタンドで襲撃事件に巻き込まれてしまった。ゼミルは犯人を捕らえようとして、うかつにも拳銃を落としてしまう。犯人の一人がゼミルに向けて拳銃を引こうと構える。ゼミルは絶体絶命。しかし事態は急展開。アンドレアが夫の拳銃を拾い上げ、ゼミルの命を救った。犯人のロベルト・ヴォルフは、弟フランクの死に様をしっかりと見ていた。復讐を誓い、ひとまず退散。未亡人となったカロリン・ヴォルフは、逃走中の犯人を見つけだすキーマンだ。ヴォルフは、弟の妻と一緒にこの土地から逃げ出す計画だ。だがその前にアンドレアとゼミルに復讐したい。カロリンは別の計画を持っている。暴力的な家族から長いこと逃れたいと願っており、義兄のことを警察へこっそり通報した。ロベルトは今回も逃走に成功。義妹も彼の殺人リストに載ることになってしまった。ロベルトが捕まるまで、アンドレアとカロリンは人里離れたホテルに保護される。アンドレアにとって、カロリンとの遭遇は対決に他ならない。なんと言っても未亡人にしてしまったのは自分なのだから・・・(www.episodeworld.comを参考しにました。原文にはさらに2行ほどありますが、ネタバレなので、下に掲載しました)。 | |||||||||||||||||
Darsteller 出演 | |||||||||||||||||
ゲスト出演のみ紹介●ニルス・デゥヴェル(ロベルト・ヴォルフ)、ロナルド・ツィーリンガー(フランク・ヴォルフ)、ダニエラ・プロイス(カロリン・ヴォルフ) 2008.2.10 | |||||||||||||||||
Eindruck 印象 | |||||||||||||||||
DVDでドイツ語版を見た印象(1/2) | |||||||||||||||||
カロリン役ダニエラ・プロイス 「ふたりのロッテ」「ヒトラー ~最期の12日間~」などに出演した、私が好きな女優コリンナ・ハルフォーフの若かりし頃を彷彿とさせます。今度は、もっと明るい役で見てみたいですね。 コブラ3、コブラ8 番組展開には関係ありませんが、コブラ3、コブラ8が交信しています。 ゼミル、内勤へ移動か(シナリオの補足) 中盤、カロリンを自宅へ送り届けたトムとゼミルが車中で会話。トムは、かつて愛する人を亡くしたことがあり(詳しくは第121話カムバック参照)、ゼミルがアンドレアやいずれ生まれてくる子供のことを思って、内勤に移動することも止められないと思っている。 ホテルでアンドレアとゼミルの会話。ゼミルはアンドレアに辛い思いをさせてしまい、自分を責める。内勤になれば、今日のような襲撃事件には巻き込まれないのだがと悩んでいる。結論はクライマックスの会話へ。2008.2.17掲載、2010.7.19一部修正 |
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日本語版(FOXMOVIESで2009.9.29放送分を見た印象) | |||||||||||||||||
アクション・シーン 冒頭、ボートを積んだ車が走っています。「ハハ~、今回はこれだな」と思っていたらお約束どおりでした。最後はポルシェまで壊しちゃいましたね。ところでゼミルが助手席で読んでいる新聞は前回話題になっていたF1レースでしょうか。 中盤、コブラ11がバギーに乗って犯人を追うシーン。ヘルメットもかぶらず本人らが演じています。じっくり見ると明らかにスタントマンに吹き替えられているシーンもありますが、そこはご愛敬。上手に編集されていてスリル満点でした。○○レンジャーみたいに変身するか、この番組のSEK(特殊機動部隊)みたいに全身黒ずくめでヘルメットまでかぶれば、スタントマンで演じられるので撮影は楽なんでしょうけど。バギーから放り出され、傾斜地を転げ落ち、オチは書きませんが、体を張ったアクションに脱帽です。 クライマックス、ワイディングロードでのカーチェイス。田舎道みたいだけど、スリルを盛り上げるためか、交通量が多いですね(笑い)。平地と違って地形が複雑だと、車がどこへ飛んじゃうか読めないので、撮影は大変だったでしょう。視聴者を楽しませるためご苦労様です。 サスペンス風ドラマ ゼミルの気遣い、アンドレアの辛さが伝わってきて重たいですね。何度も見ようという気になりません。唯一の救いは、カロリン役ダニエラ・プロイスが私のタイプだったこと。 中盤、雷雨の中、マントを被った犯人が長い影を道案内に階段を上ります。ほぼモノクロの映像は、ヒッチコックか何かサスペンス映画のオマージュじゃないかと思えます。 サービスエリア・アイフェルトア SVG Autohof Köln-Eifeltor 冒頭の銃撃シーン。架空の場所だろうと思っていました。念のため検索したら実在の施設。Autohofは辞書を引くと「(給油・修理施設などのある)遠距離輸送トラック用駐車場」とあります。航空写真を見ると、番組と同じ配置の建物が見えるし、トラックも多数駐車しているので、間違いなさそう。SVGのサイト(※、独語)でアイフェルトアのページを見ると、35,000m2で、駐車台数トラック64台、乗用車78台とあるので、かなり大規模な施設みたい。 番組でも写ったガソリンスタンドのキャノピー(屋根)にも書いてあるSVGは、「Straßenverkehr eingetragene Genossenschaft(道路交通登録協同組合)」らしい。 もしやと思って見直したら第62話Fieberträume(第5シーズン、直訳:熱にうかされた夢)、第二チーム第7話(スピンオフ 邦版第5話 悲しき復讐)のガソリンスタンドもここですね。 来春、ロケ地巡りの途中で休憩できたらいいな~。2010.7.20 |
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は~い、行ってきました。ロケ地探訪1>1-2 SVG Autohof Köln-Eifeltor サービスエリア・アイフェルトアをご覧下さい。この項2011.8.27追記 | |||||||||||||||||
アンドレアのゼミルに対する感情 長年の視聴者(言い換えれば自分も含めマニアックなファン)は、アンドレアとゼミルの関係についてそれとなくわかっていますが、アンドレアがカウンセラーに説明する形で、これほどはっきり過去のいきさつを示すとは珍しい。二人には距離があった時期があり、そのときにお互いが必要だと感じたと。この番組らしく端的にまとめた短いシーンでした。昼ドラみたいに長々と説明されるのは願い下げなので、この番組のこんな所が好きです。その距離があった時期と関わる出来事が第195話Koma(第15シーズン、ベンとゼミルのコンビ)であります。 さて、そばにいるときは空気みたいな存在なのに、無くしてみて初めてわかる有り難さ・・・。色恋を論じるほど経験は無いので(笑い)多くは語りませんが、この二人はゴールインまで時間がかかりましたね。だからこそ結婚後は固い絆なんでしょう。夫婦の形はいろいろあるので一概には言えませんが、一般論としてゲーカーン夫婦はひとつの理想型ではあります。離婚が悪いとは言えないまでも、50%近いドイツの離婚率にあって、この夫婦の良識ある倫理面が少々強調されていたとしても不思議ではないでしょう。 ところでホテルでのシーン。ゼミルが「日本語版字幕:俺の心配もしろよ(独版字幕:Wieso fragt denn keiner, wie es mir geht? )」と弱気な様相でトムにおねだりしたときは吹き出しちゃいました。いや~、一歩間違えれば死んでたわけですから、ショックは大きいはず。ただ悪人に対して気迫に満ちて立ち向かう時の威勢と比べると落差が大きくて、一瞬受け入れられなかったですね。冷静に考えればゼミルも普通の人間だもんね。 今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事) 今回も独語字幕と日本語字幕を比べながらなめるように丁寧に見ました。そのためアップロードまで時間を要してしまい、お待たせしました。 日本語字幕は、限られた字数で上手に訳されていて、さすがプロの仕事だなと感心するフレーズが多々ありました。 訳とは関係ありませんが、ゲストの女性がカロリンの他に二人います。一人目がカウンセラーのリア・マインハルト(Psychologin Ria Meinhard)役カローレ・シュミット(Carole Schmitt)、二人目は犯人から縛られるハイケ・レーマン(Heike Lehman)役の女性。助けてあげたい!とオジサンの心をくすぐるのですが、残念ながら名前はわかりませんでした。 organisieren (こっそり)手に入れる 一般的な意味は、英語のorganizeと同じ「組織する」。今回は、冒頭裏口から出てきた犯人の兄のロベルトが弟に「Ich organisiere uns einen Wagen(車を調達してくる)」と言うシーン。その後シボレー・カプリスをアッと言う間に盗んで、ゼミルらをひき殺そうとします。この単語にこんな用法もあるのかと驚きました。実は、前回の第129話でヘルツベルガーが救急車で現場へ向かう時にこの単語を使っています。ヘルツベルガーの場合は「こっそり」は無いでしょうね。病院に了解を得て借用したと信じることにしよう。 Stresemann 11 シュトレーゼマン11 前半、犯人宅へ捜査に行ったトムが、現場を離れようとするとゼミルから電話。日本語字幕は「パトカーで来たからここで拾ってくれ」と言うシーン。??エルフ(??11)と聞こえたので、何のことか分からず独語字幕を見ると「Hol mich ab. Ich hab den Streifenwagen, Stresemann 11.」 シュトレーゼマン?こりゃいったい何だ・・・。いろいろ調べましたが、私が出した結論はコード・ネーム。独語字幕を訳すなら「拾ってくれ。(コード・ネーム)シュトレーゼマン11のパトカーを使ってる。」 コード・ネームは、「コブラ」以外に第4シーズンTVムービーで「コンラート」、第191話で「タンゴ」が出てきたので、他に出てきたとしても不思議ではないと思うのですが、皆さんいかがですか。 その後のシーン、トムはゼミルのBMWに乗せてもらうことになったので、シュトレーゼマン11の警官に対して「Ich brauche Sie nicht mehr.」と言います。直訳すれば「あなたはもう必要ない。」 いかにもドイツ人らしくズバリ言いますね。格下の相手に対してとはいえ、日本人なら遠回しな言い回しになるところ。さすがに日本語字幕は「運転はいい」。日本人の感覚にあった言葉が選ばれています。日独の用語の使い方の違いを感じた一瞬でした。 PIN 暗証番号(英語 personal identification number) 縛られていた女性をトムが解放し、トムが「Kennt er die PIN?(彼は暗証番号を知っているのか)」と言うシーン。もともと英語で暗証番号を指す略語ですが、トムがそのまま使っていることからすれば、独語で使っても通じるみたい。 sich3 verbrennen やけどする 捕まったロベルトがカロリンの怪我を指して「Da hat sie sich verbrannt.(あれはヤケドだ)」と言うシーン。verbrennenは初級で習う基本的な単語なので別にここで取りあげるほどのものではないのですが、イメージとして「焼き尽くす」とか「火あぶりに処す」というような激しく燃える感じがするため、今回のようなフレーズを聞くと、一瞬「焼身自殺か」とドキッとします。ドイツ人はフレーズをセットで「やけどした」と頭に入っているんでしょうね。2010.7.29 |
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DVDでドイツ語版を見た印象(2/2) この項は、日本語版が出ていない2008.2.17に掲載しました。 | |||||||||||||||||
これ以下ネタバレ | |||||||||||||||||
シナリオの続き しかしこの二人の女性は、友人になったように見えた。ロベルトは逮捕され、危険は去ったかのように見えた。しかし、カロリンの化けの皮がはがれた。アンドレアの身に危険が及ぶ。(www.episodeworld.comを参考にしました) |
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誰が一番ずるがしこいか 捕まったロベルトは、ゼミルとトムの質問に答え、フランクとカロリンが結婚当時のように愛し合っていたと述べる。 (推測ですが、カロリンは、警察からフランクとグルだっとと思われれば、犯人一味ととして拘束される恐れがあった。それより、フランクを嫌ってたように振る舞って善人ぶることで、いずれ復讐を果たすつもりだったのでしょうか)。 ゼミルは、カロリンがアンドレアに復讐するであろうことを察知し、カロリンとアンドレアが宿泊しているホテルへ急行する。が、時既に遅く、カロリンはアンドレアを拘束して車で逃走。ゼミルとトムが追跡。大破した車から、アンドレアと武器を持ったカロリンが現れる。 アンドレア:カロリン、よく考えてごらんなさい。人を殺すには、必然性があるのよ。 あれは正当防衛よ。私は、人を救っただけよ。愛する人をね。 カロリン:フランクを愛してたわ。 アンドレア:ええ、わかってるわ。 ゼミル:武器を捨てろ! アンドレア:撃たないで! 引き金を引けば、簡単に殺せるわ。でも、フランクは生き返らないわ。 そして、引き金を引けば、ロベルトの勝ちよ。 (カロリン:武器を捨てる) ゼミル、内勤へ移動か(クライマックスの会話) アンドレア:内勤へ移動する件だけど。まだ、希望してる? ゼミル:お前さんが望むならね。 アンドレア:イヤよ。 ゼミル:イヤだって? トム:オレにも「イヤ」と聞こえたぞ。 ゼミル:アンドレア、気は確かかよ。 アンドレア:だって、(外で活躍する)あなたをとても愛しているわ。あなたもでしょう。(はい、視聴者も同じ意見です)これが私よ。 (抱き合う二人。バツが悪いトムは立ち去る) カメラが入った箱 アンドレアとカロリンが乗った車が、ゴロゴロと回転しながら大破します。車体の側面にはカメラが入っている箱が接着してあります。ご愛敬ですね。2008.2.17 |
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ansehen 見る | |||||||||||||||||
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介